第2303号(2014年1月27日)の内容

<1面>
2・9春闘総決起集会に結集せよ

 大幅一律賃上げ獲得! 労働法制改悪阻止!
 既成指導部の「経済再生春闘」への歪曲を許さず闘おう
<4面>
「希望退職」の名による大量解雇の悪らつな手口
 「再就職サポート」の実態
<5面>
三池三川鉱炭塵大爆発から五十年
<2面>
海自艦「おおすみ」の釣り船衝突事故弾劾!
 全学連が防衛省に緊急抗議 1・17
福島原発労働者が悲痛な叫び
<6面>
沖縄 過酷で危険な労働と貧窮を強いられるダンプ労働者
◎国家戦略特区法による諸権利剥奪を許すな
Topics 『連合白書』古賀「巻頭言」の犯罪性
<7面>
安倍政権が東電「再建計画」を認定
ネオ・ナチの台頭に揺れるドイツ
<8面>
全学連委員長・書記長  新春インタビュー
■FLTIからの手紙
新年特別号漫画の解説
<3面>
万華鏡2014――情勢の断層を読む
◆軍国主義者の迷言
◆鉄腕アトムは許さない
◆破格のリニア輸出
◆ショスタコーヴィチ語る
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号





































  


2・9春闘総決起集会に結集せよ

 大幅一律賃上げ獲得! 労働法制改悪阻止!

 既成指導部の「経済再生春闘」への歪曲を許さず闘おう

海自艦「おおすみ」の釣り船衝突事故弾劾!
1・17全学連が緊急闘争に決起(東京・防衛省前)
 すべてのたたかう労働者諸君!
 いよいよ、日本労働者階級の未来を決する二〇一四年春闘が始まった。安倍政権は四月以降の消費税増税に加えて医療費初診料値上げや高齢者医療費負担の増額などの大衆収奪を一挙に強化しようとしている。この他方で彼らは、日米新軍事同盟を対中(対露)攻守同盟として強化し日本を世界一流の軍事強国に飛躍させるために、辺野古新基地建設や「集団的自衛権行使」の合憲化、さらには憲法改悪に突進しようとしているのだ。
 安倍政権提唱の「政労使合意」にのせられた「連合」労働貴族や、安倍政権が煽りたてている賃上げムード≠能天気にも「追い風」などととらえている「全労連」指導部。二〇一四春闘を「経済再生春闘」に歪曲するこれら既成労組指導部の腐敗を、われわれは断固として打ち破り春闘の戦闘的高揚をかちとるために総力で奮闘するのでなければならない。大幅一律賃上げをかちとれ! 労働法制の大改悪を阻止せよ! 辺野古新基地建設阻止! 特定秘密保護法の撤廃をかちとれ! 安倍ネオ・ファシスト政権を打倒するために反ファシズム統一戦線の結成をめざして奮闘せよ! 全国のたたかう労働者は2・9労働者怒りの総決起集会に総結集せよ!

(以下、見出し)
消費税大増税阻止! 大幅一律賃上げをかちとれ

超低額要求に抑えこむ「連合」労働貴族

労働諸法制の大改悪阻止! 大量解雇攻撃を粉砕せよ

政府の支援を受けた諸独占体の大リストラ攻撃

反ファシズムの戦線構築に向けて奮闘せよ
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全学連委員長・書記長  新春インタビュー

われらは安倍政権にたいする総反撃の先頭に立つ!

編集局 あけましておめでとうございます。
酒井全学連委員長・広川全学連書記長 おめでとうございます!
編 早速ですが、わが同盟と沖縄県学連・全学連の諸君が先頭に立って年末いらい切り拓いている辺野古新基地建設阻止闘争の新たな一大高揚こそ、本二〇一四年の幕開きにふさわしい画期的な闘いだと思います。
酒 琉大・沖国大の仲間たちは怒りに燃えて結集した労働者・人民の最先頭で、「日米新軍事同盟の強化反対!」「安倍政権打倒!」の熱烈な檄を発してたたかいぬきました。十二月二十七日、沖縄県庁を包囲する二〇〇〇名の労働者・人民の闘いを終始、戦闘的に牽引しぬいたのです。「反安保」を放棄した日共系反基地運動を雄々しくのりこえ、新基地建設をごり押しした悪逆無比な安倍政権・オバマ政権にたいして断固たる反撃の巨弾をぶち込んでやったのです!
広 県庁ロビーでは、県道一〇四号線ごえ実弾演習阻止闘争の歌「キセンバル」の大合唱が湧きおこったそうです。砲弾着弾地を占拠し演習を実力で阻止したあの英雄的闘いのように、辺野古新基地建設も実力で阻止するのだ。沖縄の労働者・人民の憤怒と決意がびしびしと伝わり、胸が熱くなります。新基地反対・安倍政権打倒の総決起集会として闘いの戦闘的高揚を断固として切り拓いたことを、誇りをもって確認できます!
編 沖縄での反基地闘争といえば、昨年八月のオスプレイ追加配備阻止闘争! あの闘いぬきに、現在の反基地闘争の高揚は語れませんね!
広 県学連と派遣団の全国の仲間が労働者・市民とともにスクラム固く、普天間基地・野嵩ゲートを封鎖し米軍車両の基地への進入を阻止したあの熱き闘い! 私たちの掲げた「全米軍基地撤去! 安保粉砕!」のスローガンが瞬く間にすべてのたたかう人民のスローガンになりました。その巨大な意義を改めて感じます。
編 安倍ネオ・ファシスト政権を揺るがしたといえば、安倍が「嵐のようだった」ともらした秘密保護法制定阻止闘争の怒濤の前進を最先頭で牽引したのは全学連の諸君です。
酒 十二月六日、日比谷野音集会で「安倍政権打倒に向かって進もう!」という集会宣言が読み上げられたときの、万余の労働者・学生・市民の「オー! やってやるぞ!」というあの地鳴りのような雄叫びは忘れられません。労組ナショナルセンターの枠をこえた共同行動として勝ちとられたあの集会の戦闘的高揚を切り拓いたものこそ、「反安保」を放棄し「反ファシズム」も掲げない日共中央を断固のりこえ、「ファシズム反対」「安倍政権打倒」を掲げてたたかいぬいたわれわれの昼夜を分かたぬ激闘にほかならない! すべての仲間がそう確信しています。
編 そうでしたね。わが革マル派の深紅の旗も全学連のみなさんのとなりに翻りました。この闘いのただなかで、一切の左翼諸党派が壊滅するなかで、ネオ・ファシズムの濁流に抗してたたかい、マルクス主義のルネッサンスのために奮闘してきたのは、唯一わが同盟とたたかう労働者・学生なのです。
酒 あの赤々と映える革マル旗には僕も大いに感動し一層の戦闘精神をかきたてられました。革命的左翼の奮闘に鼓舞された労働者・人民と安倍ネオ・ファシスト政権との歴史的攻防のその白熱点において、わが全学連の仲間たちは死力を尽くしてたたかいぬいた。
編 安倍政権下での昨一年の激闘はまだまだ語り尽くせないのでは……。
酒 そうですね、<3・11>二周年の福島県民大集会に参加し、福島の労働者・人民と「全原発廃棄!」の熱い連帯を巻きおこしたことも昨日のことのように思い出されます。
広 安倍政権発足以降、政府・文科省・警察権力が反動大学当局者の尻を叩いて一挙に強めた革命的学生運動の破壊のための策動を、われわれは断固として打ちくだいてきました。日共系や走狗集団の学生運動がキャンパスから雲散霧消するなかで、唯一われわれのみが今日版レッドパージを粉砕する闘いを雄々しく進めているのだ。
編 この激闘の地平を引き継ぎ、本年も共にがんばりましょう!

以下見出し
革命的学生運動の伝統を引き継ぎ前進するぞ

二〇一四年の闘いにうってでるにあたって

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海自艦「おおすみ」の釣り船衝突事故弾劾!
 全学連が防衛省に緊急抗議 1・17
  一月十五日朝、広島県沖の瀬戸内海において、海上自衛隊揚陸艦=軽空母「おおすみ」が釣り船「とびうお」に衝突し転覆させ、船長と釣り客一名の生命を奪うという許しがたい事故が発生した。この事故こそは、日ごろ「国民の生命・身体・財産の安全を確保する」と吹聴している安倍政権・防衛省・日本国軍が、そのじつは人民の生命や安全などまったく省みることなどないという傲岸さと反人民性を満天下に露わにしたのだ。
 釣り船の乗客は、一度は「おおすみ」を追い抜いた釣り船に向かって、「おおすみ」は右後方から加速・急接近し、衝突間際まで警笛すら鳴らさなかった、と証言している。多くの船舶が航行する当該海域において、全長一七八メートルの巨艦「おおすみ」が「そこのけそこのけ軍艦が通る」とばかりに、ろくな見張りもおこなわず、わずか七・六メートルの小型釣り船に衝突したことは明白なのだ。民間船が避けて当然≠ニいう日本帝国主義軍隊の傲岸さがむきだしではないか!
 この期におよんで安倍政府・防衛省は事件の真相を隠蔽している。それどころか、「釣り船が左斜め後ろから向かってきた」(防衛省幹部)などとほざき、いっさいの責任を釣り船に転嫁しようとしているのだ。
 海上自衛隊および政府・防衛省のこの蛮行を断じて許すな! 秘密保護法の制定を強行した政府・防衛省による真相の隠蔽と釣り船の乗員への責任転嫁を許すな! 怒りも新たに、安倍ネオ・ファシスト政権がおしすすめる日本の軍事強国化に反対する闘いを燃えあがらせよ!
防衛省正門前で怒りの抗議行動をくりひろげる全学連
(1月17日、東京・市ヶ谷)
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