第2302号(2014年1月20日)の内容

<1〜3面>
2014春闘の戦闘的爆発を!
大幅一律賃上げ獲得! 労働法制改悪反対! 消費税増税阻止!
安倍政権のネオ・ファシズム大反動攻撃を粉砕せよ!

中央労働者組織委員会
<4〜5面>
アメリカの没落につけこむプーチンの「強大国」復権策
<6面>
年頭の決意
情報通信/金属/社会事業
東京地区/神奈川東部地区
<7面>
年頭の決意 中国地方委員会
Xバンドレーダー経ヶ岬配備反対闘争 12・15 京丹後
辺野古移設阻止! 沖縄県民集会 12・12
秘密保護法廃止を求めデモ 12・12 札幌
<8面>
「原発再稼働反対!」労・学・市民が国会を包囲 12・22
もんじゅを廃炉へ 全国集会 12・7 敦賀
川内原発再稼働阻止に起つ 12・15 薩摩川内
「解放」最新号

























  


2014春闘の戦闘的爆発を!

大幅一律賃上げ獲得! 労働法制改悪反対! 消費税増税阻止!
 安倍政権のネオ・ファシズム大反動攻撃を粉砕せよ!


  中央労働者組織委員会

 わが革命的左翼を先頭とする労働者階級・人民の反対の声を踏みにじって秘密保護法の制定を成し遂げた安倍政権は、今や嵩にかかって反動諸攻撃に突進している。昨年十二月の国家安全保障戦略の決定と首相の靖国神社参拝の強行こそは、このネオ・ファシスト政権の新たな攻撃の狼煙にほかならない。アメリカのオバマ政権と習近平の中国との角逐が激化し、いよいよ東アジアにおける戦乱の危機が深まるなかにあって、自称「右翼の軍国主義者」は、「戦後レジームの打破」にむけて、さらに居丈高な挑戦を開始しているのだ。
 しかも「強い経済」の復興を掲げる安倍政権は、四月からの消費税大増税を皮切りに、独占ブルジョアジーにたいしてはありとあらゆる優遇策を施しつつ、労働者・人民にたいしてはさらなる貧窮を強要している。今や国内のあらゆる産業・企業でリストラの嵐が吹き荒れ、非正規雇用労働者は二〇〇〇万人超と全労働者の四割近くにまで拡大している。このうえさらに、労働者階級から諸権利を剥奪しその抵抗を押しつぶすことを狙って、労働諸法制改悪の一大攻撃がふりおろされようとしているのだ。昨年の反戦反安保闘争、原発再稼働阻止や特定秘密保護法制定阻止の闘いをつうじて培ってきた力を結集し、われわれは今こそ総反撃の闘いを組織するのでなければならない。
 だが二〇一四春闘はいま、既成指導部の度しがたいまでの腐敗のゆえに、かつてない危機に直面している。「連合」古賀指導部は、四月からの消費税大増税をまえにしていながら、わずか「一%」そこそこの超低額の「賃上げ要求(目安)」をしか掲げていない。いや、そもそも「連合」労働貴族どもは、「経済の好循環実現」を掲げた「政労使会議」を呼びかけた安倍政権に深ぶかとからめとられ、日本経済の「再生」のためには「不断の生産性向上」や「多様な形態の正規雇用労働者の実現・普及」など労働分野の規制改革にも「政労使」が「一致協力」する、と早ばやと誓約しているのだ(昨年十二月二十日の三者の「合意文書」)。まさしくこれこそは、今日版の「産業報国」の宣言であり、二〇一四春闘の公然たる裏切りを約束したものにほかならないのだ。
 今こそわれわれは、このような「連合」労働貴族による闘争抑圧を打ち破り、そしてまた「賃上げの追い風」が吹いているかのように錯覚している「全労連」中央をのりこえて、大幅一律賃上げ獲得、リストラ=首切り攻撃粉砕、労働諸法制改悪反対、消費税大増税阻止の一大闘争を高揚させようではないか。職場・生産点から二〇一四春闘を広範に組織化し、ネオ・ファシズム反動攻撃を粉砕する闘いの炎を燃えあがらせよう。
 すべての労働者諸君! 反ファシズム統一戦線を構築し・その旗のもとに、ともに安倍ネオ・ファシスト政権打倒にむけて進撃しようではないか。

以下、見出し

T 安倍政権の歴史的反動攻撃と深まる日本労働運動の危機

 1 軍事強国化と労働法制改悪への突進
 2 海外進出拡大と大リストラに狂奔する日本独占資本
 3 重大な危機に直面する二〇一四春闘

U ネオ・ファシズム大反動と大量解雇攻撃を打ち砕け!
  大幅一律賃上げをかちとれ

 1 経済好循環実現のための春闘≠ヨと闘いを歪曲する「連合」指導部を弾劾せよ
 2 <貧困と戦争>の強制を労働者の団結で打ち砕け
 今こそ反ファシズム統一戦線の構築を!
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アメリカの没落につけこむプーチンの「強大国」復権策

 ロシア大統領ウラジミール・プーチンは、「外交的努力によって米・欧のシリア軍事攻撃を断念させた」「信頼できる責任ある大国の指導者の手本を示した」などと、昨二〇一三年のロシア外交の成果を自画自賛し誇示している。けれども、没落するアメリカ帝国主義・オバマ政権の優柔不断と政治的混迷と失策につけいりながら、国際政治場裡において久々に「世界のリーダー」として脚光を浴びたことに有頂天になっているこの大統領の足元は、揺らぎに揺らいでいる。ロシア経済そのものが今や失速をあらわにしているだけではなく、国家官僚や企業経営者どもの不正・汚職の蔓延と強権的政治支配にたいして労働者・人民が不満と反発を高めているのだ。われわれは、プーチン政権下の圧政と貧窮に呻吟しているロシア労働者・人民に訴える。今こそプーチン政権打倒の階級的戦列を打ち固めようではないか。

以下見出し
T プーチン統治≠フ限界露呈
U 「国益」貫徹のための外交攻勢
V プーチン専制支配体制を突き破る労働者階級の反撃を!
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2014年年頭の決意 3

情報通信労働者委員会
NTT大リストラに抗して不抜の拠点を構築せん!

社会事業労働者委員会

社会保障切り捨てを許すな! 革命的ケルンを強化しよう

金属労働者委員会

JAM指導部の抑圧を打ち破り一四春闘の戦闘的高揚を!

東京地区反戦労働者会議

革命的労働者組織を職場・地域に創造するぞ

神奈川東部地区反戦労働者会議

京浜工業地帯のど真ん中からリストラ・賃下げ反対の炎を

中国地方委員会

ネオ・ファシズム反動攻撃に立ち向かう強靭な戦列を!
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Xバンドレーダー経ヶ岬配備反対闘争 12・15 京丹後
 空自・経ヶ岬基地への米軍Xバンドレーダー配備阻止!
 神戸大生 1000労働者と共に奮闘
 12・15京丹後

 昨年十二月十五日、神戸大のたたかう学生たちは、米日両政府による米軍Xバンドレーダーの航空自衛隊・経ヶ岬基地(京都府・京丹後市)への配備を阻止する闘いに起ちあがった。
労働者・市民と連帯し闘う神戸大生たち
(13年12・15、京丹後市役所前)
京丹後市街を意気軒高にデモ
(13年12・15)
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辺野古移設阻止! 沖縄県民集会 12・12
十二月十二日、那覇市県民広場において、「知事に辺野古埋め立ての不承認を求める県民集会」(「基地の県内移設に反対する県民会議」など五団体が主催)が開催された。沖縄県選出の自民党国会議員と自民党沖縄県連を「辺野古移設容認」へと屈服させた安倍政権は、一気に県知事・仲井真に埋め立て承認の圧力をつよめ、知事・仲井真も承認のハラを固めて年内に結論をだすと応えていた。この決定的な局面において、「仲井真による公有水面埋め立て承認を許すな!」と怒りと危機感にもえた労働者・学生・市民五〇〇余が、県民広場に結集し「普天間基地を即時閉鎖・返還せよ! 辺野古新基地建設絶対反対!」の声をあげた。
国際通りへデモにうってでる労働者・学生・市民
(13年12・12、那覇)
辺野古新基地建設絶対反対の拳あげる
(那覇市県民広場)
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秘密保護法廃止を求めデモ 12・12 札幌
十二月十二日、札幌市街において、特定秘密保護法の廃止を求める街頭行動・デモ行進が北海道平和運動フォーラム・「連合北海道」・民主党北海道の三団体が共催しておこなわれた。12・6秘密保護法強行採決=成立に憤り結集した五〇〇名の労働者・市民とともに、北海道のたたかう学生たちもこの闘いに参加し戦闘的息吹をふきこんだのである。
「安倍政権を打倒しよう!」と呼びかけながら労働者・市民と共に札幌市街を行進する北海道の闘う学生たち(13年12月12日)
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「原発再稼働反対!」労・学・市民が国会を包囲 12・22
昨年十二月二十二日、労働者・学生・人民の「原発再稼働反対」の声が国会議事堂をとりまいた。この日、市民団体の主催で開催された「再稼働反対・国会大包囲」行動には、原発再稼働や海外への原発プラントの輸出に突進するのみならず、原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置づけた新たなエネルギー基本計画を年明けにも閣議決定しようとしている安倍政権にたいする怒りに燃えて、多くの労働者・市民が起ちあがった。 
この労働者・市民にたいしてわが同盟は、日本共産党中央の「エネルギー政策転換」要求運動をのりこえてたたかうべきことを訴える情宣をくりひろげた。そして早稲田大学・国学院大学などの首都圏のたたかう学生たちは、労組の隊列でたたかう革命的・戦闘的労働者たちと連帯して、この日の闘いの戦闘的高揚をかちとるために終始奮闘したのだ。
横断幕・プラカードを掲げ国会議事堂を揺るがすシュプレヒコールをあげる首都圏の闘う学生(13年12・22)
労働者・市民と共に日比谷野音に結集した闘う学生
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もんじゅを廃炉へ 全国集会 12・7 敦賀
昨年十二月七日、「原子力発電に反対する福井県民会議」など五団体の呼びかけのもとに「二〇一三もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が福井県敦賀現地で開催された。
 おりしも十二月六日に政府・経済産業省は、「エネルギー基本計画」原案をうちだし、原発を「重要なベース電源」として位置づけ「核燃料サイクル」開発を推進することを宣言した。すでに政府・文部科学省は「もんじゅ」の再稼働と「六年間運転」をうちだしている。一九九五年のナトリウム漏えい・炎上事故によって完全にポンコツと化したもんじゅ運転再開にしがみついているのが安倍政権なのだ。
 六日深夜に秘密保護法参院採決を強行した安倍政権への怒りに燃えて結集した一〇〇〇人もの労働者・市民と固く連帯し、「許すな原発・核開発! 阻止せよ軍事大国化! 全国学生連帯会議」のたたかう学生たちは、最後まで奮闘した。
白木浜で奮闘する全国学生連帯会議
(13年12月7日、敦賀市)
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川内原発再稼働阻止に起つ 12・15 薩摩川内
昨年十二月十五日に薩摩川内市において、約一八〇〇人の労働者・学生・市民が結集して「集まろう ストップ再稼働! 12・15 in 川内」が開催された。この集会は、鹿児島で原発に反対している諸団体の代表からなる「ストップ再稼働! 3・11鹿児島集会実行委員会」が呼びかけた。
 「反原発かごしまネット」をはじめとした地元鹿児島の市民団体、原発稼働を止めるための裁判の訴訟団、県労連や民医連など日共系諸労組・諸団体、県教組・県高教組、県職労など「県護憲平和フォーラム」傘下の労組が参加した。また宮崎県や熊本県の原水禁、福岡県労連も参加した。さらには「たんぽぽ舎」など全国からも代表が参加した。この集会にたたかう鹿児島大生も参加し、革命的・戦闘的労働者と連帯してその一大高揚のために奮闘したのだ。
市街中心部にむけデモ行進する鹿大生と労働者・市民
(13年12・15、薩摩川内市)
集会会場の向田公園に結集した労働者・学生
(13年12・15、薩摩川内市)
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