第2298号(2013年12月16日)の内容
<1面>
安倍政権打倒へ! 総決起せよ
秘密保護法案の参院採決強行弾劾
今こそ反ファシズムの戦線を築け
<2〜3面>
「秘密保護法案の参院採決阻止!」巨万人民が国会を包囲
―12・2〜6―
「反ファシズム」の旗高く全学連が牽引
1万5千余が日比谷集会に大結集
<4面>
海外進出を加速する造船産業諸独占体
<5面>
松井大阪府当局の労組破壊「3条例」制定を阻止せよ
<6面>
Topics 「賃上げ」ムード醸成を美化する「全労連」
解雇自由化反対「連合」緊急集会 12・5
復興法人税前倒し廃止の企み
「連合石川」秋季年末闘争決起集会 11・12
<7面>
「秘密保護法制定阻止」大阪集会 12・2
第67回愛大祭 11・2〜4
ブクロ残党の組織瓦解をさらした「11月集会」
<8面>
万華鏡2013――情勢の断層を読む
◆「Gゼロ」の世界
◆怒りのアフガン
◆汚れた合意 COP19
◆これも特定秘密
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
すべてのたたかう仲間に年末一時金の三割カンパを訴える
「解放」最新号
安倍政権打倒へ! 総決起せよ 秘密保護法案の参院採決強行弾劾 今こそ反ファシズムの戦線を築け
すべての労働者・学生諸君! 安倍ネオ・ファシスト政権のこの暴挙を弾劾せよ。アメリカのオバマ政権とともに対中国の本格的な戦争準備に突入している安倍政権は、まさにそのためにこそ、戦争立法にして治安弾圧法でもある秘密保護法の制定を強行したのだ。この極反動法の粉砕・撤廃を、労働者・学生の総力でかちとろう。 向こう三年間は国政選挙がないことをもって、安倍政権は、空前の規模で広がった反対の声を傲然と踏みにじったのだ。われわれは首相・安倍に、この暴挙のゆえに墓穴を掘ったのだと思い知らせてやらねばならない。デモやシュプレヒコールを「テロ行為」と罵倒した自民党幹事長・石破の居直りを許すな。今こそ、安倍ネオ・ファシスト政権を労働者・学生・人民の総力で打ち倒せ。12・6闘争を頂点として切り拓いた闘いの地平を踏み固め、安倍政権打倒の反ファシズム統一戦線を構築するために、すべての労働者・学生は打って一丸となって奮闘しようではないか。 安倍政権を震撼させた労働者・人民・学生の激闘 日共式「一点共闘」の枠≠打ち破ったわが闘い 12・6闘争を頂点とし・今もなお継続してたたかわれている秘密保護法反対の闘いは、その規模と質からして、日本階級闘争の総体としての低迷を根底から突き破る闘いとしてかちとられつつある。わが同盟と革命的・戦闘的な労働者・学生は、日共中央による闘いの歪曲を打ち破り、<軍国日本>の再興を企む安倍政権の暴走を粉砕する闘いを牽引してきた。もって新たな地平を切り拓いているのである。 もともと代々木官僚は、「国民の知る権利を奪う『秘密保護法案』に断固反対する」(十月十八日付の「党声明」)として、「民主主義の破壊に反対する一点で力をあわせる」ことに力点をおいていた。しかし、わが革命的左翼が<軍事強国化反対・日米新軍事同盟の強化反対・ネオファシズム反動化阻止>の旗幟を鮮明にして反動二法(秘密保護法と日本版NSC設置法)に反対する闘いを推進したことに感化されて、多くの労働者や文化人、そして日共下部活動家が「戦争法反対」「治安弾圧強化反対」の声をあげはじめた。このことにあわてた代々木官僚は、「暗黒社会」と「海外で戦争する国づくり」に反対することを強調しはじめた。 けれども、その内実は、「(反動二法は)アメリカといっしょに海外で」戦争をやるためであって「日本防衛」のためではないから「反対」する、というものにすぎない。反中国・反北朝鮮の排外主義的ナショナリズムを煽りたてながら日本の軍事強国化に突き進んでいる安倍政権にたいして、彼らの言う「日本防衛」なるものの階級的本質を暴露することなく、彼らと同一の「日本防衛」を基準として「反対」を唱えたとしても、この攻撃を打ち砕く労働者・人民の力を創造することはできない。 しかも彼らは、「アメリカといっしょに戦争をやる国づくり」に反対すると言いながらも、大衆運動場面においては「安保条約反対」とは決して口にしない。それは彼らが「保守層」を「連合の相手」とする「民主連合政権の樹立」を当面の「大目標」としているがゆえなのである。 こうした彼らの秘密保護法反対方針の無力性・犯罪性を暴きだしながら、わが革命的左翼はたたかいぬいてきた。国家権力のあらゆる組織破壊攻撃をも打ち砕きつつ雄々しく前進する革命的左翼の闘いに鼓舞されて、12・6大集会に結集した労働者・学生・市民は、たとえ秘密保護法の制定が強行されたとしても、この法案の撤廃・廃止をかちとり、あらゆる極反動法の制定に突進する安倍政権を打倒する決意をうち固めたのである。まさに闘いは<いま・ここ>からなのである。 秘密保護法撤廃・ネオファシズム反動攻撃を粉砕せよ |
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秘密保護法案の参院採決阻止! 巨万人民が国会を包囲 12・2―6 「反ファシズム」の旗高く全学連が闘いを終始牽引 連日国会を包囲する巨万の労働者・学生・人民の闘いに追いつめられた安倍自民党政権は、臨時国会の会期を二日間延長したうえで、十二月六日深夜、国会での多数の力にまかせて特定秘密保護法案の参院での採決を強行した。この暴挙を、われわれは、満腔の怒りを込めて弾劾する! 安倍政権による秘密保護法の参院採決・制定を阻止するために、わが同盟に指導された全学連のたたかう学生たちは、11・21日比谷野音一万人集会、そして11・26衆院採決阻止闘争の地平を引き継いで、労働戦線深部でたたかう革命的・戦闘的労働者と連帯して、十二月二日から六日の五日間、つねに国会前に結集した万余の労働者・人民の最先頭において、秘密保護法制定阻止の闘いを戦闘的に牽引しぬいた。 国会前において連日とりくまれた阻止闘争には、「連合」傘下の平和フォーラム加盟諸労組と「全労連」傘下の諸労組が、それぞれの内部においてたたかう戦闘的労働者の突きあげを受けてナショナルセンターの枠を超えて共同行動をくりひろげ、日共系の諸団体もこれに加わった。発火点となった12・2「国会前キャンドル行動」、そして六〇〇〇名が結集した12・4「国会ヒューマンチェーン」、さらに12・5〜6の国会前での激闘や日比谷野音集会へと進むにつれて、わが同盟が呼びかけ・全学連のたたかう学生が訴えた「ファシズム反対」「安倍政権打倒」のスローガンが、怒りに燃えて決起した労働者・人民のなかにみるみるうちに浸透した。決起した労働者・人民は口々に「ファシズム反対!」「安倍政権打倒!」のスローガンを叫び、固く握った拳とともに国会・首相官邸に叩きつけたのだ。 日共の不破=志位指導部は、秘密保護法案は「憲法違反」であり「戦争をする国づくり」に反対するとはいうものの、反対の方針において「反ファシズム」を一言も語らなかったのみならず、「軍国日本」再興のために憲法改悪に突進する安倍にたいして「憲法を守れ!」などと間の抜けたことを弱よわしく語るだけであり、安倍政権の「倒閣」を呼びかけることすらもしなかった。この既成指導部の腐敗を暴きだしこれをのりこえてたたかったわが革命的左翼の奮闘によって、怒りに燃えて決起した巨万の人民は、日共の下部党員・活動家や「全労連」の労組員も含めて、「反ファシズム」「安倍政権打倒」を掲げて断固としてたたかったのである。 安倍自民党政権は国会内の数の力にまかせて採決を強行したけれども、燃えひろがる労働者・人民の闘いに恐れおののいている。われわれは、このかんの闘いをつうじて、安倍ネオ・ファシスト政権打倒に向かって前進する、その闘いの出発点を確固として築きあげたのだ。 すべての諸君! 闘いはこれからだ。秘密保護法撤廃に向かって、そして労働者・人民に戦争と貧困を強制しネオ・ファシズムの暗黒支配に突き落とす憎き安倍政権の打倒に向かって、いざ、前進しようではないか! ●特別委での強行採決に怒り爆発 12・5
全学連のシュプレヒコールに労働者・市民が唱和
「秘密保護法の採決阻止!」「本会議開催を阻止するぞ!」たたかう学生たちは、隊列に加わった多くの労働者・市民とともに、国会に向けて波状的にシュプレヒコールを叩きつけた。 夜にはいっても闘いは継続する。八時頃、日比谷野音で労働諸法制の改悪に反対する「連合」主催の集会に参加した労働組合の隊列が、首相官邸前から参議院に向けてデモ行進。車道を挟んだ歩道からたたかう学生が訴える。「私たちは、労働者の皆さんと連帯して、安倍政権による労働諸法制の改悪に断固として反対します。そして訴えます! 秘密保護法制定阻止の闘いに合流し、ともにたたかおう!」 「労働諸法制の改悪阻止!」「秘密保護法の参院採決阻止!」「ファシズム反対!」「安倍政権を打倒するぞ!」たたかう学生たちのシュプレヒコールに、デモ隊の労働者も呼応する。国会を包囲して秘密保護法制定に反対する全学連および労働者・人民と、労働諸法制の改悪に反対する労働組合の部隊がスクラムを組み、安倍政権を包囲する闘いの戦列はさらに強固になる。 深夜の十一時前、安倍政権・自民党は、ついにこの日の本会議開催=法案採決を断念し、延会手続きをとることを決定した。全学連を先頭にして国会を重包囲する労働者・学生・人民の闘いをまえにして、本会議での採決を延期せざるをえなかったのだ。 ところでこの日、中国の『人民日報』が全学連にインタビューを申しこんできた。これにたいして広川全学連書記長は、「われわれは、安倍政権が日本を戦争のできる国にするためにファシズム支配体制を強化しようとしていることに反対すると同時に、中国の習近平指導部が防空識別圏設置などの戦争挑発をおこなっていることにも断固として反対する」と表明し、日中両国人民のプロレタリア的団結を創造しよう、と断固として訴えたのである。 ●本会議採決を許すな! 議員会館前で激闘 12・6
午前十一時、参院議員会館前に登場した学生たちは、ただちに集会を開催した。「反安保の『ハ』の字も言わず、また『反ファシズム』を掲げない既成指導部をのりこえたたかおう!」たたかう学生の訴えに大きな拍手がまきおこる。 前日の特別委での強行採決に怒り心頭に発した人民が次々と結集してくる。わが同盟の情宣隊は、「安倍政権打倒!」「反ファシズムの強大な戦線を!」と呼びかける新たなビラを配布する。ビラは人民の手に次々と吸いこまれ、なかには「私もビラを配ります」と、わが同盟の情宣隊とともにビラ配布に参加する女性労働者もいる。 正午、全体集会が開始された。前日を大きく上回る三〇〇〇名の労働者・学生・人民が、歩道上を立錐の余地なく埋めつくした。 「強行採決糾弾!」「戦争準備の秘密保護法反対!」 労働者・学生・人民の地鳴りのようなシュプレヒコールが国会を揺るがす。 本会議採決を絶対に許さない、という怒りの声に包囲された安倍政権は、予定の午後一時をすぎても本会議を開催できない。全学連は労働者・市民とともにさらに集会を継続する。 駆けつけた北海道や東海のたたかう学生が、そして早稲田大学や国学院大学の学生たちが、次々とマイクを手に決意表明をおこなう。全国において秘密保護法制定阻止の闘いを牽引しているたたかう学生たちが、あらんかぎりの怒りを安倍政権に叩きつける。国会前での闘いを牽引した全学連の学生たちは、その後日比谷野音での集会に参加するために移動した。 全学連を先頭とする人民の闘いにまたもや包囲された安倍政権は、会期末まで六時間弱に迫った午後六時すぎ、二日間の会期の延長を大あわてで決定した。 「安倍政権打倒」の声渦まく 野音から万余のデモ隊が合流
「参院採決阻止!」「ファシズム粉砕!」「安倍政権打倒!」 参院前では、全学連の部隊とデモ隊の戦闘的なシュプレヒコールが鳴り響き、「ファシズム反対」のスローガン、そして深紅の革マル旗が掲げられている。日比谷公園から参院に向けて攻めのぼってきたデモ隊は、議員会館前でたたかっている全学連と労働者・人民の部隊に次々と合流し、「採決阻止」の闘いをくりひろげる。まさに国会は、そして首相・安倍がそのなかで打ち震えている首相官邸は、「参院採決阻止!」の巨万のデモで重包囲されたのだ。 午後九時、とぎれることなく参院にデモ隊が進撃してくるなかで、本会議が開始された。 安倍政権・自民党による本会議採決を許すな! 全学連の学生たちは、そして結集した労働者・人民は怒りに燃えてたたかった。 午後十一時過ぎ、本会議場において秘密保護法の採決がおこなわれようとしていたまさにそのとき、警察権力は、機動隊の大型車両を参院議員面会所前に配置して参院の入り口を封鎖した。さらに、議員会館側の歩道の前に大量の機動隊員を配置した。採決阻止闘争のさらなる爆発を恐れて弾圧体制を敷いたのだ。 「反対運動の高揚を恐れた国家権力の姿を見よ! 安倍政権の反動性が如実に示されているではないか! われわれは、国家権力への怒りに燃え、一切の弾圧を許さず、闘いをおしすすめようではないか!」 広川書記長の呼びかけのもと、全学連の部隊は、労働者・人民とともに機動隊と対峙しつつ、採決阻止の闘いを最先頭で牽引する。 午後十一時二十二分、政府・自民党は本会議において秘密保護法案の採決を強行した。「採決弾劾!」たたかう学生と労働者・人民の怒りが爆発する。 「この場でただちに、安倍政権にたいする糾弾集会をかちとっていこうではないか!」 広川書記長の呼びかけで、怒りの集会が開始される。酒井全学連委員長がマイクを握る。 「安倍政権の暴挙を、われわれは満腔の怒りを込めて弾劾する!わが全学連の奮闘によって、『ファシズム反対! 安倍政権打倒!』は決起した労働者・学生・人民の共通のスローガンとなった。この闘いをつうじて切り開いた地平に立脚し、安倍政権打倒に向かって、決意も新たにたたかってゆこうではないか!」「そうだ!」 酒井委員長のこの呼びかけを受けとめ、たたかう学生たちは、安倍政権打倒をめざしてたたかいぬく決意を胸に、五日間にわたる激闘をしめくくったのである。 ●日比谷野音 「安倍政権打倒!」を宣言 12・6 一万五千余が怒りの大結集
「ファ」「シ」「ズ」「ム」「反」「対」の大プラカード
新聞労連代表によって開会が宣言され、海渡雄一弁護士が主催者を代表して発言に立った。国会内の緊迫した動向を伝えたあと彼は、「今夜中にも、あるいは明日未明にも本会議採決は強行されようとしている。すべての皆さんが集会後国会を包囲し、夜を徹してたたかいぬこう!」と熱烈に呼びかけた。会場には日教組、自治労、新聞労連、出版労連、民放労連、自治労連、全教傘下の各教組などの組合旗が林立し、また無数の市民団体の旗や幟が寒風に抗して突きたてられている。「ヨシ!」「ガンバロウ!」と参加者たちはいっせいに呼応する。 「反安保」も「倒閣」も語らぬ志位に野次 各党の国会議員が発言する。民主党の江崎参議院議員につづいて、共産党委員長の志位が演壇に立つ。彼は、一連の強行採決に「満身の怒りをこめて抗議する」とは言うものの、その中身は「秘密保護法は国民主権・基本的人権・平和主義の憲法三原則に反する違憲立法だ」ということをくりかえすものでしかない。「暗黒社会の到来」「いつか来た道」「米国とともに海外で戦争する国づくりの一環」などと言うものの、志位は「反安保」も「反ファシズム」の一言も発しない。 10・29集会いらいの過去一ヵ月の闘いのただなかで、この法律が日本版NSC設置法と一体のまぎれもない戦争立法であり、日米新軍事同盟のもとで対中(露)の戦争準備の一環をなすものであることは、わが同盟を先頭とするたたかう労働者・学生の奮闘によって闘いに起ちあがった先進的な部分にとって今や周知のものとなっている。また安倍政権が今や日本型ネオ・ファシズム政権たるの本性をあらわにし、次々と反動攻撃をしかけてきていることは、かの石破の「デモはテロ」発言によってすべての人びとに明らかになっている。「ファシズム反対!」「安倍政権打倒!」の決意を人びとはうちかためつつあるのだ。 社民党党首の吉田忠智、生活の党の玉城デニーにつづいて登壇した沖縄社会大衆党の糸数慶子参議院議員が、「もしもこの法律が通ったら沖縄の普天間、辺野古をはじめとした反基地の闘いはすべて潰されてしまいます。なんとしても安倍政権を打倒しましょう」と呼びかけた。会場から「オー!」「そうだ」の声があがるなかで、日共議員団だけは、志位を先頭としていっせいにシカメッ面をしたのだ。 各地の闘う代表が危機感に満ちて決意表明 (以下略) ●連日連夜数千名の労働者・学生・市民が決起 12・2〜4
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すべてのたたかう仲間に 年末一時金の三割カンパを訴える 日本革命的共産主義者同盟(革マル派) 同志諸君! たたかう労働者・市民のみなさん! 安倍政権はいま、全体重をかけて、日本版NSC設置法と秘密保護法の制定に突進している。彼らは、「海洋強国」を目指す中国にたいする危機感と敵愾心にかられて、日本国家をアメリカとともに戦争をやれる国≠ヨと飛躍させるために、この反動二法の制定に狂奔しているのだ。まさにそれは、より強化したネオ・ファシズム支配体制のもとに労働者・人民を組みしく極反動攻撃にほかならない。 また安倍政権は、産業競争力強化法や国家戦略特区法の制定に突進している。これらはみな、独占資本に利殖の機会を増やし、労働者に無権利と貧困を強制するものなのだ。 独占資本優遇を基調とするアベノミクスに支えられた独占資本家ども(その一部)は、「業績回復」や「史上最高益」を誇り、来春闘でのわずかばかりの「賃上げ」を提唱してみせている。だが、そもそも「業績回復」じたい、電機諸独占体をはじめとした大量首切りによるものではないか。このことに口をぬぐって「賃上げもある」などというのは、盗っ人猛々しいではないか。 同志諸君! たたかう労働者・市民のみなさん! 暗黒支配の強制への危機感をもって、多くの労働者・人民がNSC設置法・秘密保護法の制定に反対して起ちあがっている。だが「連合」指導部は「慎重審議」を唱えるだけで、反動法案に反対する組合員を抑圧している。日共・不破=志位指導部は、「海外での戦争をする国づくり反対」を掲げているけれども、それは、「日本防衛のためでない」から反対というしろものにすぎない。われわれは、反安保を投げ捨てている既成反対運動指導部の闘争抑圧・歪曲を許さず、NSC設置法と秘密保護法制定をはじめとする安倍政権の極反動攻撃を粉砕しよう。 革マル派結成五〇年のこんにち、同志黒田の理論的・実践的追求のいっさいをうけつぎ、わが反スターリン主義運動の戦列を拡大・強化するために、全力を傾注しようではないか! われわれにとって今なお重要なことは、自己崩壊したスターリン主義の反マルクス主義的本質をあばきだし、マルクス思想を真に現代に甦らせる思想的=組織的闘いの貫徹にほかならない。今こそ、マルクスのマルクス主義で武装した労働者階級の団結をかちとるために奮闘しよう。 こうした闘いを財政的に支えるために、すべてのみなさんが年末一時金の三割カンパを寄せられるよう心から訴えます。 二〇一三年十一月 <送り先>東京都新宿区早稲田鶴巻町五二五―三 解放社 (振替・〇〇一九〇―六―七四二八三六) |
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生き残りをかけて海外進出を加速する造船産業諸独占体 船舶・海洋部門の事業再編の特質 造船・重機産業における総合重機大手三社(三菱重工業・川崎重工業・IHI)の二〇一三年四〜九月期の連結決算と一四年三月期見通しが、十一月初めに出そろった。三社ともに、円高是正による輸出採算の改善とコスト削減で増収増益であり、受注高も拡大傾向にある。 このようななかで三菱重工業は十月二十二日に、造船専業大手三社と連合して、ブラジルの造船企業に資本参加し本格的に海外進出することを発表した。「川崎重工やIHIに投資では先を越されたが、ブラジル第一位の造船所を目指す」と宣言して。 その他方において造船・重機産業の独占資本家どもは、国内事業部門の再編・統合をもすすめている。三菱重工業は、一〇五年の歴史を持つ神戸造船所での一般商船の建造をやめ、長崎と下関の二ヵ所に集約することをうちだしている。しかも長崎と下関の造船所などから一〇〇人規模の人員をインドの造船企業に技術派遣する方針をも決めているのだ。川崎重工業も、不振が続く国内造船事業を縮小する方針を明らかにしている。そして今年の初めにはIHIが、造船事業子会社を切り離して、JFEホールディングス傘下のユニバーサル造船との統合会社を発足させている。 このように、電機や自動車・鉄鋼ばかりでなく造船・重機産業の諸独占体もまた、生き残りをかけた事業再編=リストラを加速させている。みずからの懐にためこんだ莫大な内部留保の一部を海外設備投資やM&Aに注ぎこみ、その反面において国内事業部門の再編・統合をおしすすめているのである。そしてそのために、造船・重機産業で働く労働者たちに、耐えがたい苦痛と犠牲を強制しているのだ。 以下では、生産点・職場における反撃の闘いを強化するために、いますすめられている総合重機大手における船舶・海洋事業部門の事業再編の特質について分析を深めておきたい。 以下見出し T 苦境に追い込まれた日本造船産業 U ブラジル進出を急ぐ三菱重工・川崎重工・IHI V 国内における造船・海洋部門の再編 造船事業の統合・別会社化・合併 建造船種の高付加価値船への絞りこみ 兵器生産の受注増によるのりきり W リストラに全面協力する基幹労連労働貴族を弾劾せよ! |
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松井大阪府当局の労組破壊「三条例」制定を阻止せよ! 大阪府の松井当局は、昨年十月いらい実に三度にわたって「継続審議」となっている「政治活動制限条例案」「労使関係条例案」など大阪府「三条例案」を、「『大阪維新の会』府議団提案」から「知事提案」に切り換えて十二月五日に府議会に提案した(府議会は十二月十六日に閉会)。「平成二十七年四月の『大阪都構想』実現に向けて、すでに条例を制定した大阪市とルールを統一する必要がある」。「知事案」の公表にあたって知事・松井はこのように決意を述べた。現在、橋下・「日本維新の会」は、「大阪都構想」の是非を争点としてたたかわれた九月の堺市市長選挙に大敗し、みずからのシンボルである「都構想」実現の展望が完全に揺らいでしまっただけではなく党の分裂すらもが必至という状況に叩きこまれている。こうしたなかにあっても、公務員労組を破壊することに執念を燃やしている彼らは、「都構想」の実現にとって不可欠となる府・市同一基準の労組破壊三条例≠制定することに狂奔しているのだ。われわれは、橋下、松井・「日本維新の会」による公務員労組の壊滅を狙ったこの策動を絶対に許してはならない。 以下見出し 公務員労組の壊滅を狙う知事松井・維新の会 安倍ネオ・ファシスト政権の別働隊=橋下一派の策動を断て 〈府・市統合〉に伴う労働者人民への犠牲強要を許すな 府労連ダラ幹・府労組連日共系指導部の裏切りを弾劾し闘おう |
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粛清・脱落・分解…… ブクロ残党の組織瓦解をさらした「11月集会」 活動家の大量脱落、「三労組共闘」の崩壊 むなしくひびく「国鉄決戦」の号令 「NAZENの中心は労働運動」とわめくダメダ スパイ集団中野一派に最後の断を下せ! |
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「秘密保護法制定阻止」大阪集会 12・2 | |
12・2大阪 「秘密保護法の制定阻止!」 労・学・市民一千がデモ行進 十二月二日、大阪弁護士会が主催して、第二回目となる「秘密保護法案に反対するデモ行進」がおこなわれた。 秘密保護法制定に反対するデモを「テロ行為」と罵倒した自民党幹事長・石破の発言への怒りが全社会的にうずまくなか、この日のデモには前回を大きく上回る一〇〇〇人の労働者・市民が結集した。神戸大と奈良女子大のたたかう学生も、闘いの戦闘的高揚をかちとるために最後まで奮闘した。 |
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闘う学生が1000名の弁護士・労働者・市民とともに大阪市街を力強いデモで進撃 (12月2日) |
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