第2290号(2013年10月21日)の内容
<1面>
反戦反安保・改憲阻止の火柱を
「集団的自衛権行使」の合憲化を許すな!
日共翼下の反安保なき「平和外交」請願運動をのりこえ闘おう
<4面>
自治労大会
改憲・労組破壊・賃下げ攻撃に屈服する本部を許すな
<5面>
JR西日本福知山線事故
歴代社長への無罪判決弾劾
<6面>
介護保険制度の大改悪を許すな!
「大阪市大学長はボクが選ぶ」と叫ぶ橋下の大学再編を粉砕せよ
Topics 「連合」大会――新指導部の不条理
<2面>
オスプレイ訓練反対の炎
饗庭野に労・学・市民800が決起 9・29
<3面>
キャンプ富士に実弾演習阻止の拳 9・28
日共系小牧集会に反安保の檄 9・29
<7面>
未払い賃金の支払いをかちとった闘いの教訓
<8面>
万華鏡2013――情勢の断層を読む
中国版「軍産複合体」?/52年前の〈真実〉
世上に風立ちぬ/成田の超監視空間
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号
反戦反安保・改憲阻止の火柱を 「集団的自衛権行使」の合憲化を許すな! 日共翼下の反安保なき「平和外交」請願運動をのりこえ闘おう
だが、「連合」古賀指導部は、十月三〜四日に開催した定期大会において「改憲論議」を容認する「政治方針」を決定した。彼らを満腔の怒りをこめて弾劾せよ! 日共の不破=志位指導部は、「保守層」の支持を得るために、「憲法を生かした平和外交政策」と称した超右翼的な代案をうちだし、その採用を安倍政権に請願しているにすぎない。 すべての革命的・戦闘的労働者・学生諸君! いまこそわれわれは、日共系平和運動のとどまるところのない右翼的変質を暴露し弾劾しつつ、反戦反安保・改憲阻止の闘いの高揚をかちとろうではないか。この闘いを、原発・核開発反対の闘いや消費税大増税に反対する政治経済闘争などと一体的に推進し、安倍ネオ・ファシスト政権の打倒をめざしてたたかおう。10・20労学統一行動に勇躍決起せよ! 以下見出し 東アジアで高まる戦争勃発の危機 アジア・太平洋の制覇を賭けて激突する米―中・露 <軍国日本>再興に突進する安倍ネオ・ファシスト政権 日米新軍事同盟強化・日本の軍事強国化を打ち砕け |
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自治労第86回大会 改憲・労組破壊・賃下げ攻撃に屈服する自治労本部を許すな 自治労第八十六回定期大会が八月二十六日から二十八日まで、大阪市で開催された。 参議院選挙で圧勝≠オ驕り高ぶる安倍政権が、「集団的自衛権行使」の合憲化・憲法改悪や労組破壊攻撃にうってでようとしている。その真っ只中で開催された今大会は、むこう二年間の運動方針を決定する基本大会であり、全国から代議員約八〇〇人を含む四四〇〇人の組合員が参加した。 自治労本部は今大会において、「原点から、運動と組織を点検・強化し、地方自治と労使関係を守り発展させよう」というスローガンをかかげ、「民主・リベラル勢力の結集」というこれまでの政治方針に代えて「中道を代表する政治勢力の再構築」という新たな方針をうちだした。「国民の生活が第一」の表看板すらかなぐり捨てて、民・自・公三党合意にもとづいて消費税大増税への道を開く悪行に手を染めた民主党政権。これを支持しつづけてきた本部じしんの犯罪を何ら自己批判することなしに、である。 大会では、地公賃金削減反対の取り組みの発言が大半をしめた。参議院選挙での民主党のあまりの惨敗に茫然自失し、安倍政権の極反動攻撃にたいして反撃の闘いの組織化を放棄する本部にたいして、代議員たちの内からは、弾劾はおろか、突きあげの発言すらなかったのだ。 このかん、われわれ革命的・戦闘的労働者は、本部や各県本部、各単組執行部の裏切りを弾劾しつつ、地方公務員賃金削減阻止の闘いを職場深部から粘り強くとりくんできた。沖縄普天間基地へのオスプレイ配備反対の反戦反安保闘争や原発再稼働阻止の闘いを最先頭で牽引し、「改憲論議」容認の方針決定に踏みだそうとしている「連合」指導部にたいして、自治労本部を下から突きあげ意見書の提出をせまる闘いをおこなってきた。わが同盟はこうした職場からの闘いに呼応して、大会当日には「安倍政権による改憲・賃下げ・労組破壊攻撃をはねかえそう!」と大会参加者に熱烈に呼びかけるビラをくまなく手渡し檄をとばしたのだ。 |
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JR西日本福知山線事故 歴代社長井手・南谷・垣内への無罪判決を弾劾せよ 九月二十七日、JR福知山線脱線転覆事故(二〇〇五年四月二十五日)を引き起こした張本人であり、検察審査会の議決にもとづいてATS(自動列車停止装置)設置を怠った業務上過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本の歴代社長・井手正敬、南谷昌二郎、垣内剛にたいして、神戸地裁は不当にも無罪を言い渡した。われわれはこれを満腔の怒りを込めて弾劾する。 検察審査会の二度の起訴相当議決をかちとって井手らJR西日本の歴代三社長を法廷に引きずりだし、彼らの責任を追及してきた遺族らは、この無罪判決にたいして「あれだけの事故を引き起こしておきながら誰も罰せられないのか」「納得できない。残念なんてものじゃない」と悔しさと憤りをあらわにした。検察官役の指定弁護士は、判決を不服として控訴する意向を明らかにした。 神戸地裁は、「刑事責任は企業ではなく、個人にしか問えない」などという法律解釈をタテにとって、JR西日本の最高責任者としてではなく「個人」としての井手らが「事故の予見をできたか否か」に争点を絞りあげ、もってデタラメきわまりない無罪判決を下したのだ。われわれは大惨事の責任回避を決めこむ血塗られた<井手・南谷・垣内>らJR西日本経営者どもを断じて許すわけにはいかない! (以下、見出し) 神戸地裁の裁判長が異例の弁解 経営陣免罪のためのスリカエと「争点」の絞りあげ 不問に付された核心問題=「日勤教育」 |
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オスプレイ訓練反対の炎 饗庭野に労・学・市民800が決起 9・29 |
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9・29 「饗庭野での日米共同演習反対!」 労・学・市民800が現地闘争 熱い日差しが照りつけた九月二十九日、「オスプレイは来るな! 日米合同軍事演習反対! 9・29あいば野集会」が「フォーラム平和関西ブロック」と「二〇一三あいば野に平和を! 近畿ネットワーク」主催のもとに開催された。 十月七日から十八日にかけて、米日両政府は、滋賀県・饗庭野演習場において、日本国内で初めて米海兵隊輸送機MV22オスプレイを投入して、日米共同軍事演習「フォレスト・ライト」を強行しようとしていた。この一大軍事演習にたいして、滋賀県高島市の住吉公園に関西各地から怒りに燃えて結集した労働者・学生・市民八〇〇人は、断固たる反対の声をあげたのだ。 「沖縄の負担軽減」などとうそぶいて日米共同訓練の強行を策す日米両政府への怒りに燃えて、奈良女子大・神戸大、愛知大・名古屋大、金沢大の関西・東海・北陸地方のたたかう学生たちは、職場深部でたたかう革命的・戦闘的労働者と固く連帯して、この集会・デモの戦闘的高揚をかちとるために奮闘したのだ。 |
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危機感と怒りに満ちた発言が相次いだ「あいば野集会」 (9月29日、滋賀県高島市・住吉公園) |
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饗庭野演習場に向けてたたかう学生が労働者と共に戦闘的デモ | |
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キャンプ富士に実弾演習阻止の拳 9・28 | |
九月二十八日、静岡県御殿場市の桜公園で、「沖縄県道104号線越え実弾砲撃演習反対! オスプレイ配備と低空飛行訓練に反対する県民集会」が、静岡県平和・国民運動センターなど社民党系諸団体の主催のもとに開かれた。 わが同盟の情宣隊は、「米海兵隊の実弾砲撃演習強行を許すな! オスプレイ飛行訓練阻止! 日米新軍事同盟の強化反対!」「『連合』労働貴族の闘争抑圧を許すな! 共産党・不破=志位指導部の『基地被害』問題への解消を許すな!」と呼びかけるビラを参加者に漏れなく配布し檄をとばした。 |
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労働者・市民150人が米軍キャンプ富士に向けて怒りのデモ行進を展開 (9月28日、静岡県御殿場市) |
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日共系「小牧平和県民集会」に〈反安保〉の戦闘的檄 9・29 |
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わが同盟情宣隊と戦闘的労働者が奮闘 前日の静岡キャンプ富士での集会にひき続いて、この二十九日には滋賀県・饗庭野基地での国内初のオスプレイを投入しての日米共同演習「フォレスト・ライト」に反対する集会が開催されようとしていた。わが革命的・戦闘的労働者たちは、この全国の闘いとの熱い連帯感を胸に、集会とデモの戦闘的高揚のために、各労組内での闘いを基礎に組合員たちとともに決起し奮闘した。 |
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「オスプレイの配備・訓練反対!」とシュプレヒコール (9月29日、小牧市市之久田公園) |
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