第2278号(2013年7月22日)の内容

<1面>
憲法改悪阻止!
 アベノミクス粉砕!
安倍ネオ・ファシスト政権を労学の力を結集し打倒せよ

<4〜5面>
公務員賃金の大幅削減反対! 
憲法改悪阻止! 反ファシズム統一戦線を構築しよう

<2面>
「オスプレイ追加配備阻止!」
 米軍石平司令部に抗議 7・5沖縄
「八尾空港でのオスプレイ訓練」を叫ぶ橋下を糾弾 6・24大阪
金沢で改憲反対の声 6・25
<3面>
各地で安倍政権打倒の火柱 6・30
 那覇札幌金沢
<6面>
安倍式「成長戦略」の正体
教科書検定制度の抜本改悪
Topics 安倍政権の最低賃金「大幅引き上げ」の欺瞞
<7面>
「改憲論議」容認の「連合政治方針」の決定を許すな
<8面>
万華鏡2013――情勢の断層を読む
 ◆安全よりカネ
 ◆「馬息嶺速度」
 ◆復活「労働英雄」
 ◆ビジネス顕微鏡
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 「解放」最新号































  


憲法改悪阻止! アベノミクス粉砕!

安倍ネオ・ファシスト政権を労学の力を結集し打倒せよ

米軍石平司令部に向けオスプレイ追加配備阻止の拳
(7・5 沖縄)
 安倍政権は、目前に迫った参議院選挙(七月二十一日投開票)において「衆参のねじれを解消し、政治の安定を実現する」などと謳いあげながら、国会議席の数の力≠ナもって集団的自衛権行使の合憲化や解雇自由化などの労働諸法制の改悪、そして原発再稼働などの反動諸攻撃を一気呵成に貫徹しようと身構えている。それだけではない。「憲法を国民の手に取り戻す」と叫びたてている安倍は、「アベノミクスによる景気回復」という宣伝を前面におしだして人気取りを図り、あわよくば衆議院に続いて参議院においても改憲勢力が三分の二以上の議席を獲得し、もって、一気に改憲の道を突進する構えなのだ。まさに今、われわれが最先頭にたって広範な労働者・学生・人民の決起をかちとり、ネオ・ファシズム的反動化に抗する闘いの一大高揚をきりひらいてゆかなければ、わが日本の労働者・人民は戦争と貧困と無権利の地獄に突き落とされかねないのである。
 すべての労働者・学生諸君! この決定的な局面において、われわれは決意も固く奮闘しようではないか。今こそアベノミクスを粉砕し、憲法改悪阻止の一大奔流を巻き起こせ! 参議院選挙において改憲派が三分の二以上の議席を獲得することを企む安倍政権・自民党の策動を絶対に許すな! 都議選での「躍進」に舞いあがり「自共対決」を看板にして「改革提言」なるものの右翼的緻密化に腐心している日本共産党中央の腐敗を暴きだせ! 憲法大改悪に突進する安倍ネオ・ファシスト政権を労働者・学生・人民の力を総結集して打倒せよ!

以下見出し
嘘八百の「景気回復」宣伝に狂奔する安倍政権

<軍国日本>再興のための改憲への突進

反安保・反独占を放棄した日共中央の腐敗を暴きだせ
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公務員賃金の大幅削減反対! 憲法改悪阻止! 反ファシズム統一戦線を構築しよう

改憲阻止の闘いを集票運動に解消する自治労本部・自治労連本部をのりこえ闘おう

自治体労働者委員会

 いま、都議選圧勝におごり高ぶる安倍自民党は、「改憲派による三分の二の議席獲得」を射程に入れて、自党の得票拡大のために「アベノミクスによる景気回復」の大宣伝をくりひろげている。参院選後には、改憲発議要件を緩和する憲法第九六条の改定を突破口に、憲法の全面改悪に突き進もうとしているのだ。われわれはこれを絶対に許してはならない!
 安倍政権は「アベノミクス効果」で「国民生活が豊かになる」などというウソ八百を並べたてている。だが、「アベノミクス」諸政策が一握りの独占資本家と富裕層を肥え太らせる一方で、労働者人民をいっそうの貧窮地獄に叩きこむものでしかないことは、すでに明らかではないか。しかも参院選後に安倍政権は、先送りしてきた「解雇規制の緩和」「年金引き下げ」「消費税大増税」などなどを強行しようとしている。安倍政権は「世界で一番企業が活動しやすい国」にすると称して、あらゆる犠牲を労働者人民に強要しようとたくらんでいるのだ。首相・安倍らが日本軍国主義のアジア・中国への侵略戦争を聖化する発言をくりかえし、アジア諸国人民・政府の猛反発を浴びた。いまや安倍政権は、「世界の孤児」と化している。けれども、このネオ・ファシスト政権は平然と居直り、あくまでも日本国家を中国に対抗しアメリカとともに戦争をやれる一流の軍事強国≠ヨとおしあげることを策し、ますます憲法改悪の野望をたぎらせている。そして、国内の支配体制を強化するために、すべての学生自治会や労働組合の破壊を策している。とりわけ、わが革命的・戦闘的労働者が所属する公務員労働組合にその照準を合わせているのだ。
 全国のたたかう自治体労働者諸君!
 いま、日本労働者階級の闘いは重大な危機に直面している。この危機を突破しうるのはわれわれしかいないことは明らかだ! アベノミクスの化けの皮をはぎ、公務員賃金の大幅削減攻撃を打ち砕こう! アベノミクスを粉砕しよう! 安倍政権がしかける憲法改悪と日米新軍事同盟強化の一大攻撃を打ち砕こう! 各職場深部から組合組織を強化し、公務員労組破壊攻撃を打ち砕け! 反ファシズムの巨大な戦列を構築しよう!

以下見出し
T 公務員賃金削減攻撃と労働者人民を貧窮地獄に叩き込むアベノミクス

U 自治労本部・自治労連本部の腐敗と歪曲に抗して闘おう

V 安倍政権の反動諸攻撃粉砕! 反ファシズム統一戦線を構築しよう
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「改憲論議」容認の「連合政治方針」の決定を許すな

 労働戦線から改憲反対・安倍政権打倒の火柱を!

 七月二十一日の参院選投票日を目前に控えて、「連合」古賀指導部は傘下労組の組合員を民主党候補への集票に動員しようと躍起になっている。彼らは「新自由主義にもとづく労働規制緩和反対」を掲げて労働者の味方面(ヅラ)をおしだすことに腐心している。そうすることによって、民自公三党合意(二〇一二年六月)にもとづいて消費税増税を決定した前・野田政権と民主党への幻滅・嫌悪感を抱く多くの下部組合員を再度民主党支持につなぎ止めようと必死になっているのだ。
 古賀指導部はまた、民主党・海江田執行部と歩調を合わせて、「九十六条先行改定反対」をおしだしている。「政治方針見直し」の名において「改憲論議容認」へ踏みだそうとして下部組合員の圧倒的な弾劾を浴びた古賀指導部は、「連合」として安倍政権の改憲攻撃に反対するかのような姿勢をおしださざるをえなくなっているのだ。だが、彼らは憲法改悪反対の闘いを大衆運動として組織しようとはしていない。「連合」指導部を牛耳っている基幹労連やUAゼンセンなどの右派労働貴族どもは参院選の帰趨を見定めながら、改憲論議に「連合」として加わり憲法改定賛成の方向に舵を切ることを十月大会で正式に決定させようと画策しているのだ。これら右派労働貴族どもの策動を絶対に許してはならない。参院選において改憲勢力≠ナ議席の三分の二余を制することを企む安倍政権・自民党の策動を打ち砕き、改憲阻止闘争の爆発をかちとるために、すべての革命的・戦闘的労働者はさらに奮闘しようではないか!

以下見出し
下からの弾劾の声に追いつめられた「連合」指導部

 自己保身から「素案」を修正

 労組内から噴きあがる「改憲反対」の声

改憲容認への踏み出しを策す右派労働貴族

憲法改悪を打ち砕く戦列を強化せよ
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「オスプレイ追加配備阻止!」 
米軍石平司令部に抗議 7・5沖縄
 七月五日、オスプレイ追加配備に突進する日米両政府にたいして怒りの声を突きつけるために「オスプレイ配備撤回・追加配備を許さないデモ行進」(主催・沖縄平和運動センター)が開催された。琉球大学・沖縄国際大学のたたかう学生たちは、結集した平和運動センター傘下の労組員や市民とともに、米軍石平司令部にたいするデモ行進に勇躍決起した。
米軍石平司令部にむけて怒りのシュプレヒコールを叩きつける
(7月5日、北中城村・米軍石平司令部前)
  
「八尾空港でのオスプレイ訓練」を叫ぶ橋下を糾弾 6・24大阪
 六月二十四日に大阪市内において「『オスプレイ訓練を八尾空港で受け入れ』に厳重に抗議する緊急集会」(主催は「大阪平和人権センター」)が開催された。「沖縄の負担軽減」の名のもとに「オスプレイ訓練の八尾空港での受け入れ」を表明した日本維新の会代表(大阪市長)橋下。この橋下発言に怒りを燃やす自治労、大阪教組、JR総連などの労働組合や市民団体など一〇〇〇名の労働者・市民が結集し、集会と大阪市役所への抗議デモを実現した。奈良女子大学と神戸大学の学生もこの集会、デモに参加し最後まで奮闘した。
大阪市役所にむけて橋下糾弾の拳があがる
(6月24日、大阪)
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金沢で改憲反対の声 6・25
 六月二十五日、金沢の四名の弁護士が呼びかけ、「憲法改悪に反対する石川県実行委員会」が主催して「憲法改悪に反対する集会」が金沢市で開催された。「戦争への道、憲法改悪に反対しよう!」という統一スローガンのもとにもたれたこの集会には、石川県平和運動センターや石川県労連傘下の諸労組の組合員をはじめとして多くの市民が結集した。金沢大学共通教育学生自治会のたたかう学生たちは、労働者や市民と連帯して、「憲法改悪反対」の闘いの高揚を実現するために、「安倍ファシスト内閣を打ち倒そう」というスローガンを高くかかげながら、最後までこの日の闘いをたたかいぬいたのである。
石川県下の労働者・市民とともに闘う学生たち
(6月25日、金沢)
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各地で安倍政権打倒の火柱 6・30
 那覇/札幌/金沢
那覇
 ネオ・ファシスト安倍政権が憲法大改悪のために、参議院三分の二の改憲派≠ノよる制圧をたくらみ、米日両権力者が普天間基地への八月オスプレイ追加配備を強行しようとしている緊迫した状況のまっただなかで、沖縄県学連の学生と県反戦労働者委員会の労働者は、この米日両権力者による極反動攻撃を打ち砕き、安倍政権を打倒するために6・30労学統一行動に勇躍決起した。
自民党沖縄県連に向け意気高くデモ行進
(6月30日、那覇)
総括集会をかちとる沖縄の労学
(6・30、那覇市牧志公園)
  
札幌
 六月三十日、全学連北海道地方共闘会議の学生たちと反戦青年委員会の労働者は、札幌市内において全道労学統一行動に決起した。
札幌市街を進撃する労学のデモ隊
(6月30日)
  
金沢
 六月三十日、金沢大学共通教育学生自治会のたたかう学生たちは、愛知大学からかけつけた学生たちとともに、「憲法改悪阻止!アベノミクス反対! 安倍政権に怒りを! 6・30香林坊デモ」と銘うった街頭闘争に勇躍決起した。金大・愛大のたたかう学生たちは、選挙カンパニアに埋没する既成反対運動をのりこえ、「憲法改悪阻止!アベノミクス粉砕!」「安倍ネオ・ファシスト政権打倒!」の火柱を北陸の地において赤々とぶちあげたのだ。
闘志をみなぎらせ「6・30香林坊デモ」にうってでた闘う学生
(金沢市街)
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