第2257号(2013年2月25日)の内容
<1面>
3・10春闘総決起集会に結集せよ
改憲阻止! 未曽有の賃下げ・首切り攻撃を打ち砕け!
<4〜6面>
2・10革マル派結成50周年 革共同政治集会基調報告
ネオ・ファシズム反動攻撃を打ち砕き
反スターリン主義運動の巨大な前進を切り拓け
革共同全国委員会議長 植田琢磨
<6面>
地域別最低賃金の引き下げを叫ぶ独占資本家
Topics 「アベノミクス」諸政策を許すな!
<3面>
生活保護受給者バッシングにいそしむ御用学者
<2面>
防衛相来沖に怒りの拳 1・16 沖縄
「オスプレイ撤去!」
米軍司令部に闘う学生がデモ 1・19 沖縄
鹿大生が憲法改悪阻止集会 1・30
<7面>
大リストラを強行する日本の製造業諸独占体
<8面>
万華鏡2013――情勢の断層を読む
◆許すな「暗黒時代」
◆アベデュケーション
◆民衆ソッチのけ
◆狂騒の「シェール革命」
詩・茨木のり子さんなら…
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号
3・10春闘総決起集会に結集せよ 改憲阻止! 未曽有の賃下げ・首切り攻撃を打ち砕け! 憲法改悪の意志をむきだしにしている安倍ネオ・ファシスト政権が、増税・社会保障制度改悪・労組破壊などの攻撃をいっきにしかけ、独占資本家どもが労働者の頭上に賃下げ・首切りの攻撃をふりおろしている。この一大攻撃のただなかで、われわれはいま二〇一三年春闘をたたかっている。 北朝鮮の金正恩政権が強行した地下核実験や、中国艦船による日本国軍のヘリや艦船にたいする射撃用レーダー照射という挑発的行動に直面した安倍政権は、「中国・北朝鮮の脅威」を煽りたてつつ、「集団的自衛権行使の合憲化」に、そして日米新軍事同盟の強化と自衛隊の大増強に突進している。安倍はまた、「アベノミクス」という名の経済政策を強行し、労働者・人民にさらなる貧窮化を強制している。あたかもこの政策が労働者・人民にも恩恵をもたらすかのようによそおうために安倍は、独占資本家どもにたいして、「デフレ脱却のために報酬引き上げを」と要請してみせた。これにたいして財界三団体の独占資本家どもは、「月例賃金の引き上げは難しい」と、あくまでも「定期昇給実施をめぐる交渉が中心となる」などと傲然と宣明しさらなる賃金切り下げを強行しようとしている。そして彼らは、海外での事業展開と事業構造の再編成のために、国内生産拠点の統廃合と労働者の大量首切りを強行しているのだ。 だが、現に電機をはじめとした傘下の労働者が人員削減の嵐に直面しているにもかかわらず、許し難いことに「連合」傘下組合の労働貴族どもは、「企業業績の向上は長い目で見なければならない」などと資本家の言辞をオウム返しにして、月例賃金の引き上げ要求はおろか、首切り反対を掲げることすら完全に放棄している。しかも「連合」古賀指導部は、ついに「憲法改正論議」を容認する方針をうちだすにいたった。 すべてのたたかう労働者諸君! 独占資本家どもに屈従し、安倍政権の経済政策を翼賛する「連合」労働貴族のこの腐敗をうち破っていま総反撃にうってでないならば、労働者・人民はまさしく奈落の底に突き落とされてしまう! われわれは、いまこそネオ産業報国運動を突き破り、<賃下げ・首切り反対! 安倍政権の改憲阻止! 労組破壊粉砕!>を掲げて一三春闘の戦闘的高揚をかちとろうではないか。世界各地で戦争と圧政と貧困強制に反対してたたかっている労働者・人民と連帯してたたかおう。 すべてのたたかう労働者は、「二〇一三年春闘勝利! 3・10労働者怒りの総決起集会」に結集せよ! (以下、見出し) 北朝鮮の核実験強行――東アジアで高まる戦乱の危機 改憲と日米新軍事同盟強化に突進する安倍政権 労働者・人民に貧窮を強いる「アベノミクス」諸政策 首切り・賃下げに狂奔する独占資本家ども 「連合」指導部のネオ産報運動を突き破れ 二〇一三春闘の戦闘的高揚を |
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2・10革マル派結成五〇周年 革共同政治集会 基調報告 ネオ・ファシズム反動攻撃を打ち砕き 反スターリン主義運動の巨大な前進を切り拓け 日本革命的共産主義者同盟 全国委員会 議長 植田琢磨 はじめに 革命的マルクス主義派結成五〇周年・革共同政治集会に全国から結集したすべてのたたかう労働者・学生諸君! 革マル派結成五〇周年の歴史的節目にあたって、同時に、わが日本反スターリン主義運動の創始者・同志黒田寛一の逝去から七年目を迎える現時点において、われわれは、日本革命的共産主義運動の巨大な前進を切り拓くために、新たな決意をうち固めなければならない。 本日、会場ロビーにおいて、「同志黒田の思索と探究の世界」というテーマで「特別展示」がおこなわれています。そのなかで、同志黒田が遺していた厖大な量のノートや、『実践と場所』全三巻をはじめ、これまで刊行されてきた書籍の直筆の原稿などが展示されています。 私がまず、目が釘付けになったのは、表紙に「1963」と大書きされた分厚い「ノート」でした。私も、黒田さん自身の「組織会議のノート」をはじめて見させていただきました。しかもそれは、ちょうど五十年前の一九六三年二月八日〜九日に開催され、わが同盟の新たな出発点を築いた「革マル派結成のための全国代表者会議(革マル派第一回大会)」の、まさにその時のノートであります。この革マル派結成大会は、数十名の同志の参加のもとに開催されたそうですけれども、そのノートには、まず発言者の「名前」が書かれていて、つぎに発言内容が要約的に筆記され、そして発言にかかった時間を、発言者の「名前」の横に書き記していました。(たとえば「朝倉(二五分)」というように)そして最後には、ただちに問題点と課題≠ェ数点にわたって記されていました。私には、とても真似はできないと思いますが、真似をする努力はしなければならない≠ニ感じ、おそまきながら決意した次第であります。 そして、黒田さんが、一九九二年五月に執筆された「世紀末の思想問題」という論文や、『実践と場所』の直筆原稿などが、「展示」されていました。黒田さんが、文字どおり「見えぬ紙上に」執筆された直筆の原稿を見させていただいて、私が想起するのは、『実践と場所』「まえがき」冒頭の一文であります。 反スターリン主義運動創成からちょうど四十年を経た一九九七年の五月十七日に、同志黒田はつぎのように記している。 「革命家としての道を歩みはじめてから、はや四十年。 二十世紀中葉以降の激動した世界を、暗闇につつまれた熱情をもって私は、まがりなりにも生き続け、そして変革的実践に精根を傾けてきた。それにもかかわらず、革命の勝利への道のりは、未だ遠い。とはいえ、変革的実践への私の意志はなお堅固であり、革命への情熱に私は今も燃えたぎっている。 薄暮の世界から漆黒の闇への変転を体験し、おのれの定め(インペアメントとハンディキャップ)にめげず挫けることなく、私なりに苦闘してきた……。 漆黒の暗闇のなかで書きしるした本書『実践と場所』全三巻が、……、現実を読む≠アとに生きてきた私の変革的実践の産物であることは確かなのである。」と。 そして、その最後には、「草稿を解読し清書してくれた同志」にたいする「感謝の意」とともに、「わが革命運動の途上において、国家権力の謀略の刃に斃れた七十余名の同志に、そして今もなお変革的実践に邁進している数多の同志に、本書を捧げる。」というように、われわれにたいする激励の言葉が記されております。 また、この「まえがき」におさめられている二十二の句とうた≠ヘ、「願はくば残夢の果の金木犀」という句でしめくくられています。黒田さんは、自分自身の「暗闇につつまれた熱情」をこの「金木犀」という表現にこめて、わが運動と組織の発展のためにさらに奮闘せよと、跡を継ぐわれわれ一人ひとりに遺言の意味を込めて記されたのだと、私は思います。 この同志黒田の遺志を引きつぎ、われわれじしんもまた、黒田さんのように、わが革命の実現にむけた燃えたぎる熱情を日々みずからに沸き立たせ、ますます腐蝕を深める二十一世紀現代世界をその根底から覆すことをめざして、日本反スターリン主義運動の巨大な前進をいまこそ切り拓いていかなければならない。 以下、見出し T ネオ・ファシスト安倍政権の極反動攻撃を打ち砕け U 革マル派建設五〇年の歴史的教訓 V 強大なプロレタリア前衛党を建設せよ W 日本反スターリン主義運動の巨大な前進を切り拓け |
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防衛相来沖に怒りの拳 1・16 沖縄 | |
一月十六日、辺野古への海兵隊新基地建設をおしすすめるために来県した防衛相・小野寺にたいする緊急抗議集会(沖縄平和運動センター主催)が県庁前で開催された。琉球大学と沖縄国際大学のたたかう学生たちは、集まった労働者・市民とともにその最先頭で防衛相・小野寺にたいして「辺野古新基地建設阻止! 安保粉砕!」の怒りの声を断固としてたたきつけた。 | |
防衛相・小野寺にシュプレヒコールを叩きつける労・学・市民 (1・16、沖縄県庁前) |
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「オスプレイ撤去!」 米軍司令部に闘う学生がデモ 1・19 沖縄 |
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一月十九日、琉球大学と沖縄国際大学のたたかう学生たちは、「オスプレイ撤去! 辺野古新基地建設阻止! 憲法改悪阻止! 学生マーチ」(琉大・沖国大両自治会主催)にたちあがった。 |
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米軍石平司令部に向け琉大・沖国大の学生が<反安保>の拳 (1・19、宜野湾市) |
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鹿大生が憲法改悪阻止集会 1・30 | |
鹿児島大学のたたかう学生たちは一月三十日、鹿大郡元キャンパスにおいて「許すな! 憲法改悪ストップ! TPP参加 1・30鹿大抗議集会」を開催した。鹿大のたたかう学生たちは、憲法改悪をはじめとした安倍政権の極反動攻撃を打ち砕く決意も固く、全国の闘いと連帯して学内集会を実現したのだ。 |
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中央食堂前で気勢をあげる鹿大生 (1・30) |
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