第2242号(2012年11月5日)の内容

<1面>
野田対米隷従$ュ権打倒の炎 10・21
 オスプレイ配備・低空飛行訓練粉砕!
 原発新増設・再稼働阻止!
 全学連・反戦 労学統一行動に起つ

<4面>
浜岡原発再稼働を許すな! 即時廃棄をかちとれ!
<5面>
「原発の早期再稼働」を叫ぶ基幹労連労働貴族を弾劾せよ
<2面>
米兵の女性暴行糾弾!怒り爆発 沖縄
「さようなら原発」集会に12000が結集 10・13札幌
日米共同島嶼奪還訓練の狙い
<3面>
新たな試練にたつ反米チャベス政権
沖縄の反基地闘争の高揚にあせる米軍当局と自民党
<6面>
「原子力平和利用」論を護持する本部を弾劾 全教教研集会
<7面>
Topics 世界で労働者がゼネスト・デモ
インド マルチ・スズキ
 大弾圧に抗し闘う労働者
<8面>
マルクス主義の土着化について
  「解放」最新号




























  


野田対米隷従$ュ権打倒の炎 10・21

オスプレイ配備・低空飛行訓練粉砕!

原発新増設・再稼働阻止!


全学連・反戦 労学統一行動に起つ

「安保強化・改憲を許すな」国会・首相官邸に怒りの拳
(10・21、霞が関)
“普天間の激闘”をひきつぎ闘うぞ! 意気あがる労学
(10月21日、芝公園)
 十月二十一日、全学連と反戦青年委員会は、アメリカ大使館、国会・首相官邸にたいする戦闘的デモンストレーションに決起し、オスプレイ配備を強行したオバマ政権にたいする怒りを叩きつけるとともに、安保強化、原発・核開発、さらには社会保障の切り捨てに突き進む反動野田政権打倒の炎を首都中枢に燃えあがらせた。たたかう労働者・学生は、米日両権力者を震撼せしめた普天間基地全ゲート封鎖という画歴史的闘いの凱歌をあげ、今こそ労学の実力で野田対米隷従$ュ権を打倒する、その闘いの火柱をうちあげたのだ。
 沖縄においては、普天間基地ゲート封鎖闘争に鼓舞され、労働者・人民が米軍にたいする積年の怒りを燃えあがらせている。オスプレイ配備強行と米兵による女性暴行事件にたいして沖縄の労働者・人民五〇〇名は、「すべての米軍基地撤去」を掲げて闘いに決起し、在沖縄米四軍統合司令部の石平(いしんだ)ゲートを封鎖に追いこんだ(十月十七、十九日)。この闘いの最先頭で<基地撤去・安保破棄>の旗高く闘いを牽引したのが、沖縄県学連の学生たちにほかならない。この沖縄のたたかう労働者・学生と連帯し、全国のたたかう労働者・学生は、首都・東京、札幌、名古屋、大阪、福岡の全国五ヵ所において、オバマ政権と対米隷従≠フ野田政権にたいする戦闘的デモンストレーションに断固として起ちあがったのだ。
 今、東アジアにおいては、東シナ海・南シナ海の制海権をめぐる米―中の軍事的角逐が激化し、そのただなかで尖閣諸島をめぐる日・中の軍事的衝突の危機がいやましに高まっている。こうしたなかで日本においては、野田政権がオバマ政権にどこまでも隷従し日米新軍事同盟の飛躍的強化に突き進んでいる。のみならず、安倍・石破らの自民党タカ派政治エリートどもや「日本維新の会」の橋下らがここぞとばかりに「反中国」の民族排外主義的ナショナリズムを煽りたて、「集団的自衛権行使の合憲化」「憲法改正」を叫びたてている。この輩どもは、労働組合運動や左翼とみなしたものを敵視し、その破壊を策してもいるのだ。
 全学連と反戦青年委員会は、こうしたファシズム的反動の暴風を打ち破るという闘志をみなぎらせ、この日の闘いに決起した。「日米安保堅持」を主張し原発再稼働を容認する「連合」古賀指導部を弾劾し、普天間基地ゲート封鎖闘争から完全に逃亡した日共中央を弾劾しつつ、かつ一切の闘いを次期衆院選むけの政策宣伝=票田開拓に解消している日共系の議会主義的闘争歪曲を許さず、わがたたかう労学は、反戦反安保、原発・核開発阻止、大増税・社会保障制度改悪反対の闘いの炎を燃えあがらせたのだ。

以下見出し
国会・首相官邸、米大使館へ戦闘的デモで進撃

「ファシズムの暴風を打ち砕け!」――意気高く総決起集会

〈反安保〉の戦列強化へ前進――10・21闘争の革命的意義

野田反動政権を労学の実力で打倒せよ!
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浜岡原発再稼働を許すな!

即時廃棄をかちとれ!

(以下、見出し)
静岡県議会で県民投票条例案を自・公・民が全会一致で否決

早期再稼働を企む米倉の浜岡原発視察

民主党内反対派°c員に恫喝をかける電力総連労働貴族

もっとも危険な原発=浜岡原発を即刻廃棄せよ
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「原発の早期再稼働」を叫ぶ基幹労連労働貴族を弾劾せよ

 民主党野田政権は、原発再稼働に反対する巨万の労働者・人民を懐柔するために、欺瞞的にも「二〇三〇年代に原発稼働ゼロを可能にする」などと明記した「革新的エネルギー・環境戦略」(以下、新エネルギー戦略と略記する)を策定し公表した(九月十四日)。だが彼らは、日本独占ブルジョアジー主流の総力をあげた圧力とアメリカ帝国主義のオバマ政権による恫喝に屈服して、それを閣議決定することができず「二〇三〇年代に原発稼働ゼロ」という目標の即刻撤回≠ノ追いこまれたのであった(九月十九日)。
 野田政権は、彼らにとっては想定外≠フこのドタバタ劇の渦中においても、停止中原発の早期稼働に向けた工程表≠ノのっとっての諸策動を一挙に進めてきた。新たにつくられる原子力規制委員会の委員は国会同意を必要とする人事案件であるにもかかわらず、野田政権は首相権限で原発推進派を任命し、九月十九日にこの委員会を正式に発足させた。しかも、その発足を前にしてかけ込み的に、昨年3・11以降、建設工事を中断していた電源開発(Jパワー)の大間原発など三基の新規原発の工事再開を許可し、同時に核燃料サイクル開発の推進継続も決定したのだ。
 こうした野田政権による原発・核開発の推進にたいして、「連合」指導部は、「原発ゼロ」の閣議決定に反対し新エネルギー戦略から「三〇年代の原発稼働ゼロ」の文言を削除することを激しく要求した独占ブルジョアジー主流に全面的に協力した。
 われわれは、このような労働貴族どもの原発推進に向けた策動を弾劾し、同時に既成指導部の「エネルギー政策転換」要求運動をのりこえ、「原発再稼働絶対阻止、すべての原発・核燃サイクル施設を廃棄せよ!」を掲げて原発・核開発反対闘争をさらに大きく創造するのでなければならない。そのために以下、「原発ゼロ反対」「原発の早期再稼働実現」の対政府要求を盛りこんだ「産業政策」を掲げて「連合」指導部のエネルギー政策策定を先導している基幹労連労働貴族どもの反労働者性を暴きだしていこう。

以下見出し
1 独占資本家と一体で「原発稼働ゼロ」の文言削除を要求

2 「原発再稼働早期実現」の旗振り役

3 「一三年度 産業政策」の反労働者性

 
3・11以前の「産業政策」の復活

 
「産業空洞化、雇用危機回避のため」というマヤカシ

 
原発輸出への積極的加担
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米兵の女性暴行糾弾!怒り爆発 沖縄
〈オスプレイ撤去! 普天間基地撤去! 安保粉砕!〉の声轟く
 米軍兵士による女性集団暴行事件(十月十六日)にたいして、今、沖縄の労働者・人民は、もえたぎる怒りを爆発させている。オスプレイを普天間基地に配備し飛行訓練を強行している在沖米軍の石平司令部前で、普天間基地野嵩ゲート前で、「全基地撤去・安保反対」を掲げて断固として糾弾の闘いを展開し、ゲート実力封鎖行動を敢行している。〔詳報次号〕
10・19 米軍司令部に肉迫し「女性暴行事件糾弾! オスプレイ撤去! 全基地撤去!」の怒りの声をたたきつける
(石平米軍司令部前)

10・17 嵐をついて米兵の女性暴行事件糾弾の緊急抗議闘争
(石平司令部前)
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「さようなら原発」集会に12000が結集 10・13札幌
 十月十三日、札幌市大通公園西八丁目広場において「さようなら原発一万人集会」が開催された。わが同盟はこの集会に結集した一万二〇〇〇人の労働者・市民に「すべての原発・核燃施設を廃棄させよ!」という檄を発し、集会の高揚のために奮闘した。北海道大学農学部学生自治会のたたかう学生たちは全道の学生とともに、集会とデモ行進を戦闘的に牽引したのだ。
 「原発・核燃サイクル推進反対!」の横断幕と「原・発・核・開・発・阻・止!」のプラカードを掲げて闘う
(10・13、札幌)

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