第2241号(2012年10月29日)の内容

<1面>
反動野田政権を打倒せよ

本全土でのオスプレイ飛行訓練反対!
 反戦反安保闘争の大爆発を!
<4〜5面>
私鉄総連指導部の歪曲に抗し秋年闘争を闘おう
大阪市営バス
 橋下市当局による民営化と赤字路線切り捨てを許すな
<2面>
「オスプレイ撤去! 普天間基地撤去!」
 
10・7沖縄労学統一行動
原発反対集会に戦闘的息吹 9・23 福岡
<3面>
大間原発建設阻止の声轟く
 
10・13さようなら原発集会in日比谷
闘う労学が原発反対集会で奮闘 10・7 名古屋
◎電力総連が「核燃サイクル推進」を呼号
<6面>
「産業再生」を謳い大リストラに全面協力する電機労働貴族
Topics 経団連が自民党と政策対話
<7面>
黒田さんの<1956年の断絶と飛躍>に迫るために
<8面>
万華鏡2012――情勢の断層を読む
◆センカク一遇のチャンス
◆不都合な上陸訓練
◆「犯罪インフラ」
◆究極の自業自得
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」最新号



































  


反動野田政権を打倒せよ

本全土でのオスプレイ飛行訓練反対!

反戦反安保闘争の大爆発を!

10・21労学統一行動に全学連と反戦が決起! 
首相官邸(左奥)に怒りの拳をつきつける
(東京)
 沖縄をはじめとする労働者人民の燃えたぎる反対の声を傲然とふみにじってMV22オスプレイの普天間基地配備を強行したアメリカ帝国主義のオバマ政権は、その直後からただちに住宅密集地上空を通過しての低空飛行訓練を開始した。米軍普天間基地ゲートを完全封鎖に追いこんだわが全学連と沖縄の労働者人民の画歴史的闘いに恐れおののきながらも、この人民の闘いに憎悪をむきだしにしてあえて威嚇的・挑発的に訓練を強行しているのがオバマ政権・米軍当局なのだ。それだけではない。このオスプレイ配備からわずか二週間後の十月十六日、沖縄で米兵による女性暴行事件が惹き起こされたのだ。いまや、労働者人民の反戦・反基地・反安保の闘いは、いよいよマグマのごとくたぎり、一気に爆発しつつある。
 だが、ヤンキー帝国主義のオバマ政権から日米安保同盟の首輪≠ガッチリとはめられた対米隷従の野田政権は、オスプレイの普天間配備に全面協力するのみならず、米軍辺野古新基地建設をも急ピッチでおしすすめる構えをしめしている。しかも、十一月に日・米両権力者は、尖閣諸島の領有を呼号する中国・胡錦濤政権の挑発的言動を絶好の口実として「島嶼防衛」を中心とした日米共同統合演習を日本全国でおこなおうとしている。しかも、ここぞとばかりに「反中国」の民族排外主義的ナショナリズムを鼓吹している自民党総裁の安倍や橋下ら、タカ派政治エリートやネオ・ファシストどもは「集団的自衛権の行使」「憲法改正」を主張し、野田民主党政権に圧力をかけているのだ。
 すべての労働者・学生諸君!「日米安保堅持」を唱えオスプレイ配備など日米新軍事同盟の強化に反対する闘いを抑えこむことに躍起となっている「連合」古賀指導部を弾劾せよ!「国難」を突破するための挙国一致≠フ体制づくりを、まさに「労使一体」となって叫びたてている「連合」古賀指導部を許すな! 他方、日共の不破=志位指導部は、党の政策としては「安保なくせの声を国民全体の声に」などと宣伝してはいる。だが、実際の大衆運動場面においては、「危険をまきちらすオスプレイの配備・訓練反対」の一点での「保守層との共同」に闘いをきりちぢめ、「反安保」を放棄しているのだ。
 いまこそわれわれは、こうした既成平和運動の腐敗を断固として突き破り、反戦・反安保闘争のさらなる爆発をかちとるのでなければならない。この闘いを「消費税大増税反対! 社会保障制度の大改悪反対!」の政治経済闘争、原発・核開発反対闘争と同時的・一体的に推進し、もって労働者人民に<戦争と貧困>を強制する反動野田政権を打倒しようではないか!

(以下、見出し)
東・南シナ海で激化する米・日―中の軍事的角逐

労働者人民に<戦争と貧困>を強制する野田政権

反戦反安保・政経闘争の爆発で野田政権を打倒しよう
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私鉄総連指導部の歪曲に抗し秋季年末闘争を戦闘的に闘おう

 原発再稼働・消費税大増税を尻押しする総連中央を弾劾せよ!

 私鉄総連指導部は、今一二秋季年末闘争において、「電力多使用産業としての鉄軌道業」なるものをおしだしながら、私鉄産業の存続と発展のためには「安価なエネルギー供給が必要である」ことを強調し、原発の再稼働を事実上容認する言辞をふりまいている。また彼らは、野田政権の「社会保障と税の一体改革」政策を支持するとともに、みずからも「財政危機」のもとでは「社会保障財源としての消費税」を増税する必要性を訴えてもいる。それだけではない。沖縄をはじめとして全国でくりひろげられている「オスプレイ配備反対」の反戦・反基地闘争に私鉄労働者が決起し合流することを押さえこむために、彼らは平和フォーラム系の集会に組合員が参加することさえ抑圧している。まさにこんにちの私鉄総連指導部は、「連合」中央・古賀指導部につき従い、労働者・人民に戦争と貧困を強制する民主党・野田政権をこの期におよんでもなお支持し支えていこうとしているのだ。
 私鉄の仲間たち! 今秋季年末闘争において、「連合」古賀指導部に追従する私鉄総連中央とそれに追随する各単組ダラ幹どもを弾劾せよ!
 われわれは、アメリカ・オバマ政権が強行したオスプレイの普天間基地配備・試験飛行の実施と、これを民主党・野田政権が唯々諾々として容認していることを、満腔の怒りをこめて弾劾し、オスプレイの沖縄配備反対・飛行訓練阻止を目下の課題とする反戦反安保の闘いを安保破棄をめざしてたたかうのでなければならない。
 また、アメリカ帝国主義のオバマ政権に隷従する野田政権は、「二〇三〇年代に原発ゼロ」を謳った「革新的エネルギー・環境戦略」なるものを、オバマ政権や日本の独占資本家どもに恫喝されるや否や発表後わずか五日で棚上げにしてしまった。そして野田政府は、なんと、停止中の原発の再稼働ばかりか大間原発など建設中の原発の工事再開やさらに新増設にまで突進しようとしているのだ。さらにこの政権は、消費税の大増税や社会保障の大幅切り捨てに狂奔している。こうした野田政権の超反動的諸攻撃を、われわれは絶対に許してはならない。
 賃金・労働諸条件をめぐる現行の「協約・協定」を私鉄諸企業の資本家が遵守しているか否かを「組織・職場で総点検」すること、ならびにそれらを「見直す」ことを主要課題とする私鉄総連の今秋季年末闘争を、われわれは、総連中央指導部の度し難い腐敗を弾劾し彼らによる「賃金制度確立」要求運動への闘争歪曲をのりこえ、戦闘的に切り開こう。この秋季年末闘争をたたかうただなかにおいて、<原発再稼働・核開発反対><消費税増税反対・社会保障制度の改悪反対><オスプレイ配備反対・日米新軍事同盟強化反対>の闘いをも、職場から創りだしていこうではないか。

(以下、見出し)
「エネルギーの安定供給確保」を名分に原発再稼働を尻押し

消費税大増税を積極的に容認

賃上げ闘争の「賃金制度確立」要求運動へのねじ曲げ

バス労働者の過酷な労働諸条件にフタをした「規制緩和の弊害是正」の請願

私鉄労働運動の戦闘的再生をかちとれ
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「オスプレイ撤去! 普天間基地撤去!」
 10・7沖縄労学統一行動
 十月七日、沖縄県学連ならびに全学連派遣団のたたかう学生と県反戦労働者委員会の労働者たちは、10・7沖縄労学統一行動に決起し、「普天間基地へのMV22オスプレイ配備弾劾! オスプレイの飛行訓練阻止! 普天間基地の即時撤去!」の声をとどろかせ普天間基地野嵩(のだけ)ゲートと在沖米軍石平(いしんだ)司令部への怒りの抗議闘争を勇躍敢行した。
沖縄県警機動隊が装甲車と鉄柵で阻止線をはる普天間基地野嵩ゲート前で「基地撤去! 安保粉砕!」のシュプレヒコールを叩きつける
(10月7日)


全ゲート封鎖を闘い抜いた闘志に燃え米軍司令部に怒りの拳
(10月7日)
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大間原発建設阻止の声轟く
 10・13さようなら原発集会in日比谷
 十月十三日、東京の日比谷野外音楽堂において「10・13さようなら原発集会in日比谷」が開催された。野田政権の原発推進政策にたいする怒りと危機感に燃えた労働者・学生・市民六五〇〇名は、「原発再稼働反対! 大間原発の工事再開を許さないぞ!」の声を首都中枢に断固として轟かせた。
集会高揚へ! 決意を漲らせ結集した闘う学生
(10月13日、日比谷野音)

都心を戦闘的にデモ行進するたたかう学生の隊列
(10月13日、数寄屋橋)
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