第2235号(2012年9月17日)の内容

<1面>
原発・核開発反対闘争の爆発を!
 全原発・核燃施設を直ちに廃棄せよ
  破産した日共の「原発ゼロ」請願運動をのりこえ闘おう
9・9沖縄県民大会
 <安保破棄>掲げ戦闘的労学が奮闘

<2面>
オスプレイ配備阻止!
防衛相の来沖を弾劾 8・29 沖縄

道共闘 離島有事訓練に抗議 8・28 札幌
<3面>
全学連第133回中央委に結集せよ
「日本の南部の島」にXバンドレーダー配備を策すオバマ政権
<4面>
学習ノート
本質論と現実論
黒田寛一「商品論と人間論」に学ぶ

<5面>
「人間の信頼について」と「協力の倫理と論理」
<6面>
国家戦略会議が「40歳定年制」を提言
マイナス金利≠ニは?
Topics 「改正高年齢者雇用安定法」の欺瞞
<7面>
活断層の上に建つ志賀原発の廃炉をかちとれ!
「痛痛病」に苦しむ中国人民
<8面>
万華鏡2012――情勢の断層を読む
 ◆ムラ人こぞりて
 ◆「新自由主義攻撃」
国際短信
 南アフリカ・ズマ政権による鉱山労働者大虐殺を弾劾せよ
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」最新号





































  


原発・核開発反対闘争の爆発を!

全原発・核燃施設を直ちに廃棄せよ

破産した日共の「原発ゼロ」請願運動をのりこえ闘おう

 わが革命的・戦闘的労働者・学生は、オスプレイの沖縄配備に反対する「9・9沖縄県民大会」の戦闘的高揚をかちとるために、結集した一〇万人の沖縄人民の最先頭において<安保破棄>を掲げ果敢にたたかいぬいた。われわれは、この闘いの成果をうち固め、沖縄そして全国においてオスプレイ沖縄配備阻止を当面の焦点とする反戦反安保闘争の高揚をかちとるのでなければならない。

 同時にわれわれは、この闘いと結びつけながら、原発・核開発反対闘争の大爆発を実現するのでなければならない。いま野田政権は、新たな原発・エネルギー政策の策定と原子力規制庁の発足を急いでいる。この政権は、労働者・人民の「原発止めろ」の声を踏みにじって、大飯原発3・4号機再稼働につづいて、全国の原発を再稼働させようとしているのだ。福島においては、なお一六万人の福島第一原発周辺の住民が避難生活を余儀なくされ、原発労働者たちは劣悪な労働条件のもとで事故収束作業にあたっている。人民に犠牲を強要しながら、なおかつ、第二・第三のフクシマ≠招きかねない原発再稼働に突き進む野田政権を絶対に許すことはできない。

 ところが、「連合」の労働貴族どもは、この野田政権と与党・民主党を全面的に支持し、傘下の労組・労組員の原発反対の闘いを徹底的に抑圧している。これを断固としてうち砕くのでなければならない。また、代々木共産党は、日本帝国主義権力者が「潜在的核保有国」としての技術的基盤の確立という野望をむきだしにして核燃料サイクル開発に突き進もうとしている今日この時に、なおも政府にエネルギー政策の転換を請願するものへと闘いをねじまげている。この日共系の「原発ゼロ」請願運動をのりこえ、原発・核開発反対闘争の戦闘的高揚をかちとろうではないか。
 原発再稼働阻止! すべての原発・核燃施設の即時停止・廃棄をかちとれ! 反動諸攻撃をふりおろす野田政権を労学の実力で打倒せよ!

以下見出し
原発推進・核燃サイクル開発に固執する野田政権

既成指導部の混迷とわが戦闘的労学の闘い

原発・核開発阻止闘争を反戦闘争と一体的に推進せよ
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9・9沖縄県民大会

 
<安保破棄>掲げ戦闘的労学が奮闘

「オスプレイ配備阻止!」10万人の怒りが爆発 
宜野湾市海浜公園

 南国の晴天下、一〇万人の労働者・人民の怒りが赤あかと燃えあがった!「オスプレイ配備反対沖縄県民大会」(同実行委員会主催)が九月九日に宜野湾市海浜公園で開催され、米日両国権力者が九月下旬にも強行をたくらんでいる米海兵隊新型輸送機MV22オスプレイの普天間基地への配備に怒りの拳をあげたのだ。
 午前十一時の集会開始前から、米日両政府への怒りに燃えた労働者・学生・市民が続々と駆けつけ、両政府への「レッドカード」を意味するシンボル・カラーの<赤>のシャツ・帽子・スカーフなどを思い思いに身につけて、海浜公園の広大な空間を赤一色に染めあげた。
 戦闘的・革命的労働者・学生たちは、「オスプレイ配備計画の撤回」と「普天間基地の閉鎖・撤去」を掲げたこの日の集会を、オスプレイ配備を中心環とする日米新軍事同盟の対中国攻守同盟としての飛躍的強化に反対する<反戦・反安保>の闘いへと高揚させるために全力をあげて奮闘した。
 琉球大学・沖縄国際大学のたたかう学生たちは集会終了後に唯一、参加した市民・学生大衆を大量に結集し、「安保破棄・基地撤去」「反動野田政権打倒」の横断幕を先頭に、普天間基地大山ゲートに向けて戦闘的なデモンストレーションを敢行した。
 会場には「安保破棄めざして闘おう!」と大書したわが同盟革マル派の大横断幕が掲げられ、深紅の革マル旗が海風にへんぽんと翻った。わが同盟は、この闘いの反戦・反安保闘争としての高揚を呼びかける『解放』号外を、万余の労働者・人民にくまなく配布した。こうしてわが同盟は、すすむべき革命的方向性を鮮明に指ししめしつつ、この日の闘いを牽引したのである。
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全学連第133回中央委に結集せよ

今秋期闘争の爆発へ――
革命的指針と態勢を確立せよ


原発再稼働・輸出に突進する野田政権

オスプレイ沖縄配備強行を策す日米両権力者

総力をあげて野田政権打倒へ前進せよ



全学連第一三三回中央委員会
 9月19日(水)〜20日(木) 於 東京
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学習ノート

本質論と現実論

 黒田寛一「商品論と人間論」に学ぶ

以下見出し
 「商品論と人間論」と「経済学と弁証法」

 「正統派」護教論との対決

 マルクスに学びマルクスを一歩つきぬけ進めた
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「人間の信頼について」と「協力の倫理と論理」


 一、小田切の弾劾

 二、黒田の構え方

 三、統一戦線論解明の端緒
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オスプレイ配備阻止!
防衛相の来沖を弾劾 8・29 沖縄
 防衛相・森本が、モロッコで起きたオスプレイ墜落事故にかんする「日本政府独自」の「調査報告書」をたずさえて、八月二十九日に沖縄を訪れた。これにたいして、「基地の県内移設に反対する県民会議」や「普天間爆音訴訟団」などの呼びかけのもとで、「オスプレイ配備をおしつける森本防衛大臣来県に反対する緊急抗議行動」が、この日森本が訪問した沖縄県庁と宜野湾市役所において連続的にとりくまれた。
来沖した防衛相・森本に怒りを叩きつける労学
(8・29、沖縄県庁東門前)

闘う学生・労働者が「普天間基地撤去! 安保粉砕!」のシュプレヒコール
(8・29、宜野湾市役所正面玄関)
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道共闘 離島有事訓練に抗議 8・28 札幌
 八月二十八日、午後二時。全学連道共闘の学生は、札幌市中央区にある陸上自衛隊北部方面隊総監部正面ゲート前に断固として登場し、「離島有事訓練阻止!」と大書した横断幕をひろげ、道共闘旗を高だかとひるがえした。
 たたかう学生は、抗議文を受け取りに出てきた迷彩服姿の自衛隊員に断固として抗議文を読みあげた。
抗議闘争に決起した学生
(8・28、北部方面隊総監部正面ゲート)
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国際短信
 南アフリカ・ズマ政権による鉱山労働者大虐殺を弾劾せよ
 八月十六日、南アフリカのロンミン社(イギリス系鉱物資源会社、プラチナ産出世界第三位)が所有するプラチナ鉱山において、賃上げと労働条件改善を要求してストライキをたたかっていた労働者に、警察治安部隊が自動小銃を無差別に乱射して襲いかかった。
 イギリス系多国籍企業に追随するズマ政権と既成労組指導部とが結託した流血の大弾圧を、われわれは断固として糾弾する。
 FLTIの中心組織であるアルゼンチン「労働者民主主義(デモクラシア・オブレラ)」は八月二十四日に「アルゼンチン国際主義革命的中核」をはじめとする諸党派や「シリア人民支援委員会」などの学生・労働者諸グループとともに、ブエノスアイレスの南ア大使館への緊急抗議闘争と、シリア大使館への虐殺糾弾闘争を敢行した。
FLTIアルゼンチン組織「労働者民主主義」は8月24日に、シリア人民支援委員会らとともにシリア大使館と南ア大使館にたいする抗議闘争に決起した
(ブエノスアイレス)
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