第2233号(2012年9月3日)の内容

<1面>
9・9沖縄県民大会に反安保の炎を!
 オスプレイ沖縄配備阻止! 日米新軍事同盟強化反対!
 反戦反安保・原発再稼働阻止・大増税反対の闘いで野田政権を打倒せよ!

<4〜5面>
「超大国ロシア復活」への加速の号令
<2面>
陸自・北部方面隊による離島有事訓練を阻止せよ
海自艦の那覇新港入港に抗議 8・4
国学院大学生総会で「原発再稼働反対」の特別決議 7・14
<3面>
8・5国際反戦集会の高揚かちとる
 
北海道/北陸
<6面>
シャープ資本 8000人の人員削減を許すな
橋下大阪市当局の生活保護受給者切り捨てを阻止せよ
Topics 中央最賃審が低額の「引上目安」
<7面>
活断層の真上に建てられた志賀原発を直ちに廃棄せよ
◎窮熊、子猫に噛まれる
◎究極のサバイバビリティ
週間日誌<世界の動き・日本の動き>
<8面>
第50回国際反戦集会 海外からのメッセージ B
  「解放」最新号




























  


9・9沖縄県民大会に反安保の炎を!

 オスプレイ沖縄配備阻止! 日米新軍事同盟強化反対!

 反戦反安保・原発再稼働阻止・大増税反対の闘いで野田政権を打倒せよ!


 いま、沖縄の労働者・人民は、オスプレイ普天間配備を絶対に阻止するという決意も固く「9・9県民大会」に決起しようとしている。これと連帯する闘いの炎が全国に燃え広がっている。
 この事態をまえにして焦りを募らせるアメリカ帝国主義のオバマ政権は、あくまでもオスプレイを早期に沖縄に配備し本格的に運用するために、相次ぐ墜落事故は「操縦ミスが原因」とする「調査報告書」を日本政府につきつけ、岩国基地に駐留中のオスプレイを普天間基地に移送しようとしている。このオバマ政権の策動を支えるために野田政権は、高まる労働者・人民の反対の声を抑えこんでいくことを狙って、「オスプレイの安全性」の宣伝にこれつとめるだけでなく、尖閣諸島の領有権をめぐって「中国の脅威」を喧伝し民族排外主義的ナショナリズムの煽りたてに狂奔している。
 大飯原発3・4号機の再稼働を強行し消費税増税法の制定を強行した野田政権は、労働者・人民の怒りに包まれ、わが革命的左翼を先頭とした闘いに追いつめられている。この窮地から脱出し、日米新軍事同盟強化・原発再稼働・大増税・社会保障制度大改悪の反動攻撃を貫徹していくために野田政権は、みずからにむけられた労働者・人民の怒りを外にそらし反対運動を封じこめていくことを狙って反中国≠フナショナリズムを煽りたてているのだ。
 許し難いことに、この反動野田政権をなおも必死で支え、その反動諸攻撃に協力しているのが、「連合」古賀指導部にほかならない。彼ら労働貴族は、オスプレイにかんして「配備撤回とは言えない」と公言し、傘下諸労組の内部において下から反対運動を組織している戦闘的労働者の闘いを抑圧することに狂奔している。他方、代々木共産党の不破=志位指導部は、「危険なオスプレイ配備反対の一点で自治体ぐるみの運動を発展させる」という方針のもとに沖縄をはじめとした各地での大衆運動場面では「安保廃棄」を意図的に後景に押しやっている。「領土問題」をタテとしてのナショナリズムの煽りたてに屈服し、野田政権がうちだした海上保安庁の警備強化のための法の制定という策略に賛成しているありさまなのである。
 われわれは、これら既成指導部の腐敗を弾劾し、「9・9オスプレイの沖縄配備に反対する県民大会」とこれに連帯する全国各地での闘いを反戦・反安保の闘いとして高揚させるために奮闘するのでなければならない。オスプレイ配備反対の闘いのただなかで<安保破棄>をめざしてたたかう方向性をさし示しつつ、その高揚を断固としてかちとろうではないか。この反戦反安保闘争を、原発再稼働に反対する原発・核開発反対闘争、消費税増税反対・社会保障制度改悪反対の政治経済闘争と同時的・一体的に推進し、もって反動野田政権を打倒せよ!

以下見出し
「動的防衛協力」にもとづく日米新軍事同盟の飛躍的強化

原発再稼働・核燃サイクル開発に狂奔する野田政権

労働者・人民へのさらなる犠牲の強要

野田対米隷従$ュ権を打倒せよ
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「超大国ロシア復活」への加速の号令

 ドミトリー・メドベージェフとの双頭体制≠ノ終止符を打ち、再び大統領の座についたウラジミール・プーチン。今後十二年間もの長きにわたってこの地位に居座ることを憲法上は保証された皇帝(ツァーリ)気どりのプーチンは、「強大国ロシア復活」の号令を再び三たびがなりたてている。みずからの力でボリス・エリツィン時代の政治的大混乱とドル植民地化の奈落からロシアを救いだしたことをことさらに誇示している、この雷帝≠ヘ、アメリカ帝国主義の「一超」世界支配が崩壊し「世界の多極化」を実現した今が、本当の意味でロシア国家を世界の大国として確立していくチャンスだ、と使命感を燃えたたせているのだ。「ロシアの復興期は過ぎ、前進のための条件は今や整っている」(選挙綱領)などと豪語しながら。
 だが、プーチンがうちだしている対外・対内の基本政策、その内実は、ロシアの軍事強国としての確立であり、労働者・勤労人民にたいする強権的支配と貧困の強制でしかないことは火を見るよりも明らかである。「核軍縮」や「国際的核管理の強化」を謳いあげているその裏面において、アメリカ帝国主義の核軍事力に対抗するために中国と結託しつつ自国の核軍事力の大増強に突進しているプーチン政権は、現代世界の戦争的危機を促進していく決定的な役割を演じてさえいるのだ。
 このプーチンの大統領としての再登場を前にして、ナショナリズムと議会主義の腐敗を深めている転向スターリニスト党のロシア共産党をはじめとするロシア左翼が混迷をあらわにしているがゆえに、ロシア労働者階級は闇に突き落とされたままである。われわれは、わが反スターリン主義の運動と思想に共鳴する戦闘的諸潮流と連帯しつつ、ロシア労働者階級が進むべき道をさし示し革命的マルクス主義の炎をロシア全土に燃え広がらせようではないか!

<以下、見出し>
T 強権的=軍事的支配体制の弥縫

U 中露主導の「新国際秩序」形成の策略

V プーチン流富国・強兵″の虚構

W プーチン政権打倒の階級的戦列を!
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海自艦の那覇新港入港に抗議 8・4
 八月四日、「海上自衛隊艦船那覇港入港抗議集会」(主催 全港湾・沖縄平和運動センター)が那覇新港国際ターミナルゲート前で開催された。沖縄の労働者・人民は、米・日両権力者による普天間基地へのオスプレイ配備の策動に怒りを爆発させている。そのさなかに野田政権は海自護衛艦「さみだれ」と「うみぎり」を那覇新港に入港させたのだ。
結集した労働者・学生はシュプレヒコールを軍艦に向かってたたきつけた。
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国学院大学生総会で「原発再稼働反対」の特別決議 7・14
 国学院大学の学生は、七月十四日、二五〇名の参加のもとに学生総会を開催した。この場において、たたかう国大生が討論を先頭で巻き起こし、「自治・サークル・部活動の規制反対! 被災者支援・原発再稼働反対!」をよびかける自治会方針とともに、野田政権による原発再稼働に反対する特別決議が圧倒的賛成多数で採択された。
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8・5国際反戦集会の高揚かちとる  北海道/北陸

反戦反安保の橋頭堡を築く
 8・5国際反戦北海道集会

 「オスプレイ配備阻止! 原発・核開発反対!」
 労学が野田政権打倒の雄叫び
 8・5国際反戦北陸集会
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