第2217号(2012年5月7日)の内容

<1面>
全ての原発の再稼働を許すな

消費税増税・日米新軍事同盟の強化に突進する反動野田政権を打倒せよ

<4面>
日本半導体産業のたそがれ
 エルピーダメモリの経営破綻
<5面>
ニッポン・テレビ産業の壊滅
<2面>
「大飯原発再稼働阻止」のデモ 4・21 東京
敦賀原発の真下に活断層
「除染と帰還」の名による被災民切り捨て
<3面>
5・15反戦反安保闘争の高揚を!
<6面>
札幌市当局による大衆収奪と現業職員大削減を許すな!
Topics NTT――「65歳までの継続雇用」を口実とした賃金切り下げ攻撃
日産が新興国で「50万円車」
<7面>
全教第29回定期大会
 日共への投票を号令する本部
AIJ事件――官僚は濡れ手で粟のぶったくり
<8面>
〈労働(力)の質〉についての一考察
週間日誌は7面に掲載
  「解放」最新号






























  


全ての原発の再稼働を許すな

消費税増税・日米新軍事同盟の強化に突進する反動野田政権を打倒せよ

「原発再稼働阻止! 日米首脳会談反対!」
全学連が首相官邸に怒りの拳
(4月29日、首相官邸前)
 五月五日、全国で唯一稼働中の泊原発3号機が定期点検のために停止し、日本の原発がすべて停止する。
 再稼働に反対する労働者・人民の闘いの高揚と、これを背景にした自治体当局の多くが再稼働への慎重姿勢を崩さないことに直面して、野田政権は再稼働をおいそれとは強行できずにいるのだ。だが野田政権は、独占資本家どもの要求をうけて、電力需要が高まる夏までにはなんとしても大飯原発3・4号機を皮切りにして停止中原発の再稼働にこぎつけるためにいま牙を研ぎ澄ましている。
 すべての労働者・学生諸君!
 東日本大震災・福島第一原発事故一周年の三月十一日の福島現地での闘いを一つの頂点として、首都東京、そして全国各地において、数十万人もの労働者・人民が、福島第一原発事故を引きおこし今なお被災人民に被曝と重犠牲を強制しつづけているのみならず、原発の再稼働を強行しようとしている野田政権・電力資本への怒りに満ちて決起してきた。
 たたかう労働者たちは、四月二十八日の第八十三回「連合」メーデー中央集会において、野田政権の再稼働への突進を容認する「連合」指導部を弾劾し、<再稼働反対>を掲げてたたかった。四月二十九日には、全学連の革命的学生たちが、<原発再稼働阻止・日米新軍事同盟の強化反対>を掲げて、国会・首相官邸包囲闘争を戦闘的にたたかいぬいた。
 すべての労働者・学生諸君! まさに今が闘いの正念場だ。労学両戦線におけるこうした闘いの切り開いた地平にたって、野田政権による大飯原発の再稼働を絶対に阻止せよ! すべての原発・核施設の廃棄をかちとろう! 政府に原発再稼働を要請する「連合」指導部を弾劾し、日共・不破=志位指導部による「自然エネルギーへの転換」要求運動への歪曲をのりこえたたかおう。この闘いを<日米新軍事同盟の強化反対!><消費税増税反対!>の闘いと同時的・一体的に推進せよ! 今こそ、反動野田政権打倒へ突き進め!

以下見出し
原発再稼働に狂奔する野田政権

「動的防衛協力」を謳い日米新軍事同盟の強化に突き進む日米両権力者

条件つきの「再稼働反対」を掲げる日共中央を弾劾し闘おう
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「復帰四〇年」――5・15反戦反安保闘争の高揚を!

 米軍普天間基地撤去! 普天間基地へのオスプレイ配備阻止! 辺野古新基地建設阻止! 南西諸島への自衛隊配備阻止!

沖縄県委員会

 一九七二年の「沖縄施政権返還」から四〇年、東・南両シナ海の覇権をかけて米・中が激突するなかで、オキナワ≠ヘ、アメリカの対中国軍事包囲網の最前線基地として維持され強化されている。
 日米両権力者は、四月三十日の日米首脳会談において、「動的な日米防衛協力」をうたいあげた。オバマのアメリカが「アジアの世紀」を掲げアジア最重視の新たな軍事戦略にもとづいて、米軍兵力配置の新たな再編にうってでているなかで、このアメリカに隷従し日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての現実的強化に邁進しているのが民主党の野田政権である。
 首脳会談に先だつ在日米軍再編計画見直しにかんする「日米共同発表」(四月二十七日)において、両権力者は、在沖縄米海兵隊の一部をグアム、ハワイ、オーストラリアに分散配置することを確認し合った。核軍事力の増強に走る中国に対抗するために米軍の戦力配置の再編成にのりだしているオバマ政権。これに呼応して野田政権は、米軍再編に全面的に協力しつつ自衛隊と米軍との共同作戦体制の強化につきすすんでいるのだ。
 こうしていま、沖縄においては、米海兵隊の普天間居座り・普天間基地へのオスプレイ配備・辺野古新基地建設がおしすすめられている。われわれはこれを断固として阻止するのでなければならない。また、対中国即応兵力たる在沖米軍の一翼を担うものとしての自衛隊の南西諸島への配備を阻止するのでなければならない。
 米・中激突の最前線沖縄から、一切の既成反対運動指導部の「反安保」ぬきの「基地の縮小・撤去」請願運動をのりこえ、日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化に反対する方向性を鮮明にして、普天間基地撤去・辺野古新基地建設阻止の闘いを断固として創造せよ。「復帰四〇年」の5・15闘争を反戦・反安保闘争として高揚させるためにたたかおう!

(以下、見出し)
「北朝鮮弾道ミサイル迎撃」の名による臨戦態勢づくり

東アジアにおける米―中の角逐激化と「米軍再編」見直し

在沖米軍基地の対中国前線基地としての強化

「反安保」ぬきの「基地の縮小・撤去」請願運動をのりこえ闘おう!
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「大飯原発再稼働阻止」のデモ 4・21 東京
 四月二十一日、首都圏のたたかう学生たちは、「大飯原発の再稼働絶対阻止!」を掲げ、「4・21緊急デモ」に起ちあがった。たたかう学生たちは、首相官邸・経済産業省そして関西電力東京支店にたいする怒りのデモを断固としてくりひろげたのである。
「野田政権打倒!」首都中枢に闘う学生の雄叫び
(4・21)
首相官邸に向けて進撃する闘う学生たち
(4・21、溜池交差点)
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