第2214号(2012年4月16日)の内容

<1〜3面>
反動野田政権を打倒せよ
 原発再稼働・日米新軍事同盟強化・消費税増税を阻止せよ
 中央学生組織委員会

◆沖縄・先島への自衛隊恒久配備の策動
消費税増税閣議決定を弾劾 3・30 国会前
<8面>
沖縄3・30―4・3
 PAC3配備阻止に起つ

大飯原発再稼働阻止の声轟く 3・25 福井
「川内・玄海原発の再稼働阻止!」
 鹿大生が2千名と連帯し奮闘 3・11 鹿児島

<4面>
 <政使労一体の談合>による有期雇用労働の温存・固定化
<5面>
 「反原発決戦」を掲げての走狗残党・中野一派の延命策動を粉砕せよ 〈下〉
<6面>
文科省・沖縄県教委の「給与返還」強制攻撃を許すな!
深刻化する特養老人ホーム不足
Topics イタリア―解雇規制法の大改悪攻撃
<7面>
更なる給付減・負担増を強いる年金制度改革を打ち砕け!
週間日誌は7面に掲載
 「解放」最新号



























  


反動野田政権を打倒せよ

 原発再稼働・日米新軍事同盟強化・消費税増税を阻止せよ

中央学生組織委員会

 ウルトラ反動の野田政権は、三月三十日に、民主党内の小沢一派の反対をおしきり、そして労働者・学生の反対の声を踏みにじって、消費税増税法案を国会に上程した。これに続いて野田政権は、関西電力大飯原発3・4号機の再稼働をめざして猛突進を開始した。さらにアメリカ帝国主義のオバマ政権につき従って、「北朝鮮のミサイル迎撃」をタテとし口実としてのMDシステム実戦運用=臨戦態勢への突入、沖縄米軍基地を対中国の最前線基地として強化する策動、ペルシャ湾への自衛隊派遣といった、ありとあらゆる反動諸攻撃を一気呵成に仕掛けている。
 労働組合のナショナルセンターである「連合」の古賀指導部は、野田政権による原発再稼働にしても、消費税増税にしても、そのことごとくを支持し尻押ししている。日本共産党の不破=志位指導部もまた、政府に「エネルギー政策の転換」を請願したり、「消費税増税ではない別の道」の名のもとに「所得税の累進強化」というもう一つの増税″を提言したりしている始末である。まさにこの党は、ブルジョア秩序党としての腐敗をさらけだしているのだ。
 こうした既成反対運動指導部の度し難い腐敗を突き破り、原発再稼働阻止、日米新軍事同盟の強化反対、消費税大増税阻止の諸大衆闘争を革命的に創造するために奮闘しているのは、全学連のたたかう学生と革命的・戦闘的労働者をおいてほかにない。
 すべてのたたかう学生諸君!
 われわれは、反動性をむきだしにしている野田対米隷従$ュ権を打倒しなければならない。そのためにわれわれは、一切の既成反対運動をのりこえ、「原発再稼働阻止!」を課題とする原発・核開発反対闘争、「辺野古新基地建設反対!」を課題とする反戦反安保闘争、「消費税増税粉砕!」を課題とする政治経済闘争を同時的一体的に推進し、日本全国で巨大な闘いの炎を燃えあがらせるのでなければならない。吹き荒れるネオ・ファシズムの暴風をうち破り、全国のキャンパスで闘いの大爆発をかちとろうではないか! すべての学生は、全学連の4・29国会・首相官邸包囲闘争に勇躍決起せよ!

(以下、見出し)

T 労働者・人民に重犠牲を強いる野田反動政権

U 東アジアの覇権をめぐる米・中の激突

V 既成反対運動の腐敗と全学連の革命的闘い

W 原発・核開発反対、反戦反安保、政治経済闘争の大爆発を!
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<政使労一体の談合>による有期雇用労働の温存・固定化

 労政審「有期労働契約の在り方について(報告)」の反動性

 昨二〇一一年十二月二十六日に、労働政策審議会(労政審)は、「有期労働契約の適正な利用のために」と銘うって、その締結・更新・終了などにかんする「ルール」を定めた「有期労働契約の在り方について(報告)」を決定し、野田政権・厚生労働相に「次期通常国会における労働契約法の改正」を「建議」した。これにもとづいて野田政権は、国会での法改定の準備をはじめている。
 けれども、この「改正」案なるものは、不安定雇用と低賃金・劣悪な労働条件に苦しみワーキング・プアへと叩きこまれている有期雇用労働者の抜本的な待遇改善にはほど遠い欺瞞的なものにほかならない。

以下見出し

A 独占資本家どもの主張を全面的に受け入れた「報告」

B 有期労働契約のザル抜け「規制」案

C 「労働規制の緩和」に突進する野田政権を許すな!
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「反原発決戦」を掲げての走狗残党・中野一派の延命策動を粉砕せよ

 破産した「階級的労働運動路線」の新たな化粧直し

(以下、見出し)

T 延命のための、原発反対闘争への乗っかり

U 「新自由主義攻撃粉砕」をシンボルとした「反原発決戦」のまやかし

V 「新自由主義攻撃との全面対決」の空叫び
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3・30 「消費税増税法案の閣議決定弾劾!」 全学連が国会前闘争に決起
「北朝鮮ミサイル迎撃をタテとしたMD実戦運用反対!」を掲げて奮闘
 野田政権は三月三十日、労働者・人民の反対の声を傲然と踏みにじり、消費税増税法案の閣議決定を強行した。全学連のたたかう学生は、野田政権がたくらむ今国会での法案成立を断固として阻止する決意に燃えて、この日の閣議決定を弾劾する国会前闘争に決起した。
「野田政権打倒」の決意に燃えて断固として決起した全学連(3月30日、国会前)
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沖縄3・30―4・3 PAC3配備阻止に起つ
 野田政権は北朝鮮・金正恩政権が「人工衛星打ち上げ」を名目として弾道ミサイル発射実験を強行しようとしていることにたいして、MDシステムとその運用部隊を日本全域に展開している。「北朝鮮のミサイル迎撃」をタテとして、オバマ政権の全面的バックアップのもとに、臨戦態勢へと突入しているのだ。政府・防衛省は、北朝鮮のミサイルの落下破片≠フ「破壊措置命令」を発令し、日本海と東シナ海にイージス艦三隻を急派した。そして首都圏と沖縄にはPAC3部隊を実戦配備した。とりわけ沖縄には本島二ヵ所と南西諸島(宮古島・石垣島)の計四ヵ所にPAC3が九〇〇名の自衛隊部隊とともに緊急配備されミサイル迎撃態勢≠ェ構築されようとしている。
 沖縄のたたかう労働者・学生はPAC3沖縄配備=日米合同のMDシステム実戦運用を断固阻止するために連続的に決起した。
 四月三日、沖縄本島の自衛隊那覇基地と南城市知念分屯地に配備されるPAC3陸揚げを阻止するために、沖縄平和運動センター傘下の労働者・学生はPAC3の搬入が予定されている那覇港・浦添ふ頭ゲート前に結集した。
厳戒下の浦添ふ頭で労・学がPAC3陸揚げ阻止闘争を展開
(4・3、那覇港)
 北朝鮮の弾道ミサイルにたいする「破壊措置命令」を防衛相・田中が発令した三月三十日、那覇市の県民広場において「政府の自衛隊・PAC3配備に反対する」集会とデモ(沖縄平和運動センター主催)がおこなわれた。
怒りの拳をあげる労働者・学生
(3・30、那覇市県民広場)
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大飯原発再稼働阻止の声轟く 3・25 福井
 三月二十五日、福井県福井市において、「原子力発電に反対する福井県民会議」が主催した「大飯原発3・4号機『再稼働』に慎重な判断を求める市民集会」に、七〇〇名の労働者・市民・学生が結集した。金沢大をはじめとした全国学生連帯会議の学生たちは、集会に参加した労働者・市民と固く連帯しながら、野田政権による大飯原発の再稼働を絶対に阻止するために最後まで奮闘したのである。
「大飯原発再稼働阻止」の声をあげる労働者・市民・学生
(3月25日、福井市内)
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「川内・玄海原発の再稼働阻止!」
鹿大生が2千名と連帯し奮闘 3・11 鹿児島
 三月十一日、鹿児島大学共通教育学生自治会のたたかう学生たちは、鹿児島市内で開催された「さよなら原発 鹿児島パレード」に参加し、結集した約二〇〇〇名の労働者・市民とともに原発再稼働に反対する声をあげた。3・11福島大集会をはじめとする全国の原発反対集会と連帯して、<日本の原発・核開発反対>の方向性を鮮明にしながら、闘いを戦闘的に高揚させるために奮闘した。
JR鹿児島中央駅前広場(3・11)
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