第2201(号2012年1月16日)の内容

<1〜3面>
野田反動政権を打倒せよ!
 腐敗する既成反対運動をのりこえ春期闘争の一大高揚をかちとれ
   中央学生組織委員会
<4〜5面>
強大国復権の幻影を追い求めるプーチン・ロシア
<6〜7面>
年頭の決意
 北海道/関西/九州
 教育/電機/交通運輸
 社会事業/神奈川東部地区
<8面>
「環境影響評価書の提出阻止!」

 戦闘的労学が激闘を牽引 12・26〜28 沖縄
全学連が防衛省に抗議 12・27
12・4革共同政治集会に参加して
週間日誌は5面に掲載
  「解放」最新号





















  


野田反動政権を打倒せよ!

原発再稼働阻止! 辺野古米軍新基地建設阻止! 消費税大増税反対!

腐敗する既成反対運動をのりこえ春期闘争の一大高揚をかちとれ

中央学生組織委員会

辺野古新基地建設阻止! 環境影響評価書提出阻止!
―労学の怒り爆発
早朝から県庁前広場で果敢に阻止行動を展開
(2011年12月26日、那覇市)
 今二〇一二年の劈頭にあたり、わが革共同・中央学生組織委員会は、全国のすべてのたたかう学生諸君に訴える! 昨二〇一一年の激闘が切りひらいた闘いの地平をふまえ、全学連は、労働戦線においてたたかう革命的・戦闘的労働者とかたく連帯し、日本階級闘争をさらに領導せよ! そして革命的学生運動のさらなる前進をかちとれ!
 二〇一二年新年は、没落帝国主義アメリカの新たな国防戦略の発表をもって開けた。オバマ政権はそこで、自国経済の泥沼的危機にあえぎながらも、「南シナ海を中国の勢力圏にはさせない」ことを明言し、従来の「二正面作戦」を放棄して、「膨張中国」の封じ込めのための核軍事力の強化と軍事的包囲網の構築に全力を尽くすことを明らかにしたのである。
 このアメリカ帝国主義の国防戦略の発表は、「東風が西風を圧する」かのごとき中国の台頭をまえにして、落ちぶれた「一超」軍国主義帝国アメリカが必死の巻き返しに打って出たことを示している。しかもこの米・中の政治的・軍事的角逐は、世界の二大大国たる米・中が、それぞれアジアの諸国の抱き込みをはかりながらみずからの経済圏を構築しようとするこの政治的・経済的角逐とも直接に結びついているのであって、まさにアジアの覇権をめぐる米・中の激突が新たな次元に突入したことを意味するのである。
 そしてこうした国際的激動のただなかで、満身創痍の日本帝国主義は、野田民主党政権のもとでみずから「日米運命共同体」の道を選びとり、アメリカ帝国主義への国家戦略上の従属をいよいよ深めつつある。そしてそのもとで、ウルトラ反動・野田政権は、停止中原発の再稼働、辺野古の米軍新基地の建設、消費税大増税および「復興」増税、TPPへの参加などの、日本を「亡国」に導く諸攻撃を、いま一気呵成に打ちおろそうとしているのだ。
 われわれは今こそ、この対米隷従$ュ権を打倒しなければならない。そのためにわれわれは、底知れぬ腐敗のドロ沼に沈む「連合」労働貴族や日共の不破=志位指導部を弾劾し、原発・核開発反対闘争、反戦反安保闘争、政治経済闘争を同時的・一体的に推進し、巨大な闘いの炎を燃えあがらせるのでなければならない。
 すべての全学連の学生は、決意も新たに野田政権打倒の旗高く1・22春期第一波闘争に決起せよ!

(以下、見出し)
T 危機を深める現代世界

 A アジアの覇権をめぐる米・中の激突

 B 反人民性をむきだしにした野田政権の反動攻撃

 C 既成指導部の腐敗とわが革命的左翼の闘い

U 原発・核開発反対、反戦、政治経済闘争の革命的高揚を切りひらけ

 A 日共の「原発からの撤退」請願運動をのりこえ闘おう

 B 野田反動政権を労学の実力で打倒せよ
Top

  


強大国復権の幻影を追い求めるプーチン・ロシア

 スターリン主義ソ連邦の崩壊から二十年。破産国家≠ゥら脱出したプーチン専制体制下のロシアにおいて、階級闘争の新たな胎動が開始されている。昨年末におこなわれた下院選挙における与党・統一ロシアの惨敗と不正選挙に抗議する運動の高揚は、大統領としての再登場を策しているウラジーミル・プーチンの出端をくじいただけではなく、FSB(連邦保安局)を実体的基礎にした強権的=軍事的支配体制そのものの根底的動揺をあらわにしたのだ。「安定と経済成長」をもたらしたと賛美されてきたプーチン専制体制は、今や「汚職と強権的支配」の烙印をおされ労働者・人民の反発の的になっている。
 北朝鮮・金正日の死去と朝鮮半島情勢の流動をも新たな焦点にして激化している没落帝国主義アメリカと自称「社会主義国家」中国との政治的軍事的および経済的の角逐の激化、EUのソブリン危機として爆発している帝国主義世界経済の末期資本主義的奈落。このもとで、プーチン=メドべージェフ政権は、「強大国ロシア」の復権を悲願とする国家戦略をあくまでも貫徹していくために、「ユーラシア連合」という名のCIS(独立国家共同体)再統合=旧ソ連邦の版図復活の策動にのりだしている。この政権は、内にむかっては国民統合のイデオロギーとして大ロシア民族主義を鼓吹しながら、社会経済的諸矛盾に呻吟する労働者・人民の不満を排外的にそらし、国内的危機をのりきっていくことをも狙っているといわなければならない。
 プーチン治世下で政治的に抑圧され貧困を強制されてきたロシア労働者階級は、今こそ階級的に覚醒しプーチン政権打倒の戦列を打ち固めようではないか。われわれは、ロシアの戦闘的左翼諸潮流にたいして、転向スターリニスト党=ロシア連邦共産党の議会主義的・民族主義的堕落をのりこえ反スターリン主義に立脚した真実の労働者党の創成をかちとることを呼びかけ、彼らと連帯してたたかうのでなければならない。

(以下、見出し)
T 「プーチン・レジーム」への反逆

 反プーチンデモの高揚と統一ロシアの下院選惨敗

 アメとムチによるのりきり

U 「強大国ロシア」復権のための策略

 旧ソ連邦の版図復活=「ユーラシア連合」創設の策動

 中国との同盟的結託を基礎にしての政治的軍事的攻勢

V 労働者階級の階級的反撃を!

 強権的=軍事的支配体制の綻び

 スターリン主義を克服し真実の労働者党の創成を
Top

   



  
「環境影響評価書の提出阻止!」
 戦闘的労学が激闘を牽引 12・26〜28 沖縄
 アメリカ・オバマ政権に「年内に結果を出せ」と尻を叩かれた野田政権は、辺野古に米海兵隊の新基地を建設するための環境影響評価書をなんとしても年内に沖縄県当局に提出しようと狂奔した。かの前沖縄防衛局長の侮蔑発言(「犯す前にこれから犯すと言うか」)に怒りに燃えた沖縄の労働者・学生・市民は、これを阻止するために、断固として12月26日から28日にかけて連続決起した。
県庁守衛室前に結集した怒りの労・学・市民
(11年12月28日、那覇)
Top

  
全学連が防衛省に抗議 12・27
 昨十二月二十七日、全学連の首都圏のたたかう学生たちは、政府・防衛省による沖縄県当局への環境影響評価書の提出を阻止するために、東京・市ヶ谷の防衛省にたいする抗議闘争に断固として起ちあがった。
「評価書の搬入強行を絶対に阻止するぞ!」防衛省前で奮闘
(11年12・27)
怒りに燃え抗議
(11年12・27、防衛省前)
Top