第2198号(2011年12月19日)の内容

<1面>
革共同政治集会を圧倒的に実現 12・4
 スターリン主義ソ連邦崩壊20年・ハンガリー革命55周年
 労学一三〇〇が反スターリン主義運動の一大飛躍を誓う

<4〜5面>
「創造的復興」の名による独占資本への全面協力の誓約
 ――「連合」運動方針の反労働者性

沖縄人民を愚弄する沖縄防衛局長・田中の暴言を弾劾せよ
<2面>
「もんじゅ廃棄!」の火柱 12・3敦賀
学園だより 第65回愛大祭 11・3〜6
<6面>
沖縄県立病院
 県当局の大幅賃下げ攻撃と独立行政法人化の策動
Topics 厚労省の「社会保障改革」案
<7面>
高まるEU発国際金融恐慌勃発の危機
<8面>
12・4革共同政治集会に寄せられた海外からのメッセージ@
 イギリス・レボリューショナリー・マルクシスツ/ウラジーミル・プローニン/ロシア共産主義者党
◇エジプト議会選挙と諸勢力の対応
<3面>
万華鏡2011――情勢の断層を読む
◆ダレス以来
◆中国版貿易ルール
◆流行作家の苦悶
◆「第五の戦場」
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」最新号

































  


革共同政治集会を圧倒的に実現 12・4

 スターリン主義ソ連邦崩壊20年・ハンガリー革命55周年

 労学一三〇〇が反スターリン主義運動の一大飛躍を誓う

満場の労・学が反スターリン主義運動の一大飛躍を決意
(12月4日、東京・なかのZERO)
 十二月四日に、わが同盟は首都・東京において革共同政治集会を、労学一三〇〇名の結集のもとに圧倒的に実現した。
 3・11東日本大震災と東京電力福島第一原発事故という歴史を切り裂く¢蜴S事に襲われた日本の労働者階級・人民はいま、反動野田政権による、停止中原発の再稼働、「TPP交渉参加」の決定、消費税大増税、そして米軍の辺野古新基地建設などの諸攻撃に晒(さら)されている。しかも、EU発の国際金融恐慌の勃発前夜というべき危機のただなかにあって、帝国主義各国の権力者と独占資本家どもは、この危機をのりきるために、増税や社会保障制度の改悪・労働者の首切り・賃金切り下げなどの諸攻撃を労働者・人民にうちおろしている。これに反撃する闘いに世界各国で労働者・人民が起ちあがっている。だがしかし、各国労働運動指導部の腐敗のゆえに、痛苦なことに、腐臭を放つ末期帝国主義の延命が、いまなお許されているのだ。
 いまこそわれわれは、スターリン主義ソ連邦の自己崩壊から二十年の現時点において、腐蝕を深める現代世界の危機を突破しプロレタリア階級闘争の前進を切りひらくのでなくてはならない。この腐朽せる現代世界を真に労働者的に覆しうるのは、<反帝国主義・反スターリン主義>の旗のもとに結集するわが反スターリン主義革命的左翼いがいにはない。この自覚と矜持を胸に、われわれは本集会をつうじて、この一年間の画期的闘いの教訓をうち固め、わが反スターリン主義運動のさらなる前進をかちとる拠点をがっちりとうち固めたのである。

以下見出し
反動野田政権を打倒する反政府闘争を推進せよ
  植田議長が基調報告

ソ連邦の自己崩壊20年――わが運動の前進を!
  特別報告

労学両戦線から決意表明
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「創造的復興」の名による独占資本への全面協力の誓約

 ――「連合」運動方針の反労働者性

 「復興・再生に全力を尽くし、『働くことを軸とする安心社会』につなげよう」――このようなスローガンを掲げた第十二回定期大会(十月四〜五日)において、「連合」の古賀指導部は向こう二年間の運動方針を決定した。「東日本大震災という国難」に立ち向かい、「震災で見直された人と人の絆」を大切にしつつ被災地の復興・再生のために力を尽くすとともに、二〇〇九年いらい唱えてきた「新自由主義的諸政策からのパラダイムシフト」を貫くのだ、と彼らは言う。「単なる復旧ではない創造的復興と、日本経済社会の再浮上」をはかり、「持続可能性ある社会」「働くことを軸とする安心社会」を実現する――このような目標を掲げた「連合」の運動方針を、彼らは「社会的連帯」とか「絆」とかの麗(うるわ)しい&カ句で飾り立てている。だがしかし、その方針は、大震災と未曽有の放射能禍に苦しめられ、なおかつそのうえに独占資本家どもによる「震災」を口実とした首切り・賃下げの大攻撃にさらされている労働者に「安心」を保障するようなものではけっしてない。いやそれはむしろ、「震災復興」のためという美名のもとに、野田政権の反動的な諸政策を支持し尻押しする「救国」産報運動へと組合員を駆り立てるシロモノなのである。

以下見出し

T 原発再稼働を容認し政府の「復興」策を翼賛する労働貴族

U 「復興・再生」をシンボルとした運動方針の欺瞞性

V 「社会的連帯」で粉飾した「救国」産報運動の号令
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 「もんじゅ廃棄!」の火柱 12・3敦賀
闘う学生が一三〇〇名の先頭で奮闘
2011もんじゅを廃炉へ! 全国集会
 十二月三日、「原子力発電に反対する福井県民会議」など五団体の呼びかけのもとに、「二〇一一もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が福井県敦賀現地において開催された。この集会は、東京電力・福島第一原発事故が勃発した3・11以降初めての敦賀現地での集会であり、野田政権が原発再稼働を虎視眈々と狙っているそのまっただなかで実現された。チェルノブイリ原発事故を上回る未曽有の核惨事を引き起こした政府・電力資本にたいする怒りに燃え、例年を大きく上回る一三〇〇名もの労働者・市民がこの集会に結集した。
 「許すな原発・核開発! 阻止せよ軍事大国化! 全国学生連帯会議」のたたかう学生たちは、野田政権による核燃料サイクル確立の策動を打ち砕き、原発再稼働を絶対に阻止するという決意のもとに、全国から敦賀現地に結集した。彼らは、「高速増殖炉『もんじゅ』を廃棄せよ! 核燃料サイクルの確立反対!原発再稼働絶対阻止! 原発輸出反対! すべての原発を即時停止し廃棄せよ!」を高々と掲げ、この日の闘いの戦闘的高揚をかちとるために奮闘したのである。
「核燃サイクル反対!」眼前の「もんじゅ」に怒りのシュプレヒコール
(12月3日、敦賀市白木浜)
ゲート前を労・学・市民が席巻!(12・3、敦賀)
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