第2193号(2011年11月14日)の内容
<1面>
日米新軍事同盟の強化を許すな
辺野古新基地建設阻止! 日本のTPP参加反対!
対中・対露の日米同盟強化に反対し安保破棄をめざして闘おう!
<4〜5面>
独占資本支援・農畜産業切り捨てのTPP参加を許すな!
「アメリカ標準」の押し付けを打ち砕け
<2〜3面>
10・23労学統一行動 全国で高揚
札幌 北電本社に怒りの拳
名古屋 「浜岡原発廃炉!」の声轟く
那覇 日米新軍事同盟強化に反撃
福岡 天神市街に戦闘的雄叫び
<6面>
野田政権による公務員賃金大幅削減攻撃を打ち砕け!
道教委の全道一斉学力テスト強行を弾劾せよ
Topics ベトナムへの原発輸出にふみだした野田政権
<7面>
辺野古新基地建設阻止!
日米首脳会談反対!
〈反安保〉の旗高く闘おう!
<8面>
高橋道当局の賃金引き下げ・人員大削減攻撃を許すな!
11・18三者共闘ストを打ち抜け
万華鏡2011
核惨事下の権力犯罪
仏教的考え方?
週間日誌は3面に掲載
「解放」最新号
日米新軍事同盟の強化を許すな 辺野古新基地建設阻止! 日本のTPP参加反対! 対中・対露の日米同盟強化に反対し安保破棄をめざして闘おう! 十一月十二日から開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議をまえにして、野田政権は、アメリカのオバマ政権との合意にもとづいて、辺野古新基地建設を「具体的に進展させる」ことをうたって、辺野古沿岸部の埋めたてのための環境影響評価(アセスメント)の評価書を年内に提出することを決定した。そして、APEC首脳会議において野田政権は、日本の農畜産業を壊滅に追いこむことも厭わずに、アメリカ政府の要求に応じてTPP(環太平洋連携協定)交渉に参加する意志の表明をも強行しようとしている。また野田は、フランス・カンヌで開かれたG20首脳会議において、「財政健全化」のために消費税税率を一〇%に引き上げることを「国際公約」として宣言した(十一月三日)。 日米両政府による辺野古新基地建設をはじめとする日米新軍事同盟の現実的強化の諸策動、これと一対の攻撃である野田政権によるTPPという名の環太平洋自由貿易圏への日本の参加決定、そして「復興増税」とこれにつづく消費税大増税の策動――これら矢継ぎ早の反動諸攻撃を粉砕するために、われわれは総力を挙げてたたかうのでなければならない。 以下見出し 辺野古新基地建設に突進する日米両政府 TPP交渉参加を強行する野田政権 東アジアにおける米・日―中・露の角逐の激化 日共の「反安保」ぬきの「普天間基地の無条件撤去」請願運動をのりこえ闘おう |
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独占資本支援・農畜産業切り捨てのTPP参加を許すな! ――「アメリカ標準」の押し付けを打ち砕け―― 十一月十二〜十三日にハワイで開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議において、首相・野田は、TPP(環太平洋連携協定)交渉への参加を表明しようともくろんでいる。そのために政府・民主党執行部は、「反対・慎重」派を懐柔し切り崩すことを狙って、「農業再生と高いレベルの経済連携の両立を図る」などとほざいて大規模な農業支援策をとるかのようにおしだしつつ、APEC首脳会議前に「交渉参加」を決定しようとしているのだ。だが、日本政府にたいして「市場開放」要求をゴリ押ししてきたアメリカ政府が主導して、「例外なき関税撤廃」を理念としてすすめられているのが、このTPP交渉だ。この交渉に参加することは、日本の諸独占体の輸出と海外投資を増やすために、国内農畜産漁業・医療制度の破壊を厭わず、食品安全規制・労働規制などの緩和をはかり、もって農漁民・労働者に犠牲を強いる暴挙にほかならない。 これにたいして危機感を募らせている農漁民や農畜産漁業関連企業の労働者、医療労働者などが、三〇〇〇人が結集した10・26全国集会(東京)をはじめとして、各地で「TPP参加反対」の集会・デモを連続的に実現している。ところが、この闘いに参加するどころか、独占資本家どもと一体となって「TPP交渉参加」を政府に要請しているのが「連合」労働貴族なのだ。日共中央・「全労連」指導部は「TPP参加反対の一点での国民的な共同」を呼びかけてはいるものの、「日本経済の健全な発展」のために「食料主権、経済主権を尊重した互恵・平等の経済関係の発展」を促すような外交政策をとることを政府に要請しているにすぎない。 たたかう労働者・農民・勤労人民と学生は、こうした既成指導部の腐敗を突き破り、野田政権のTPP交渉への参加を阻止する闘いを断固として推進しようではないか! 以下、見出し A「交渉参加」決定を急ぐ野田政権 Bアメリカ主導のアジア太平洋経済圏づくりに突進するオバマ政権 C「貿易・投資環境の整備」を叫ぶ日本独占資本家 DTPP交渉参加を阻止せよ |
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高橋道当局の賃金引き下げ・人員大削減攻撃を許すな! 11・18三者共闘ストライキを打ち抜け 北海道地方 自治体労働者委員会 高橋・北海道当局が、今、人事院勧告をテコとして「現給保障」廃止を含む大幅賃下げの準備をすすめている。同時に、道当局は、「新たな行財政改革のとりくみ」(二〇〇六年策定)にもとづいて、来年二〇一二年度には五〇〇名もの大量人員削減を強行しようとしている。許しがたいことに高橋道当局は、この数年間で五〇〇〇人近くもの道職員の削減を強行してきた。すでに昨年の時点で削減案のつくりようがなくなり、文字通り機械的、強制的に削減数が各部・各課に割りあてられ、押しつけられたのだ。 人員不足による極限的な長時間労働と労働強化にくわえて、十三年間にわたる賃金の「独自削減」によって組合員の生活は困難を極め、全道の職場で住宅ローンや教育ローンの返済に追われる組合員から悲鳴があがっている。そのうえ野田政権が「復興増税」や消費税大増税などの大衆収奪をさらに強化しようとしているのだ。 だがしかし、全道庁労連本部ダラ幹どもは、「道財政確立」を知事・高橋とともに唱え、賃下げ・人員削減の一大攻撃を、さらには消費税をはじめとする大増税さえも、自治労本部に追随して容認しようとしている。全道庁労連本部の大裏切りを断じて許すな! 賃下げ反対! 人員削減阻止! 全国の労働者・勤労人民と連帯して大増税攻撃と被災民切りすて・大企業支援のための「復興」策に反対しよう! 停止中の原発「再稼働」に突進する野田政権を許さず、すべての原発・核燃料サイクル施設の即時停止・廃棄をかちとろう! 辺野古新基地建設をはじめとする日米新軍事同盟の現実的強化に反対しよう! 以下、見出し 四五〇名以上の人員削減阻止! 賃下げ・現給保障廃止反対! 野田政権による被災民切り捨ての「復興」策・大増税反対! 全道庁労連本部のたび重なる裏切りを弾劾せよ! 組合弱体化をもたらす「12次長計」の決定に反対し全道庁労連の戦闘的再生を! |
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10・23労学統一行動 全国で高揚 | |
札幌 北電本社に怒りの拳 十月二十三日、全学連北海道地方共闘会議と反戦青年委員会は札幌市において、「原発再稼働阻止!」「安保強化・増税阻止!」の熱い怒りに燃えて10・23全道労働者・学生統一行動に断固として決起した。 |
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「エネルギー政策転換」請願運動への歪曲を弾劾し大雨をついて戦闘的デモを貫徹 (10・23、札幌) |
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「政府・北電による原発賛成$「論ねつ造弾劾!」「泊原発1・2号機の再稼働を阻止するぞ!」大通公園で集会をもつ北海道の闘う労学 | |
名古屋 「浜岡原発廃炉!」の声轟く 十月二十三日、全学連東海地方共闘会議の学生と名古屋地区反戦の労働者は「原発再稼働阻止!」を掲げ、全東海労働者学生統一行動を実現した。 |
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「浜岡原発を廃炉にせよ!」名古屋市中心街を愛知県連と中部電力本店に進撃する闘う労学 (10・23) |
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那覇 日米新軍事同盟強化に反撃 十月二十三日、沖縄県学連の学生と県反戦労働者委員会の労働者は、アメリカ・オバマ政権とこれに隷従≠キる野田政権による辺野古新基地建設の策動を断固としてうち砕くために、労学統一行動に勇躍決起した。 |
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のぼり、プラカードを林立させデモ行進する労働者・学生 (10月23日、那覇・国際通り) |
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福岡 天神市街に戦闘的雄叫び 全学連九州地方共闘会議の学生たちと反戦青年委員会のたたかう労働者たちは、十月二十三日に全九州労学統一行動に勇躍決起した。 |
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「玄海・川内原発の再稼働阻止」「馬毛島への米空母艦載機訓練地移転阻止」を掲げて水上公園で決起集会をかちとった労働者・学生 (10月23日) |
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「原発止めろ! 安保粉砕!」の声高くデモ (10・23) |
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