第2156号（2011年2月21日）の内容

＜1面＞
＜反戦・春闘＞の戦闘的高揚を！
2・6総決起集会の大成功かちとる
「救国」春闘を突き破る拠点を構築
一三〇〇名の闘う労働者が雄叫び
＜4〜5面＞
2011〈反戦・春闘〉の戦闘的高揚を！
2・6労働者怒りの総決起集会　基調報告
＜2面＞
米軍物資陸揚げ阻止に決起　２・２　大分
関西共闘が朝鮮戦争阻止の雄叫び　１・２９　大阪
鹿大キャンパスに闘いの烽火　１・２１
中東人民のデモ波及を恐れる胡錦濤
＜3面＞
エジプト人民は親米≠ﾌ自国権力打倒へと進撃せよ
人民決起を牽引するムスリム同胞団
イエメン燃ゆ
＜6面＞
Topics　医療・介護分野の「規制緩和」を呼号
深刻化する子どもの貧困
森永・雪印・アサヒビールが工場を閉鎖
＜7面＞
東京高裁の「日の丸」「君が代」不当判決糾弾
北教組弾圧反対！　国旗・国歌強制反対！
＜8面＞
「強大国ロシア」復権へのあがき　下
週間日誌は７面に掲載
　「解放」最新号






























　　


＜反戦・春闘＞の戦闘的高揚を！

2・6総決起集会の大成功かちとる 　　

「救国」春闘を突き破る拠点を構築

一三〇〇名の闘う労働者が雄叫び

　「朝鮮戦争勃発阻止！　大幅一律賃上げを勝ちとるぞ！」
決意固くシュプレヒコール
（２・６、東京・練馬）
全参加者が基調報告に集中
（２月６日、練馬文化センター）
　たたかう労働者たちは、二月六日に東京・練馬文化センターにおいて、労働者怒りの総決起集会の大成功をかちとった。
　「連合」指導部の「賃金復元」の哀願を、独占資本家どもは居丈高に蹴飛ばし、「春闘」ではなく「労使一体となってグローバル競争に勝ち抜くための労使パートナーシップ対話」にせよ≠ﾈどと労働貴族を恫喝し、もって労働者に屈服を迫っている。わがたたかう労働者たちは、「連合」労働貴族の「救国」春闘への歪曲を許さず、独占資本家どもと菅政権による＜戦争と貧困＞の強制を打ち砕く＜反戦・春闘＞を大爆発させる拠点をうち固めた。
　時あたかも、エジプトをはじめとする中東・北アフリカ諸国の労働者・人民が、米欧帝国主義をうしろだてとした自国政府打倒の闘いに決起している。本集会においてわが同盟代表は、「決起したムスリム人民をはじめ、戦争と圧政と貧困に苦しむ全世界の労働者・人民と連帯してたたかおう！」と、全世界のたたかう人民への呼びかけをも高らかに発したのである。

わが同盟の二〇一一春闘スローガン

菅政権と独占資本家による労働者・人民への＜貧困と戦争＞の強制をうち砕け！

「救国」春闘を突き破り＜反戦・春闘＞の戦闘的高揚をかちとれ！

T大量解雇・大幅賃下げ攻撃をうち砕け！　大幅一律賃上げをかちとろう！　非正規雇用労働者の抜本的待遇改善をかちとれ！　「賃金復元」を哀願する「連合」労働貴族の賃金抑制攻撃への総屈服を弾劾せよ！
　◇「アジア内需の取りこみ」に狂奔する諸独占体の海外進出＝国内工場統廃合を許すな！　解雇・配転攻撃をうち砕け！　賃金制度改悪反対！　大企業による中小零細企業の収奪を許すな！　公務員の人員削減・賃金切り下げ反対！
　◇「正規」・「非正規」、公務・民間の分断を許さず、すべての労働者は連帯してたたかおう！

U消費税大増税絶対阻止！　ＴＰＰへの参加反対！　独占体支援に狂奔する菅政権による労働者への犠牲転嫁をうち砕け！
　◇法人税減税反対！　一切の大衆課税強化反対！　社会保障制度の改悪反対！　社会保障共通番号制導入阻止！
　◇製造業務派遣・登録型派遣を温存するインチキ「改正」を許さず、労働者派遣法の撤廃をかちとれ！　郵政民営化法を完全撤廃せよ！
　◇日本帝国主義のアジア・新興諸国への新植民地主義的侵略反対！

V＜朝鮮戦争勃発阻止・米日韓三角軍事同盟強化反対＞の反戦・反安保闘争を推進せよ！
　◇中国・北朝鮮を主敵とした米日韓の共同軍事演習＝軍事挑発弾劾！　東・南シナ海の制海権奪取を狙う中国の軍事行動反対！
　◇辺野古新基地建設阻止・普天間基地撤去！　安保破棄めざしてたたかおう！
　◇米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対！

W「日本経済復元」に労働者を駆りたてるネオ産業報国会＝「連合」を脱構築せよ！　日本労働運動の戦闘的再生をかちとれ！
　◇「内需主導経済への転換」を政府と資本家に請願する「全労連」の日共系指導部をのりこえてたたかおう！
　◇労働組合の戦闘的強化をかちとれ！　あらゆる職場に労働組合を組織せよ！

対米追従・独占体支援≠ﾌ菅反動政権を打倒せよ！　米欧帝国主義と結びついた自国政府の打倒に決起するムスリム人民と連帯しよう！
＜戦争と貧困＞の強制に抗してたたかう全世界の労働者・人民と連帯してたたかおう！
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２・６労働者怒りの総決起集会基調報告

二〇一一＜反戦・春闘＞の戦闘的高揚を！

新たな＜戦争と貧困＞の強制を打ち砕け

　全国から結集した闘う労働者・そして学生の皆さん！
　集会実行委員会を代表して、今春闘をたたかうための基調報告をおこないたいと思います。
　皆さん！　今二〇一一春闘にあたって、日本の独占資本家階級は、ハナから賃上げなど検討する余地なし≠ﾆいう態度を示し、賃上げを傲然と拒否している。非正規雇用労働者の待遇改善要求など歯牙にもかけないという態度をとっている。その他面で彼らは、現在も大量首切りを強行し、多くの労働者を失業に追いこんでいる。「アジア内需の取りこみ」を企業生き残りの戦略として掲げ生産拠点の海外移転に狂奔している彼らは、国内では労働者の大量解雇と下請け中小企業の淘汰を強行しているのだ。
　このような独占資本家どもはいま、春闘を「春の労使パートナーシップ対話」として実現せよと、「連合」指導部に迫っている。日本経済の成長回復≠ﾌために身を捧げることを労働者に誓わせる場たらしめようとしているのだ。こんな談合が許せるか！
　菅政権もまた、すでにヨレヨレの様を呈しながらも、独占資本家どもを支援することに全力を傾けている。
　国家財政の危機のもとでも法人税の引き下げを決定し、それの労働者・人民へのツケ回しとして消費税大増税・社会保障切り捨てに突進しようとしているのが、この政権だ。「第三の開国」などとほざいて、農民・漁民に重い犠牲を強いる「ＴＰＰへの参加」を強行しようとしてもいる。
　そしてまた菅は、「日米同盟はアジア太平洋地域の平和と繁栄のための公共財だ」（１・２９ダボス会議での演説）などと叫びたて、アメリカ・オバマ政権につき従って日米新軍事同盟を対中・対露の攻守同盟としていっそう強化する道に突き進んでいる。朝鮮戦争勃発の危機が高まっているもとで、対北朝鮮・対中国の軍事的圧力を強化する戦争放火者に加担する姿勢を示しているのだ。
　だが、「連合」指導部は、賃上げ要求を放棄し、首切り反対の声ひとつあげてはいない。反戦の闘いを放棄しているばかりか、戦争に反対する労働者の闘いを抑圧してまわっている。彼らはもっぱら今春闘を「日本経済の回復」を実現するための「救国」春闘に歪曲しようとしているのだ。そしてまた「全労連」の日本共産党系指導部も、「日本経済の健全な発展」＝「内需主導型経済への転換」のために大企業は「応分の負担」を果たせと独占資本家階級にお願いしているにすぎない。
　すべての皆さん！　われわれは、こうした既成労組指導部の腐敗を突き破り、今一一春闘を戦闘的にたたかおうではないか！「大幅一律賃上げ獲得・消費税大増税阻止・朝鮮戦争勃発阻止」を焦眉の課題とする＜反戦・春闘＞として爆発させようではないか。この闘いをもって、労働者・人民に＜戦争と貧困＞を強制する反動・菅政権を打ち倒そう！

以下、見出し
T日本帝国主義の生き残りのために労働者に重犠牲を強制する政府・支配階級

U「救国」産報運動を突き破り一一春闘を戦闘的に推進せよ！
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エジプト人民は親米≠ﾌ自国権力打倒へと進撃せよ

　アメリカ帝国主義を後ろ楯とした軍政による乗り切りを許すな

　三十年の長きにわたってエジプト人民を強権的に支配し、アメリカ帝国主義とイスラエル・シオニスト政権の暴虐に加担しつづけてきたムバラク政権が、二月十一日、エジプト全土を覆い尽くすムスリム人民の怒りのデモとゼネストの大津波によって、ついに打ち倒された。ムスリム同胞団などに率いられたエジプトの労働者・勤労人民は、「ムバラクの即時退陣、非常事態宣言の撤廃、憲法改正、ムバラク一族およびその手下による汚職・不正蓄財の根絶」を要求し、全土において不退転の決意をもってたたかいつづけてきた。彼らムスリム人民は、治安部隊の狂暴な弾圧をはねかえし、種々の分断工作に抗して団結を固め、大統領ムバラク子飼いの軍部がムバラクを辞任させなければならないほどまでに、闘いを大爆発させたのである。
　このエジプト人民の闘いが親米″痩ﾆ権力そのものを最後的に打倒する闘いへと高揚することをなんとしても防ぎとめるためにこそ、エジプト軍上層部は、アメリカ帝国主義オバマ政権の差し金で、大統領即時辞任を拒むムバラクを強引に辞任に追いこみ、すべての大統領権限を国軍最高評議会に委譲させたのである。

（中略）

イスラエルの戦争放火阻止！
　ムスリム人民と連帯し国際反戦闘争の爆発を

　この新たな局面において、日本の地でたたかうわれわれは、エジプトの・そして中東・中洋世界でたたかうムスリム人民と連帯して国際反戦闘争の火柱を高らかにぶちあげるのでなければならない。国家存亡の危機に追いつめられたイスラエル・シオニスト政権の狂気の戦争放火を、パレスチナ人民へのジェノサイド攻撃を、そして対イラン・対レバノンの空爆を絶対に阻止せよ。オバマ政権のアフガニスタン侵略反対！
　この闘いをムスリム人民と連帯しつつたたかうただなかで、われわれは、エジプトおよび中東・中洋世界のムスリム人民にたいして、国境を越え、宗派、人種を超えてイスラミック・インター‐ナショナリズムにもとづいて自国政府打倒の闘いに起ちあがれ、と呼びかけるのでなければならない。アメリカ帝国主義に屈従しシオニズム国家の蛮行に手を貸してきた自国権力者を打倒せよ！　ムバラク政権を打ち倒したエジプトの人民よ！　非常事態宣言の撤廃をはじめとする諸任務を端緒的任務とし、闘いをタンタウィの軍事政権打倒へ、軍事ボナパルチズム権力打倒へとおしあげるのでなければならない。われわれは、＜反米・反シオニズム＞の怒りに燃えて自国権力者の専制支配と、アメリカ帝国主義およびシオニスト国家の暴虐にたちむかっている中東・中洋世界のムスリム人民と連帯して、国際反戦闘争を断固として推進するのでなければならない。
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東京高裁の不当判決糾弾！

１・２８「日の丸・君が代」予防訴訟控訴審

（見出し）
「通達取消を訴えればいい」として門前払い

立っても思想の表明ではない＝I？――１０・２３通達を「合憲・合法」と強弁

「日の丸・君が代」強制反対の闘いの前進を！
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　「強大国ロシア」復権へのあがき

＜米・中本格対決時代＞のただなかでのロシア国家の生き残り＄略
＜下＞

目　次
T　朝鮮戦争勃発の危機切迫――対米の臨戦的対峙

U　「多極化」の名によるアメリカ「一超」支配の打破

V　＜ドル体制＞の掘り崩しとエネルギー資源支配の策略

Ａ　「新国際経済秩序」構築を掲げての「ＩＭＦ改革」

Ｂ　石油・天然ガス支配の野望と原発輸出の推進
（第二一五五号）

Ｃ　ＣＩＳ再統合――独自の経済圏構築の模索

W　「現代化ロシア」実現にむけての諸困難
（本　号）
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米軍物資陸揚げ阻止に決起　２・２　大分
「日出生台演習阻止！　物資陸揚げ阻止！」　労学550が埠頭で迎え撃つ　2・2大分
　二月二日、大分港東部の大在埠頭において、在日米軍と日本の防衛省は、民間船をチャーターして日出生台演習用の物資・車両の輸送・陸揚げを強行した。これにたいして全学連九州地方共闘会議のたたかう学生たちと反戦青年委員会の仲間たちは、大分県平和運動センター傘下の労働者と連帯して阻止闘争に起ちあがった。
沿道で米軍物資輸送の車列に怒りをぶつける労働者・学生
（２月２日、大在埠頭）
物資輸送を前に阻止の決意を固めた全体集会
（２月２日、大在埠頭）
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関西共闘が朝鮮戦争阻止の雄叫び　１・２９　大阪
　
米総領事館に断固抗議　　関西共闘　朝鮮戦争阻止の雄叫び
1・29大阪
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鹿大キャンパスに闘いの烽火　１・２１

「朝鮮戦争阻止！　学費値上げＮＯ！」　　鹿大キャンパスに闘いの烽火
1・21
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