第2119号(2010年5月17日)の内容

<1〜2面>
鳩山反動政権打倒に決起せよ
辺野古新基地建設阻止! 徳之島への海兵隊部隊移駐反対! 米軍演習の全国への拡大反対!
既成指導部の抑圧と歪曲を許さず全国から<反安保>のうねりを!
<4〜5面>
10春闘の大敗北をのりこえる不抜の陣地を!
新たな貧窮と戦争の強制を突き破る労働運動を構築せよ
中央労働者組織委員会
<3面>
「辺野古の米海兵隊新基地建設阻止!」
来沖した鳩山に弾劾の嵐 5・4

名古屋市街に<反安保>の炎 4・25
「普天間基地撤去」の声響く 4・27 大阪
<6面>
札幌市「税務事務一元化」による60名の首切りを許すな
トヨタ期間工が抗議の自殺
Topics IMF・JCの「政策・制度課題」
<7面>
第81回メーデー
普天間基地撤去・安保破棄の声轟かす
4・29「連合」/5・1「全労連」/5・1「全労協」
<8面>
万華鏡2010――情勢の断層を読む
◆P G S
◆C M I
◆新重商主義
◆システム輸出

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号

































  


鳩山反動政権打倒に決起せよ

辺野古新基地建設阻止! 徳之島への海兵隊部隊移駐反対! 米軍演習の全国への拡大反対!

既成指導部の抑圧と歪曲を許さず全国から<反安保>のうねりを!

 県庁入り口で鳩山を迎え撃ちシュプレヒコールをあげる
沖縄県学連と労働者・市民
(5月4日)
 五月四日の沖縄訪問や七日の徳之島三町長との会談において、首相・鳩山は、「抑止力の観点」を名分として、辺野古沖での杭打ち桟橋方式で海兵隊新基地を建設するとともに、ヘリ部隊の一部を徳之島に移駐するという政府案への「協力」を求めた。鳩山政権が泥縄式にうちだしたこの政府案は、自民党政府時の「現行案」と基本的に違わないだけでなく、「沖縄の負担軽減=分散移転」の名のもとに徳之島さらに日本全土に米軍基地・軍事演習場を移転・拡大するという、実に許しがたいものにほかならない。明らかに鳩山政権は、日米新軍事同盟をタテとしたアメリカ帝国主義・オバマ政権の強圧に屈服したのだ。
 この政府案の提示にたいして、沖縄・徳之島をはじめとして全国から「米軍基地はいらない」という労働者・人民の怒りがマグマのように噴出している。ところが、ことここに及んでもなお「連合」指導部は鳩山政権を支えるために傘下労組・労働者の決起を抑圧しているのだ。代々木共産党の不破=志位指導部は「公約破り」と非難しながらも、なお鳩山政権に「本腰を入れた対米交渉の実現」を請願し、もってこの政権への幻想を煽りたてている始末なのだ。これら既成反対運動指導部は、まさにいま澎湃(ほうはい)と巻き起こっている労働者・人民の「反戦反基地」の闘いの反安保闘争への高まりを抑圧する犯罪性をむきだしにしているのである。
 しかも、普天間基地移設問題をめぐって大迷走におちいりながらも、いまや労働者・人民に<戦争と貧困>を強制するネオ・ファシズムの本性をさらけだしている鳩山政権、鳩山じしんの「指導力不足」と政府・与党内の政策的不一致と小沢の「政治資金不正取得」の疑惑とのゆえに支持率急落に見舞われガタガタになっているこの鳩山=小沢政権にたいして、既成指導部は「内閣打倒」の声をすら一言もあげていないのだ。まさにそれゆえに、オバマ政権の傲岸な対日要求がまかり通り日米新軍事同盟の強化が一挙にすすめられつつあるではないか。
 われわれは今こそ、米軍新基地建設を受け入れ、労働者・人民に<戦争と貧困>を強制する鳩山=小沢政権を打倒する闘いに決起するのでなければならない。この反動政権を打倒するために、今こそ労働者・学生・人民の総力を結集し全国から<反安保>のうねりを巻き起こすのでなければならない。そしてまた増税反対などの政治経済闘争の爆発をかちとるのでなければならない。5・15―16沖縄平和行進・普天間基地包囲行動の戦闘的高揚をもって鳩山政権を打倒せよ!

(以下見出し)
鳩山の対米屈服と米・日間軋轢の深化

米・中の新たな核軍事力増強競争と三極間角逐の新転回

米中の狭間で政治的混迷と経済危機に揺らぐ日本帝国主義

<戦争と貧窮化>を労働者人民に強要する鳩山政権を打倒せよ
Top

   


一〇春闘の大敗北をのりこえる不抜の陣地を!

新たな貧窮と戦争の強制を突き破る労働運動を構築せよ

中央労働者組織委員会

 今春闘において事実上の賃下げ回答を労働貴族どもに呑ませた独占資本家どもは、今、新たなリストラクチャリング(事業再構築)計画にもとづいて、さらなる人員削減と賃金制度の改悪に着手している。リーマン・ショック以降の対米(対欧)輸出の一挙的落ちこみによる売り上げ激減・経営危機を、非正規雇用労働者をはじめとする大量人員削減をつうじての収益確保によってのりきり、今やおしなべて「業績回復」を果たしつつある自動車・電機などの製造業諸独占体。その資本家どもは、中国・インドなどの経済新興諸国市場への資本進出(直接投資)と環境・新エネルギー関連事業の強化を柱とする新たな経営戦略を練りあげ、これにもとづいてアジア諸国などでの現地生産拠点の増強を図るとともに国内生産拠点の統廃合と研究開発部門の強化をおしすすめている。
 まさに諸独占体の生き残り=独占ブルジョアジーの階級的利害の貫徹をかけてのこの新たなリストラ策、それが労働者にたいするいっそうの首切り・賃金切り下げを強制するものであるにもかかわらず、これに協力しているのが、「連合」指導部をはじめとする各単産・各労組の労働貴族どもなのだ。
 彼ら労働貴族は、今一〇春闘において、「外需牽引・内需主導の成長パターンの構築」などと叫びたてながら、独占資本家どもの賃下げ回答を唯々諾々と受け入れると同時に、「成長シナリオ」という名の日本経済の危機突破策≠フ作成を鳩山政権に求めることに終始した。「全労連」の日共系ダラ幹もまた、「(政権交代という)変化をチャンスに」というスローガンを掲げて鳩山政権に「内需主導・国民生活充実型の日本経済」への改革を懇願しつつ「税・社会保障による富の再分配」を求めることに春闘を解消した。こうして今二〇一〇春闘は、既成労組指導部によって、未曽有の大不況という国難≠「労使政一体」で突破する「救国」春闘へとねじまげられたのである。
 わが革命的左翼は、この今春闘の大惨敗の根拠を徹底的に暴きだしつつ、労働者階級の一大反撃の陣形をつくりだすために奮闘するのでなければならない。

(以下、見出し)
T 「救国」春闘への変質

U 「救国」春闘への歪曲のイデオロギー的・路線的根拠を暴きだせ

V 新たな解雇・賃下げ攻撃を阻止しよう!
Top
 
   


  
「辺野古の米海兵隊新基地建設阻止!」
来沖した鳩山に弾劾の嵐 5・4
 辺野古に「くい打ち桟橋」方式で海兵隊新基地を建設するという新たな「政府案」を沖縄の労働者・人民に押しつけるために、首相・鳩山は、五月四日に来沖した。
「県内移設」を通告した鳩山に怒りを叩きつける沖縄のたたかう労学
(県議会棟前)

普天間第二小学校前で「市民対話」なるものの欺瞞を糾弾

前方に見える鳩山にたいして労学の怒り爆発
(名護市民会館横)

日・米両権力者に憤激の渦
(名護市民会館横)
Top


  
名古屋市街に<反安保>の炎 4・25

高揚した沖縄県民大会と連帯し闘う東海の学生
(4月25日、名古屋市)

Top