第2115号(2010年4月19日)の内容

<1面>
新たな賃下げ・解雇攻撃を打ち砕け
労働者派遣法のインチキ「改正」反対!
「連合」指導部の裏切りを弾劾し中小企業春闘の高揚をかちとれ

<4〜5面>
反戦・反安保闘争の大爆発を!
     中央学生組織委員会     (下)
<2面>
総務相・原口の「地域主権改革」論の反労働者性
<3面>
米海兵隊新基地建設阻止! 普天間基地即時撤去!
4・25沖縄県民大会の戦闘的高揚を!

<6面>
石川県当局が低所得者の給料を差し押え
「平和」の課題を全面削除―民放労連
Topics 日共中央の反北教組宣伝を許すな
<7面>
全教第27回定期大会
   「教育政策の抜本的転換」を鳩山政権に請願する本部
<8面>
鳩山政権の欺瞞的な「緊急雇用対策」
統廃合あいつぐ百貨店

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号





























  


新たな賃下げ・解雇攻撃を打ち砕け

労働者派遣法のインチキ「改正」反対!

 「連合」指導部の裏切りを弾劾し中小企業春闘の高揚をかちとれ

 沖縄―全国の労働者・人民の怒りの声を傲然と踏みにじり、鳩山政権はいま、米海兵隊普天間基地の「分散移転」の名のもとに、海兵隊の新基地と演習場を辺野古陸上部のみならず徳之島など日本全土に拡大することを基軸とする「政府案」をオバマ政権に提示し・その実現に向けて血眼になっている。それだけではない。この政権は、派遣労働を存続・固定化するものでしかない労働者派遣法のインチキ「改正」案を今国会で成立させようとしている。さらに膨大な国家財政赤字のつけを労働者・人民に転嫁することを企み、あの手この手の大衆課税の強化に踏みきっているのだ。この政権にたいする労働者・人民の不満と反発と怒りは一挙に広まり、内閣支持率は日に日に下落している。窮地に追いつめられている鳩山=小沢のネオ・ファシズム政権は、今や反動的な姿をむきだしにしつつ、労働者・人民にたいして新たなかたちでの<戦争と貧困>を強制しているのである。
 しかも今一〇春闘において、「賃金体系維持」とうそぶきながらも一時金を軒並み引き下げる実質上の賃下げ回答を、「連合」傘下の労働貴族に受け入れさせた独占資本家ども。彼らは、さらにかさにかかって、「賃金体系の見直し」という名の賃金支払い形態の大改悪や大量解雇攻撃を労働者に打ちおろしているのだ。
 すべての労働者諸君! 独占資本家どもによる新たな賃金切り下げ・大量解雇攻撃を打ち砕け! また中小企業でたたかう労働者は、「連合」労働貴族どもの裏切りを弾劾しつつ、資本家による賃下げ・解雇攻撃をはねかえし、二〇一〇年春闘の高揚を切り開くために最後までたたかおうではないか。
 すべての労働者・学生諸君! 鳩山政権による労働者派遣法のインチキ「改正」を許さず、労働者派遣法の撤廃のためにたたかおう。同時に、「普天間基地の無条件撤去は安保条約の枠内でも可能」などとほざきながら、「本腰を入れた対米交渉」を鳩山政権に要請しているにすぎない日共中央翼下の「米軍基地の縮小・撤去」請願運動をのりこえ、米海兵隊新基地建設阻止・普天間基地即時撤去をかちとる闘いを、<安保条約破棄>の方向性を鮮明にしてたたかおう。政治経済闘争と反戦反安保闘争の爆発をかちとり、ガタガタの鳩山政権の打倒をめざしてたたかおう!

(以下、見出し)
中小企業労働者への賃金切り下げ・大量解雇攻撃

労働者・人民に新たな貧窮化を強制する鳩山政権

「連合」労働貴族のネオ産業報国運動への突進を許すな

新たな<戦争と貧窮化>の強制を粉砕せよ!
Top

   


反戦・反安保闘争の大爆発を!

一切の米海兵隊新基地建設阻止!

普天間基地を即時撤去せよ!

 「反安保」を完全に放棄した日共翼下の「基地縮小・撤去」請願運動をのりこえて闘おう! <下>

 中央学生組織委員会

V 「反安保」を完全に放棄した既成反対運動をのりこえ、反戦反安保闘争の大爆発をかちとれ!

 すべてのたたかう学生諸君! 鳩山政権に「本腰を入れた対米交渉」を請願することに一切を収斂させている日共系平和運動をのりこえ、<一切の米海兵隊新基地建設阻止! 普天間基地の即時撤去!>の反戦反安保闘争に総決起せよ! われわれは、この反戦反安保闘争を<日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟=核軍事同盟としての強化反対!><米―中・露の核軍事力増強競争反対>の革命的スローガンのもとに推進するとともに、<一切の核基地撤去! MD撤去!>の方向性を鮮明にしつつ、<安保破棄>をめざしてたたかうのでなければならない。
 デフレスパイラル状況を呈している経済危機の深まりのなかで税収の激減に直面している鳩山政権は、大手諸独占体にたいしては、――大量首切り・賃下げを強行したことによって大手諸独占体の多くは増益に転じているにもかかわらず――、法人税の減税をうちだしている。けれども他方では、生活苦のドン底にたたきこまれている労働者や学生にたいしてはたばこ税の増税をはじめとする大衆課税強化策を次々とうちだし、さらに消費税大増税をも仕かけようと企んでいるのだ。しかも、「政権公約」として掲げていた「派遣法の抜本的改正」についても、日本経団連などの独占ブルジョアどもの意をくんで完全に骨抜きにした。われわれは、こうした大衆収奪の強化や派遣法のインチキ「改正」による労働者・人民への新たな貧困の強制を打ち砕く政治経済闘争を反戦闘争とともに創造し、この両者を同時的・一体的に推進するのでなければならない。
 こうした諸闘争を断固として推進し、普天間基地移設問題をめぐり迷走しガタガタぶりを露わにしている鳩山=小沢のネオ・ファシズム政権の打倒をめざして、今こそたたかいぬこうではないか! すべてのたたかう学生は、<一切の海兵隊新基地建設阻止・普天間基地の即時撤去>の反戦反安保闘争の大爆発をかちとるために、全国のキャンパスから決意も固く総決起せよ!

目次
T <米・中本格対決>下で高まる戦争勃発の危機

U 軍事強国・中国への危機感に促迫された鳩山政権の新たな対抗策

 (第二一一四号)

V 「反安保」を完全に放棄した既成反対運動をのりこえ、反戦反安保闘争の大爆発をかちとれ!
 (本 号)
Top
 

   

米海兵隊新基地建設阻止! 普天間基地即時撤去!

4・25沖縄県民大会の戦闘的高揚を!

沖縄県委員会

「反安保」ぬきの「米軍基地の縮小・撤去」請願運動をのりこえ<安保破棄>めざして闘おう

 まさしく今、わが沖縄の労働者・人民の日・米両政府にたいする怒りは沸点に達している! 米海兵隊新基地の建設を絶対に阻止し・米軍普天間基地の即時撤去をかちとるという断固とした決意のもとに4・25沖縄県民大会の一大高揚をかちとるために奮闘している労働者・学生・市民の闘いが、燎原の火のように燃えひろがっているのだ。
 それにもかかわらず、鳩山政権は、「できれば国外、最低でも県外への移設」という昨夏の総選挙における公約を踏みにじって、沖縄県内のキャンプ・シュワブ陸上部やホワイトビーチ沖を、そして「分散移転」の名のもとに鹿児島県・徳之島を普天間基地の「移設先」とする政府案を固め、オバマ政権に提示し・交渉にのりだしている。しかも、「有事」の際には普天間基地の使用を再開できるように維持することを認める腹を固めているのが鳩山政権なのだ。
 だが、「連合」指導部や代々木官僚らの既成の反対運動指導部はいったい何をやっているのか!「連合」古賀指導部は、4・25県民大会に向けての取り組みをいっさい放棄し、静観≠決めこむという破廉恥な対応をとっている。日共の不破=志位指導部はといえば、いまなお鳩山政権にたいして「国外・県外移設」という公約を守るべきことを請願する圧力手段へと闘いをねじ曲げている始末なのだ。彼らは、「普天間基地の無条件撤去」は「日米安保条約の枠内」でも可能であるなどと叫ぶとともに、日米軍事同盟の「七つの異常をただす」という代案を提示している。ここに如実に示されているように、代々木官僚は「主権国家同士の関係」にふさわしい対等・平等な軍事同盟≠ヨの改良をみずからの代案策定の基準=理念とするにいたっているのである。
 われわれは、一切の既成指導部による「反安保」の放棄を弾劾し、日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての現実的強化に反対してたたかうのでなければならない。いまこそ<反安保>のうねりを全国から巻き起こし、<安保破棄>をめざしてたたかいぬこう! 4・25沖縄県民大会の戦闘的高揚をかちとるために奮闘しよう!

(以下、見出し)
普天間基地の「県内移設」に突き進もうとしている鳩山政権

日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化

沖縄人民の怒りの高まりと反対運動の高揚

「国外・県外移設」請願運動をのりこえ闘おう!
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