第2112号(2010年3月29日)の内容

<1面>
JC賃下げ妥結を弾劾せよ!
 <春闘勝利・派遣法インチキ「改正」反対>の闘いをさらに推進せよ!

<4〜5面>
日米同盟の亀裂の補修
 小沢「不正政治資金」問題をめぐる暗闘とその手打ち

<2面>
「連合北海道」春闘総決起集会(3・10)
「連合沖縄」春闘開始宣言集会(2・24)
<3面>
「違法献金」容疑を口実とした北教組破壊攻撃を打ち砕け!
 すべての北教組組合員は団結せよ!

いざ、4〜5月沖縄―反戦反安保闘争へ!
 全学連第128中央委を実現(3・15〜16)

<6面>
化学春闘の戦闘的高揚を!
 JEC連合労働貴族の「救国」春闘への歪曲を許さず闘おう

<7面>
夕張の労働者・人民にドン底生活を強いる民主党政権
大阪市 市立学校での「日の丸」常時掲揚の強制を許すな
Topics 『日経』の「医療・介護制度改革」提言
<8面>
ウクライナからの手紙
 「オレンジ」時代の終焉
万華鏡2010
 ◇権威失墜
 ◇劣勢挽回策
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号
































  


JC賃下げ妥結を弾劾せよ!

<春闘勝利・派遣法インチキ「改正」反対>の闘いをさらに推進せよ!

 すべてのたたかう労働者諸君! 二〇一〇年春闘は、「連合」中央を牛耳る労働貴族どもがあらかじめ要求を徹底的に自制したことのゆえに、極度に切り下げられてきた労働諸条件の改善を実現するどころか、独占資本家どもにいっそうの協力を誓約する場に転化されようとしている。
 三月十七日のJC統一回答日に自動車・電機など製造業独占体の経営者どもは、「賃金体系維持」と称する月例賃金の現状維持≠ニ年間一時金の昨年なみ・あるいはそれ以下の水準とを回答した。労働貴族どもが賃上げ要求をいっさい放棄したのをいいことに、「組合員の頑張りに報いるもの」(トヨタ社長・豊田)と恩着せがましい言辞を弄して。大幅な減額となった昨年の妥結額をなんら超えるものではないこの回答を、JC(全日本金属産業労働組合協議会)労働貴族どもは「誠意ある回答」(トヨタ労組委員長・鶴岡)などと評価して受け入れ、独占資本家どもの経営施策にこれまで以上に協力していく決意を表明した。そればかりか、「定期昇給制度」を見直す協議をただちに開始すべきという電機独占体の経営者の提案を、電機連合労働貴族どもは「制度を見直すことは否定しない」(委員長・中村)と唯々諾々と受け入れた。――まさにこのJCの妥結こそは、次なる賃下げと首切りの出発点となる以外のなにものでもない。
 三月十九日、鳩山政権は「労働者派遣法改正案」を閣議決定し、国会に上程しようとしている。この「改正案」なるものは、「規制強化」の名のもとに派遣労働(とりわけ登録型派遣と製造業務派遣)を温存・固定化することをたくらむ、まさにインチキ「改正案」以外のなにものでもない。だが会長・古賀を筆頭とする「連合」指導部は、これを賛美するのみならず、社民党の要求にもとづく「事前面接解禁」の削除というわずかばかりの修正を「公労使合意」の名において非難してさえいるのだ。
 すべての諸君! JCをはじめとする大企業労組が昨年なみの超低額=事実上の賃下げで妥結したことのゆえに、なお闘争中の中小企業における一〇春闘は困難をきわめている。これを突破するために、「連合」労働貴族の抑圧と統制に抗してさらに奮闘しよう。労働者派遣法のインチキ「改正」を許さず、派遣法の撤廃をめざして正規・非正規雇用労働者の団結した闘いを創造しよう。労働者階級にありとあらゆる犠牲を強要する独占資本家どもへの怒りを燃えあがらせ、これに忠誠を誓い全面協力にひた走る「連合」労働貴族を徹底的に弾劾してたたかおう。反労働者性をむきだしにした労働貴族支配下の「連合」の脱構築をめざして奮闘せよ!

(以下、見出し)
独占資本家に全面協力を誓ったJC労働貴族弾劾!

賃金制度改悪を受容し非正規雇用労働者を見殺しにした労働貴族

<労使政運命共同体>思想のいっそうの深まり

一〇春闘勝利のためにさらに奮闘せよ!
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日米同盟の亀裂の補修

小沢「不正政治資金」問題をめぐる暗闘とその手打ち

 鳩山=小沢の民主党主力政権はいま、米海兵隊普天間基地の移設問題にかんして、「キャンプ・シュワブ陸上部への移設」案ならびに「ホワイト・ビーチ沖海上埋立て」案を軸とする政府案を公表し、与党内の合意形成にのりだしている。「県外もしくは国外移設」という実質上の政権公約をみずから踏み破るかたちでうちだしたこの政府案を、鳩山政権は日米の外交・防衛事務レベル協議でオバマ政権に提示しようとしている。これにもとづいて彼らは、五月の日米外交・防衛相会談(2プラス2)でオバマ政権から合意をとりつけるために、日米首脳会談(四月十二日からワシントンで開催される「核安全保障サミット」にあわせておこなうことを追求)、ならびに四月末の民主党幹事長・小沢一郎の訪米をおこなおうとしているのだ。
 これにたいしてアメリカ帝国主義のオバマ政権も、ブッシュ前政権が自民党の小泉政権とのあいだで取り決めた「辺野古移設案」があくまで「ベスト」と言いながらも、鳩山政権とのあいだで移設先の交渉に応じる姿勢をみせている。
 まさに今、日・米の両政権は、普天間基地の即時撤去を要求し米海兵隊の新基地建設に反対している沖縄の、いや日本全国の労働者・勤労人民の闘いを傲然と踏みにじって、普天間基地移設先を結局は沖縄のどこかにするという形での妥協を相互にまさぐり合っているのだ。これは、このかん、没落帝国主義アメリカのオバマ政権と、このアメリカ帝国主義と同時沈没≠キることをなんとか回避するために対米自立≠フ旗幟を鮮明にしてきた鳩山=小沢政権とが、日・米の同盟関係の亀裂をさしあたり修復≠キるのを合意したことにもとづく。
 明らかに今、日・米両権力者は、二月の小沢と米国務次官補キャンベルとの会談を節目として、普天間基地移設問題をめぐる角逐の裏面における小沢の「政治資金不正」問題の暴露をめぐる暗闘にさしあたりの手打ち≠おこない、利害調整≠ノのりだす方向に転じたのである。この手打ち≠ヘ、アメリカ帝国主義から覇権大国≠フ座を奪取せんとしている胡錦濤・中国の核軍事力の飛躍的増強――とりわけ東シナ海・南シナ海の制海権奪取・確保を企んでのそれ――にたいして、にわかに危機感を昂じさせている日・米両帝国主義権力者同士の苦悶にもとづくものにほかならない。

(以下、見出し)
T 中国の覇権大国化≠ノ怯えての手打ち

 普天間基地移設問題の「五月決着」に向けての相互妥協

 オバマ政権の小沢バッシング£竡~への旋回

 亀裂の弥縫を図る鳩山=小沢政権

U 対米自立≠フ旗幟を鮮明にする鳩山=小沢政権への恫喝

 小沢「不正政治資金」疑惑暴露の真相

 怨念をたぎらせる小沢

V <米・中本格対決>下での米・日同盟の揺らぎ
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「違法献金」容疑を口実とした北教組破壊攻撃を打ち砕け!

 すべての北教組組合員は団結せよ!

   北海道地方委員会
   教育労働者委員会

 われわれは、すべての労働者・学生・市民に訴える! いま北教組にしかけられている検察権力の政治的弾圧を絶対に許してはならない。日本労働運動が総じて沈滞しているなかで、北教組は、日教組本部の変質に抗してたたかう組合員を先頭として、国家主義的・能力主義的「教育改革」反対の闘いや反戦・平和運動を全道・全国の最先頭でたたかってきた。だからこそ検察権力や自民党は憎悪に燃えて北教組の組織と運動を破壊しようとしているのだ。
 もしも、この北教組にたいする組織破壊を許すならば、検察権力や自民党はあらゆる労働組合や学生自治会や良心的市民団体にたいしてもカサにかかって襲いかかるにちがいない。その帰結は、民主党や自民党などの保守政党主導の政権による反動的な「教育改革」攻撃の貫徹であり、労働者の権利のさらなる剥奪であり、日米新軍事同盟の強化ではないか。<戦争と貧困を強制する暗黒のネオ・ファシズム>を断固として打ち破れ!
 すべての北教組組合員はたたかう団結をうち固め、検察権力・自民党・道教委・マスコミが一体となった「日の丸・君が代」強制反対の闘いの圧殺と組合組織破壊攻撃をうち砕くために起ちあがろう! すべての心ある労働者・学生・市民は、「北教組弾圧反対」の声を巻き起こそう!

検察・自民党・道教委・マスコミによる北教組破壊攻撃を許すな!

 札幌地検が北教組本部役員らを不当逮捕したことを機に、自民党の国会議員(馳浩・義家弘介など)や道議会議員(吉田某)は、文科省・道教委にたいして、組合活動にたいする規制を強化するように圧力をかけている。彼らは、今回の事件とはまったく関係のない、北教組がすすめている「日の丸・君が代」強制反対の闘いや「自主編成運動にもとづく教育実践」をことさらにとりあげて非難し、「異常なイデオロギーにもとづく組合運動」などという誹謗をくりかえしている。さらに、彼らは、「勤務時間内の組合活動」をやり玉に挙げ、組合活動の規制強化と監視を叫びたててもいるのだ。
 これに連携して、「何でも反対の北教組」などという悪らつな反北教組キャンペーンをくりひろげているのが、『産経新聞』『読売新聞』などの悪質マスコミだ。これらは、主任制の制度化に反対して組合員が主任手当を拠出していることを「異常」なことであるかのように描き出し、この拠出金を「ウラ金」としてプールしているというデマゴギーをふりまいてさえいる。
 しかも、自民党の圧力をうけた道教委は今、「日の丸・君が代」をめぐる北教組本部との交渉・確認事項(「職務命令はそぐわない」など)をすべて反古にして、今年の卒業式・入学式で「日の丸・君が代」の強制を貫徹するために狂奔している。三月中に『日の丸・君が代』強制反対の運動をやめなければ、交渉団体として認めない≠ネどと北教組本部を恫喝しつつ、各組合員にたいしては「君が代」斉唱時の「起立・斉唱」を求める「職務命令」を――処分をふりかざして――突きつけ、教職員や児童・生徒の行動を逐一監視するために卒業式に職員を派遣している。それだけではなく、二十項目ものチェックシートをもって組合員の職場活動の「実態調査」を開始しているのだ。
 こうした悪らつで扇動的なキャンペーンと「日の丸・君が代」強制のエスカレートこそは、「政治資金規正法違反容疑」なるものが、北教組の組織と運動を破壊することを狙った政治的弾圧の口実でしかないということを、示して余りあるではないか。北教組本部五役のうち委員長代行・書記長ら三名の逮捕、北教組本部事務所などにたいする四回もの家宅捜索、三月一日に北教組にかんする質問を国会でおこなった自民党議員・馳浩が事前に逮捕情報をえていたこと、強制捜査に先だって開始されたマスコミによる「北教組による違法献金疑惑」キャンペーンなど。こうした事態の異常さも、「違法献金疑惑」なるものがとってつけた口実でしかないことを明白に示しているではないか。

闘いへの誇りと確信をもって団結しよう!

 北教組組合員のみなさん! 教育基本法改悪反対の国会前闘争をともにたたかった各県教組組合員をはじめとして、全道・全国の労働者たちは、今、北教組にたいする弾圧に憤慨し<連帯の檄>を北教組組合員に送っている。このかん北教組が反動的教育再編反対の闘いや反戦・平和の闘いを全国の最先頭でたたかってきたがゆえに、検察権力と自民党と右翼マスコミの刃が、北教組組合員のみならず日本労働者階級に向けられていることを、多くの労働者は見ぬき怒りの声をあげているのだ。
 北教組は、日教組本部の闘争放棄に抗してたたかう組合員たちの奮闘によって、自民党政権による国家主義的・能力主義的な「教育改革」に反対する運動を戦闘的にたたかってきた。教育基本法改悪に反対する国会前闘争を数波にわたって全国の各県教組に呼びかけ、その最先頭でたたかってきたのは、まさに北教組ではないか(〇六年)。自治体間・学校間・生徒間・教員間に競争を強いる全国一斉学力テストの実施にも、北教組はもっとも戦闘的に反対してきたのだ。
 それだけではない。たたかう北教組組合員は、「政府と独占資本家どもによる貧困の強制にたいして、組織労働者こそがたたかうべきだ」という檄を全国の労働者にむけて発し、<小泉式「構造改革」反対>の方向性をさししめしながら、「高橋道当局による賃金独自削減反対」1・30一時間ストライキをうちぬいた(〇八年)。このストライキ闘争をたたかいぬいた組合員全員にたいする未曽有の処分攻撃にたいしても、反処分の闘いをたたかいぬいている。だからこそ、ストライキ闘争に鼓舞され共感した全道・全国の労働組合から三〇〇〇もの団体署名が北教組に寄せられたのである。
 日本労働運動が総じて今日版の産業報国運動と化すなかで、こうして北教組が不屈にたたかっていることにこそ、検察・警察権力と自民党などは恐怖し憎悪を膨らませて、北教組破壊の攻撃をなりふりかまわずしかけているのだ。
 すべての北教組組合員は、こうしたこのかんの闘いへの誇りと確信をもって、この組織破壊攻撃をうち砕こう!

「北教組問題」を権力抗争の具に利用する自民党を許すな!

 札幌地検による北教組役員らの逮捕は、このかん小沢バッシング=民主党政権つぶしに狂奔してきた東京高検・東京地検特捜部のゴーサインのもとにおこなわれたものにほかならない。検察権力の中枢を握っているのは、いまなお、自民党政権時代に自民党と太い人脈を築いたり民主党政権の対米自立℃u向に危機感を抱いているオバマ政権とも太いパイプをもったりしている部分にほかならない。この検察権力は、民主党政権の「最大の基盤」とみなしている労働組合を一気にたたきつぶすためにこそ、この蛮行をおこなったのだ。
 自民党は、「H2O(鳩山、北教組、小沢)問題」などと称して、鳩山や小沢の政治資金問題とワンセットにして「日教組のウラ金」問題なるものをキャンペーンしつつ、民主党政権を追及している。彼らは、北教組・日教組のみならず「連合」傘下のすべての労働組合の破壊を狙っている。自民党は、今夏の参議院選挙において民主党が議席の過半数を獲得することを阻止するために、労働組合を民主党の選挙運動の「原動力」(資金面でも人員面でも)とみなして、労組の政治活動を封じこめることをもくろんでいるのだ。昨年の衆議院選挙で惨敗したことの怨念に燃えている自民党(とりわけ小林に惨敗した極反動文教族・町村信孝ら)は、民主党支持団体のなかでも、自民党式「教育改革」に反対してたたかってきた北教組に狙いを定め破壊することに最大の力を注いでいるのだ。

たたかう団結を打ち固めて闘おう!

 北教組組合員のみなさん! すべての労働者のみなさん! 検察権力による北教組にたいする未曽有の政治的弾圧を許すな! 自民党による反北教組・反日教組・反労組の策動をうち砕こう! 北教組の運動と組織の破壊を狙う一切の策動を許すな! 弾圧をうち砕くためにも、いまこそ反動的な「教育改革」反対の闘いや反戦・平和の運動を推進しよう!
 自民党の追及に応えて組合員の政治活動にかんする「実態調査」にのりだし、教育労働者の政治活動の規制強化・罰則化をもくろむ鳩山政権を許すな!
 日教組本部は、「逮捕されたことにより、結果的に子どもや社会に不信感を抱かせることにつながり、深くお詫びします」などという談話を発表したにすぎない。北教組を見殺しにする日教組本部を許すな!「連合」労働貴族は「極めて遺憾である」としつつ、権力の弾圧に反対するのではなく北教組に「真相究明」を迫ってさえいるのだ。これが許せるか!

反北教組宣伝に手を貸す日本共産党中央を弾劾せよ!

 日本共産党指導部は、北教組を弾圧している検察権力や自民党を一言も弾劾することなく、「北教組事件、労組ぐるみの腐敗だ」とか「北教組は『不当な組織弾圧だ』といっているが、それは違うだろう」とかという反北教組宣伝に努めている(『しんぶん赤旗』三月五日付)。彼らは、みずからの票田開拓のために「北教組事件」を利用するという浅ましい思惑にもとづいて、権力の弾圧を受けている北教組組合員たちに背後から矢を射っているのだ。こんな反労働者的なことがあるか!「特定政党支持路線の押しつけ反対」の看板をふりかざして、労働組合の敵対者として立ち現われた日本共産党中央を弾劾せよ!
 鳩山政権との政労協議と参議院選挙にむけた民主党支持の選挙運動に闘いの一切を解消する日教組本部を許すな! こうした日教組本部の闘争歪曲に抗して、検察権力・自民党による北教組組織破壊攻撃を許さず、「日の丸・君が代」強制をはじめとする「愛国心」教育や能力主義教育の徹底化に反対する闘いや<普天間基地撤去・海兵隊新基地建設阻止! 日米新軍事同盟の対中国・対ロシア攻守同盟としての強化反対!>の反戦反安保の闘いを職場から創造しよう!
 すべての日教組組合員は、北教組組合員と連帯し、日教組破壊攻撃を阻止しよう! すべての産別の労働者は、「賃上げ」要求を放棄した「連合」労働貴族を弾劾して一〇春闘をたたかいぬくと同時に、北教組破壊攻撃・反労組策動をうち砕こう!
   (三月十八日)

◇「日の丸・君が代」強制反対!
◇「愛国心」教育・能力主義教育の徹底化反対!
◇組合活動規制の強化阻止!
◇普天間基地撤去! 新基地建設阻止!
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化学春闘の戦闘的高揚を!

JEC連合労働貴族の「救国」春闘への歪曲を許さず闘おう

 JEC連合指導部は、金属労協の「集中回答日」に連動させて三月十七・十八日をJEC連合の「第一ゾーン」の「集中回答日」として設定し、「先行グループ」と命名し選抜した大企業労組の労働貴族に、当該資本家から「賃金カーブ維持(定昇確保)分」という賃金回答を引き出させようとした。しかし彼らは、化学・石油独占資本家から「賃上げなどはとうてい困難」と一喝され、「定期昇給維持分」の要求さえ蹴飛ばされたのだ。十七、十八日に「回答」を引き出して妥結した労組はわずか数労組でしかない。JEC連合傘下の圧倒的多数の諸労組は「第二」「第三ゾーン」(三月下旬以降)を目途にして、「賃金カーブ維持分」の確保を資本家に懇願している。
 われわれは、JEC連合本部ならびに翼下諸単組の労働貴族の裏切りを許さず、化学・石油資本家が強行しようとしている居丈高な賃下げ・リストラ諸攻撃に抗し、<大幅一律賃金引き上げ獲得・大リストラ攻撃反対>を掲げてJEC連合一〇春闘を戦闘的にたたかいぬくのでなければならない。

(以下、見出し)
T 労働者に解雇・賃下げ・労働強化を強いる化学資本家ども

U 不況脱出=国難突破≠第一義とする春闘方針の反労働者性

V 首切り・賃下げ攻撃をうち砕き労働条件の改善をかちとろう
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「連合北海道」春闘総決起集会(3・10)
 三月十日、札幌市市民ホールにおいて、「連合北海道」・石狩地域協議会・札幌地区連合主催の「二〇一〇春闘全道総決起集会」が開催された。
 わが同盟の情宣隊は、既成指導部の闘争抑圧をはねのけ職場深部で春闘構築のためにたたかっている革命的・戦闘的労働者と連帯して、「連合」集会を戦闘的に塗りかえるために奮闘した。
 同時にわれわれは、「政治資金規正法違反」を口実とした、検察庁・札幌地検―自民党―マスコミが一体となった闘う北教組破壊攻撃を粉砕しよう、と北教組をはじめとするすべての組合員に檄をとばした。
「10春闘勝利! 北教組への大弾圧粉砕!」わが同盟が檄(3・10、札幌)
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「連合沖縄」春闘開始宣言集会(2・24)
 二月二十四日、「連合沖縄」主催による「二〇一〇春闘開始宣言集会」が、那覇市・県庁前広場で五〇〇名余の傘下組合員の参加のもとに開催された。
 この集会において、わが同盟とともにたたかう革命的・戦闘的労働者たちは、「連合」中央・古賀指導部とこれにつき従う「連合沖縄」指導部による「救国」春闘への歪曲を許さず、今春闘の戦闘的高揚をきりひらくために、精力的に奮闘した。
「連合」労働貴族の闘争歪曲に抗し労働者が決起(2月24日、那覇)
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いざ、4〜5月沖縄―反戦反安保闘争へ! 全学連第128中央委を実現(3・15〜16)
 三月十五〜十六日の二日間にわたって、わが同盟に導かれた全学連のたたかう学生たちは、第一二八回中央委員会を実現した。たたかう学生たちは、海兵隊新基地建設阻止を焦眉の課題とする四〜五月期の反戦反安保闘争にうってでる闘争態勢を確固として築きあげたのである。
60年安保闘争以来の革命的学生運動の伝統をわがものに(3月16日、東京)
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