第2095号(2009年11月23日)の内容

<1面>
<日米首脳会談粉砕>の雷鳴轟く 11・13
 全学連が首相官邸に進撃
 <MD撤去・核基地撤去>の旗高く

<4〜5面>
〈笑顔のネオ・ファシズム〉に抗する労働者階級の戦列を
 中央労働者組織委員会 <下>
<2面>
「辺野古新基地建設阻止!」 11・8 沖縄
2万1千の先頭で労学が奮闘

<3面>
10・25労学統一行動が高揚 関西/北海道
もんじゅへの燃料搬入阻止に起つ 10・30
<6面>
トヨタ
 「経営危機」を名分に労働者への重犠牲を強要
空前の賃下げに怒り爆発 10・15
 名古屋市職労・名水労が決起集会
Topics 日本経団連の悪らつな「制度改革提言」
<7面>
ペルー・ガルシア政権による鉱山労組破壊攻撃を許すな!
英・仏の郵政労働者が民営化反対のスト
解雇した労働者を置き去り―北九州―
<8面>
万華鏡2009――情勢の断層を読む
◆ジハード?
◆新「英国病」
◆壁なき後の壁
◆監視カメラ
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号


































 

  


<日米首脳会談粉砕>の雷鳴轟く 11・13

全学連が首相官邸に進撃

<MD撤去・核基地撤去>の旗高く

首脳会談がおこなわれている首相官邸に向けて怒りの拳を突き上げる
(11月13日、溜池交差点)
<安保粉砕!>の声高く進撃(11・13、銀座)
 「日米首脳会談粉砕!」の雷鳴が、雨の首都中枢に轟きわたった。わが同盟に領導された全学連の学生たちは十一月十三日、初来日したアメリカ大統領オバマと首相・鳩山との首脳会談を断固粉砕するために唯一起ちあがった。
 両者は首脳会談において、来年の安保条約改定五十周年にむけて「日米同盟関係の深化」の名において「核の傘を含む拡大抑止」や「ミサイル防衛」についての協議を開始することを謳いあげた。辺野古新基地建設問題の「迅速な解決」を要求したオバマにたいして鳩山は「前政権の合意は重く受けとめている。早期に解決したい」と、辺野古基地建設案受け容れを決めているハラのうちを示してみせた。
 中国・ロシアを軍事的に封じこめるために、鳩山政権を「日米新軍事同盟の鎖」をもって締めあげることを策すオバマと、こと安保=軍事政策の絶対的基礎には日米新軍事同盟の強化をすえながらも、外交政策上はアジア重視・対米自立≠フ姿勢を鮮明にしている鳩山。この日・米両権力者は、普天間基地移設問題などをめぐってこのかんあらわとなってきた米日間の亀裂をおし隠しながら、日米新軍事同盟の対中・対露核軍事同盟としての新たな強化にむけた「協調」を謳いあげたのである。
 このオバマ―鳩山の首脳会談にたいして、全国から首都・東京に結集した全学連のたたかう学生たちは満身の怒りを炸裂させた。いっさいの既成反対運動指導部が日・米両権力者の会談に反対するどころか、「核軍縮」や「温暖化ガス削減」をめぐっての両者の合意に期待を寄せている惨状を弾劾し、警察権力の敷いた厳戒体制をつきやぶって、首脳会談がおこなわれていた首相官邸に肉迫する怒りのデモンストレーションをくりひろげたのだ。

(以下、見出し)

辺野古新基地建設阻止! 怒りのデモ

今こそ<反安保>を掲げて闘おう――闘志みなぎる総決起集会

反戦反安保闘争のさらなる前進をかちとれ!
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<笑顔のネオ・ファシズム>に抗する労働者階級の戦列を

「連合」の脱構築をめざして闘おう <下>

中央労働者組織委員会

(以下見出し)

3 いまこそ日本労働運動の戦闘的再構築を

 A 新たな〈戦争と貧困〉の強制をうち砕く闘いを

 B 反戦・反安保闘争の大衆的創造をかちとれ

 C 〈新たな貧困〉の強制をうち砕く政治経済闘争を

 D 「温暖化対策」を名分とする原発推進・新植民地主義的侵略反対の闘いを

 E 大幅一律賃上げ・非正規労働者の待遇の抜本的改善を

 F 「連合」の脱構築をめざしてたたかおう

目  次
 1 「友愛」をシンボルとする笑顔のネオ・ファシズム
 2 日本労働運動の消滅の危機
  (第二〇九四号)

 3 いまこそ日本労働運動の戦闘的再構築を
  (本  号)
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辺野古新基地建設阻止の闘い高揚 11・8

二万一千の先頭で闘う労学が奮闘

沖縄県民大会

「普天間基地即時撤去!」怒濤のシュプレヒコール(11・8、宜野湾市)
 「11・8辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」が、十一月八日午後二時より沖縄県宜野湾市海浜公園の屋外劇場および周辺広場を会場として開催された。「日米合意の履行」をごり押しするアメリカ・オバマ政権と辺野古新基地建設推進のハラを固めている鳩山政権、この両権力者にたいする怒りに燃えた労働者・学生・市民二万一〇〇〇人が、労組部隊を中心にして会場を埋め尽くしあふれだすかたちで結集し、「辺野古新基地建設阻止・普天間基地の即時撤去」の雄叫びをとどろかせた。
労働者・学生の怒りが屋外劇場に充満する(11月8日、宜野湾市)
全学連が普天間基地・真栄原ゲート前で決起集会(11月8日、午前10時)
 政権与党となった社民党の指導部や闘いの戦闘的高揚を恐れる「連合」指導部、そして「建設的野党」と称して鳩山政権にすり寄る代々木官僚。これらの既成反対運動指導部が反基地の闘いを「県外移設」のための「本腰を入れた対米交渉」を鳩山政権に請願する運動へとねじ曲げようとしているなかで、わが同盟とその旗のもとに結集する革命的・戦闘的労働者・学生は、この既成反対運動をのりこえるかたちで県民大会の戦闘的高揚をかちとるために全力でたたかいぬいた。
 わが革命的左翼は、米軍新基地建設阻止の闘いを、「日米首脳会談粉砕! 日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化反対!」の反戦反安保の闘いとしてたたかうべきことを、そしてまた<核基地撤去・安保破棄>をめざしてたたかうべきことを県民大会に参加した労働者・人民に熱烈に訴えて奮闘した。とりわけ県学連と全学連派遣団の学生たちは、<核基地撤去・安保破棄>の旗幟も鮮明に最先頭で奮闘するのみならず、当日午前中には米総領事館にたいする戦闘的デモを貫徹したのである。

(以下見出し)

新基地建設を策す米日両権力者への怒り噴出

革命的・戦闘的労働者の奮闘で「連合沖縄」傘下労組が大結集

〈核基地撤去・安保破棄〉の旗幟鮮明に闘う学生が奮闘
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ペルー・ガルシア政権による鉱山労組破壊攻撃を許すな!

労組書記長らの不当逮捕に抗議し48時間ストを打ち抜くペルーの鉱山労働者
(10月19日、リマ)
(以下見出し)

米・欧・中の企業による資源大収奪への道を掃き清めたガルシア

国境を越えて団結し反撃の闘いを!

(以下抜粋)
 すべての労働者・学生諸君! ボリビア鉱山労組連合の呼びかけに応え、FLTIの仲間たちに呼応して、われわれもこの日本の地から、たたかうペルー鉱山労働者に熱い連帯の檄を送ろうではないか。カサパルカ鉱山のたたかう仲間をただちに解放せよ! ガルシア政権による労働者・農民弾圧を許すな!
 日本の独占資本家どもは、自国労働者に大量の首切り・賃金切り下げの攻撃を情け容赦なくうちおろし、わが労働者・人民にいっそうの貧窮と失業を強いている。しかも、現下の経済危機と大不況からの脱出をかけて、日本帝国主義は、アジア諸国はもとよりラテンアメリカ諸国にたいしても――中国に先を越されたことに焦りつつ――新植民地主義的侵略を強化しようとしている。われわれは決してこれを許してはならない。アメリカや日本をはじめとする帝国主義諸国の独占諸資本と、そしてまた、「二十一世紀の超大国」をめざして世界中の資源買いしめの策動をつよめている中国の諸企業とによる強搾取と収奪に呻吟しつつ、これをうち破るために苦闘しているペルー鉱山労働者たちと、ラテンアメリカのたたかう労働者・人民と、われわれは固く連帯してたたかう決意だ。
 全世界の労働者・人民にたいする貧困の強制をうち破るために、全世界のたたかう仲間との団結をうち固め、ともにたたかおう!
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10・25労学統一行動が高揚 関西/北海道
 十月二十五日、反戦青年委員会と全学連関西共闘会議のたたかう労働者・学生は、固い決意に燃えて、全関西労学統一行動に勇躍決起した。労学のスクラム固く大阪市街を席巻
 十月二十五日、全学連北海道地方共闘会議と反戦青年委員会は、10・25全道労働者・学生統一行動に決起し、札幌市街に「MDシステム撤去! 核基地撤去!」「鳩山政権による新たな<戦争と貧困>の強制を許すな!」の声を轟かせた。
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もんじゅへの燃料搬入阻止に起つ 10・30
 十月三十日、金沢大学のたたかう学生は、日本原子力研究開発機構による高速増殖炉「もんじゅ」へのプルトニウム燃料の第四次搬入を阻止するために敦賀現地闘争に起ちあがった。原発正門前で怒りの拳を突きあげる
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