ネオ・ファシズム反動攻勢粉砕！ 新たな＜戦争と貧困＞を強制する鳩山新政権に怒りを叩きつけよ 「政権与党を支える労働運動」を唱和する「連合」指導部弾劾！
他方で鳩山は、アメリカ大統領オバマの来日を前にして、在沖米海兵隊・普天間基地の移設問題にかんしては、辺野古移転が米・日両政府間の既定合意≠ｾと頑強に押しつけてくるアメリカ政府に――インド洋における海上自衛隊の給油活動を来年一月をもって停止することと引き換えに――妥協するハラの内を事実上表明した（十月七日）。 この政権は、内に向かっては「マニフェスト」で掲げた「子ども手当」などの「家計支援策」の実施に必要な当座の財源をなにがなんでも捻出するために、麻生前政権が決定した〇九年度補正予算の削減額を、首相の号令一下、強引に三兆円にまで積み増しつつある。さらに「無駄の排除」と称して公務員人件費の削減などを断行し、その他方では赤字国債の発行にも踏み切ろうとしている。年間五兆円にものぼる軍事費や大企業優遇税制については一指も触れることなく。 このように笑顔のネオ・ファシスト政権≠ﾆしての素顔を露わにしはじめている鳩山政権にたいして、「連合」指導部は、政権交代という「悲願の成就」に欣喜雀躍しつつ、「政権与党を支える労働運動」（ＪＰ労組労働貴族の言辞）なるものを標榜している。彼らは、この政権を全面的に支える姿勢をとっているのだ。「連合」第十一回大会（十月八〜九日）において、古賀伸明（電機連合出身）が新会長に選出されたが、この新会長・古賀は、高木と小沢の「二人三脚」を継承して来たる参院選を民主党勝利のためにたたかうことを、いの一番に表明した。鳩山政権を全面的に支えることを宣明した労働貴族どもによって、「連合」は、いままさに正真正銘のネオ産業報国会たるの実をしめしつつある。 日本共産党の不破＝志位指導部もまた、「新政権のもとで『建設的野党』として日本の政治を前にすすめるために奮闘する」などとほざいている。現に彼らは、鳩山政権の「よい政策」を賛美し公約どおり≠ﾉ実行することを尻押しするものへと労働者・人民の諸々の大衆運動をねじ曲げているのだ。 われわれは、総じて鳩山政権翼賛運動へと労働者・人民を誘う既成反対運動指導部のこの腐敗を弾劾しつつ、新たな＜戦争と貧困＞の強制を打ち破る反戦反安保・政治経済闘争を断固として創造しなければならない。この闘いの一大高揚を労学両戦線においてかちとることをつうじて、日本型ネオ・ファシズム支配体制の新たな強化に抗する戦列を強化せよ。 以下、見出し 普天間基地の辺野古移転容認≠ﾖの転回 「東アジア共同体構築」の名による新植民地主義的侵略強化の野望 「官僚依存政治の打破」をシンボルとする強権的支配体制の強化 ネオ産業報国会としての実を示す「連合」 今こそ反戦反安保・政経闘争の爆発をかちとれ |
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