第2078号(2009年7月20日)の内容
<1面>
革命的反戦闘争の全世界的波及を!
米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!
世界的大動乱下の戦争的危機を突き破る闘いの高揚をかちとれ
<4〜5面>
全学連第79回大会の成功のために
反戦・政経闘争の教訓をうち固め、前進せよ!
中央学生組織委員会
<2面>
労働貴族の抑圧に抗し奮闘
6・23〜24「連合平和行動 in 沖縄」
<3面>
ソマリア沖第2次派兵阻止に起つ
市ヶ谷 防衛省に抗議闘争 7・6
舞 鶴 「あまぎり」出撃に怒りの拳 7・6
自衛隊の宣撫工作を弾劾 6・6 石垣
名大生が自民党県連に抗議 6・19 名古屋
<6面>
新自由主義的・国家主義的「教育改革」を打ち砕け!
Topics 八代尚宏と意気投合≠キる「労働運動ルネッサンス」論者・木下武男
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
<7面>
インド国民会議派の勝利
諸困難を抱える第二期シン政権の船出
胡錦濤政権に支えられたミャンマー軍事ボナパルチズム政権
<8面>
生死の場所の自己省察――同志たちとの論議を経て(下)
「解放」 最新号
革命的反戦闘争の全世界的波及を! 米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対! 世界的大動乱下の戦争的危機を突き破る闘いの高揚をかちとれ
他方、都議選に勝利した民主党は、衆院選での「必勝」を期するために、国民的不人気首相*ヰカのもとで総選挙を実施することを狙う策略をめぐらし、十三日に内閣不信任案を衆院に首相問責決議案を参院に提出した。 今回のこの事態によって決定的なものとなっている長きにわたる自民党支配の最期こそは、今なおアメリカを最大の震源として深まっている国際金融危機・世界的大不況とこのもとでの日本経済の未曽有の大不況への対応不能を、そしてアメリカ帝国主義の世界「一超」支配の根幹からの崩落・<ドル体制>の瓦解と中国・ロシア両国家のアメリカ帝国主義にたいする公然たる挑戦という事態へのまったくの対応不能のゆえにもたらされた、といってよい。小泉以来の自民党政権が、経済諸政策においてはアメリカ帝国主義製の新自由主義を直輸入し、また安保・外交政策においても日米新軍事同盟にもとづいてアメリカ盲従を惰性的にとり続けてきたことのツケが回ったのである。こうした自民党政府の混迷と危機は、今回のG8サミットで完全に蚊帳(かや)の外におかれた麻生の惨めな姿としても露呈したのだ。 七月八日からイタリアのラクイラで開催された今回の<G8>サミットは、新疆(しんきょう)ウイグル自治区の区都ウルムチで勃発した大規模なウイグル族民衆の反政府抗議行動にたいする「対処」を理由にして胡錦濤が急きょ帰国=欠席するという状況のもとで開催された。だが、胡錦濤その人の不在≠ェ、中国政府を抜きにしては何事も決めることができず、また決めても無意味なものとなるしかない――このことを思い知らされた諸国権力者どもは、オバマを先頭にして口々にG8サミットの限界≠叫んだのであった。一九七五年の第一回開催いらい三十五回目にしてG7=帝国主義諸国権力者どものサミットそれじたいは現実的にも無意味なものとなってしまったことを、米・欧諸国権力者どもはみずから認めざるをえなくなったのである。ただ一人、日本帝国主義の麻生政権を例外≠ニして。 今回のサミットは、まさに帝国主義の没落と中国およびロシア両国主導の経済新興諸国・途上諸国連合の台頭とを浮き彫りにすると同時に<三極>間の対立・角逐を際立たせたといえる。この激動してやまない国際情勢ならびに日本の情勢のもとで、われわれは現代世界の危機をラディカルに突き破るべき労働者階級の隊列を創造するために、いよいよ総選挙に浮き足だつ既成指導部翼下の反対運動の混迷と腐蝕をのりこえ、全世界の労働者と連帯しつつ<米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対>の革命的反戦闘争を断固として組織化しなければならない。全国各地で開催する第四十七回国際反戦集会を成功させるために、たたかう労働者・学生は奮闘せよ! 以下見出し 胡錦濤帰国――G8サミットの終焉 ウイグル族大反乱の危機に揺らぐ胡錦濤の中国 米・露瞞着の裏面で激烈化する核軍事力増強競争 麻生政権臨終下の自民党分裂の危機 第47回国際反戦集会の大成功をかちとれ! |
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反戦・政経闘争の教訓をうち固め、前進せよ! 全学連第79回大会の成功のために 中央学生組織委員会 全学連は、七月二十六〜二十八日の三日間、首都・東京において、第七十九回定期全国大会を開催する。 いま世界は、<米―中・露の新対決時代>というべき様相を色濃くしながら、激しい地殻大変動に見舞われている。米・露「核軍縮」交渉の茶番の裏側で進められている米―中・露の新たな核軍事力増強競争。米日、EU、中露主導の経済新興諸国・途上諸国連合の<三極>間の金融=経済戦争。そして資源争奪戦。…… 戦争と圧政と貧困に覆われたこの二十一世紀世界において、日本の一切の既成平和運動をのりこえ、<米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!>を掲げた革命的反戦闘争を貧困の強制に反対する政治経済闘争とともに推進し、そうすることによって日本ばかりでなく全世界の労働者・人民に進むべき道を示してきたのが、わが革マル派とこれに指導された戦闘的労学の部隊にほかならない。 全学連は、来る大会をステップとして、こうした輝かしい闘いを総括しつつさらに前進しなければならない。ここでは全学連大会の成功のために、全学連が推進してきたこれまでの反戦・政治経済闘争の理論的諸教訓を明らかにしておくことにする。 (以下、各章・節の見出し) 第一章 「麻生臨死$ュ権打倒」を掲げて反戦・政治経済闘争を推進 「麻生政権打倒」を正面に掲げ日本階級闘争を牽引 米・露「核軍縮」交渉の欺瞞性を暴露し反戦闘争を推進 北朝鮮の核実験弾劾! 米・日の準臨戦態勢強化反対! 第二章 反戦・政治経済闘争推進上の理論的教訓 A 情勢分析の深化のために B 日共の「核廃絶」要求運動の批判を深化するために C 反戦・政治経済闘争の前進のために |
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生死の場所の自己省察――同志たちとの論議を経て <目 次> 一、〈死んで生きる〉とは? 「私は毎日哲学している」 ――A同志との対話 果を因に転ずる決意 ――B同志の質問を考えて 二、黒田さんの死転生の場所 ――C同志との論議 無目的の目的化 《いま・ここ》において・誰にたいして <横への超越> <縦への超越> 「人―間」的実践の展開 「一九四三年からの十年間……」 (第二〇七七号) 一九五六年の転回 みたび生き…… 三、生死の場所を哲学すること ――黒田さんとの対話 神なき宗教心 《いま・ここ》における目的の共時的実現 己の死を哲学すること われわれの《いま・ここ》 (本 号) |
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ソマリア沖第2次派兵阻止に起つ! 舞 鶴 「あまぎり」出撃に怒りの拳 7・6 | |
七月六日、麻生政権は「海賊対処」を名目とした海外派兵新法にもとづき、ソマリア沖への第二次派兵を強行しようとしていた。全学連関西共闘会議のたたかう学生たちは、これを断固として阻止するために舞鶴現地闘争に決意も固く決起した。 甲板に整列した水兵とヘリをのせ旭日旗をはためかせる「あまぎり」の巨大な船体が、ゆっくりと桟橋から動きはじめた。「『あまぎり』出撃阻止!」「海外派兵新法にもとづく出兵を阻止するぞ!」狭い湾内を進む「あまぎり」のどてっ腹に学生たちは幾度もシュプレヒコールをたたきつけたのだ。 |
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麻生政権による「あまぎり」出撃を弾劾するために、午後二時五十分、学生たちは海自舞鶴地方総監部ゲート前に断固として結集しソマリア沖第二次出兵を満腔の怒りをこめて弾劾する。 海自舞鶴地方総監部に弾劾の嵐(7・6、京都舞鶴) |
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ソマリア沖第2次派兵阻止に起つ! 市ヶ谷 防衛省に抗議闘争 7・6 | |
全学連のたたかう学生は七月六日、舞鶴現地における海上自衛隊護衛艦「あまぎり」出撃阻止闘争と連帯して、麻生政権によるソマリア沖への海上自衛隊の第二次派兵を断固阻止するために、防衛省にたいする抗議闘争に決起した。 | |
防衛省にむけてシュプレヒコールをたたきつける全学連 (7・6、市ヶ谷) |
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抗議文をつきつける!(7・6、市ヶ谷) | |
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自衛隊の宣撫工作を弾劾 6・6 石垣 | |
六月六日、那覇陸上自衛隊が、石垣空港において、自衛隊に協力するごく一部の石垣市民を巻きこんで陸自ヘリへの「体験搭乗」を強行した。「平和憲法を守る八重山連絡協議会」に結集する労働者・市民は、これを弾劾し断固として抗議行動に決起した。 | |
自衛隊ヘリを眼前にして労働者・市民の怒りは頂点に (6・6、石垣空港) |
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名大生が自民党県連に抗議 6・19 名古屋 | |
六月十九日午後二時半、麻生政権が海外派兵新法を衆院で再可決しようとしていた、まさにその時に、たたかう名古屋大生は、自民党愛知県連に抗議のシュプレヒコールを叩きつけた。 | |
愛知県連前に登場し闘う名大生(6・19、名古屋) | |
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