第2074号(2009年6月22日)の内容

<1面>
麻生臨死$ュ権を打倒せよ
米・日の準臨戦態勢強化反対! 北朝鮮の核実験弾劾! 「船舶検査特措法」制定阻止!
「北朝鮮制裁強化」に唱和する既成反対運動指導部を弾劾せよ

<4〜5面>
〈人民元経済圏〉構築へ突進する胡錦濤中国
<2面>
「MOX燃料搬入阻止!」
浜岡現地に闘う学生が決起 5・18

「関西学生のつどい」
麻生政権打倒の決意新たに 5・24

<6面>
道州制導入の旗を振る独占ブルジョアジー
 日本経団連「提言」の反動性
Topics 麻生のCO2 15%削減案に労働貴族が反対のキャンペーン
<7面>
うつ病労災認定が過去最多
 心身を蝕まれる労働者
政府・文科省の強圧下
 再編・淘汰される私立学校
<8面>
私のものの見方・考え方の欠陥は何か
<3面>
万華鏡2009――情勢の断層を読む
◆アラビアン ナイトメア
◆オールディーズ
◆破綻ブラボー!
◆酒盛り狗

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

すべてのたたかう仲間に夏季一時金の三割カンパを訴える
日本革命的共産主義者同盟(革マル派)
  「解放」 最新号
 



































  


麻生臨死$ュ権を打倒せよ

米・日の準臨戦態勢強化反対! 北朝鮮の核実験弾劾! 「船舶検査特措法」制定阻止!

 「北朝鮮制裁強化」に唱和する既成反対運動指導部を弾劾せよ

6・14 首都に反戦反安保の雄叫び
――詳報次号
全国各地で決起した仲間と連帯して闘う
首都圏の全学連と反戦青年委
(日比谷公園)
 六月十二日の国連安全保障理事会において、米・日両権力者が中・露両権力者との妥協の末に提案した、「船舶検査」や「金融制裁」を盛りこんだ「対北朝鮮決議」が全会一致で採択された。オバマ政権はこの決議をふりかざしつつ、金正日政権に六ヵ国協議への復帰を迫るために、「船舶検査」の態勢づくりに着手し、軍事的圧力を一段と強めている。金正日政権が、「〔決議を〕断固糾弾、排撃する」と叫びたてながら、長距離弾道ミサイルの発射準備にのりだすのみならず、三度目の核実験強行をも策している。オバマ政権から「体制保証」(金正日ネポチズム体制の承認)をとりつけることをも企んで、なおも戦争瀬戸際政策にうってでているのだ。これにたいしてオバマ政権は、在韓米軍を韓国軍とともに臨戦態勢に突入させるとともに、麻生政権と連携して再びMDシステムの実戦的運用にふみきる構えをとっているのだ。
 この朝鮮半島をめぐる緊迫した情勢のもとで、麻生政権は、これを日本の軍事強国としての一挙的飛躍のチャンスとみてとって、「船舶検査特措法」――海上自衛隊が公海上で北朝鮮に向かう船舶の検査を実施することや、検査にあたる艦船であるならば米軍にかぎらず韓国をはじめとしてどの国の艦船であろうともこれを支援することを法的に正当化する内容のそれ――を今国会会期中に制定することを策している。「船舶検査法は喫緊の課題」と言い放つ鳩山民主党の全面支持をとりつけながら。
 けれども、六月十三〜四日におこなわれた世論調査において、麻生政権の支持率は、総務相・鳩山の更迭にたいする国民的反発の高まりによってふたたび一〇%台に急落した。このガタガタ政権は、臨死≠ヤりをあらわにしているのだ。
 麻生臨死$ュ権が「制裁の強化」「ミサイル迎撃」を呼号しつつオバマ政権とともに対北朝鮮の準臨戦態勢の強化に突き進んでいるにもかかわらず、「連合」の高木指導部はもちろんのこと、代々木共産党や社民党までもが、これに反対する闘いを何ひとつつくりだそうともしていない。それどころか、「北朝鮮制裁強化」を麻生政権と唱和している始末である。唯一、全学連の革命的学生と革命的・戦闘的労働者だけが、6・14労学統一行動を全国各地で戦闘的にかちとり、不屈にたたかいぬいているのだ。
 すべての諸君! 既成反対運動指導部の闘争放棄と総選挙にむけての集票運動への埋没を弾劾し、<米・日の準臨戦態勢強化反対! 北朝鮮の核実験弾劾!「船舶検査特措法」制定阻止! 海外派兵新法の制定阻止!>を課題とした反戦反安保闘争の高揚をかちとろう。この闘いと<独占資本家どもの大量首切り・賃金切り下げ反対! 麻生政権の独占体救済のための血税投入・大衆収奪強化反対!>の政治経済闘争とを固く結びつけ一体的に創造し、労働者・人民の力を総結集して極反動・麻生政権を打倒しようではないか。

以下、見出し
朝鮮半島における戦争的危機の高まり

準臨戦態勢の強化に突進する最末期の麻生政権

東アジアを舞台として激化する<米・日―中・露>の角逐

反戦反安保闘争の戦闘的高揚をかちとれ
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<人民元経済圏>構築へ突進する胡錦濤中国

 「中国こそ世界的不況の救世主」――うち続く経済成長のマイナスにあえぐアメリカ・日本・EU諸国の政府・独占資本家どもから、中国がいち早く不況から脱し「中国特需」が生みだされるのではないかという、なかば羨望とやっかみ混じりの期待感≠ェ噴き出している。
 アメリカ帝国主義を今なお震源として深刻化している国際金融危機と世界的大不況のスパイラル的亢進。このもとで、中国も、〇九年一〜三月期のGDP成長率は、一九九二年のトウ小平「南巡講話」を区切りとした資本主義化の本格的推進いらい最低の六・一%増(前年同期比)にとどまった。このことは、中国が初の本格的な資本主義的不況≠ノ突入していることを意味する。
 けれども、四兆元もの大規模な内需拡大策の実施のゆえに、内陸部を中心として、インフラ整備用の固定資産投資や個人消費が拡大している。一〜三月期の自動車販売ではついにアメリカをぬき世界一に躍り出ている。いまや中国は、アメリカ「ビッグ3」の没落のゆえに、自動車生産・販売ともに年間一〇〇〇万台を超える世界一の自動車大国にのしあがろうとしているほどである。しかも、外貨準備高は三月末で一兆九五三七億ドル、そのうちの米国債保有額は三月末で七六七九億ドルに達しており、両方とも世界一である。
 この中国の景気回復とチャイナ・マネーの使い途とが世界経済とりわけアメリカ経済の浮沈を左右するといっても、決して過言ではない。はたして、「保八」(経済成長八%の死守)の旗を打ち振る胡錦濤中国は、現下の国際金融危機・世界的大不況の「救世主」となるのか?

T ドル一極支配≠ヨの挑戦と瞞着

U 「保八」をシンボルとした内需拡大策

V 世界経済制覇の野望をたぎらせる胡錦濤政権
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「MOX燃料搬入阻止!」
浜岡現地に闘う学生が決起 5・18
 五月十八日、中部電力は、政府・経済産業省のバックアップを受けながら、浜岡原発へのMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料搬入を強行した。4号機でのプルサーマル運転をあくまでも強行するためのこの暴挙を阻止する緊急現地闘争に、愛知大学・名古屋大学のたたかう学生たちは断固として起ちあがった。

浜岡原発にむけて怒りの拳
(5月18日、静岡県御前崎市)
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「関西学生のつどい」
麻生政権打倒の決意新たに 5・24
 五月二十四日、関西のたたかう学生は「海外派兵のエスカレートと踏みにじられる憲法 大失業時代≠ニ深まる貧困 私たちはいかに立ち向かうか 5・24関西学生のつどい」を奈良女子大学で開催した。

多くの新入生も参加し闘う決意固める
(5月24日、奈良女子大)
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