第2071号(2009年6月1日)の内容
<1〜3面>
今こそ革命的反戦闘争の炎を!
ソマリア沖・ジブチへの自衛隊三軍派兵阻止
「核軍縮」への幻想を煽る日共中央を弾劾し米―中・露の核軍事力増強競争反対の闘いを
中央学生組織委員会
北朝鮮の地下核実験弾劾!
米・日の準臨戦態勢強化を許すな!
<4面>
イラク侵略戦争6周年
ヤンキー帝国主義の完全敗北と<反米>イラクの新たな展開
<5面>
沖縄平和行動が戦闘的に高揚 5・15―17
<6面>
各地のメーデーに戦闘的息吹 5・1
「連合北海道」/「連合石川」/「愛労連」
Topics 日本IBMが1300名に退職強要
<7面>
「派遣労働者の使い捨てを許すな!」
労働者1000名が怒りの決起 5・14 日比谷
「総合訪問」――学校管理統制の強化
電機諸独占体の起死回生策
<8面>
万華鏡2009――情勢の断層を読む
おはよう珍問答/復興大躍進
隷従国≠フ提言/オバサンの怒り
4年目の真実
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」 最新号
今こそ革命的反戦闘争の炎を! ソマリア沖・ジブチへの自衛隊三軍派兵阻止 「核軍縮」への幻想を煽る日共中央を弾劾し米―中・露の核軍事力増強競争反対の闘いを 五月二十五日、北朝鮮の金正日政権は地下核爆発実験を強行した(〇六年十月に次いで二度め)。「人工衛星」打ち上げの名による弾道ミサイル発射(四月五日)につづく北朝鮮国家のこの暴挙を、われわれは断固として弾劾する。 北朝鮮の核兵器開発をめぐる六ヵ国協議からの「離脱」を宣言しつつ核実験を強行した金正日政権にたいして、米・日両政府、なかんずく日本の麻生政権は、またぞろ色めきたち対北「制裁」のいっそうの強化をヒステリックに喚(わめ)きたてている。この「制裁」を名分(=口実)にして彼らは、準臨戦態勢をとりつつ日米新軍事同盟の現実的強化をさらにおしすすめようとしているのだ。 現にいま麻生政権は、民主党の代表交替を契機として再び露わとなった支持率急落への焦りに駆られながらも、みずからの任期いっぱいまで首相の座に居座る野望をむきだしにしている麻生の号令下で、ウルトラ反動攻撃を学生・労働者・人民の頭上に矢継ぎ早にうちおろしつつある。オバマ政権からの要請を受けてのアフリカのソマリア沖・ジブチへの自衛隊三軍=日本国軍の出兵、そして海外派兵のフリーハンドを握るための「海賊対処法」という名の海外派兵新法の制定――これらをなしとげるために、麻生極反動政権は猪突猛進しているのだ。 わが同盟に領導された全学連のたたかう学生と革命的・戦闘的労働者の奮闘にもかかわらず、「連合」指導部や日共などの既成反対運動指導部の度し難い腐敗に助けられて、麻生政権は、学生・労働者の反対をふみにじって日米「グアム移転協定」の国会批准を強行した。オバマ政権は、この「グアム協定」をもタテにして、急ピッチでおしすすめているアメリカ太平洋軍の再編・強化への日本の麻生政権の全面協力をさらにひきだそうとしている。このオバマ政権の要求に応じるのみならず、麻生政権はオバマ政権とともに、中国・ロシアの核戦力を無力化するためのMD(ミサイル防衛)システムの日本全土配備をすでに基本的になしとげたことを基礎として、その技術向上・実戦的運用にふみだしている。まさに今、日・米両権力者は、日米新軍事同盟を対中・対露の攻守同盟として現実的に強化するための諸策動に狂奔しているのだ。 「核軍縮」を掲げて米・露の両権力者がくりひろげている相互瞞着の裏面において、この東アジア地域においては米・日と中・露との軍事的角逐が、ますます激しさを増している。 それにもかかわらず日共の不破=志位指導部は、あろうことか、アメリカ大統領オバマの「核兵器廃絶」を高唱しての対ロシア「核軍縮」提案にたいする幻想にとりつかれている。「核なき世界」を導く救世主ででもあるかのようにオバマを美化する賛美歌を捧げるという歴史的大罪に手を染めているのである。 「核軍縮」の幻想に浸る既成指導部翼下の腐敗しきった平和運動をのりこえ、われわれは今こそ、<米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!>の旗を高く掲げて反戦反安保闘争の革命的高揚を切り開くのでなければならない。そして、学生・労働者の力で麻生極反動政権を打ち倒すのでなければならない。 すべての学生・労働者は、6・14労働者・学生統一行動に勇躍決起せよ! 中央学生組織委員会 (以下見出し) 一、「核軍縮」交渉の裏面で激化する米―中・露の軍事的角逐 二、反戦反安保闘争の一大高揚をかちとれ |
<スローガン> ・ソマリア沖・ジブチへの自衛隊三軍の出兵を許すな! ・「海賊対処法」=海外派兵新法の制定阻止! ・日米「グアム移転協定」の国会批准反対! ・MDシステムの配備・実戦的運用反対! ・日米新軍事同盟の現実的な強化反対! ・米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対! |
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イラク侵略戦争六周年 ヤンキー帝国主義の完全敗北と<反米>イラクの新たな展開 二〇〇三年三月二十日のブッシュ政権下のアメリカ帝国主義が強行したイラク侵略戦争の開始から六周年を経た今日、イラク軍事占領支配の大破産のゆえにこそアメリカ帝国主義の「一超」世界支配そのものが全面的崩壊に陥っている。イラク人民に甚大な惨禍をもたらしたあげくの果てに退陣したブッシュに代わって、「チェンジ」を看板に颯爽(さっそう)と登場したオバマ新大統領は、イラクからの米軍撤退を表明し実施せざるをえなくなっている。 以下、見出し 敗退を自認したオバマ サルコジのイラク初訪問=中東進出の野望 イラク地方議会選挙で圧勝したマリキ派 発効した「米軍駐留地位協定」をめぐる軋轢 <反米・反シオニズム>のイランとの連携の強化 |
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沖縄平和行動が戦闘的に高揚 5・15―17 「反安保」を掲げ闘う労学が奮闘
革命的・戦闘的労働者・学生たちは、今「5・15平和行進・県民大会」に結集した全県・全国の労働者・学生・市民とともに、その最先頭で、米日両政府権力者にたいして、「グアム協定の国会批准弾劾! 辺野古海兵隊新基地建設阻止! 海外派兵新法制定阻止!」の断固たる意志を突きつけたたかいぬいた。「日米新軍事同盟の対中・露攻守同盟としての強化反対! 中・露の対抗的核軍事力増強反対! 麻生臨死$ュ権打倒!」の革命的方向性を鮮明にさししめして闘いの戦闘的高揚をかちとるために奮闘したのだ。 「連合」高木中央による「日米安保同盟の安定的運用」のための「日米地位協定改定」要求運動への歪曲を弾劾し、既成平和運動指導部の「反安保」なき「基地の整理・縮小」要求運動をのりこえ、「5・15平和行進・県民大会」を戦闘的にぬりかえるために連日奮闘したのである。 「辺野古新基地建設阻止!」 米軍司令部に怒りの拳――県学連・全学連派遣団 |
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