第2065号(2009年4月20日)の内容

<1面>
麻生対米隷従$ュ権を打倒せよ
 独占資本救済のための血税投入反対!
 日米新軍事同盟の現実的強化反対!

<4〜5面>
麻生極反動政権打倒の炎を! 
 中央学生組織委員会
<2面>
とめろ! 日本の原発・核開発F
プルサーマル実施の先陣・玄海原発

原発燃料供給分野で角逐激化
<6面>
「小学校英語活動」の必修化
労働者は賃下げ―退職後は年金カット
「連合」中央の非正規対策≠ノ怒り
Topics マック「名ばかり管理職」控訴審
<7面>
自動車独占資本家どもの大賃下げ回答弾劾!
09春闘を惨敗に導いたNTT労組本部を許すな
<8面>
◆ウクライナからの手紙 ウクライナで何が起きているのか?
中国応援団¢蜷シ広の妄論
AIG支援のためのパフォーマンス
<3面>
万華鏡2009――情勢の断層を読む
◆「核廃絶への道」?
◆誤解を解く旅
◆二度目の最後通牒
◆裸の新自由主義者

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号

































  


麻生対米隷従$ュ権を打倒せよ

独占資本救済のための血税投入反対!

日米新軍事同盟の現実的強化反対!

4・14「日米グアム協定」批准阻止に全学連が決起
 衆院本会議採決に怒りの拳
(4・14、国会前)――詳報次号
 すべての労働者・学生諸君! 日本帝国主義経済の未曽有の危機への対応不能をさらけだし窮地に追いこまれ臨死≠フ麻生政権は、それにもかかわらず、西松建設不正献金事件の暴露に直撃された小沢一郎の率いる民主党への支持率が下落しつつあることに助けられ、ここぞとばかりにありとあらゆる反動諸攻撃を労働者・人民にしかけている。
 北朝鮮・金正日政権の人工衛星「光明星二号」打ち上げを名目とした弾道ミサイル発射実験。これを絶好のチャンスとして、麻生政権は国連安保理の議長声明(四月十三日)をツイタテとしながら、北朝鮮国家にたいする経済制裁を一段と強化している。それのみならず、「アメリカとともに戦争をやれる国」へと日本国家を飛躍させるために、オバマ政権とともに日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化に一気呵成に突進している。今国会中にも、麻生政権は、「海賊対処新法」の制定や米軍グアム基地整備のための日米協定の批准をなしとげようとしているのだ。
 いまもなおアメリカ帝国主義を震源として深刻化している国際金融危機と世界的大不況に直撃されて、日本帝国主義経済は第二次世界大戦後最悪の大不況の渦中にある。この危機への焦りにかられながら、麻生政権は、一五兆四〇〇〇億円の追加経済対策を押っ取り刀でうちだした(この財源を確保するために国債を一〇兆円追加発行する)。そして、これらを盛りこんだ〇九年度補正予算案の四月中の国会成立を企んでいる。それだけではなく、「ドル基軸体制の維持」の名によるアメリカ国債の大量購入や日本の金融諸機関・製造業諸独占体の救済のために、莫大な額の公的資金を注入しようとしている。これらのゆえに一挙に膨れあがる国家財政赤字の危機をのりきるために、麻生政権は、二〇一一年度から消費税増税を実施する計画を盛りこんだ「税制改革関連法」をすでに制定しているのだ。
 世界でただ一人アメリカ帝国主義・オバマ政権への隷従≠フ道を突き進んでいる麻生政権、この政権がしかけている極反動攻撃こそは、日本の労働者・人民を<戦争と貧窮>の奈落に突き落とす以外のなにものでもない。けれども、臨死≠フ麻生政権がなおも延命しているのは、「連合」労働貴族どもや代々木共産党中央の腐敗のゆえなのである。独占資本家どもによる労働者の大量首切り・大賃下げに唯々諾々と従ったのみならず、政府の「北朝鮮制裁」の煽動に唱和しているのが「連合」労働貴族どもではないか。米・日両権力者の対北朝鮮臨戦態勢の突入に反対する闘いをハナから放棄したのみならず、「大企業の健全な発展」のための財政・経済政策を対置しているのが代々木共産党の不破=志位指導部ではないか。
 すべての労働者・学生諸君! 日本階級闘争の閉塞状況を断固としてうち破り、いまこそ麻生臨死$ュ権打倒に起て。そのために、反戦闘争と政治経済闘争の大爆発をかちとろう。

以下見出し
対北朝鮮「非難」声明をめぐる米日―中露の角逐

対米追随・麻生政権の泥縄的景気対策

政治経済闘争・〇九春闘・反戦反安保闘争の大高揚を!
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麻生極反動政権打倒の炎を!

<戦争と貧窮化>強制の嵐を突き破り反戦反安保・政治経済闘争を爆発させよ
<下>
中央学生組織委員会

目 次
T「一超」世界支配再興にあがくオバマ政権と中・露との新角逐

 A中・露との二面政策的対抗に転回したオバマ政権
 B対米対抗の核軍事力増強に突進する中・露
 C国際金融大破綻・世界同時大不況のもとでの〈三極〉間角逐の激化

U労働者・人民に〈戦争と貧窮化〉を強制する麻生臨死$ュ権

 Aより深き対米隷従≠フ道への盲進
 B日本階級闘争の閉塞とそれを突き破る革命的左翼の闘い

(第二〇六四号)

V麻生臨死%煌t打倒に総決起せよ!

 A「反安保」も「反独占」も完全に放棄した代々木官僚を弾劾せよ
 
 B日本階級闘争の閉塞状況を突き破り麻生内閣打倒へ進撃せよ

(本 号)
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高まる核惨事の危険

 プルサーマル実施の先陣・玄海原発

五月中にもMOX燃料が日本に到着

 九州電力は、全国の先陣を切って、今年十一月にも玄海原発3号機のプルサーマル運転を開始しようとしている。三月五日、九電はフランス・シェルブール港から「パシフィック・ピンテール号」「パシフィック・ヘロン号」の二隻の輸送船を使って、玄海原発3号機でのプルサーマル運転で使用するウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の海上輸送を開始した。彼らは、フランス・アレバの子会社メロックス社に製造委託して昨年七月に完成させたMOX燃料十六体(一体は二六四本の燃料棒で構成)を中部電力、四国電力と共同で約二ヵ月かけて日本に輸送しようというのだ。九電は、委託製造したMOX燃料を八月末から実施する玄海3号機の定期検査にあわせて装填するために、なんとしても今夏までに輸送を完了しようとしているのだ。

 九州電力による玄海原発でのプルサーマル導入の策動や佐賀県知事・古川の受け入れ表明にたいして、平和運動センター系の労組や諸団体は今年七月十一日に九州ブロック規模の抗議集会を予定している。地元の市民団体は、「プルサーマル導入中止」などの申し入れを九電や県当局におこなっている。だが、日共指導部や社民党中央は、総じて安全性論議に陥没し、「安全対策」や自然エネルギーなどの代替エネルギーへの転換を政府に要求するものへと反対運動を歪めてしまっている。われわれは、こうした既成指導部翼下の「安全対策」要求運動をのりこえ、地元でねばり強くたたかいぬいている労働者・住民と連帯して、<日本の原発・核開発反対>を掲げて、玄海原発3号機でのプルサーマル運転を阻止するためにたたかうのでなければならない。
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