第2061号(2009年3月23日)の内容

<1面>
麻生臨死$ュ権打倒の火柱 3・15
 「既成指導部の腐敗を弾劾し闘おう」
 全学連・反戦 国会・首相官邸に進撃
<4面>
電機独占資本家どもの「賃下げ」回答を許すな
<5面>
出版資本の解雇・賃金カット攻撃を打ち砕け
<6面>
解雇容認・春闘破壊を先導するトヨタ労働貴族
Topics JP労組本部が大裏切り
◇貧窮を強いられる北海道の労働者
<7面>
「連合」指導部に怒り噴出
 ―3・7「連合」春闘中央総決起集会
3・1「連合福岡」集会 労働貴族に怒号
2・25「連合沖縄」集会 春闘破壊に抗して
<2面>
岐阜基地PAC3配備を弾劾 2・27
川内原発増設阻止に決起 2・21
米下院軍事委員長来沖に抗議 2・20
ソマリア派兵反対のデモ 2・25 金沢
<3面>
「ソマリア沖出兵阻止!」
 全学連が防衛省に抗議 3・14
◇「海賊対処」新法とは
全学連第126中委に結集せよ
<8面>
万華鏡2009――情勢の断層を読む
◆新「東―西」対立?
◆十年後は惨め
◆奥運会の報い!
◆スマートで行こう!

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号







































 

  


麻生臨死$ュ権打倒の火柱 3・15

 「既成指導部の腐敗を弾劾し闘おう」

 全学連・反戦 国会・首相官邸に進撃

〈上〉 「内閣打倒! 安保粉砕!」かけ声高く労学が進撃
    (3月15日、愛宕通り)
〈下〉 ソマリア沖に出撃する海自艦に全学連関共闘が怒りの拳
    (3月14日、広島・海上自衛隊呉基地前)
 三月十五日、わが同盟に領導された全学連と反戦青年委員会の労働者・学生たちは、「麻生臨死$ュ権打倒!」の火柱を首都中枢に高々と燃えあがらせた。倒閣のための大衆運動を呼びかけることすらしない「連合」高木指導部や日共・不破=志位指導部を弾劾し、日本階級闘争の閉塞状況を絶対に突き破るという烈々たる闘志を燃やして、たたかう労学は国会・首相官邸に向けたデモンストレーションに勇躍決起したのだ。
 この前日の十四日、首相・麻生の閲兵のもとで海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」「さみだれ」のソマリア沖への出撃が強行されようとしていたまさにそのときに、わが全学連関西共闘会議の学生たちは、呉基地ゲート前において派兵阻止闘争を断固としてたたかいぬいた〔詳報次号〕。同日、首都圏でたたかう全学連の学生たちは、防衛省にたいする抗議闘争に決起した〔三面参照〕。
 麻生政権は、アメリカのオバマ政権の要請にこたえて、世界中の公海上で「海賊」とみなした敵≠ノ自衛隊が先制射撃できることを明記した海外派兵新法の制定に突き進んでいる。さらにこの政権は、衆議院において与党が三分の二の議席を占めている今のうちに、在日米軍再編「ロードマップ」の「着実な実施」を法的に義務づける「日米協定」の国会批准、アフガニスタン「復興支援」の名による戦費の一部肩代わりなどの諸攻撃をうちおろそうとしている。さらに麻生政権は、独占資本家どもの空前の大量解雇攻撃によって路頭に投げだされている労働者・人民は放置しながらも、大企業・金融諸機関を救済するための関連諸法の制定、<ドル体制>を護持するための米国債の購入(=血税の投入)などのありとあらゆる極反動攻撃を労働者・人民の頭上に振りおろそうとしているのだ。
 まさに今、麻生政権は、断末魔にあえぎながらも、対米隷従≠ヤりと独占資本家どもの階級的利害とをむきだしにしつつ、労働者・人民に<戦争と貧窮化>を強制しようとしているのだ。にもかかわらず、「連合」高木指導部や日共中央は、もっぱら小沢民主党の政権奪取に期待をかけ、これに依存して、麻生政権打倒の闘いを大衆的につくりだそうともしていない。全学連と反戦のたたかう労働者・学生は、腹の底からの憤激を燃やして、腐敗せる既成反対運動指導部を弾劾し、日本労働者階級の行く手を鮮明にさししめしつつたたかいぬいたのである。

(以下、各章の見出し)
スクラム固く戦闘的デモ

〈戦争と貧窮化〉を強いる麻生政権打倒!の鬨(とき)の声 総決起集会

反戦・政治経済闘争・春闘の大爆発をかちとれ!
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非正規・正規労働者の大量解雇反対!

電機独占資本家どもの「賃金引き下げ」回答を許すな!

 未曽有の世界経済危機の深まりのもとで、日本の電機諸独占体は一挙に業績の悪化に見舞われ経営危機にあえいでいる。この危機をのりきるために、独占資本家どもは、労働者に犠牲の一切を転嫁することに狂奔しているのだ。日本の電機諸独占体は、いわゆる「平成大不況」を、もっぱら「高付加価値製品」の対米・対欧輸出=外需の拡大に依存してのりきってきた。このゆえに、国際金融大破綻と世界同時大不況の相乗的昂進のもとで米・欧諸国の需要が大幅に減退するやいなや、電機諸独占体は、軒並みに一挙的な業績悪化に見舞われ経営危機を露呈させたのである。
 大手九社だけでも一兆九〇〇〇億円もの赤字(三月期)を計上するほどのこの経営危機をのりきるために独占資本家どもは、昨年末いらい強行してきた非正規・正規労働者の大量解雇をさらに拡大し無慈悲に強行するだけではなく、三月十八日に迫った大手諸企業の集中回答日を前にして、各労組に賃金の大幅な引き下げをのみこませようとしているのだ。電機連合中央が掲げていた「四五〇〇円の賃金改善」要求を「論議以前の問題だ」と一蹴するのみならず、「定期昇給の見直し」=賃金の引き下げさえも受け入れさせようとしているのが、電機の独占資本家どもなのだ。
 独占資本家どもの悪逆な解雇によって大量の労働者・人民が路頭に放りだされているこの時に、麻生政権は、わずかばかりの雇用対策をドロ縄的にとっているにすぎない。労働者・人民から総スカンをくらい臨死¥態にたちいたっているこの政権は、「景気対策・雇用対策」の名のもとに、日本の金融諸機関を救済する(じつはアメリカの金融諸機関を支援する)ための一二兆円もの公的資金(血税)注入や、特定の一般大企業の資本増強に公的資金を使うための産業活力再生特別措置法の改定などの金融諸機関・大企業救済策をとろうとしている。のみならず、その財源を確保するために、二〇一一年度からの消費税の税率引き上げを策している(これは「税制改正関連法案」の「附則」に盛りこまれている)。ソマリア派兵のための「海賊対策新法」の制定や、総額六一億ドルにおよぶ米軍のグアム基地整備費負担を取り決めた「日米協定」の国会批准の策動とともに。
 労働者・人民が貧窮を強制されているまさにその時に、電機連合の指導部は、賃金要求を「賃金体系の維持を図る」ことに絞りあげることを決定した(三月十八日の大手集中回答日を前にして、三月十六日の中央闘争委で最終確認した)。「物価上昇分の賃金改善」というささやかな要求さえも、「企業存亡の危機的状況」を理由として、公然と引きおろすという大裏切りを早ばやとやってのけたのが電機連合の労働貴族どもなのだ。のみならず彼らは、企業経営者がうちだす首切り・一時帰休にともなう賃金カット・さまざまな賃金削減策に、労使協議をつうじて積極的に協力している。そのうえで、政府にたいして「雇用のセーフティネットの充実」を要請しているにすぎない。しかも派遣事業の存続を労組として積極的に支えるために、「非正規雇用労働者支援」の名において組合員のカンパを派遣会社に注入してさえいるのだ。
 すべての電機労働者は怒りをもって起ちあがれ! 賃金引き下げを許すな! 大幅一律賃上げをかちとろう! 非正規・正規労働者の大量解雇を打ち砕け! 麻生政権の大企業救済・そのための人民へのツケまわし=消費税税率引き上げを許すな! 臨死≠フ麻生政権を打倒するためにたたかおう! 電機〇九春闘の戦闘的高揚のために奮闘しよう!

以下、見出し
A 大量解雇・賃金引き下げに狂奔する独占資本家ども

B 賃下げ・首切り攻撃に屈従する電機連合中央

C 「総合労働条件改善闘争」方針の反労働者性

D 電機労働貴族どもの抑圧に抗し〇九春闘の爆発を!



スローガン
労働貴族どもの屈服を弾劾し電機〇九春闘の戦闘的高揚を
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解雇・賃金カット攻撃を打ち砕け

出版労連指導部の「出版産業再生のための春闘」への歪曲に抗し闘おう

以下、見出し
A 大不況の犠牲を労働者に転嫁する出版諸資本

B 「出版産業再生のための〇九春闘」方針の錯誤

C 〈大量解雇・賃金カット攻撃粉砕! 麻生政権打倒!〉の炎を!
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「連合」指導部に怒り噴出
3・7 「連合」春闘中央総決起集会
大量解雇・賃下げへの怒りに燃え結集した労働者
(明治公園)
労働者2000名が結集、09春闘の決意固める
(3月1日、福岡・冷泉公園)
「連合沖縄」傘下の労働者が09春闘突入を宣言
(2・25、那覇市・県庁前広場)
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岐阜基地PAC3配備を弾劾 2・27
PAC3の配備を弾劾
闘う学生が岐阜基地に緊急抗議 2・27
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川内原発増設阻止に決起 2・21
「3号機増設阻止!」労・学・住民の力強いシュプレヒコール
(2月21日、薩摩川内市)
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米下院軍事委員長来沖に抗議 2・20
「辺野古新基地建設阻止!」
スケルトン米下院軍事委員長来沖に抗議
県学連が緊急県民集会で奮闘 (2月20日、沖縄県庁前)
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「ソマリア沖出兵阻止!」
「海自のソマリア派兵反対!」 労働者が金沢市街をデモ
2・25石川県平和運動センター集会
「海自のソマリア派兵阻止!」 全学連が怒りの拳
(3・14、防衛省前)
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