第2052号(2009年1月19日)の内容
<1〜4面>
今こそ反戦・貧窮化阻止の炎を
〈米―中・露新対決〉下の戦乱勃発と人民貧窮化の危機を突き破れ!
中央学生組織委員会
<4〜5面>
世界経済大動乱下の胡錦濤中国の苦悶
<6面>
年頭の決意
電通/金属/マスコミ
社会事業
<7面>
中国地方/神奈川東部地区
学園だより
名古屋大 対当局要求行動
国学院大 若木祭を実現
<8面>
イスラエル大使館に緊急抗議(1・6)
全学連委員長・書記長 新春インタビュー
週間日誌は8面に掲載
「解放」 最新号
今こそ反戦・貧窮化阻止の炎を 〈米―中・露新対決〉下の戦乱勃発と人民貧窮化の危機を突き破れ!
わが革共同革マル派に領導された全学連のたたかう学生たちは、全国各地においてただちに緊急闘争に連続的に決起した(一月六日に東京でイスラエル大使館抗議闘争、一月十一日に全学連緊急デモ)。すでに八〇〇名にのぼる同胞を血の海に沈めた憎きシオニストの侵略軍にたいして、ガザ・パレスチナ人民はハマスのもとに一致結束して勇猛果敢に立ち向かっている。このパレスチナ人民、そして世界各地で起ちあがった労働者・人民とあい固く連帯して、全学連は闘いに起ちあがったのだ。 血迷ったシオニスト権力者が強行しつづけている狂気のホロコーストと、これにたいする中洋イスラム圏のムスリム人民の怒りに燃える闘いが沸騰しているさなかで、アメリカ史上初の黒人系大統領バラク・オバマの政権が誕生しようとしている。「アフガニスタンを対テロ戦争の主戦場にする」と宣言しているオバマは、就任と同時にただちにアフガニスタンへの米軍増派にふみきろうとしている。この政権は日本の麻生自民党政権にたいして、「対テロ戦」という名のアフガニスタン侵略戦争へのよりいっそう深い加担=参戦を、対中国・対ロシア封じこめのために日米新軍事同盟の現実的強化を策す諸策動への全面的な協力・加担を、強硬に迫ろうとしているのだ。 支持率の急低下(一〇%台に突入)に見舞われている麻生政権は、完全に死に体≠ニ化しているがゆえに、「景気対策第一」を口実としてできるだけ総選挙実施をひきのばし麻生じしんの任期満了まで政権に居座りつづけるハラを固めている。この極悪反動政権の居直りは、なによりも、オバマ新政権につきしたがって、昨年末に成立させた新テロ特措法期限延長法にもとづくインド洋への自衛隊派遣や、ソマリア沖への自衛隊派遣、MDシステム配備への協力などの、日本帝国主義国家をアメリカ帝国主義国家とともに「戦争をやれる国」へとさらに飛躍させるための攻撃を自身の手で強行していくためなのである。 それだけではない。独占諸資本による空前の大量解雇の攻撃によって、大量の失業者が生みだされ明日の生活にも困り果てているにもかかわらず、麻生政権は、彼らにたいして何の「救済」措置も実施しようとしない。その他面で、「景気対策」と称して、アメリカの金融諸機関や日本の諸独占体を救済するための諸方策に人民の血税を湯水のように注ぎこんでいる。そして、この大企業救済策による国家財政赤字の増大のツケ回しとして、三年後には消費税大増税に踏みきることを決定した。まさに、アメリカ帝国主義発の国際金融大破綻・世界的大不況のもとでの日本の経済危機をのりきるために、一切の犠牲を労働者・人民にツケ回し=転嫁しているのが、麻生政権なのだ。 すべての学生諸君! そして労働者たち! 今こそ憤激も新たに決起しよう! 人民に<戦争と貧困>を強制する麻生内閣の政権居座りをこれ以上絶対に許してはならない! 「国民の生活が第一」という小沢民主党の欺瞞のベールを暴きだし、民主党に依存する既成反対運動をのりこえ、反戦反安保闘争・政治経済闘争の大爆発をかちとろう! 未曽有の貧窮化の地獄のなかで、「連合」指導部の抑圧に抗して〇九春闘を戦闘的に高揚させるためにたたかっている革命的・戦闘的労働者と連帯し、ガタガタ麻生政権を、労働者・学生の実力でなんとしても打倒しようではないか! 中央学生組織委員会 以下見出し T アメリカ「一超」支配終焉と世界的戦乱の危機の切迫 A 血迷ったイスラエルのガザ侵略=パレスチナ人民ホロコースト B <三極>間角逐・争闘戦の激化 U 危機への対応不能に陥った麻生政権下の政治的大混迷 A 麻生死に体$ュ権の政権居座りと極反動攻勢 B 民主党主導政権樹立に狂奔する既成反対運動指導部 V 反戦反安保闘争・政治経済闘争の大爆発で、麻生ガタガタ政権を打倒せよ! A 「反安保」「反独占」を完全に放棄した日共中央の犯罪 B <戦争と貧困>を人民に強制する麻生政権を打ち倒せ! |
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世界経済大動乱下の胡錦濤中国の苦悶 元旦早々、中国国家主席・胡錦濤は、「あらゆる困難に打ち勝つ信念をもて」「正しい政治方向を守れ」と声高に叫びたてた。「中華人民共和国」建国六十周年であり、天安門での「暴乱暴圧」二十周年でもある今二〇〇九年、胡錦濤の中国は、急激に深まりつつある経済危機のもとで、大量解雇=失業にあえぐ農民工たちの憤怒と怨嗟の炎に包まれつつある。まさにそれゆえに胡錦濤政権は、あくまでも「社会主義国家」という虚飾をまとった国家の専制支配体制を護持するために、思想統制の強化と、経済危機のりきりのための諸方策の捻出に躍起とならざるをえないのだ。 一億数千万人にのぼる出稼ぎ労働者たちが一斉に帰省する春節(旧正月)を前にして、給与未払いや首切りに抗議する労働者・農民工の大規模なデモ・ストライキの波が、南部の深セン・東莞から内陸部へ、上海へ、北京へと北上しつつある。 華燭に包まれた北京五輪の成功と有人宇宙船「神舟」の打ち上げ成功を全世界に誇示し、「東方にそびえ立つ」大国としての威信を大いに発揚したかにみえたのも束の間に、アメリカ帝国主義発の国際金融危機・世界同時不況の大津波が昨〇八年秋にはついに「世界の工場」たる中国の足元にも押し寄せた。米欧日への輸出が急速に減り、外資系企業や中小企業の大量倒産および操業縮小が相次ぎ、中国初の資本主義的&s況が襲来している。農民工の大量首切りを容赦なく強行している新興資本家階級の仕打ちにたいする労働者階級・勤労人民の憤怒が、いよいよ渦巻いている。いままさに、胡錦濤政権の掲げる「和諧社会建設」という金看板のメッキが剥(は)げ落ち、資本家階級と労働者階級とへの階級分裂にもとづく中国版超格差社会≠フ矛盾が一挙に噴出し社会的大動乱の勃発を胚胎しつつあるのだ。 アメリカ帝国主義がみずから招いた国際金融大破綻と世界的大不況は、<ドル支配体制>とこれを経済的基盤とした「一超」世界支配との根幹からの一挙的崩落を決定的なものにした。これを絶好の機会として、中国の「超大国」への飛躍を根本的目的とする世界制覇戦略をすら練りあげ・その実現に向けての巨歩を踏みだそうとしているその矢先に、アメリカ発の国際金融大破綻・世界的大不況が胡錦濤の中国にとっても、まさにその野望を阻む重大な障壁として立ち現われているのである。 T アメリカ「一超」支配への飽くなき挑戦 U 暗雲に覆われる「世界の工場」 (つづく) |
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全学連がイスラエル大使館に緊急抗議(1・6) | |
全学連のたたかう学生たちは一月六日に、イスラエルのオルメルト=リブニ政権がイスラム急進主義組織ハマスを総せん滅するために強行しているガザ侵略を満腔の怒りをこめて弾劾し、イスラエル大使館にたいする緊急抗議闘争に断固として決起した。 |
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「パレスチナ人民ホロコーストを許すな!」 (1月6日、イスラエル大使館前) |
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