第2051号(2009年1月12日)の内容

<1〜3面>
空前の大量解雇許さぬ団結を
「救国」産報運動を突き破り09春闘の勝利をかちとれ!
中央労働者組織委員会

<4面>
ガザ・ムスリム人民と連帯し1・11緊急闘争に総決起せよ
<5面>
「健全な金融」の夢妄想 
<6面>
FA18飛行訓練に怒り 12・12 沖縄
もんじゅ燃料棒搬入阻止に決起 12・16 敦賀
新テロ特措法延長―自民党府連に抗議 12・12 大阪
<7面>
年頭の決意 沖縄/東海/北陸
<8面>
年頭の決意 教労/化学/東京地区
重工業/中小企業

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号
 






  


血迷ったイスラエルのガザ侵略弾劾

ハマス総せん滅・パレスチナ人民ホロコーストを絶対に許すな

闘う学生がイスラエル大使館に弾劾の嵐
(1月6日)
   
空前の大量解雇許さぬ団結を

「救国」産報運動を突き破り〇九春闘の勝利をかちとれ!

 国際金融大破綻・世界同時不況の大津波に襲われて企業業績(売上高・収益)の一挙的悪化に追いこまれている日本の製造業諸独占体の資本家どもは、この危機を突破するために、労働者の大量解雇攻撃に一斉にうってでている。派遣労働者や期間工などの非正規雇用労働者たちを――契約期限切れ前であることもかまわずに――次々に解雇し、即日に社員寮からも追い出すほどの人非人的暴挙を平然と強行しているのだ。そのうえさらに独占資本家どもは、正規雇用労働者の首切りも始めている。
 今まさに、職も住む場所も失った多くの労働者たちが冬の寒空の下に放り出されている。それにもかかわらず、彼らに「救済」の手をさしのべることもなく、どこ吹く風で「気の持ち方が大事」などと宣(のたま)っているのが、人品ともこのうえなく卑しい首相・麻生なのだ(一月三日)。その反面で麻生政権は、業績悪化に見舞われている諸独占体を救済するための公共事業の実施や大企業向け減税、金融諸機関への公的資金の注入などには膨大な国家予算をつぎこもうとしている。しかも、この大独占体救済策による財政赤字増大のツケ回しとして、三年後には労働者・人民に消費税増税を押しつけることを政府閣議および与党予算委員会では決定したのだ。
 すべてのたたかう労働者諸君! このかん労働者の搾取を強化することによって高収益を手にしてきた独占ブルジョアジーとその政治委員会たる政府が、いま国際金融大破綻・世界的不況下で深刻化している日本経済の危機を乗りきるために、一切の犠牲を労働者・人民に転嫁する悪どい攻撃にうってでている。これをわれわれは絶対に許してはならない。ところが、非正規雇用労働者の解雇を黙認したり公然と支持したりしているのが「連合」労働貴族どもではないか。他方の「全労連」と傘下の諸労組は、解雇撤回闘争に一定程度とりくんでいる。とはいえ、それら諸労組の共産党系執行部は、会社経営陣にたいして「大企業にふさわしい社会的責任を果たす」ことをお願いする内実のものに闘いを歪曲し、もって日本共産党の票田獲得のための政策(代案)宣伝にこの闘いを利用しようとしている。この共産党・不破=志位指導部がうちだしている代案たるや、「内需主導型経済への転換」とか「健全な資本主義への転換」とかというものであり、資本主義の危機突破のためのよりましな&策の採用を政府・独占資本家どもにお願いする内実のものではないか!
 すべてのたたかう労働者は、独占ブルジョアジーによる大量解雇攻撃に手を貸す「連合」指導部を弾劾し、「全労連」本部による「景気回復のための春闘」への闘争歪曲をのりこえ〇九春闘の戦闘的高揚・勝利をかちとるためにたたかおう。<大量解雇・賃下げ阻止! すべての労働者の大幅一律賃上げ獲得! 金融破綻・大不況のツケ回し=犠牲転嫁を許すな!>を焦眉の任務として今〇九春闘の戦闘的高揚をかちとるとともに、この闘いのただなかで同時にMDシステム配備反対・日米新軍事同盟強化反対の反戦反安保の闘いをおしすすめようではないか。もって、極反動・麻生政権を打倒せよ!

 中央労働者組織委員会

T 空前の大量解雇・賃下げ攻撃の強行

U 「内需拡大のため」の名による春闘の「救国」産報運動への歪曲を許すな
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ガザ・ムスリム人民と連帯し1・11緊急闘争に総決起せよ

パレスチナ人民ホロコーストに血迷うシオニスト権力者に怒りを叩きつけよ!

 イスラエル軍戦闘機から放たれたミサイルが閃光を引きながらパレスチナ自治区ガザ地区に雨あられと降り注ぐ。凄まじい轟音、たちこめる黒煙。昼夜を問わぬ猛爆撃が市街を人民の夥しい血で染まった瓦礫の地獄に変えてゆく。ガザ地区に突入した戦車部隊があらゆる建物を破壊し、イスラエル歩兵が銃を乱射する。――イスラエルのオルメルト=リブニのカディマ主導シオニスト政権は、血に飢えた狼のごとくガザ総攻撃を今まさに強行している。ハマスを軍事的に壊滅するためにシオニスト権力者が狂奔しているガザ軍事侵略、これこそパレスチナ人民にたいするホロコーストというべき蛮行いがいのなにものでもない。
 すべてのたたかう労働者・学生諸君! 血迷ったイスラエル権力者のガザ侵略を煮えたぎる怒りを込めて徹底的に弾劾せよ! シオニスト侵略軍を迎え撃ち・不屈にたたかいぬいているパレスチナ・ガザ人民と固く連帯し、かつ中東・アラブ各国で陸続と決起しているムスリム人民と腕を組んで、イスラエル権力者のパレスチナ人民大虐殺を弾劾する反戦闘争の炎を、ここ日本の地において赤あかと燃えあがらせよ!
 全学連の学生たちは、一月六日のイスラエル大使館にたいする緊急抗議闘争をはじめとして、全国各地でただちに決起した。この闘いを皮切りとして、無対応を決めこみ・実質上はシオニスト権力者のガザ侵略を容認している代々木官僚をはじめとする既成平和運動指導部を許さず、イスラエルのガザ侵略を弾劾する闘いの大奔流を今こそ創造せよ。1・11全学連緊急闘争に憤怒に燃えて起ちあがれ!

以下見出し
ハマス総せん滅・パレスチナのホロコーストの蛮行

パレスチナ解放をめざすムスリム人民と連帯し、シオニスト権力弾劾の国際的反戦の炎を!
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「健全な金融」の夢妄想 <下>

転向スターリン主義のなれの果て

以下見出し
V資本主義への夢託す「健全な金融」論

A「本来の金融」なる超階級的・超歴史的錯視

B現実形態論的把握の欠損



目  次
T 「実体経済からの金融の乖離」論の変貌
U ブルジョア経済学的錯視

(第二〇五〇号)
V 資本主義への夢託す「健全な金融」論
(本 号)
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FA18飛行訓練に怒り 12・12 沖縄

 昨〇八年十二月十二日に、「FA18戦闘機の沖縄での即時飛行禁止とF15戦闘機などの撤去を求める緊急集会」が沖縄平和運動センター主催のもとに県庁前の県民ひろばにおいて開催された。米軍当局が、アメリカ本国で墜落し大惨事をひき起こしたFA18を沖縄に飛来させ、住宅地上空で今なお飛行訓練を強行しつづけていることにたいして、沖縄の労働者・学生は断固たる抗議行動をくりひろげたのだ。

「飛行訓練阻止」の声をあげる沖縄の学生
(08年12月12日、県民ひろば)
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もんじゅ燃料棒搬入阻止に決起 12・16 敦賀

 昨〇八年十二月十六日、金沢大学のたたかう学生は、政府・日本原子力研究開発機構による高速増殖炉「もんじゅ」へのプルトニウム燃料棒の第三次搬入を阻止するために敦賀現地闘争に起ちあがった。

トラックでの搬入阻止に起った金大生
(08年12月16日、水晶浜)
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新テロ特措法延長―自民党府連に抗議 12・12 大阪

 昨〇八年十二月十二日、麻生政権は、アフガニスタン占領軍への給油活動を継続するための新テロ特措法の期限延長法案を、衆院の数の力にものを言わせて再可決し成立させるという暴挙にうってでた。全学連関西共闘会議に結集するたたかう学生たちは怒りに燃えて、自民党大阪府連にたいする抗議闘争に決起した。

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