第2035号(2008年9月15日)の内容
<1面>
米原子力空母の横須賀配備阻止!
ロシアのグルジア侵略弾劾! 米軍派兵反対!
MD配備阻止! 日米新軍事同盟の強化反対!
<ポスト福田>の自民党政権打倒に向けて総決起せよ!
<4〜5面>
特集図解
米露衝突―さし迫る新大戦勃発の危機
<2面>
全学連125中委に結集せよ
米イージス艦入港を弾劾 8・26 名古屋
<3面>
米原子力空母G・ワシントンの横須賀配備を絶対に阻止せよ
<6面>
リポート労働戦線
無制限・連続の「深夜勤」
―「ゆうメイト」の過労死が急増
まるでキヤノン広報部
期間労働者懐柔策を美化する代々木官僚
Topics 日共系ダラ幹が「連合」へラブコール
――「全労連」大会――
<7面>
「新中期経営戦略実現」への挺身を宣言 NTT労組11回大会
高齢者・人民を罵倒する舛添
<8面>
ロシアのグルジア軍事侵攻を弾劾するロシア共労党
万華鏡2008――情勢の断層を読む
◆グルジア考
◆ダブルスタンダード
◆奥林匹克残照
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」 最新号
米原子力空母の横須賀配備阻止! ロシアのグルジア侵略弾劾!米軍派兵反対! MD配備阻止!日米新軍事同盟の強化反対! <ポスト福田>の自民党政権打倒に向けて総決起せよ! 九月一日、首相・福田が、前首相・安倍のノイローゼ辞任からほぼ一年後に、突如として辞任を表明した。小泉政権いらい対米追随一辺倒の安保・外交政策をとりつづけてきたがゆえに、日本帝国主義国家は、ブッシュ帝国の「一超」世界支配の崩落という条件のもとで、国際的孤立を余儀なくされている。かつ、アメリカ発の世界的経済大波乱のもとで日本経済は深刻な不況に見舞われている。この政治・外交・安全保障・経済の全部面での難局において、無為無策・無気力をさらけだしてきたのが、ボンクラ首相・福田なのである。この福田の政権放り投げこそは、世界的大乱への日本帝国主義国家・その政治委員会の根本的な対応不能を自己暴露したものにほかならない。 だがしかし、われわれは警戒しなければならない。麻生太郎らの<ポスト福田>を狙う政治エリートどもは、大統領としての任期を残すところ数ヵ月となった死に体<uッシュ政権とともに、日米新軍事同盟にもとづいて、日本全土へのMDシステム配備の策動に今まで以上に血道をあげようとしている。現に、米日両権力者は、MDシステムの洋上管制塔≠ナある米原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀基地への配備を、この九月末ないし十月初めに強行しようとしているのだ。この米空母配備はMDシステムの日本配備の一応の完了という性格をもつ。まさにそのゆえに、ロシア・グルジア戦争を発火点として米・露の政治的・軍事的角逐が一挙に激化している情勢のただ中で強行されつつあるMDシステムの日本配備は、<米―中露新対決>下の世界的戦乱勃発の危機をよりいっそう高めるものにほかならない。 ところが、間近に迫った国会解散・総選挙に浮き足立つ「連合」労働貴族どもや代々木共産党・不破=志位指導部は、一切の運動を集票・票田開拓へと歪曲している。われわれは今こそ、「反安保」を放棄した既成指導部翼下の反対運動をのりこえ、米空母G・ワシントン配備=MDシステムの日本配備に反対するとともに、ロシアのグルジア侵略と南オセチア・アブハジアの併合策動とこれに対抗するアメリカのグルジア派兵とに反対する反戦闘争を、断固として創造するのでなければならない。この反戦反安保闘争と消費税増税阻止の政治経済闘争とを一体的に推進し、この闘いの爆発をもって、<戦争と貧困>を強制する<ポスト福田>自民党政権の打倒に向けて決起せよ! すべてのたたかう学生は、G・ワシントンの横須賀配備阻止! 横須賀現地闘争に決起せよ! (以下、各章の見出し) 経済危機・世界大乱への対応不能をさらす自民党政権 G・ワシントンの横須賀配備に突進する米日権力者 中・東欧を舞台とした米・露激突―新大戦勃発の危機 反戦反安保・増税阻止闘争の高揚をかちとれ! |
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米露衝突―さし迫る新大戦勃発の危機 ロシアのプーチン=メドベージェフ政権による親米″痩ニグルジアへの電撃的侵略・南オセチアとアブハジアをロシアに併合する策動と、これに激怒したアメリカのブッシュ政権によるグルジアへの米軍派兵――いまや米・露両軍の一触即発の危機が一挙に高まっている。しかも、MDシステム配備と「NATOの東方拡大」をめぐって、また石油・天然ガスの輸送ルートをめぐって、米・露・仏=独枢軸のEUの<三極>間対立が激烈化している。もしも全世界の労働者階級・勤労人民・学生が反戦闘争に起ちあがらないならば、グルジアを舞台とする米・露間の軍事衝突から新たな世界大戦の勃発へと発展・転化しかねない危機が、現にいま激成しつつあるのだ。 本特集では、反戦反安保闘争の大爆発をかちとるための一助として、二十一世紀のバルカン≠ニ化している中・東欧とその周辺の地域における<米露衝突>を図解する。 |
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全学連第125中委に結集せよ 革命的反戦闘争の爆発に向け闘う体制を打ち固めよ 全学連第125回中央委員会 9月15日(月)〜16日(火) 於 東京 |
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米原子力空母G・ワシントンの横須賀配備を絶対に阻止せよ 全国のたたかう学生諸君! 労働者諸君! 米日両権力者は、アメリカ原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀配備を、いよいよ九月末ないし十月はじめに、労働者・人民の反対運動を傲然と踏みつぶして強行しようとしている。 ロシアのプーチン=メドべージェフ政権は、南オセチアとアブハジアのグルジアからの「独立」承認を強行し、両政府との間で「友好協力相互援助条約」という名の軍事協定を締結することを宣言した(八月三十一日)。ロシア勢力圏の再興=旧ソ連の版図復活を狙うプーチン政権の真っ向からのこの挑戦=挑発に激怒したアメリカ帝国主義のブッシュ政権は、「自由グルジア」を死守するために米海軍第六艦隊の旗艦マウント・ホイットニーをロシア軍が軍事制圧している黒海の港湾都市ポチに「人道援助」の名目でついに入港させた(九月五日)。まさに今、ロシア軍と米軍との一触即発の危機が高まり、新たな世界大戦勃発の危機が切迫しているのだ。 いまやアメリカにたいする軍事的挑戦の牙をむき出しにしたプーチン政権と、これと同盟的結束を強めている中国の胡錦濤政権とを軍事的に抑えこむために、ブッシュ政権はMDシステムの中欧・日本への配備を遮二無二強行しようとしているのだ。このMDシステムの日本配備の現在的な中心環をなすものこそ、MDシステムの洋上管制塔≠ニしての機能をもつ原子力空母G・ワシントンの横須賀配備にほかならない。 それにもかかわらず、日共の不破=志位指導部は、ブッシュ政権による原子力空母G・ワシントンの横須賀配備の策動の、労働者・人民にとってもつこの重大性をまったく直観していない。彼らは、首相・福田の辞任表明を契機にして国会解散・総選挙の機運が一挙に高まっていることに完全に浮き足だち、G・ワシントンの横須賀配備に反対する闘いを、次期総選挙に向けての集票・票田開拓運動に歪曲し解消しているのだ。 われわれは、度しがたいまでの腐敗をさらけだしている日共翼下の既成平和運動をのりこえ、今こそ原子力空母G・ワシントンの横須賀配備=MDシステムの日本配備を労働者・人民の実力で阻止するべく、闘いに決起するのでなければならない。<日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化反対!>の方向性を鮮明にさししめしつつ、たたかおうではないか。ロシアのグルジア侵略とアメリカ帝国主義の軍事介入に反対し、今こそ米・露激突―世界大戦勃発の危機を突き破る反戦闘争の炎を赤々と燃えあがらせよう。 すべてのたたかう学生は、「連合」労働貴族の闘争抑圧と日共中央の歪曲に抗してたたかう労働者と連帯し、横須賀現地闘争に総決起せよ! |
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米イージス艦入港を弾劾 8・26 名古屋 | |
八月二十六日、東海地方のたたかう学生たちは、米海軍イージス巡洋艦シャイローの名古屋港入港(同二十五日午前)を弾劾する現地闘争に起ちあがった。 |
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シャイローに怒りの拳を叩きつける (8・26、名古屋港弥富埠頭) |
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