第2015号 (2008年4月21日）の内容


＜1面＞
4・29国会包囲労学統一行動に起て
ガソリン税暫定税率の復活阻止！
極反動＝福田政権を打倒せよ

＜4〜5面＞
極反動＝福田政権を打倒せよ！（下）
中央学生組織委員会

＜2面＞
九共闘がＰＡＣ３配備阻止に起つ
　福岡県平和フォーラム集会（３・２３）
大阪平和人権センター集会（３・１９）
石川県平和運動センター集会（３・１８）

＜3面＞
大経大当局者に賠償命令
　大阪地裁・民事裁判でも勝利！（３・２４）
◇住基ネット差し止め訴訟
　最高裁の反動判決弾劾！
出入国監視強化を狙う「自動化ゲート」設置
「住基カード人気上昇」の誇大宣伝

＜6面＞
森嶋執行部によるＮＴＴ春闘の裏切りを弾劾せよ
全国学力テスト実施を許すな
Topics　会場使用拒否を居直るプリンスホテル

＜7面＞
「出版不況」を口実にした賃金抑制・リストラ攻撃をはね返せ

＜8面＞
年金を奪い医療を奪い命を奪う後期高齢者医療制度を許すな
地方・社会的弱者切り捨ての自治体病院の統廃合・民営化（下）

週間日誌は３面に掲載
　　「解放」最新号
　





　　


4・29国会包囲労学統一行動に起て

ガソリン税暫定税率の復活阻止！

極反動＝福田政権を打倒せよ

　アメリカ発世界同時不況への突入のもとで、国際金融システムの破綻、原油・穀物などの国際価格の高騰、ドルの暴落＝円高、アメリカ経済の不況への突入という四重苦に日本経済が直面しているにもかかわらず、福田政権はこの危機への対応不能・無為無策ぶりをさらけだしている。ガソリン税暫定税率の期限切れ、年金記録の名寄せ・統合作業の遅滞と大混乱、日銀人事のドタバタ劇、そして四月一日からの「後期高齢者医療制度」の実施、これらにたいする労働者人民・高齢者の批判と反発の高まりのゆえに、この政権は、内閣支持率が二三％台に急落する事態に見舞われている。民主党・小沢との党首討論（四月九日）において、首相・福田は、みずからを「かわいそうなくらい」などという泣き言を恥も外聞もなく吐露したほどなのだ。いまや福田政権は、死に体＝脳死￥態に転落しているのである。
　にもかかわらず福田政権の延命がなおも許されているのは、「連合」中央をはじめとする既成指導部が、福田政権にたいする腰ヌケ的対応しかなしえない民主党に期待し依存するという腐敗した態度に終始しているからである。「連合」労働貴族どもは、民主党の院内活動を尻押しするための大衆闘争すらも放棄し、一片のアリバイ的な談話や声明でお茶を濁しているにすぎない。そしてまた、きたる総選挙の後に民主党政権が樹立される可能性があるとみて、民主党にすりより民主党主導の野党共闘形成を自己目的化しているのが代々木共産党の不破＝志位指導部と社民党中央なのである。
　われわれは、腐敗を露わにする既成指導部を弾劾し彼らの抑圧をはねのけて、ＭＤシステムの日本全土への配備＝準臨戦態勢の恒常化と海外派兵恒久法の制定に反対する反戦反安保の闘いを推進するのでなければならない。これと結びつけて、大衆収奪の強化・社会保障の切り捨てに反対する政治経済闘争を推進せよ。もって極反動・福田内閣を打倒するのでなければならない。４・２９国会包囲労学統一行動に起て。


（以下、各章の見出し）
　脳死￥態に陥った福田内閣

　棄老＄ｭ策＝後期高齢者医療制度の強行実施

　小沢民主党依存の既成指導部を許さず闘おう

　福田政権の社会保障切り捨て＝収奪強化を打ち砕け
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極反動＝福田政権を打倒せよ！

ＭＤ配備反対！　ガソリン暫定税率の復活阻止！

4・29国会包囲闘争に決起せよ！

中央学生組織委員会＜下＞

（各章の見出し）
三、「反安保」や「反独占」の理念を放棄した日共の腐敗
　「ＭＤ配備反対」を抜きにしたインチキ「反基地」運動
　「予算組み替え」の名による反労働者的・反人民的代案
　「地球温暖化」にかんする代案の反動性

四、反戦反安保闘争・政治経済闘争の爆発で福田政府を打倒せよ
　Ａ　ＭＤシステム配備阻止・対中露準臨戦態勢の恒常化反対――反戦反安保闘争の高揚を
　Ｂ　政府・独占ブルジョアジーによる一切の大衆収奪反対――政治経済闘争を断固推進せよ
　Ｃ　七月洞爺湖サミット反対の闘いに決起せよ


目　　次
　一、米―中・露の冷戦的熱戦≠ﾆ経済的角逐の激化
　二、危機突破にあがく福田脳死内閣の極反動攻撃　　　第二〇一四号
　三、「反安保」や「反独占」の理念を放棄した日共の腐敗
　四、反戦反安保闘争・政治経済闘争の爆発で福田政府を打倒せよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本　号
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3・24大阪地裁

大経大当局者に賠償命令

　闘う学生が民事裁判でも勝利！

　三月二十四日に大阪地方裁判所で開かれた損害賠償請求裁判において、原告の大阪経済大学U部学友会委員長Ｉ君は画期的な勝利判決をかちとった。地裁第二〇民事部は、Ｉ君に暴行を加え傷害を負わせた被告・徳永教授（当時学生委員長）および大経大当局・重森学長らにたいして、損害賠償を命じる判決を言い渡したのだ。
　二月八日の刑事裁判において事実上の無罪判決をかちとった（本紙第二〇〇七号三面参照）ことに引きつづき、わが仲間たちは、徳永をはじめとする大経大当局者こそが、自治会を暴力的に圧殺するために「違法・不当な行為」に手を染めた犯罪者にほかならないことを、法廷の場において全社会的に明らかにしたのである。
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年金を奪い医療を奪い命を奪う

　後期高齢者医療制度を許すな

　四月一日から施行された「後期高齢者医療制度」にたいして、高齢者・勤労人民の福田政権にたいする怒りが渦まいている。「保険料が年金から天引きされ、払えなければ保険証とり上げとは、老人切り捨てだ！」と。この制度の中止・撤回を求める自治体・地方議会も五六〇を超えている。焦りにかられた首相・福田は、人民の反発をかわす思惑から、実に姑息にも、「後期高齢者」という言い方がよくないから名称を「長寿医療制度」に変えてくれ、などと厚労相・舛添に指示した。
　なんという欺瞞！　高齢者・弱者切り捨ての極反動・福田政権を許すな。
　まさに「後期高齢者医療制度」とは高齢者から有り金残らず搾り取り、必要な医療を奪い取り、「金のない年寄りは早く死ね！」とばかりに命を奪い取る制度なのだ。こともあろうに、これを「長寿医療制度」とは！　労働者・人民を愚弄するにもほどがある。
　福田政権の悪逆無道な弱者切り捨てを許すな！「戦争をやれる国」へ日本国家を飛躍させるために日米新軍事同盟の現実的強化と国内的反動化（社会保障切り捨てなど）に突進する福田政権、この極反動政権を打倒せよ！
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九共闘がＰＡＣ３配備阻止に起つ
　福岡県平和フォーラム集会（３・２３）

　三月二十三日に、「平和・人権・環境福岡県フォーラム」などが主催して「終わらせようイラク占領、撤退させよう自衛隊！　パトリオット・ミサイル配備反対　福岡県集会」が、航空自衛隊西部航空方面隊司令部（第二高射群司令部）のある春日現地で開催された。二〇一〇年度に福岡の三つの自衛隊基地（築城・芦屋・高良台）に四基のＰＡＣ３ミサイル配備が計画されていることに抗議して、この三基地を指揮するとされる春日基地のある現地で集会・デモが実施されたのである。

全学連九共闘が基地ゲート前で奮闘
（３月２３日、福岡・春日基地）

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大阪平和人権センター集会（３・１９）

　三月十九日、大阪市北区の扇町公園において「イラク開戦五周年抗議、在日米軍再編強化反対、米兵の少女暴行事件抗議、沖縄教科書検定撤回！　３・１９大阪集会」（大阪平和人権センターと「しない・させない戦争協力関西ネットワーク」の共催）が開催された。神戸大学や奈良女子大学をはじめとする関西のたたかう学生は、結集した三五〇〇名の労働者・市民と連帯して、闘いを戦闘的に高揚させるために奮闘した。
「反安保」の旗を高く掲げて学生が奮闘
（３月１９日、大阪・扇町公園）
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