第2001号(2008年1月14日)の内容

<1〜3面>
今こそ反戦反安保の革命的奔流を
中央学生組織委員会

全学連 座間現地闘争に決起(07・12・19)写真へ
<4〜5面>
「調和社会」の名による中国版成熟資本主義′嚼ンの野望
<6面>
年頭の決意 地方委員会
沖縄/北海道/北陸
<7面>
年頭の決意 産別委員会
教労/自治体/化学/マスコミ/社会事業
<8面>
1・14沖縄労学統一行動に起て
「辺野古新基地建設の促進合意反対!」沖縄の労学が緊急集会(07・12・11)写真へ
<6面>
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 「解放」最新号
 






  


今こそ反戦反安保の革命的奔流を

新テロ特措法案の衆院再議決阻止!

1・14労学統一行動に決起せよ


座間基地への米陸軍第一軍団新司令部設置阻止に決起
全学連が抗議団を先頭に基地ゲート前で奮闘
(07年12月19日)
 二〇〇八年の幕開け早々に、ニューヨーク・マーカンタイル市場の石油価格がついに一バレル=一〇〇ドルを突破し、激震が世界を襲った。うちつづくドル下落と国際金融システム不安のさなかでのこの国際石油価格暴騰は、世界的経済危機のいっそうの深まりと米―中露間の石油資源争奪戦の激化を告げる予兆にほかならない。
 まさにさし迫る危機のもとで、二十一世紀現代世界は<米―中露新対決>の様相をますます色濃くし、この米と中・露との新たなレベルでの核軍事力増強競争が激化している。そしてこの米―中露の角逐の狭間において、福田政権は、CX疑獄の暴露に揺さぶられながらも、新テロ特措法の制定とMDシステムの実戦配備を跳躍台として日本国家を「戦争をやれる国」へと飛躍させるために、反動諸攻撃に血道をあげている。福田政権はいま、一月十五日の臨時国会の会期末までに、新テロ特措法政府案を衆院において再議決するという暴挙にうってでようとしているのだ。
 今こそわれわれは、日本労働者階級の唯一の前衛党たる革共同革マル派の矜持にかけて、このネオ・ファシズム的一大反動攻撃を木っ端微塵に打ち砕くために、労学両戦線において総決起するのでなければならない。
 わが同盟の真紅の旗のもとにたたかう全学連の戦闘的学生は、今日版の産業報国会と化している「連合」の脱構築をめざして労働戦線の深部で奮闘する革命的・戦闘的労働者と相固く連帯し、反戦反安保・改憲阻止闘争を最先頭で牽引せよ。全国の学生・労働者は、新テロ特措法案の採決強行を阻止するべく、国会前連続闘争に、そして首都をはじめとする各地での1・14労学統一行動に起て!
 対米自立≠フ軍事大国を志向する小沢の民主党、これにすがりつきながらも、新テロ特措法制定反対すら口にしない「連合」労働貴族どもの犯罪的対応を弾劾し転向スターリニスト日共翼下の「反安保」なきインチキ「護憲」運動をのりこえて、反戦反安保・改憲阻止闘争の大爆発をかちとろうではないか!
 わが反スターリン主義運動の偉大な創始者であり、絶えずわれわれを導いてくれた同志黒田寛一が逝去されてから、はやくも一年半の月日がすぎた。二〇〇八年の劈頭にあたって、われわれは、いま・ここで、亡き同志黒田に再び誓うのでなければならない。「若き世代は、みずからを革命家に飛躍させよ!」――同志黒田がわれらに発したこの熱い檄を己のみぞおちでうけとめ、われわれは、革命的反戦闘争を断固として推進するとともに、この闘いの溶鉱炉のただなかで全世界のプロレタリアートの解放をめざす戦士へとみずからを高めていくために精魂を傾けるのでなければならない。まさにそれこそが、同志黒田が創成時にはたった一人で開始し切り開いてきた反スターリン主義運動の大道を、真に引き継ぐことを誓ったわれら若き世代の場所的な決意でなければならない。
 中央学生組織委員会

見出し
T <米―中露新対決>下で高まる戦争勃発の危機
 A 「戦争をやれる国」の体制確立へ突進する福田政権
 B 米―中・露の冷戦的熱戦の激化
 C 危機を深める既成反対運動とわが革命的左翼の闘い

U 反戦反安保・改憲阻止闘争の大爆発をかちとれ
 A 「反安保」を放棄した日共系の平和運動をのりこえて闘おう!
 B 〈反戦反安保・ネオファシズム反動化阻止〉の強大な戦列を築け!


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「調和社会」の名による中国版成熟資本主義′嚼ンの野望

 「現代化に向かい、世界に向かい、未来に向かう社会主義中国が世界の東方にそびえ立っている」――五年ぶりに開催された中国共産党第十七回全国代表大会(十七全大会、〇七年十月十五〜二十一日)において、総書記・胡錦濤は、ほおを紅潮させながら高々と宣言した。
 イラク占領支配の全面破綻とサブプライムローン焦げつき急増に端を発した金融危機・ドル暴落に苦悶しているブッシュ帝国をあざ笑うかのように、胡錦濤の中国は、プーチンのロシアとの同盟的結託を基礎にして反米国際包囲網を構築・強化するのみならず、一兆四〇〇〇億jを超える外貨準備高を支えとして高度先端技術を持つ米欧日諸企業の買収に打ってでるほどの経済強国に急成長しつつある。この「総合国力」の飛躍的向上に自信を深め、東風が西風を圧する$「紀が到来しつつあるかのようにおしだしているのが胡錦濤指導部なのである。中国共産党十七全大会の成功を祝し・ブッシュ帝国の宇宙「独覇」に挑戦するという意図をこめて、月探査衛星「嫦娥1号」を大会終了直後に打ち上げるという演出までこらしながら。
 今大会において胡錦濤は、三顧の礼を尽くすという体裁を取りながら前国家主席・江沢民を事実上神棚≠ノ祭り上げ、彼の代理人¢]慶紅を引退に追い込んだ。もって上海グループとの権力抗争に当面の決着をつけ、五年後の後継人事をにらんだ新指導体制を構築した。さらに、みずからが提唱した「科学的発展観」を党規約(=党綱領)に「重要な戦略思想」として盛りこみ、「人間本位主義、人と自然の調和、共同富裕の発展」を前面におしだした国内建設路線をうちだした。これは、トウ小平・江沢民が推奨した「先富」路線を「調和・共富」の名のもとに実質上は否定したところの、胡錦濤版二十一世紀の超大国化$略にほかならない。
 けれども、「未熟な社会主義から成熟した社会主義」への発展という青写真にもかかわらず、このヒューマニズムとハーモニー≠フ調べは、胡弓の調べのように中国人民を魅了するはずもない。
 「マルクス主義の中国化の最新成果」という名のもとに、胡錦濤指導部は、上からの資本主義化$ュ策をどしどし遂行している。「私有財産権の保護」を明示した物権法の制定・施行――これは、生産諸手段の私的所有に立脚した資本制生産様式を実質上は容認するという意味をもつ。現にいま、「搾取収入」によって肥え太った「新富人」=新興民族ブルジョアジー・富裕層が、不動産・株式投資の狂熱を巻き起こしている。その裏面では、都市労働者・民工・農民が、絶対的貧困に突き落とされ、死までをも強制されている。五輪景気にわく北京・上海の大都市のみならず山西省の炭鉱や農村において。
 胡錦濤政権の奏でる「社会主義調和社会」なる調べがどれほどに空疎であるかを、右の事態はしめしてあまりある。「平和的発展と調和」の糖衣≠ノくるまれた十七全大会路線、その本質は、「成熟した社会主義」の名による成熟した資本主義≠ヨの発展即変質の道であると断じなければならない。

以下、見出し
T胡錦濤版21世紀の超大国化戦略の提示―中共十七全大会

U中国版「超格差社会」の悲劇

V民族資本家階級の利害を体する国家への変質の過渡


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全学連 座間現地闘争に決起(07・12・19)



座間基地正面ゲート前で〈反安保〉の旗高く闘う全学連
(07年12月19日)

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「辺野古新基地建設の促進合意反対!」沖縄の労学が緊急集会(07・12・11)



「辺野古新基地建設促進合意を許すな!」闘う労学が怒りの緊急集会
(07年12月11日、那覇市県民ひろば)

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