第1993号(2007年11月12日)の内容
<1面>
新テロ特措法制定強行を阻止せよ
CX疑獄弾劾! 日米統合実動演習反対!
反人民性をむきだした小沢弾劾!
民主党にすがった既成反対運動の破産をのりこえて闘おう
<4〜5面>
ネオ・ファシズム的教育改革の補完
日教組中央の「新運動方針」批判
<2面>
座間基地強化に労学市民の怒り(10・20)(写真へ)
藤岡一派による「集団自決」の歴史偽造を許すな
<3面>
<反安保>の旗高く奮闘(10・21)(写真へ)
大阪 労学が市街を戦闘的デモ
札幌 道共闘・反戦 自民党道連に進撃
国際反戦デー福岡集会に檄(10・19)(写真へ)
<6面>
Topics 進む電機業界の大再編
奈良県妊婦死産の実相 人民殺しの「医療制度改革」
政府の「品目横断対策」に農民の怒り
<8面>
黒田さんに教わったこと B
客観主義を克服せよ
<7面>
万華鏡2007――情勢の断層を読む
◆嫦娥 vs ルナ
◆八方美シン
◆そう言うお前は?
◆「神」の運命
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」 最新号
新テロ特措法制定強行を阻止せよ 反人民性をむきだした小沢弾劾! 民主党にすがった既成反対運動の破産をのりこえて闘おう CX疑獄弾劾! 日米統合実動演習反対!
十一月中旬の訪米を目前に控えながらも、福田政権は、小沢民主党の抵抗≠ノよってテロ特措法新法を成立させる目途さえつけることもできないでいる。切羽詰まった首相・福田は、この難局を打開するために、十月三十日、十一月二日の小沢との党首会談において、民主党との連立政権樹立の構想を提起した。自・公連立政権内に不協和音≠ェ生じることもあえて厭(いと)わずに福田が提起したこの提案を、小沢は政界再編の好機到来≠ニばかりに受けいれ、他の民主党役員におしこもうとした。けれども、民主党役員会では、小沢以外の全員が「総選挙で自民党に勝ち民主党政権を樹立する」という小沢じしんが提唱してきた党是≠タテにとって自民との「大連立」構想に反対した。メンツを丸つぶれにされた小沢は、「不信任に等しい」と称して代表のイスを投げ捨てる挙に出たのだ。 このことは、「生活が第一」をおしだし「二大政党制の実現」「自民党政権の打倒」を叫んできた小沢じしんがみずから化けの皮をはがした行為いがいのなにものでもない。 民主党の大混乱という敵失≠ノ乗じて首相・福田は、国会会期を三週間程度延長し、もって訪米の手土産としてテロ特措法新法を強行的に制定しようとしている。他方、小沢は、民主党役員の総意にもとづく慰留に応じるというかたちをとって、代表続投≠フ道をまさぐりはじめている。まさしく雨降って地固まる≠ニばかりに、彼は、菅・鳩山や前原らの代表続投≠フ懇願を逆手にとって、党内の異論を封じこめることを企んでいる。のみならず、自民党との「政策協議」において政策決定の主導権を握り、テロ特措法新法の承認とひきかえに自衛隊派遣の「恒久法」制定を企んでいる。同時に腹の底では、政界再編のチャンスの再来を窺いながら。明らかにこれは、「新テロ特措法制定反対」を唱えてきた小沢が裏側では海外派兵「恒久法」制定を企んでいたことを自己暴露するものにほかならない。 この小沢にすがりついてきた既成反対運動指導部は、上を下への大混乱に陥っている。とりわけ、日共の不破=志位指導部は、小沢にたいして「国民は民主党に『自公政治ノー』という民意を託していた。党首失格だ」などとウラミ・ツラミを吐露している。「普通の国」の名においてドイツ・フランスなみの「対米自立」志向の「戦争をやれる国」に日本を飛躍させるという小沢の野望。これを承知しながらも不問に付し民主党との「野党共闘」を磯のアワビ的に追い求めてきたことがパンクしたがゆえに、日共中央は大混乱に陥っているのだ。 われわれは、小沢頼み≠フ傾動を強めてきたがゆえに破産をあらわにしている既成反対運動指導部の腐敗を弾劾し、テロ特措法新法の制定を阻止する闘いを職場・学園から創造しなければならない。 (以下、各章の見出し) 切羽詰まった福田政権による「大連立」のもちかけ CX疑獄暴露の激震 激動する〈米・中露角逐〉下の現代世界 民主党にすがった既成指導部を弾劾して闘おう! |
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「公教育への社会的信頼醸成」の名によるネオ・ファシズム的教育改革の補完 日教組中央の「新運動方針」の反労働者性 「連合」第十回大会(十月十一、十二日)において、発言にたった日教組本部の代議員は、教育問題にかんして政府・文科省にたいする批判を一言も発しなかった。それだけではない。私鉄総連とJR総連の代議員が「連合」本部にたいして「新テロ特措法反対」の立場を明確にするように要請したことにも、「連合沖縄」の代議員が沖縄戦集団自決における「日本軍の強制」記述削除撤回の運動を平和運動の一環としてとりくむように要請したことにも、彼らはまったく呼応しなかった。文科省に「社会的対話」を懇願し、日教組バッシングを恐れて「護憲・平和」や「反動的『教育改革』反対」などを掲げた大衆闘争に一切とりくまないことを決めた日教組本部の腐敗が、ここに示されているではないか! 八月の日教組第九十五回定期大会において、本部・森越執行部は、「自らの仕事に自信と誇りを持つとともに公教育への社会的信頼を高めるため」に「地域や学校で自主的・主体的な教育活動をすすめ、教職員組合の社会的責任を果たしていく」(大会宣言)と宣言した。ここにおいて彼らは、「公教育への社会的信頼を高める」ことこそが「教職員組合の社会的責任」だと称して、反動的な「教育改革」に抗し教育労働者の権利を守るために団結してたたかうという労働組合本来の任務をみずから否定したのだ。 以下、章見出し T 文科省にしがみつく森越執行部 U 「公教育への社会的信頼醸成」のための下からの教育改革 V 日教組を戦闘的に強化せよ! |
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10・20 「米陸軍前方司令部の移転反対!」 座間基地強化に労学市民700の怒り |
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「日米新軍事同盟の強化反対!」を 高く掲げ闘う学生たち |
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<反安保>の旗高く奮闘 10・21 |
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「新テロ特措法制定阻止!」労学が弾劾 (10・21、自民党大阪府連前) |
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札幌市街を自民党道連にむけて 戦闘的にデモする労働者・学生の部隊 (10・21、札幌) |
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国際反戦デー福岡集会に檄(10・19) |
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ダラ幹の闘争歪曲に抗して奮闘 (10・19、警固公園) |
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