第1981号(2007年8月13日)の内容


<1面>
第45回国際反戦集会が大高揚 8・5
「安倍政権打倒」の鬨の声
中央集会に労学市民1200が結集


<4〜5面>
葬送・宮本顕治
兼・不破共産党≠ヨの弔辞


<2面>
全学連第77回大会かちとる(7・25〜27)(写真へ
「柏崎刈羽原発の大事故弾劾!」
 
全学連 経産省・東電に抗議(7・28)(写真へ
沖縄ヘリパッド建設阻止に起つ(7・3)

<6面>
<シリーズ>引き裂かれた中欧 第2回
ブッシュ帝国の「属国」=ルーマニアの苦悶


<7面>
Topics 外国人「研修生」を食い物にするゼネコン
全国学テ強行反対の闘い広がる
強まる選挙報道への国家統制
地域医療の切り捨てを強要する総務省

<8面>
政治的危機に揺らぐパキスタン

<3面>
万華鏡2007――情勢の断層を読む
◆「ミニ・クライシス」
◆安倍叫喚
◆大地中海共栄圏
◆おあずけ

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

  「解放」最新号
 





  


第45回国際反戦集会が大高揚 8・5

「安倍政権打倒」の鬨の声

中央集会に労学市民1200が結集


革命的反戦闘争の飛躍的前進を決意
(8月5日、東京・なかのZERO)
 「参議院選挙において圧倒的な労働者・人民の不信任を突きつけられたにもかかわらず、憲法改悪を是が非でもなしとげるために権力の座にしがみついている安倍の内閣を、労働者・学生の総力で打倒しようではないか!」「おう!」――八月五日、日本全国で労働者・学生たちの鬨(とき)の声が雷鳴のごとく轟いた。
 わが同盟と全学連、反戦青年委員会は、首都・東京をはじめとして全国七ヵ所で開催した第四十五回国際反戦集会を、まさしく<安倍権力妄執$ュ権打倒!>の総決起集会として実現したのである。安倍政権にたいする怒りが小沢民主党への支持に収れんさせられてしまっている、この日本階級闘争の危機をいかに突破するべきか。<米―中露新対決>下の戦乱の危機を突き破る主体的力をいかに創造するのか。その方途を鮮明にさし示し、わが革命的反戦闘争の飛躍的前進をかちとる拠点を確固としてうちかためたのだ。

(以下、見出し)
 <米―中露新対決>下の戦乱の危機を突き破れ――基調報告

 ネオ・ファシズム反動諸攻撃を打ち砕くぞ!――労学両戦線代表が決意表明

 改憲阻止・日米新軍事同盟強化反対の奔流を!


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葬送・宮本顕治

兼・不破共産党≠ヨの弔辞

 日本共産党のかつての老党首・宮本顕治がさる七月十八日に他界した。おりしも参院選の真っ最中であった。七月二十九日投票のこの参院選において画された不破共産党≠フ議会政党としての死滅≠、冥界(めいかい)で知らされた宮顕は、むしろ小気味よく思ったにちがいない。……
 「老衰のため死去、九十八歳」と、『しんぶん赤旗』はまるで他人事のように報じている。一九三〇年代から六十年余にわたって代々木共産党の指導者であり続け、一九五八年に党書記長になって以後は、次々に反対派を粛清して党をみずからの専制支配下においてきたのが宮顕なのである。日共八十年余の歴史に巨大な足跡と暗い影を残しているこの男を、あたかも「過去の人」のごとくに扱う不破哲三の専制下の代々木官僚どもの冷淡きわまりない態度。その奇妙さは、中曽根康弘などの極反動・ネオファシストどもさえもが宮顕を「敵ながらあっぱれ」と一様に誉めそやして≠「ることのゆえに、ますますきわだっている。
 宮顕の死を報じた『しんぶん赤旗』は、「党としての葬儀」の予定を事務的にスケジュールとしてのみ伝えている。追悼の気持ちも決意もまったくこもっていないその文章は、ブルジョア新聞の「訃報」となにひとつ変わるところはない。このことからして、「党葬」といってもまったく儀礼的なものとしてなされることはまちがいない。
 現在の老党首・不破哲三が宮顕を「名誉議長」として神棚に祭りあげ引退に追いこんだのは一九九七年の第二十一回党大会においてであった。「年はとっても絶対に辞めない」と息まいていた宮顕は、かくしていっさいの党内論議から疎外され、精神的にも肉体的にもボケを進行させた。人並みはずれた頑強な肉体と生への執着とによって、その後十一年もの永きにわたって生きながらえるという最後の抵抗≠フ末に、彼は絶命した。不破哲三によってイビリ殺されたも同然である。この宮顕を、冷淡かつ事務的に葬儀に付すことによって、もう一度殺したのが不破なのである。
 たしかに不破から見れば、「やっと死んだか」というのが実感なのであろう。路線転換のたびに宮顕から自己批判を強要され、あるときは「病院送り」というかたちで粛清されたりもした不破。この輩にとっては、厄病神≠フ死は歓迎すべきことにちがいない。けれども、わが反スターリン主義革命的左翼と日本労働者階級にとっては、日本におけるスターリン主義者としての宮顕の存在とその実践は、たんなる過去の問題ではない。彼が導いた戦後六度にもわたる革命戦略=路線上のナシクズシ的転換と、日本階級闘争において果たした反労働者的で犯罪的な役割の数々。これは<スターリン主義の負の遺産>としてわれわれの前に厳として存在する。この<負の遺産>を、宮顕を右へはるかにのりこえブルジョア政党の第五列へと日共を変質させてしまった不破の犯罪の数々とともに、明らかにし、それらを一掃するために奮闘することこそが、われわれのなすべきことである。


(以下、各章の見出し)
 T 宮顕を過去に葬る不破共産党

 U 「自主独立」の神話

 V 日本における<スターリン主義の負の遺産>


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シリーズ 引き裂かれた中欧 第2回

ブッシュ帝国の「属国」=ルーマニアの苦悶

(各章の見出し)
 T 激化する権力抗争

 U EU加盟が招く社会経済的諸矛盾の深刻化

 V アメリカ「属国化」の軌道修正をめぐる対立


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<米―中露新対決>のもとで政治的危機に揺らぐパキスタン

(各章の見出し)
 イスラム急進派勢力への大弾圧に打って出たムシャラフ

 タリバン支援勢力の掃討≠強要するブッシュへの対応

 軍部・支配階級内部で激化する権力抗争

 SCOへの抱き込みを策す中国とブッシュ帝国の巻き返し


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全学連第77回大会の成功かちとる



熱烈な討論で闘争の方針を確立し
決意に燃える全学連の学生たち
(7月27日、東京)

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「柏崎刈羽原発の大事故弾劾!」
全学連 経産省・東電に抗議



東電職員に抗議文をつきつけて事故を弾劾
(7月28日、東京)

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