第1979号(2007年7月30日)の内容

<1面>
8・5集会で革命的反戦の炎を

米―中露の新たな核軍事力増強競争反対!
日米新軍事同盟の強化阻止!

国際的連帯のうねりを巻き起こせ

<4〜5面>
公務員制度のネオ・ファシズム的大改悪を粉砕せよ!
<2面>
浜大樹でLCACに肉迫(7・9)写真へ
早大 ビラまき禁止に断固反撃
関西共闘が改憲阻止の訴え(7・1)
<3面>
ズサンな耐震設計にもとづく柏崎刈羽原発大事故弾劾!
日本経団連の07年度「規制改革要望」の反動性
<6面>
北海道当局・道教委による公立高校再編策動を許すな
ホテル客室清掃で酷使される請負労働者
Topics 新日鉄がミタルと「提携強化」
<7面>
社保庁労働者・労組攻撃の片棒をかつぐ日共中央
統廃合・民営化攻撃に晒される北海道の自治体病院
<8面>
万華鏡2007――情勢の断層を読む
◆チャイナ・フリー
◆大統領の野望
◆弱肉強食°ウ育
◆「コマンダンテ」
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号
 



  


8・5集会で革命的反戦の炎を


米―中露の新たな核軍事力増強競争反対!

日米新軍事同盟の強化阻止!


国際的連帯のうねりを巻き起こせ


(以下、各章の見出し)
イラク・中東戦乱の危機の深まり

MD配備を焦点とした米―中露の冷戦的熱戦

安倍政権による改憲・日米新軍事同盟強化の総攻撃を打ち砕け
Top

   


公務員制度のネオ・ファシズム的大改悪を粉砕せよ!

公的行政サービス部門の解体=民営化阻止!

公務労働者の大量首切り・労組破壊を許すな


 年金記録不明=不払い問題という前代未聞の国家的詐取の露呈。これに加えて防衛相・久間の「長崎への原爆投下はしょうがなかった」という発言、そして政治資金疑惑追及の渦中で自殺した前農林水産相・松岡の後任に座った赤城の事務所経費水増し不正問題、さらに官房長官・塩崎の一億円にものぼる事務所経費疑惑。――これらをめぐって労働者・人民の怒りと政府不信がいよいよ高まっている。これに直撃されて、ガタガタ安倍政権は完全にダッチロール状態にたたきこまれているのだ。七月二十九日投票の参院選挙において自民党が大敗北を喫するのは、もはや必至である。
 安倍内閣続投≠フ道が絶たれかねない、という悪夢におびえているボンクラ安倍は、なんとかして支持率を回復させようと、醜悪きわまりない悪あがきを続けている。先の通常国会において会期延長をもあえてしてまで成立させた社会保険庁改革関連法ならびに年金時効特例法および国家公務員法の改定をば、みずからの政権の「成果」として精一杯アピールしているのだ。だが、「年金記録不明=不払い問題の速やかな解決と公的年金制度への信頼を回復するための」社会保険庁改革法だとか、「官製談合の温床=天下りシステムの解体のための」国家公務員法改定だとかを「霞ヶ関官僚と官公労組の抵抗」を打ち破って成し遂げたとかという安倍の「自画自讃」は、あらゆる意味で欺瞞に満ち満ちたシロモノでしかない。
 社保庁の労働者と労働組合に年金記録不明問題のいっさいの責任をなすりつけ、もって社保庁の解体を正当化するという手口など、盗っ人猛々しいにもホドがあるではないか。それこそ、真の責任が公的年金制度の大改悪を重ねてきた政府権力者じしんにこそあることをおしかくすためなのだ。そもそも、社会保険庁の解体・分割と年金関連諸業務の民間委託のたくらみは、公的年金制度の解体・大改悪という悪逆な目論見を貫徹していくためにほかならない。
 また、「天下り」規制や「人材プール制」創設を謳った国家公務員法の改定は、行革相・渡辺が「一点突破、全面展開」などと言っているように、あくまでも、「労働基本権の付与」と引き換えに「公務員の身分保障」を剥奪する(公務労働者の大量首切りを可能とする)ことを核心的目的として現行の公務員制度を全面的に改定(=改悪)するための第一弾いがいのなにものでもない。それは、社会的弱者切り捨て≠フ新自由主義的「構造改革」諸施策にのっとって、「行政の簡素化・効率化」の名のもとに国家の行政サービス諸部門を一挙的に解体=廃止ないしは民営化していくという一大攻撃を貫徹していくためなのである。
 それだけではない。この公務員制度改革は「戦後レジームからの脱却の中核」と位置づけられている。「アメリカとともに戦争をやれる国」へと日本帝国主義国家を飛躍させようとしている安倍政権は、そのためにこそ、強権的=軍事的支配体制のいっそうの強化を狙って中央・地方の行政諸組織を大改編していこうとしているのである。
 憲法改悪の策謀とも直接に結びつけて強行されようとしている公務員制度大改悪を、その一環でもある社保庁解体を、われわれは絶対に許してはならない。公務員バッシングに棹さしている「連合」内旧友愛会系労働貴族どもの闘争抑圧や敵対をはねのけ、官公労たたきに縮みあがっている自治労本部など既成指導部の裏切り的対応を弾劾しつつ、すべてのたたかう労働者は固く団結をうちかため、社保庁解体・公務員制度大改悪の一大反動攻撃を打ち砕く闘いに決起しようではないか。


(以下、各章の見出し)
T 社保庁解体を突破口に公的年金制度改悪を企む安倍政権

U 「公務員制度改革」の名による三位一体″U撃

V 「21世紀型行財政システムの構築」の名によるネオ・ファシズム支配体制強化

W 公務員制度大改悪・官公労破壊の総攻撃を断固粉砕せよ!
Top
 

   

ズサンな耐震設計にもとづく柏崎刈羽原発大事故弾劾!

泥縄式弥縫による政府・電力資本の原発・核開発を許すな!

 七月十六日に、新潟県中越沖地震が勃発した。M(マグニチュード)六・八の直下型地震に直撃された東京電力柏崎刈羽原子力発電所(沸騰水型原子炉)は、七基ある原子炉・原発施設のすべてが致命的な打撃をこうむった。原発施設が地震で損壊することによって放射性物質が海に漏れ出し(大気中にも飛散)、変圧器が炎上するという史上初めての原発大事故が惹き起こされたのだ。
 われわれは、この柏崎刈羽原発大事故を満腔の怒りをこめて弾劾する。
 M七・五の新潟地震(一九六四年)が発生した危険な地域であるにもかかわらず、このような規模の地震発生を「想定外」として無視することによって、ズサン極まりない耐震基準とデタラメな安全管理のもとに原発建設を推進し・営業運転を強行してきたのが、政府および電力資本にほかならない。まさに今回の大事故は、政府・電力資本による犯罪以外のなにものでもないのだ。

以下見出し
穴だらけの耐震・安全設計

東電の相次ぐ隠蔽と居直り

営業収益の確保に奔走する東電資本

「原発・核開発阻止!」を掲げて事故弾劾の闘いに起ちあがろう
Top
 

  

浜大樹でLCACに肉迫(7・9)


 七月九日、全学連北海道地方共闘会議と全国から結集した全学連のたたかう学生は、陸上自衛隊西部方面隊第八師団を中核とする自衛隊三軍の協同転地演習に反対し、強襲揚陸艇LCACの上陸演習を阻止する十勝・浜大樹現地闘争に勇躍決起した。

強襲揚陸艇LCACの上陸演習を許すな! 全学連が激闘
(7月9日、浜大樹)
Top