第1975号(2007年7月2日)の内容

<1面>
首都中枢に改憲阻止の火柱 6・17
<反安保>の旗高く戦闘的労学が国会・米大使館に進撃

6・17不当逮捕を弾劾する!
<4〜5面>
<戦争と窮乏化>を突破する労働運動への再生を!
中央労働者組織委員会<下>

<2面>
教育4法改悪案の参院採決弾劾!
教育労働者が国会前で奮闘
 6・19―20

全学連が労働者と連帯して決起 6・20写真へ
<6面>
数十兆円の年金の国家的詐取を弾劾せよ!
小泉―安倍式の「年金改革」の反人民性

<7面>
「逆転の夏」を旗印として「反転攻勢」を呼号する小沢民主党
<8面>
<6・20東京地裁>
「日の丸・君が代」解雇裁判の不当判決を弾劾せよ!
■トヨタ下請け企業
 ベトナム人「研修生」を超低賃金で酷使
Topics グッドウィルのもう一つの罪
<3面>
万華鏡2007――情勢の断層を読む
◆制裁破り
◆プラハの春
◆慚愧の念?
◆沈没間近
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

すべてのたたかう仲間に夏季一時金の三割カンパを訴える
日本革命的共産主義者同盟(革マル派)
「解放」最新号
 




  


首都中枢に改憲阻止の火柱 6・17

<反安保>の旗高く戦闘的労学が国会・米大使館に進撃

安倍内閣打倒をめざして闘う決意みなぎる
(6月17日、芝公園23号地)
 六月十七日、全学連のたたかう学生と反戦青年委員会に結集する戦闘的・革命的労働者は、「憲法改悪阻止! 日米新軍事同盟の強化反対!」を掲げ、アメリカ大使館、国会・首相官邸にたいするデモンストレーションに決起した。
 米―中露の軍事的・政治的角逐がますます激化するいま、安倍政権は、ブッシュへの誓約にもとづき日米新軍事同盟の強化と憲法の改定に拍車をかけている。安倍の自民党は、年金納付記録の不明・年金不払いへの労働者・人民の不信と反発にさらされガタガタになりながらも、この窮地の突破をもかけて「二〇一〇年の国会で憲法改正案の発議をめざす」ことを参院選の選挙公約として傲然とぶちあげた。
 だがこのときに、腹の内では「改憲翼賛・安保同盟強化支持」の意志を固めている「連合」指導部、および「反安保」なき「九条改悪反対の一点での共同」を提唱しつつ参院選にむけてのカンパニアに埋没している日共中央による抑圧と歪曲のもとで、改憲反対の運動は総じて沈滞を余儀なくされている。
 こうした反対運動の危機を突き破ることをめざして、たたかう労学は、首都中枢を席巻するデモをたたかいぬいた。日本の労働者・人民の最先頭において、安倍政権による改憲総攻撃を打ち砕く闘いの行く手を鮮明に指し示したのである。同日、北海道、東海、関西で決起した労働者・学生と固く連帯しつつ。
 警察権力は、このわが労学の闘いに憎悪をたぎらせ、全学連の学生二名を不当にも逮捕した。安倍政権は、わが労学の闘いを「戦争をやれる国」づくりにとっての決定的な障害物とみなし、階級的憎悪をたぎらせて弾圧の刃を振りおろしたのだ。
 この警察権力によるファシズム的弾圧を、わがたたかう労働者・学生は満腔の怒りをこめて弾劾し、戦闘的デモンストレーションを断固たたかいぬいた。
 すべての労働者・学生諸君! 警察権力による全学連の学生二名の不当逮捕を弾劾せよ! 6・17闘争の切り開いた地平にふまえ、改憲阻止・日米新軍事同盟の強化反対・ネオファシズム反動化阻止の闘いの怒濤の前進をかちとれ!

(以下、見出し)
弾圧に抗して戦闘的デモ

改憲総攻撃を打ち砕く決意固める―総決起集会

反対運動の危機を突き破り改憲阻止・反安保の闘いを創造

ファシズムの嵐に抗し安倍内閣打倒めざして闘おう!
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6・17不当逮捕を弾劾する!

公務執行妨害をでっちあげ二名の学生を逮捕

 六月十七日の首都における反戦反安保・労学統一行動――このデモの過程において、憎むべき警察権力は、不当にも全学連の二名の学生を公務執行妨害で逮捕した。
 午後三時すぎ、デモの第一梯団の全学連の部隊が、国会議事堂と目と鼻の先の「霞ヶ関一丁目」交差点にさしかかった。デモ隊はスクラムを組み直し、前進しようとした。まさにその時、十数人の機動隊員が全学連のデモ隊の先頭部隊に突如としていっせいに襲いかかり、最前列の学生たちを引き倒そうとした。たたかう学生たちは、スクラムを固く組んでこの機動隊に立ち向かった。狂乱化した機動隊員どもは、学生に襲いかかり、指揮棒で学生のヘルメットを滅多打ちにしたり、ヘッドロックをかけたり、殴ったり、衣服を引きちぎったりした。そしてこれに抗議した学生を、彼ら警察権力は公務執行妨害などという容疑をでっちあげて逮捕した。さらにこの過程でもう一人の学生をも、公務執行妨害をでっちあげて逮捕し去ったのだ。

解放社などへの不当な捜索――6・20〜21

 この逮捕を口実として、警察権力は、六月二十日に東京都新宿区内および東京都町田市内の二ヵ所のマンションを不当にも家宅捜索した(警察権力は、町田市内のマンションを「学生の立ち寄り先」などとでっちあげて捜索し、某テレビ局をも動員して「革マル派の非公然活動の全容解明へ」などと喧伝させたのであった)。
 さらに警察権力は、翌二十一日には、解放社本社などへの不当捜索を強行した。ここでもまた警察権力はマスコミを大々的に動員した。そして機動隊を十一台もの大型バスに満載して大量動員し、捜索を仰々しく演出したのである。

「戦争をやれる国」づくりのための治安弾圧を許すな

 機動隊が突如として挑発的にデモ隊に襲いかかり、暴行を加え、これに抗議した学生を「公務執行妨害」とみなして相ついで不当逮捕する――このあまりにも露骨な6・17の不当逮捕は、このかんの国民投票法制定阻止闘争を最先頭で牽引してきたわが革命的左翼にたいする、安倍政権の憎悪に満ちた弾圧にほかならない。
 今回の弾圧は警察権力が虎視眈々と狙いかつ仕掛けたものであること――それはすでに触れたように、警察権力の捜索およびマスコミを動員してのその宣伝の異常さのなかに露呈している。
 それだけではない。かの二〇〇五年五月三日の憲法記念日における全学連の街頭情宣部隊への右翼の襲撃事件(現在、裁判中)以来、全学連・反戦青年委の大衆運動にたいしては、右翼どもがつねに必ず大挙して妨害をおこなってきた(右翼どもは警察権力に庇護されながら、デモ隊の行く先々の路地に待ち構えて「アカ撲滅!」「テロリスト革マル撲滅!」などと叫ぶのである)。ところが、この日6・17に限って、わずか数団体の右翼車両五台がデモ隊を遠巻きにしていただけであった。このことは何を意味しているのか? 明らかにこの日は、右翼を活用するのではなく、警察権力じしんが前面に出て、デモを弾圧することを企てていたのだ。
 こんにち安倍ボンクラ政権は、まさに断末魔の様相を呈している。ブッシュ帝国の唯一の「隷属国」として彼らとの心中の道をひた走っていることにたいする非難の高まりに加えて、いまや安倍政権は、年金納付記録の不明・不払い=年金保険料の国家的詐取にたいする労働者・人民の怒りと不信に包まれている。この絶体絶命の窮地の突破をかけて、改憲に向かって遮二無二猪突猛進しようとしているのが、万策尽きた無能な安倍なのだ。
 この安倍政権はこんにち、「現行憲法のもとでも集団的自衛権の行使は可能である」という政府見解をうちだそうとしている。いまや安倍政権は、まさに「戦争をやれる国」への飛躍を現実になしとげんとしているのであり、この「戦争をやれる国」にふさわしい国家総動員体制づくりを急いでいる。まさにそのために一切の反対運動を根絶やしにすることを狙っているのであって、かの自衛隊による反戦・非戦の活動への諜報活動にもそれは示されている。
 危機の乗りきりの一切を改憲に託すこうした日本版ネオコン=安倍政権にとって最大の桎梏は、いうまでもなくわが革命的左翼の存在でありその闘争にほかならない。まさにこのゆえに、国家権力は六月十七日、わが隊列に襲いかかったのである。この権力による不当逮捕=デモ弾圧は、「公の秩序の維持」の名において基本的人権を制限し、思想・信条の自由、言論の自由、集会・結社の自由を奪い去っていく改悪憲法の内容の一端を、まさに先取りするものであり、現代における治安維持法型の弾圧にほかならない。
 われわれは、こうした安倍政権・警察権力による「戦争をやれる国づくり」を目的とした新たな弾圧を弾劾し、不当逮捕された二名の学生を直ちに奪還するのでなければならない。そして参院選カンパニアに埋没する日共を弾劾し、かつ「反安保」を投げ捨てたインチキ護憲運動をのりこえ、われわれは不退転の決意をもって憲法改悪阻止・反戦反安保の闘いの高揚をきりひらいてゆくのでなければならない。
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<戦争と窮乏化>を突破する労働運動への再生を!〈下〉
 
07春闘の敗北をのりこえネオ産報運動を打ち破れ

中央労働者組織委員会

V 日本労働運動破滅の根源

W ネオ・ファシズム大反動に抗して労働運動の戦闘的再生をかちとれ


目 次
T 「戦争をやれる国」づくりへの加担
U 格差拡大=<絶対的窮乏化>促進の補完

  (第一九七四号)
V 日本労働運動破滅の根源
W ネオ・ファシズム大反動に抗して労働運動の戦闘的再生をかちとれ

  (本号)
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教育4法改悪案の参院採決弾劾!

教育労働者が国会前で奮闘

6・19―20

 六月二十日、安倍政権・与党はついに、参院本会議において教育関連四法改悪案をイラク支援特措法改定案とともに強行採決し、可決・成立させた。「愛国心」教育の制度化とエリート育成のための能力主義教育の徹底化を核心的目的としたこの反動攻撃をうち砕くために、革命的・戦闘的労働者は、既成教組指導部の裏切りに抗して、下から反対の闘いを創造してきた。この闘いに触発され鼓舞されて全国から国会前に結集した良心的組合員たちは、たたかう労働者とともに満腔の怒りを込めて「強行採決弾劾」のシュプレヒコールを政府・自民党にたいしてたたきつけたのだ。これと連帯して全学連は、闘いの戦闘的高揚のために全力で奮闘したのである。

(以下、見出し)
戦闘的・良心的組合員が怒りの拳

安倍式「教育改革」を尻押しする日教組本部を弾劾

全教本部の選挙カンパニアへの埋没をのりこえ闘う
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数十兆円の年金の国家的詐取を弾劾せよ!

小泉―安倍式の「年金改革」の反人民性

 安倍ボンクラ政権はいま、政権倒壊の危機の泥沼にのたうちまわっている。自民党政府・社保庁官僚どもが一九九七年以来隠蔽に隠蔽を重ねてきた何十兆円もの年金未払い問題が明るみに出されて以降、年金保険料のよりいっそうの収奪の強化に苦しんできた労働者・勤労人民の安倍政権にたいする不信と怒りはとどまるところを知らない。「構造改革」諸施策の一環として「年金制度改革」をおしすすめてきた小泉―安倍の両政権。彼らが喧伝してきた「百年安心」という謳い文句が、勤労人民からの収奪を強化するためにでっちあげられたまったくの嘘八百であることが満天下にさらけだされたのだ。
 参議院選挙を目前に控えて、絶体絶命の危機に立たされている安倍政権は、労働者・人民の怒りをなんとか鎮静化するための時間稼ぎとして、国会の会期を十二日間延長し参議院選挙を七月二十九日におこなうことを決定した。そして、その時間的猶予のうちに「社保庁解体=民営化法案」だとか「年金時効撤廃特例法案」だとかを強行採決し、もっておのれの責任にふたをしようとしている。
 われわれはこの逃げ切り策動を許すことなく、独占ブルジョアジーの意をうけて安倍政権がおしすすめてきている新自由主義的な「年金制度改革」なるものの反人民性・ネオファシズム的本質を、いまこそ徹底的に暴きださなければならない。究途末路の安倍ネオ・ファシスト政権の打倒をめざして全力を傾注せよ。

(以下、各章の見出し)
A 自民党政権による巨額の年金詐取の実態

B いっさいの責任は小泉―安倍政権にある

C 「年金制度改革」のネオファシズム的本質の露頭
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「逆転の夏」を旗印として「反転攻勢」を呼号する小沢民主党

 五〇〇〇万件以上にも上る年金保険料記録消失の発覚と安倍政権の泥縄的な対応にたいする労働者・人民の不信感が一気に高まり、安倍内閣の支持率は三〇%にまで急転落している。この安倍政権倒壊の危機にたいして、小沢民主党は、この機を参院での「与野党逆転」の絶好のチャンスととらえ、「生活が第一」をキャッチフレーズとしての反自民の反転攻勢にうってでている。
 窮地に立たされた安倍政権・自民党は、数十兆円にもおよぶ年金納付記録の不明・不払いという、まごうかたなき国家的詐取にたいする労働者・勤労人民の怒りをかわすという思惑から、国会会期の延長と参院選投票日の一週間延期という措置にうってでた。学校が夏休みに入った七月二十九日なら投票率が落ちるだろう、そうなれば与党は創価学会の組織票をもって大敗を回避できる≠ニいうド汚い計算を働かせているのが安倍政権・与党なのである。しかも、この政権は、延長国会において、通常の会期内では廃案やむなしと判断していた国家公務員法改定案や社保庁解体法案などの反動諸法案を強引に可決・成立させることをも策しているのだ。なんたる傲岸!
 それだけではない。安倍政権は、「年金問題を政争の具にするな」などとキンキン声をはりあげた。その舌の根も乾かぬうちに、「労働組合=自治労の社保庁支配が不祥事の原因」(自民党幹事長・中川秀直)などと、労働組合(員)に責任を転嫁するデマをふりまいている。これこそ、政府の責任を回避するためのフレームアップそのものではないか。
 まさに今、安倍政権は政権倒壊の危機に瀕しながらも、傲然と開き直り、改憲総攻撃を労働者・人民の頭上にふりおろしている。これが許されているのは、ひとえに、既成反対運動指導部が「鉄の六角錐」のもとにあみこまれているからなのだ。見よ、「連合」指導部は、労働組合として改憲反対の闘いにとりくむことを抑えこむことに血眼となり、自治労執行部も政府・自民党による労組バッシングに首をすくめているだけではないか。
 年金給付の不払いに怒る多くの労働者・人民が「年金問題」の解決を「反自民」をおしだす民主党に託すかのような風潮がたまさか生みだされている。このことに胸をなでおろし、今日版大政翼賛会の一方の極である民主党の参院選での伸長に期待しているにすぎないのが「連合」労働貴族どもなのである。こうした既成指導部の腐敗に決定された日本階級闘争の危機を根底から突破するために、われわれは、ネオ国家主義者たる小沢一郎の率いる民主党の年金問題や憲法問題にかんする代案の極反動性を徹底的に暴露していかなければならない。

以下、見出し

「生活が第一」の国づくりを謳う小沢マニフェスト

「年金改革」代案の欺瞞

対米自立≠フ旗幟を鮮明にした安保・外交政策

「民主党支持」を強要する「連合」高木指導部を許すな
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全学連が労働者と連帯して決起 6・20


 六月二十日、全学連のたたかう学生たちは、安倍政府・与党が強行しようとしていた参院本会議におけるイラク特措法の改定(二年間の派兵期限延長)と、教育関連四法の改悪を絶対に阻止するために、国会前闘争に勇躍決起した。

既成指導部のイラク反戦闘争放棄を弾劾して闘う全学連(6・20 国会前)

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