第1971号(2007年6月4日)の内容
<1面>
改憲阻止・反戦反安保の爆発を!
日米新軍事同盟の強化反対! 集団的自衛権行使の合憲化反対!
安倍ガタガタ内閣打倒をめざし6・17労学統一行動に総決起せよ
<4〜5面>
変質と混迷を深める「社会主義」キューバ
<2面>
「米軍再編特措法制定阻止!」
全学連、国会前闘争を貫徹(5・23)(写真へ)
「国民投票法案の参院採決阻止!」
東海の労学が戦闘的デモ(5・13)(写真へ)
自民党大阪府連に抗議(5・14)(写真へ)
<3面>
嘉手納基地を労学の怒りで包囲
5・11−12平和行進(写真へ)/5・13包囲行動(写真へ)
沖縄平和運動センター集会で奮闘(5・15)
<6面>
出版取次独占体の「SCM改革」
Topics 民営郵政各社の「事業計画案」
◆週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
<7面>
吉川さんの苦闘に学ぶ
富山県警がひき起こしたえん罪事件
全道メーデーに戦闘的息吹(5・1)
<8面>
万華鏡2007――情勢の断層を読む
◇撤退前夜
◇MOP
◇買え買え詐欺
■『新世紀』最新号(第229号)紹介
すべてのたたかう仲間に夏季一時金の三割カンパを訴える
「解放」 最新号
改憲阻止・反戦反安保の爆発を! 日米新軍事同盟の強化反対! 集団的自衛権行使の合憲化反対! 安倍ガタガタ内閣打倒をめざし6・17労学統一行動に総決起せよ
もともと「憲法改正」を党是としている民主党と、この民主党を支え腹の内では改憲を支持している高木ら労働貴族に率いられた「連合」の指導部は国民投票法制定の策動にたいしては「慎重審議」を対置しただけであり、与党の採決強行を黙認した。また、自治労・日教組をはじめとした旧総評系の諸労組の指導部と、これらを中軸とした平和フォーラムの指導部は、国民投票法制定に反対する闘いを文字どおりいっさい放棄し、その成立をやすやすと許したのだ。われわれが国民投票法の制定を許してしまった既成指導部の腐敗した対応をのりこえる力をただちに創造しないならば、労働者・人民は<米―中露>新対決下での戦乱の危機と暗黒支配そして絶対的窮乏化へとつき落とされかねないのだ。<憲法改悪阻止・日米新軍事同盟強化反対・ネオファシズム的反動化阻止!>を掲げ、今こそ労働者・人民の力を総結集してたたかおうではないか! 見出し 憲法改悪総攻撃に突進する日本版ネオコン政権 〈米日―中露新対決〉下での戦乱的危機の高まり 改憲の濁流に呑み込まれる既成指導部の腐敗を弾劾し改憲阻止の闘いを構築せよ われわれは、<憲法改悪阻止>を第一の任務としてたたかうのでなければならない。安倍政権がブッシュの下命をうけて制定しようとしている新憲法は、現行憲法第九条二項を破棄し、「自衛軍の保持」を明記し、もって交戦権の復活を果たすことを核心的目的とするものである。そして、侵略戦争遂行にむけた国家総動員体制を構築するために「公の秩序」の名のもとに基本的人権を制限することを公然ともりこんだものなのだ。こうした安倍政権の憲法改悪の極反動性を断固暴きだし、その粉砕のために全力をあげよう! 集団的自衛権の「合憲」化に反対しよう! 第二の任務として、われわれは、以下のスローガンを掲げて反戦反安保闘争の高揚をかちとるのでなければならない。日米新軍事同盟を対中・対露の攻守同盟として強化するための一切の諸攻撃を許すな! MDシステムの日米共同開発・日本および中欧諸国への配備に反対しよう! 在日米軍の再編強化と日米両軍の一体化を許すな! 中国・胡錦濤政権とロシア・プーチン政権による対米対抗的な核軍事力の増強と宇宙軍拡反対! 反米・反占領の闘いに決起しているイラク人民をはじめとした闘う人民と連帯して反戦闘争を全世界におし広げるためにたたかおう! アメリカ帝国主義の暴虐に抗して決起している各国人民の闘いを「反米包囲網」づくりという国家的利害に従属させる中国・ロシアの権力者の犯罪性を暴きだしてたたかおう! 第三の任務として、「戦争をやれる国」をつくりだすための一切のネオ・ファシズム的反動諸攻撃をうち砕こう! 愛国心教育と能力主義教育をおしすすめる教育制度を構築するための教育四法の改悪反対! <絶対的窮乏化>につきおとした労働者・人民をさらに搾りあげ、労働者の抵抗の拠点たる労働組合そのものを最後的に壊滅することを狙った労働諸法制の大改悪を許すな! 公務員人員削減と自治労破壊を実現するための社会保険庁改革法案の成立を許すな! これら反動諸攻撃をうち砕く闘いを<ネオ・ファシズム反動化阻止>の方向性を鮮明にしてたたかおう。 すべての労働者・学生は、これらを一体的な任務としてたたかいぬき、日本型ネオ・ファシズム体制の強化に反対する闘いの戦列をうちかためるのでなければならない。もってガタガタ安倍政権の打倒をめざしてたたかおう! 6・17労学統一行動の爆発をかちとれ! |
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変質と混迷を深める「社会主義」キューバ ラテンアメリカにおける反米・嫌米政権成立の奔流は止まらない。ニカラグアにおけるサンディニスタ・オルテガの大統領返り咲きにつづいて、エクアドルにおいても「反新自由主義」を高唱するコレアが大統領の座を獲得した。一九八〇年代後半以降に、とりわけ九〇年代に、アメリカ帝国主義が国際通貨基金(IMF)および世界銀行を楯にして中南米諸国に強権的におしつけてきた新自由主義的「構造改革」という名のアメリカ型社会経済システムの移植は、新植民地主義的支配・収奪の強化をもたらし、貧窮を強いられた労働者・農民たちの怨嗟(えんさ)は積もり積もってきた。ヤンキー帝国主義にたいする民衆のこの怒りこそが、一九九九年のベネズエラにおけるチャベス政権誕生を嚆矢(こうし)とする反米・嫌米政権の連続的成立を、そしてアメリカ帝国主義からの自立とラテンアメリカの統合をめざすうねりを、根底において規定している動力となっているのである。 こうしたうねりを牽引しているチャベスが「赤く輝く星」と称讃してやまない人物、それがキューバ国家評議会議長フィデル・カストロである。 スターリン主義ソ連邦(圏)の無残な自己崩壊にもかかわらず、アメリカ帝国主義のまさに目と鼻の先に位置する小さな島国の「社会主義国家」キューバは倒壊しなかった。ヤンキー帝国主義の強圧に屈することなくこの国家を防衛しぬいてきたカストロは、ブッシュ政権が「圧制の砦」と名指ししたにもかかわらず、いや、それゆえになおのこと、反米の闘いを高揚させているラテンアメリカ諸国の労働者・人民のうちに、また反米・嫌米の国家権力者たちのうちにも、高い政治的・イデオロギー的権威を獲得している。病に倒れ一年近くにわたって公の場に登場することができないでいるにもかかわらず、カストロのこの権威はいささかも揺るぎはしない。 ソ連邦の自己崩壊から十五年余をへた今日のキューバ「社会主義」の特質とそのもつ意味は何か。これを明らかにすることは、アメリカ帝国主義の新植民地主義に抗してたたかいつづけているラテンアメリカの労働者・人民とも連帯しつつ、<米―中露新対決>のもとで戦争と暗黒支配の危機に覆われているこの二十一世紀世界を根底的にくつがえすために日本の地でたたかっているわれわれの責務のひとつである。 (以下、各章の見出し) T ラテンアメリカの輝ける星=i?) U カストロ式生き残り策 V 「資本主義の悪徳」との闘い W 破産したスターリン主義への省察の放棄 X マルティ主義への回帰 |
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最新号紹介 新世紀 The Communist 第229号 2007年7月 改憲・日米新軍事同盟強化阻止の戦列を再構築するために <米―中露新対決>下の戦乱の危機を浮き彫りに 極反動安倍政権が改憲のための国民投票法を可決・成立させ、日本階級闘争は屈辱的な敗北を喫した。これはひとえに、既成反対運動指導部の腐敗のゆえである。戦列を再構築し改憲阻止闘争の一大高揚をかちとるために、われわれはいま・ここで、奮闘するのでなければならない。その一助として、ここに『新世紀』第二二九号を贈る。 巻頭特集「安倍政権の改憲総攻撃を打ち砕け」は、今後の闘いの武器とすべき内容を満載している。「憲法改悪=国民投票法制定を阻止せよ」(無署名)と「ネオ・ファシズム反動化阻止の旗高く反戦反安保闘争の大爆発を!」(中央学生組織委員会)の二論文が提起している核心は、以下の諸点である。 第一に、中・露を主敵として日本をアメリカとともに「戦争をやれる国」に飛躍させるという、改憲の中心眼目を的確に分析したことである。「一超」世界支配の崩落をつきつけられたブッシュ帝国は、対米挑戦にうって出た中・露を封じこめるために、米日新軍事同盟の強化に最後の望みを託して安倍政権に改憲を迫っている。この要請に全面的に応えて改憲・安保同盟強化に突進するのみならず、「自由と繁栄の弧の形成」なる外交理念を掲げ、日本の外交政策をブッシュ戦略に完全に従属させることを誓約したのが安倍政権なのだ。 第二に、<米―中露新対決>下の世界が冷戦的熱戦≠フ様相を呈していることの深刻な意味を明らかにしたことである。いまや中東と東アジアばかりか、中欧・東欧地域までもが米―中露角逐の前線≠ニなり、地域紛争が世界的戦乱に発展しかねない危機が到来しているのだ。 第三に、日本の反対運動の破滅というべき惨状をいかにのりこえてたたかうべきかの指針を解明したことである。徴兵制賛成論者の高木剛に率いられた「連合」指導部は、そもそも改憲反対ではなく、小沢の民主党を支持し援護する観点から改憲手続き法たる国民投票法の改善≠フための協議を与野党に要求していたにすぎない。他方の日共指導部は、「改憲反対」を唱えてはいるものの、その内実は「反安保」ぬきに「九条守れの一点での共同」を呼びかけるものでしかない。日米軍事同盟を対中・対露の攻守同盟たらしめるためにこそ安倍政権が、日本をアメリカとともに「戦争をやれる国」へと飛躍させることを核心的目的として、憲法を改悪することを策しているときに、安保同盟の強化に反対しない「護憲」方針を提起することの犯罪性は明らかなのだ。 以上の三点を鮮明に提起し、改憲阻止の闘いを日米新軍事同盟の現実的強化に反対する闘いと一体的に推進すべきことを、そして<反ネオ・ファシズム>の階級的戦列を強化すべきことを、巻頭の二論文は力強く訴えている。 特集の第三論文「ペテンと虚構の『美しい国』」(黒伏洋道)は、日本版ネオコン政権と呼ぶべき特個性を、安倍その人のイデオロギーに踏みこんで剔りだしている。小泉とは異なって天皇制礼讃論者でありながら、ブッシュ帝国に尻尾を振るこの男の「思想」。その浅薄さと俗物的反動性が、理論的にも完膚なきまでに批判されている。 第二特集「<米―中露新対決>下の戦乱の危機」は、改憲攻撃の国際的背景の諸側面を分析した諸論文からなる。「ブッシュ帝国の落日」(梅林芳樹)は、今次大統領一般教書演説の意味を「対テロ戦争」完敗宣言と喝破し、ブッシュも自認するにいたった「一超」支配の崩落が、なぜ、いかにもたらされたのかを論じ尽くしている。対イラク戦争にかけた石油資源制覇の夢が破れたブッシュ帝国のエネルギー政策の転換に焦点を絞り、この転換じたいが幻夢であり新たな害毒をまきちらすものであることを明らかにしたのが、「石油資源『一超』制覇の挫折」(浦上深作)である。 「プーチン・ロシアの大逆襲」(石垣次郎)は、宇宙空間の「一超」支配に共同して挑戦するまでに中国・胡錦濤政権との同盟的結束を深めたプーチン政権が、いよいよ旧ソ連邦の版図回復をもめざして開始した大逆襲について、的確に分析している。「中欧諸国を覆う転向スターリニストの闇」(枝折進)は、このロシア封じこめの尖兵の役割をブッシュ帝国から授けられた中欧諸国を対象にし、この国々を変質に導いた転向スターリニストの犯罪をイデオロギー的根拠とともに剔りだした論文だ。 「<米中新対決>下で揺らぐ盧武鉉の韓国」(中郷登志男)をふくめた第二特集の五論文によって、現代世界における戦乱の危機の深刻さが、したがって安倍政権の極反動攻撃の必然性とその意味が浮き彫りにされるであろう。 本号にはさらに、「ブクロ版インチキ・サンジカリズム」(朝日奈将司)を掲載した。組織が国家権力のスパイの巣窟であったことを、書記長の名において自己暴露した残存ブクロ=中野一派。既成労働運動の寄生物≠ヨの転態を願望する彼らがもちだした「労組=革命の主体」なるエセ理論を、木端微塵に粉砕した止どめの巨弾だ。イラク人民・中洋ムスリム人民に大きな反響を呼んだのが、「イラク人民は今こそ結束し、反米反占領闘争の最後的勝利にむかって前進せよ」というわが同盟の国際的呼びかけである(英文も掲載)。 本号を十全に活用して、闘いの戦列をいっそう強化しよう! |
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すべてのたたかう仲間に夏季一時金の三割カンパを訴える 日本革命的共産主義者同盟(革マル派) 改憲のための国民投票法制定を強行した日本版ネオコン安倍政権は、改憲をさえ待たずに「集団的自衛権の行使」の現憲法下での合憲解釈を今秋にもうちだそうとしている。これをもステップとして彼らは、改憲の任期内達成をめざして突進している。日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての現実的強化を要求するブッシュ政権に応えて、アメリカとともに「戦争をやれる国」として日本国家を飛躍させようとしているのだ。 これにたいして、「連合」労働貴族どもは、労働者たちの改憲反対の声をおし潰すことに狂奔している。改憲翼賛勢力としての本性を露わにしているのだ。また、日共中央とこれに盲従する「全労連」指導部は、「九条改悪反対の一点での共同」を掲げて「保守層との共同」を自己目的化しているがゆえに、「反安保」を完全に投げ捨てている。 既成指導部のこの腐敗のゆえにもたらされている日本階級闘争の危機を根底から突破するために、いまこそ奮闘しようではないか。憲法改悪阻止・反戦反安保闘争を断固として推進しよう。 同志諸君! たたかう労働者・市民のみなさん! 改憲を頂点とする「戦後レジーム」の最後的破壊に突進する安倍政権は、独占資本家どもの要求をも受けつつ、「労働ビッグバン」と称する労働諸法制の大改悪攻撃をもかけてきている。こうした政府の政策に支えられつつ、独占資本家どもは、リストラ諸施策の強行を基礎にした「高付加価値生産への特化」を追求し、空前の増益をむさぼっているのであり、この裏面で労働者・勤労大衆は、超低賃金の非正規雇用労働者を中心に、日々の生活諸手段の確保にも事欠く生活苦と苛酷な疎外労働に叩きこまれている。 だが、産業資本主義時代の<古典的貧困>への先祖がえりのごときこうした事態の現出をつきつけられてもなお、「連合」労働貴族どもは、産業・企業の「競争力の強化」のための「賃金改善」要求を掲げ、独占資本家どもの経営・労務施策への積極的協力を労働者に強要しているのだ。 まさしくこの<日本労働運動の破滅>の危機を突破するために、われわれは全力でたたかうのでなければならない。「超格差社会」というかたちにおいて階級矛盾が直接的に露出しているいまこそ、労働者の階級的覚醒と組織的団結をつくりだすために奮闘しよう。 同志諸君! たたかう労働者・市民のみなさん! 九十年前にレーニンとボリシェビキがロシアの地において現実的に切り拓いた労働者階級解放の闘いをいまこそ甦らせ<戦争と暗黒支配>を覆すために、わが反スターリン主義運動の飛躍とインターナショナルな前進をかちとろう! そのためにわれわれは、ソ連邦崩壊以後の転向スターリン主義者どもの腐敗をあばきだし弾劾してたたかうのでなければならない。 これらの闘いを財政的に支えるために、すべてのみなさんが夏季一時金の三割カンパを寄せられんことを心から訴えます。 二〇〇七年六月 <送り先> 東京都新宿区早稲田鶴巻町五二五―三 吉田正雄 (振替・〇〇一七〇―四―一四四一一五) |
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「米軍再編特措法制定阻止!」 全学連、国会前闘争を貫徹(5・23) |
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全学連のたたかう学生は五月二十三日、安倍政府・与党による米軍再編推進特措法の参議院本会議での採決を断固として阻止するために、国会前闘争に唯一起ちあがった。 | |
国会前で怒りのシュプレヒコール (5月23日) |
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「国民投票法案の参院採決阻止!」 東海の労学が戦闘的デモ(5・13) 自民党大阪府連に抗議(5・14) |
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五月十三日に、全学連東海地方共闘会議のたたかう学生と名古屋地区反戦に結集する革命的・戦闘的労働者は、「国民投票法の参院採決阻止!日米新軍事同盟の強化反対!」を掲げて、労学統一行動に決起した。 | |
「改憲阻止!」の意気高く戦闘的デモ (5月13日、名古屋) |
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五月十四日に安倍政権・与党は、参院本会議において国民投票法案の採決を強行した。この暴挙にたいする怒りに燃えて、全学連関西共闘のたたかう学生たちは抗議の闘いにただちに起ちあがった。 | |
府連自民党員に向かって弾劾の拳 (5月14日) |
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嘉手納基地を労学の怒りで包囲 5・11−12平和行進 5・13包囲行動 |
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五月十二日、平和行進をしめくくるかたちで、北谷球場前広場で「5・15平和とくらしを守る県民大会」が約三〇〇〇名の労働者・学生・市民の結集のもとで開催された。 | |
「反安保でたたかおう!」のヤジが県民大会会場に響く (5・12 北谷球場前広場) |
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約一六〇〇名もの労働者・市民とともに西コースの平和行進団に参加した学生たちは米軍嘉手納基地から北谷町キャンプ桑江にいたる国道五八号線を約一五キロにわたって力強く行進し、「改憲=国民投票法制定阻止! 日米新軍事同盟の強化反対!」の怒りのシュプレヒコールを米日両権力者にたいしてたたきつけた。 | |
右翼の挑発を一蹴し意気高くデモで進む労学 (5・12) |
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十三日には、社民党や共産党・民主党・「連合沖縄」などが参加する実行委員会の主催でおこなわれた嘉手納基地包囲行動に、一万五〇〇〇人の労働者・学生・市民が起ちあがった。たたかう学生たちは、広大な嘉手納基地の周囲をとり囲んだ労働者・市民とともにこの行動を戦闘的に高揚させるために全力でたたかいぬいた。 | |
嘉手納基地を包囲する全学連の学生たち (5・13) |
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