第1965号(2007年4月23日)の内容
<1面>
安倍訪米・日米首脳会談を粉砕せよ
憲法改悪=国民投票法制定阻止!
日共中央の選挙カンパニアへの歪曲をのりこえ闘おう
<4〜5面>
戦争をやれる国づくりのための教育制度の創出を許すな
教育労働者委員会
<2面>
国民投票法案衆院採決に反撃
全学連が国会前で連日奮闘(4・12―13)(写真へ)
「慎重審議」要求への歪曲に怒り――4・12日比谷野音集会(写真へ)
<6面>
「職場カイゼン」を掲げたトヨタ労働貴族の「春討」弾劾
Topics 「全労連」のよりましな国民投票法
<7面>
JAM本部の欺瞞的「賃金改善」=超低額妥結弾劾
<8面>
文章表現につらぬく哲学
――同志黒田から教わったこと
<3面>
万華鏡2007――情勢の断層を読む
◆二枚舌×2
◆油上の楼閣
◆査察拒否
イラクの大地を揺るがす大デモ
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」 最新号
安倍訪米・日米首脳会談を粉砕せよ 憲法改悪=国民投票法制定阻止! 日共中央の選挙カンパニアへの歪曲をのりこえ闘おう
まさに今、安倍ネオ・ファシスト政権は、日米新軍事同盟の飛躍的な強化とこれにみあう内容のものに憲法を改悪する一大攻撃に突進し、「愛国心」教育の制度化を主眼とする教育の反動的再編や労組破壊などの日本型ネオ・ファシズム支配体制を打ち固めるための極反動攻撃を一気呵成にふりおろしている。この時に、既成指導部翼下の反対運動は危機を深めている。高木ひきいる「連合」指導部は、改憲や日米軍事同盟強化に反対する闘いにいっさいとりくまないどころか、傘下諸労組のとりくみを徹底的に抑圧するかたちで安倍政権の反動諸攻撃を補完している。日共中央・不破=志位指導部はといえば、もっぱら国民投票法与党修正案の「非公正さ」をあげつらい、参議院での「徹底審議」を要求しているにすぎない。目前に迫った参院選での惨敗をなんとしても回避することにのみ腐心し、改憲反対の闘いを集票のためのカンパニアに解消し歪めているのが、ブルジョア政党の第五列と化したこの転向スターリニスト党なのである。 こうした既成反対運動の腐敗と惨状をのりこえ、安倍政権の極反動攻撃を粉砕する闘いを、すべてのたたかう労働者・学生は決意も新たに創造し、その爆発をかちとろうではないか。憲法改悪反対=国民投票法制定阻止の闘いを<日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化反対! ネオ・ファシズム的反動化阻止!>の革命的方向性を明らかにしつつ、日本版ネオコン・安倍政権の打倒めざしてたたかおう。安倍訪米阻止・日米首脳会談粉砕に起て! 首都圏の仲間は4・29国会・アメリカ大使館包囲の労学統一行動に総決起せよ! 以下、見出し 国民投票法案の衆院採決強行に打ってでた政府・自民党 日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化への突進 「一超」支配の崩落にあえぐブッシュ帝国の危機突破策 反戦反安保・ネオファシズム反動化阻止の戦列を構築せよ |
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戦争をやれる国づくりのための教育制度の創出を許すな 教育四法改悪・全国学力テスト実施を阻止せよ 教育労働者委員会 T「教育再生」の名による教育再編・教組破壊攻撃 A 愛国心教育の制度化のための教育四法改悪 「戦後レジームからの船出」を掲げる安倍ネオコン政権・与党は、その中心環たる憲法改定をなんとしてもなしとげるために、改憲手続き法案たる国民投票法の衆議院採決を四月十三日に強行した。同時に、教育の憲法≠スる教育基本法の改悪にふまえて教育再生会議がうちだした「第一次報告」(一月二十四日発表、註1)にもとづいて、安倍政権は、愛国心教育の制度化と能力主義教育の徹底化をはかるために、教育内容の刷新や教員のつくりかえ、学校管理体制の構築や国家統制の強化の諸策動を一気に貫徹しようとしているのだ。中央教育審議会でのわずか一ヵ月の審議をもって教育関連四法の改定案(法案としては、@学校教育法改定案、A地方教育行政法改定案、B教育職員免許法および教育公務員特例法の一括改定案、の三法案)を、安倍政権は閣議決定し国会に提出した。今国会でその成立を図るために、特別委員会で十七日から審議を一気にすすめようとしているのだ。 中略 U教育のネオ・ファシズム的再編を阻止せよ! 中略 C 〈反戦反安保・ネオファシズム的反動化阻止〉の闘いとしてたたかおう! すべてのたたかう教育労働者諸君! 日教組本部の「現場からの教育改革」要求運動および全教本部の「国民的合意にもとづく真の教育改革」要求運動をのりこえて、われわれは教育関連四法改悪阻止・全国学力テスト実施阻止の闘いを断固として創造し推進するのでなければならない。<「愛国心」教育の制度化反対>とともに<改憲=国民投票法制定阻止>をも任務として、明確にしなければならない。<ネオ・ファシズム的反動化阻止>の革命的方向性を明確に示しつつ。 (1) われわれは、安倍政権による教育関連四法の改悪と「全国学力・学習状況調査」の実施を阻止することに総力を挙げて奮闘しなければならない。改悪された教基法にもとづく「愛国心」教育の制度化と学校管理体制を強化するための新たな職階制度の導入を許すな! 教員免許更新制度導入と「不適格教員」処分制度の整備を粉砕しよう! 教育の国家統制を強化するための教育委員会改革反対!「全国学力・学習状況調査」の実施を容認した日教組本部や個人情報保護の問題に矮小化する全教本部を弾劾し、この「調査」の実施を阻止するためにたたかおう! (2) われわれは、教育関連四法改悪反対の指針において、<憲法改悪阻止・国民投票法制定阻止>をも任務として明確にしなければならない。「教育関連三法案反対」を口にこそすれ、これと改憲阻止の任務を完全に切り離している日教組本部。「教育についての国民的合意運動」を「憲法闘争」と結びつけることを強調しながらも、その内実は「父母との共同」と称しての票田開拓運動に解消している全教指導部。これらの問題性や、それと密接不可分のそれぞれの「護憲」理念の変質(自衛隊と安保条約の是認)を断固として暴きだし、「愛国心」教育の制度化の策動が改憲=国民投票法制定の策動とまさに一体であることを明らかにしつつ、闘いの高揚をかちとっていくのでなければならない。 日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化に反対することを明確にして、改憲とそのための国民投票法の成立を阻止するために断固としてたたかおうではないか。 (3) たたかう教育労働者は、政府・自民党による日教組バッシングに屈服して大衆闘争を放棄して選挙カンパニアに埋没している森越執行部を弾劾し、「いじめ問題」や「学力テスト」問題を利用した日教組破壊攻撃に反撃せよ! 教育関連法改悪だけではなく労働諸法制改悪や国民投票法制定もまた組合組織とその運動を破壊することを目的としていることを暴きだしてたたかおう! 革命的・戦闘的教育労働者たちは、日教組本部や全教本部によって破壊されてきた組合基盤を――組合内左翼フラクションの強化を基礎としつつ――下から再構築し、労働組合そのものを戦闘的に強化・拡大しようではないか! 教育関連四法改悪反対・全国学力テスト実施阻止を目下の焦点的課題とする安倍式「教育改革」反対の闘いを<反戦反安保・ネオファシズム的反動化阻止>の方向性を明確に示しつつ、その高揚をかちとろう! 極反動・安倍ネオコン内閣の打倒をめざしてたたかおう! |
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「国民投票法案の採決強行を許すな!」 全学連が国会前で連日奮闘 |
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「委員会採決阻止!」国会に向け怒りの拳 (4月12日) |
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国会に向けて進撃する全学連 (4月13日、霞が関) |
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「慎重審議」要求への歪曲に怒り |
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4・12日比谷野音集会 | |
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