第1960号(2007年3月19日)の内容


<1面>
改憲=国民投票法制定を阻止せよ
「戦争をやれる国」への飛躍を企む安倍政権の打倒をめざして闘おう


<4面>
<米中新対決>下の盧武鉉の危機突破策

<5面>
既成労働運動の寄生物≠ヨのブクロ派再編の企て

<2面>
イラク人民は今こそ結束し、反米反占領闘争の最後的勝利にむかって前進せよ

<3面>
在日米軍基地―再編強化の実態C
沖縄―「一超」軍国主義帝国の侵略戦争の最前線基地

<6面>
Topics 安倍の「再チャレンジ支援プラン」
産業・企業への更なる奉仕を強いる基幹労連中央を許すな

<7面>
「事業発展」への献身を叫ぶNTT労組本部を弾劾せよ

<8面>
◆2・4春闘総決起集会決意表明 教育労働者/郵政労働者

週間日誌は6面に掲載


イラク人民は今こそ結束し、反米反占領闘争の最後的勝利にむかって前進せよ
米帝のイラク軍事侵略四周年に際して訴える! 〔2面


「解放」最新号
 





  


改憲=国民投票法制定を阻止せよ

「戦争をやれる国」への飛躍を企む安倍政権の打倒をめざして闘おう

 すべての労働者・学生諸君! 安倍を首班とする日本版のネオコン政権は、国民投票法をなんとしても今国会において制定するという意志を、こと改めて打ち固め表明した。五月三日(憲法記念日)までに国民投票法を国会で成立させるべく、三月中に衆院での採決を与党単独でも強行する、という決意を安倍自身が示したのだ。
 四月の統一地方選挙・七月の参議院選挙を目前にして、安倍その人は外交・内政のあらゆる分野における無為無策をさらけだしている。このゆえに自民党内では<ポスト安倍>をにらんでの権力闘争がすでに開始され激化している。こうした政権の危機に苛立ちを募らせているボンクラ安倍は、もはや破れかぶれの心境で、己れの宿願たる改憲の達成のために、メクラメッポウに猛進している。憲法第九条を破棄し「集団的自衛権」の名のもとに日本国家の「交戦権」を復活させ新憲法≠ノ明記することを核心的内容とする自民党改憲案=ブッシュ押しつけ憲法を成立させることを狙って、国民投票法の制定に突進しているのだ。
 この安倍政権にたいして小沢一郎の民主党は、すでに国民投票法案にかんしては昨秋に基本的な点での修正合意をすませたことを棚にあげて、参院選での与野党逆転≠かちとる計略から、一転して与党との法案の共同提案を拒否する姿勢を示している。この民主党の対応にたいして、政府・与党は、民主党内において小沢の対応に反発をくすぶらせている前原グループの離反を促すことをもたくらんでいるのだ。
 まさにいま日本労働者階級・人民は憲法大改悪を許すか否か、戦争と暗黒支配に屈するのか否かの、みずからの命運を決する歴史的局面を迎えている。それにもかかわらず、改憲を腹の内で支持している「連合」高木指導部はいうにおよばず、日本共産党の不破=志位指導部もまた、国民投票法制定阻止の一大闘争を職場・学園から組織してはいない。彼らは腹の底では小沢民主党の抵抗≠ノ期待を寄せつつ、参院選での与野党逆転≠ニみずからの議会政党としての存続とをかけて、選挙向け政策宣伝にうつつを抜かしているだけなのだ。
 すべての労働者・学生諸君! いまこの時こそ、既成反対運動の腐敗しきった現状を突き破って改憲阻止の火柱を噴きあげるのでなければならない。日共翼下の「反安保」を完全に放棄したインチキ「護憲」運動をのりこえて、改憲阻止闘争の大爆発をかちとれ! 国民投票法案の中央公聴会強行・衆院採決を絶対に阻止するために労働者・学生の怒りで国会を包囲する闘いに断固として起ちあがれ!

以下、見出し

ヨレヨレのブッシュ帝国による対北朝鮮政策の修正

憲法改悪への正面突破を企む安倍政権

〈ネオ・ファシズム反動化阻止〉の旗高く改憲阻止・反戦反安保の火柱を!


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<米中新対決>下における盧武鉉の危機突破策


A 「六ヵ国合意」を錦の御旗にした「繁栄政策」の推進

B 次期大統領の座をめぐるハンナラ党との抗争

C 胡錦濤中国と結束しての大国への飛躍


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既成労働運動の寄生物≠ヨのブクロ派再編の企て

インチキ・サンジカリズムのド下手な化粧 <上>

 すべての同志諸君!「党の革命」の名のもとにブクロ派残党を完全制覇した中野一派は、開き直って、ついに重大な自己暴露をするにおよんだ。いわく、ブクロ派政治局の中枢に「政治警察の接近を許し、囲い込み、相互浸透し」「党を私物化し食い物にして国家権力への投降集団、転向集団に変質させようとした目的意識的なグループ」が存在していた、と(スパイ通信こと『前進』第二二八五号、三月五日付)。
 まさしくブクロ=中核派は国家権力の走狗=スパイ集団以外のなにものでもなかった! この醜悪な正体を、中野一派はお飾り書記長%V田の名において、「自己批判」と称して破廉恥にも自己暴露したのだ。「党の革命」という名のクーデタを正当化し、「階級的労働運動路線」という名の中野一派のインチキ・サンジカリズム路線のもとにブクロ派残党をなんとかして固め直す思惑にもとづいて。
 このような「自己批判」なるものを、わが同盟は絶対に許しはしない。国家権力の走狗であった正体を自己暴露し、もってスパイ分子と手を切るかのように装うならば、わが同盟に容赦してもらえるのでは、という中野一派の甘っちょろくも淡い願望と延命策を許してやるほど、わが同盟は慈悲深くはない。反革命スパイ集団には労働者階級の怒りの鉄槌あるのみである。
 そもそも「党の革命」なるものは、わが同盟の追撃から逃(の)がれるために、血塗られた国家権力の走狗集団たるブクロ派を、既成労働運動の一角に寄生するハミダシ活動家集団の寄り合い集団に再編し純化することを狙っての、中野一派のクーデタ以外のなにものでもない。この薄汚い延命策の本質を、すでにわれわれは暴きだし、敗残ブクロ派解体の闘いを断固としておしすすめてきた。中野一派の延命策動を打ち砕き、ブクロ派残党の落ち武者集団を最後の最後まで解体しつくす闘いを、わが同盟は早急に完遂するのでなければならない。

T 「国家権力への投降集団」の自己暴露

    走狗による走狗の暴露

    「党の革命」が招いた「星雲状況」

    「諸戦線」解体の宣言


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イラク人民は今こそ結束し、反米反占領闘争の最後的勝利にむかって前進せよ

アメリカ帝国主義のイラク軍事侵略四周年に際して訴える!

 イラク戦争の開始から四年――イラクのムスリム人民は、不屈の反米闘争をつうじて、ついに、「一超」軍国主義帝国アメリカの傲岸と野蛮をむきだしにした軍事侵略・占領支配をうち砕いた。
 だが、この反米闘争の偉大な勝利にもかかわらず、いまイラクでは、占領米軍を叩きだす最後の闘争とともに宗派間(=部族間)対立もまた激化し、いまやそれは事実上の内戦に転化してしまっている。
 この事態を前にして、わが革共同革マル派は、すべてのイラク人民に訴える。ムスリム人民よ、真の敵とたたかえ! 内戦を回避し団結せよ! 今こそイスラミック・インター‐ナショナリズムにもとづく結束を固め、反米・反シオニズムの闘争を前進させよ! われわれは、反米反占領闘争の完全勝利のためにたたかうイラク・中洋人民と連帯し、アメリカ帝国主義のイラク占領反対・日米新軍事同盟強化反対の闘いを断固としてたたかうものである。

内戦への転化の危機を突破せよ

 イラク人民数十万人のいたましい犠牲をのりこえ、ムスリム人民は命を賭して推進した果敢な反米レジスタンスによって、もののみごとにブッシュ帝国の暴虐をうち砕いた。
 見よ、ブッシュ帝国の文字どおりの断末魔を! 三千を超える死者数に示される占領米軍の惨めな敗北。国連をも無視し踏みにじったブッシュ帝国につきしたがってきた「友邦同盟」諸国の、あいついでサンを乱しての逃走。そして今、ブッシュの最大の盟友ブレアのイラクからの撤兵決定と、このゆえの米英日ハーケンクロイツ同盟の瓦解……。
 こうしたイラク侵略戦争の大敗北のゆえに、ブッシュ政権与党の共和党は、先の中間選挙(二〇〇六年秋)において民主党に大敗し、ブッシュ政権はいま内外からの「米軍早期撤退」の要求の高まりに包囲されている。
 このままでは「イラクに混乱だけをもたらし米国の国際的威信を地に落とした歴代ワースト・ワンの無能な大統領」という汚名だけを残すことが必至である――まさにそれゆえにこの汚名をそそぐために、稀代の戦争狂ブッシュは、いま米軍二万二〇〇〇を増派してのイラク武装勢力の「掃討戦」という名のジェノサイド攻撃にのりだしている。
 このブッシュ帝国の悪逆無道な・だが勝算のまったくない賭けにたいして、イラクのマリキ「民族和解」政権もまた――断末魔のブッシュに「米軍早期撤退」を迫るためにではあれ――米軍とタイアップして武装勢力(その実はスンナ派武装勢力)の鎮圧作戦の実施に踏みだしている。この政権は、「フセイン独裁体制時代の終焉」を内外に宣明するために、そしてスンナ派武装勢力を力で押さえこみ自らの「治安維持能力=統治能力」を誇示するために、サダム・フセインの処刑を強行したのであった。
 だが、まさにこのブッシュによる「テロ勢力掃討戦」とマリキ政権によるフセイン処刑ならびにスンナ派武装勢力鎮圧作戦の強行とを契機として、イラクは内戦に突入してしまった。
 「イラクはアラブ解放闘争の前衛となるべきである」というサダム・フセインのアラブ民族主義を信奉しているスンナ派武装勢力は、米軍だけではなくマリキ・シーア派主導政権への・さらにはシーア派信徒への反発をも昂じさせている。スンナ派武装勢力のうちの急進主義グループは、首都バグダッドの中古品市場での爆弾攻撃(一月)、同じくバグダッドのシーア派人民居住区の市場での車両爆弾ゲリラ戦攻撃(二月三日)、イラク中部ヒッラでのシーア派聖地カルバラに向かうシーア派巡礼者の行進への自爆攻撃(三月六日)などの無差別テロルに手を染めてしまったのである。塩素爆弾の使用などの武器のエスカレートをもおこないながら。

宗派間抗争を煽った張本人=真の敵はアメリカ帝国主義だ

 だがムスリム人民よ! スンナ派ゲリラ戦士よ! われわれは問わねばならない――<イラク人民の真の敵は誰か>と。
 いま「敗軍の将」ブッシュは、「段階的撤兵」の決定に追いこまれながらも、この歴然たる敗戦を糊塗するために、「内戦化の阻止」を名分としてムスリム武装勢力の掃討戦に狂奔しようとしている。この「ブッシュの戦争」にこそとどめを刺すべきではないのか!
 ムスリム人民よ、想起せよ!
 そもそもブッシュ政権がイラク戦争の大義名分(実は口実)とした、「サダムによる大量破壊兵器保有」なるものは、まったくの嘘八百であったことを。しかも、このことが露わになり軍事占領の破綻が進行した情勢のもとで、占領米軍の居座りを正当化しようとして、宗派間=部族間抗争を煽りあるいは演出するためのCIA・DIAを使った謀略に狂奔してきたのが、ブッシュ帝国であったことを!
 ブッシュ帝国の手口は、「国際テロ組織」アルカーイダの一味たるザルカウィなる人物(実はすでに死亡していた)が米軍とイラク国軍だけではなくシーア派人民をも「テロル」の標的にしだしたなどと喧伝し、米軍秘密工作部隊が仕組んだ数多のシーア派襲撃・虐殺を「ザルカウィ=アルカーイダの犯行」に偽装することであった。わが革マル派は、まさにこうしたブッシュの企みを間髪入れずに暴きだしてきた。とりわけ、かの二〇〇四年三月二日のアシューラー祭におけるシーア派信徒大量虐殺というブッシュ政権の謀略を、国際的声明をも発して弾劾してきた。ほかならぬシーア派の大アヤトラ・シスターニ師も、またスンナ派のイラク・イスラム聖職者協会も、「この攻撃はイラクに宗派的抗争を巻き起こすための何者かの仕業である」という主旨の声明を発した。こうしてブッシュ帝国の陰謀は完全にうち砕かれたのだ。
 ムスリム人民よ! 決して忘れてはならない。かつての湾岸戦争(一九九一年)の最終局面において、シーア派勢力にフセイン政権打倒の武装蜂起を焚(た)きつけながら、実際に蜂起するやシーア派を裏切り見殺しにしたのが、パパ・ブッシュ政権のアメリカ帝国主義であった。また、この湾岸戦争の以前には、イスラム宗教国家イランを打倒する計略にもとづいてサダム・フセインにイランとの戦争をけしかけるために大量の武器を供与し、フセイン政権がこの武器を使ってシーア派やクルド人を弾圧し虐殺したことを容認しながら軍事援助を続けてきたのが、レーガン政権のアメリカであった。まさしくこのアメリカ帝国主義こそが、イラク人民内の宗派間対立に火をつけ煽りつづけてきた張本人なのである。
 いまイラク人民は、米英占領軍を敗退に追いこみ、占領軍を最後的に叩きだす決定的好機を迎えている。この現局面においてこそ、すべてのイラク人民は、内戦への転化の危機を断ち切り、真の敵=米占領軍にたいして一致結束した闘いを挑み、「真の民族和解政府の樹立」に向かって前進すべきなのである。
 ムスリム人民よ、また想起せよ! かの二〇〇四年四月および十一月のファルージャにたいする米軍の包囲殲滅戦、白燐弾や劣化ウラン弾やクラスター爆弾などを駆使しての悪逆無道の総攻撃――RMA(軍事技術革命)の一環としての対都市攻撃作戦にもとづくそれ――にたいして、スンナ派・シーア派は「ファルージャを救え」を合い言葉として共にたたかったことを!
 もとより、スンナ派武装勢力にせよ、ムクタダ・サドル師率いるマフディ軍にせよ、イラク人民内の武装諸グループのゲリラ戦は、宗派間抗争のために武力を使ったわけではないし、目的のためには手段は選ばないというテロリズム戦術にのっとっていたわけでは決してなかったはずだ。アメリカの軍事占領支配からのイラクの解放=真の独立という目的(戦略)にもとづいて、米占領軍およびその「友邦同盟」諸国軍・アラウィなどの傀儡政権の閣僚やその暴力装置(急造イラク軍・警察)などの諸実体を攻撃対象として、武装ゲリラ闘争という戦術・闘争形態をとってきたはずである。
 まさにこうした闘いのゆえにこそ、「一超」軍国主義帝国アメリカにたいする勝利がかちとられたのだということを、シーア派・スンナ派両勢力は今あらためて噛みしめるべきなのである。

イスラミック・インター‐ナショナリズムにもとづいて反米闘争を強化せよ!

 イラク人民の果敢な反米・反占領のレジスタンスは、ブッシュ帝国にけしかけられてレバノンに侵略したイスラエルのシオニスト・オルメルト政権を打ち破ったヒズボラ、そしてパレスチナ解放をめざすハマスの闘いと固く結びついている。まさに<反米・反シオニズム>のためにたたかってきたアラブ・中洋の人民の闘いは、ソ連邦を中心としたスターリン主義の自己崩壊のゆえに傲岸をほしいままにし「一超」世界制覇をくわだててきたアメリカ帝国主義の暴虐を打ち砕くという世界史的意義をもっている。みずからが「敵性国家」とみなした国にたいしてはデタラメな口実を設けて先制攻撃を仕掛けこれを倒壊に追いこむことをたくらむとともに、中東の石油資源の独占的支配をも狙って、「一超」軍国主義帝国アメリカが強行したイラク侵略戦争は、新植民地主義の軍事的形態としての性格をもつ。――ブッシュ帝国のこの「不正義の戦争」は、ヤンキー帝国主義型の現代技術文明と西欧流のブルジョア文化(キリスト教文化)の傲岸不遜な押しつけにたいするイスラーム的反逆の炎のまえに惨めに破産したのだ。
 それだけではない。国連をも足蹴にしてイラク戦争に突進したがゆえの、ブッシュ帝国の国際的孤立。米帝がイラク戦争の泥沼にはまったその間隙を縫っての、胡錦濤の中国とプーチンのロシアとの結託と、これにもとづく反米包囲網の全世界的形成。<米―中露新対決時代>の到来。さらにイラク戦争がもたらした原油価格の高騰と、イラク戦費の拡大(一九六〇年代のベトナム戦費をも上回るそれ)とによるアメリカ経済への大打撃と、それゆえの<ドル支配体制>の崩落の危機……。
 こうして今や、われわれが二〇〇一年の9・11ジハード自爆攻撃事件にさいして宣告したように、「ヤンキーダムの終わりの始まり」が現実のものとなりつつあるのだ。
 中洋イスラム世界におけるムスリム人民の<反米・反シオニズム>の闘争は、帝国主義とスターリン主義との角逐の歴史的終焉のもとで、傲岸のゆえに狂った「一超」帝国主義アメリカとその「友邦同盟」諸国の世紀の犯罪を告発するという意義をもっている。このようなものとして同時にそれはまた、「ブッシュの戦争」を阻止しえなかった先進資本主義諸国のプロレタリア階級闘争の脆弱性をも照らし出している。この脆弱性は、ムスリム人民の反米闘争を「テロ」などと烙印する各国権力者・支配階級に屈服し唱和さえしてはばからない社会民主主義諸党や、破産し社民主義に転向したスターリン主義諸党の末裔どもなどの、既成反対運動指導部の腐敗のゆえにほかならない。
 まさにこのゆえにわれわれは、プロレタリア国際主義の立場に立って、帝国主義の暴虐を告発するムスリム人民の反米闘争の意義を捉え、これへの連帯を表明してきた。そして同時に、この日本の地において反戦闘争を創造しかつこれを全世界に波及させるためにたたかうとともに、プロレタリア・インターナショナリズムにもとづく組織的戦列を創造し強化するために奮闘してきたのである。
 「一超」帝国の暴虐と野蛮を打ち砕いたイラク・ムスリム人民よ! こうしたみずからの闘争の世界史的意義をも明確に自覚し、すべての中洋人民の先頭に立って、今こそイスラミック・インター‐ナショナリズムにもとづく反米・反シオニズム闘争をさらに前進させよ!
 われわれ革マル派は、中洋イスラーム人民の反米=反帝国主義の闘争と連帯し、アメリカ帝国主義のイラク占領に反対し、かつこのアメリカの恥ずべき「属国」として占領に加担し日米新軍事同盟の対中国・対ロシア攻守同盟としての強化に突進している日本帝国主義権力者の安保=戦争政策に反対する闘いを、断固としておしすすめていくであろう。アメリカの「一超」支配打破の名のもとに自国の「大国化」をたくらみ、中東・中洋石油資源の争奪戦にのりだし、核軍事力の増強に狂奔している中国・ロシア両政府をも弾劾しつつ。まさにそれこそが、<米―中露新対決>のゆえにもたらされているこの戦火と暗黒支配に覆われた二十一世紀世界を根底から覆していく道なのだから……。
 くりかえし、われわれは訴える。イラク・ムスリム人民よ! ただちに内戦を回避し、すべてのムスリム勢力の結束を固め直し、真の敵=アメリカ帝国主義にたいする闘争を強化せよ! 真のイラク人民解放のために!

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