第1956号(2007年2月19日)の内容

<1面>
春闘勝利へ闘いの戦列を構築 2・4
「日本労働運動破滅の危機を突き破れ」
労働者総決起集会に1500名が結集

<4〜5面>
ネオ産業報国運動の最先兵をつとめるJC労働貴族
<2面>
琉大・沖国大で会長選挙に勝利
早大 同好会部室剥奪の撤回かちとる
<3面>
改憲をなしとげるための国民投票法制定を阻止せよ
九共闘、日米合同演習阻止に起つ
 1・27大矢野原写真へ/1・17国分
写真へ
<6面>
自殺・精神疾患が多発――那覇市自治体職場の実態
郵政年末始業務が大破綻
Topics 「残業代割増し」導入の欺瞞
<7面>
地方切り捨て・市民に重犠牲の夕張市財政再建計画
患者を捨てる<Aメリカ医療
<8面>
万華鏡2007――情勢の断層を読む
◆FSB式政権交代術
◆熱地球
◆教育「再生」のお手本
◆巨象のアキレス腱

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 「解放」最新号
 





  


春闘勝利へ闘いの戦列を構築 2・4

「日本労働運動破滅の危機を突き破れ」

労働者総決起集会に1500名が結集


会場を揺るがす「団結ガンバロウ!」を三唱
(2月4日、横浜・鶴見会館)
 二月四日、京浜工業地帯のどまんなかの横浜・鶴見会館において、全国から結集した一五〇〇人のたたかう労働者たちは、「連合」式の今日版産業報国運動を突き破り〇七春闘の戦闘的高揚をかちとるために、「労働者怒りの総決起集会」を成功裏に実現した。
 今日、日本の労働者階級は、安倍政権の「労働ビッグバン」と称する労働諸法制大改悪という一大反動攻撃のまえに、決定的な危機に直面させられている。賃金切り下げ・首切り・雇用形態改変などの諸攻撃によって<絶対的窮乏化>を強いられている労働者人民にたいして、安倍政権は、労働者の諸権利を剥奪し団結の拠点としての労働組合も一挙的に破壊する攻撃を、憲法改悪と結びつけて仕掛けているのだ。
 だが、このネオ・ファシズム的反動攻撃のまえに完全に膝を屈し、そうすることによって労働者人民を新たな地獄へと突き落とす共犯者たるの役割を果たしているのが、「連合」指導部であり、「全労連」の日共系指導部にほかならない。
 本春闘総決起集会において、わが革命的・戦闘的労働者たちは、既成労組指導部の腐敗のゆえにもたらされている<日本労働運動の破滅>の危機を突き破るために、〇七春闘を全力でたたかいぬく決意をうち固めた。「連合」指導部の抑圧をはねのけて、労働諸法制の大改悪・憲法改悪を阻止し、労働者階級の<絶対的窮乏化>を打ち破り大幅一律賃上げを獲得する一大闘争を創造するための指針をガッチリと確認し、みずからを武装したのである。

(以下、見出し)
労働諸法制改悪粉砕・大幅一律賃上げをかちとれ――基調報告(民間)

改憲・ネオファシズム反動攻撃をうち砕け
――基調報告(公務員)

反ネオ・ファシズムの隊列を強化せよ
――わが同盟代表がアピール

各産別代表から闘志溢れる決意表明

07春闘の戦闘的高揚を!
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ネオ産業報国運動の最先兵をつとめるJC労働貴族

金属労協の<春闘>ならぬ春討&針

 日本版ネオコンたる安倍政権は、「戦後レジームからの船出」をシンボルとして掲げつつ、憲法改悪の企みを頂点とするネオ・ファシズム大反動攻撃を、「労働ビッグバン」の名による労働諸法制の改悪を当面の焦点として、労働者・勤労人民にしかけようとしている。労働契約法を含む労働関連六法案の今国会での成立=制定を策すこの策動は、「労働者保護」を建て前とした戦後労働法体系の理念を根幹から否定し、労働者階級がかちとってきた一切の諸権利を剥奪するとともに労働組合そのものを壊滅することを狙う極反動性をむきだしにしているものにほかならない。
 この攻撃が一挙に振りおろされているまっただなかにおいて、いま、わが日本労働者階級は重大な危機に直面させられているのだ。それというのも、日本独占資本家階級の利害を体する安倍政権のこの攻撃にたいして、「連合」指導部が今〇七春闘のただなかで反撃の闘いを組織化することを放棄し、ただただ政府の諮問(しもん)委員会での協議への「労働側代表」の参加を弱々しく要求するポーズを示すことのみでお茶を濁しているからなのである。しかも、彼らが政府の労働諸法制改定案にチョッピリ苦言を呈しているにしても、その内実たるや、「労働の多様なあり方」に見合う「ワークルールづくり」というように、労働諸法制の改定の必要性を是認することを大前提としているのであって、あらかじめ屈服してしまっているのだからである。
 こうした「連合」指導部の中枢を占め、とりわけ犯罪的な役割りを果たそうとしているのが、IMF・JC(金属労協)の労働貴族どもにほかならない。わが革命的左翼のもとに結集する革命的・戦闘的労働者は、このJC労働貴族どもの犯罪性を暴きだし、今〇七春闘を戦闘的にたたかい抜くただなかにおいて<反ネオ・ファシズム>の戦列をJC戦線の深部に強固に築きあげていくために、断固として奮闘するのでなければならない。


(以下、各章の見出し)
T 金属産業の生き残り≠ヨの奉仕

U ネオ・ファシズム大反動下の労働者・人民の<絶対的窮乏化>を無視抹殺

V 日本型ネオ・ファシズム支配体制強化の補完

 A 労働諸法制改悪・憲法改悪の是認
 B 「国際競争力強化」の名による経営・労務施策への全面協力
 C 新自由主義的「構造改革」諸施策の尻押し

ネオ・ファシズム大反動を打ち破る戦列の構築を!
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琉大・沖国大で会長選挙に勝利

革命的学生運動の拠点を飛躍的に強化

マル学同革マル派 沖縄県委員会

 沖縄県学連の真紅の旗のもとにたたかう学生たちは、琉球大学学生会および沖縄国際大学自治会の会長選挙に相次いで勝利し、たたかう執行部を再確立した。
 琉大においては、昨年十二月十三〜十五日におこなわれた会長選挙において、「自治会は反戦の運動をやめよ」などという反動的主張を掲げ一部大学当局者のバックアップをうけて立候補した右翼的学生を、辺野古新基地建設阻止・憲法改悪反対の運動を牽引してきた全学連派の学生がうち破り大勝利をかちとった。また今年一月二十二〜二十七日の沖国大の学生自治会長選挙においては、単独立候補となった全学連派の学生が、信任投票をつうじて九二・二%という圧倒的な信任率で新会長に当選した。
 このようにして沖縄のたたかう学生たちは両大学において自治会員の圧倒的な共感をかちとり、たたかう執行部を再確立したのだ。同時に、この闘いのただなかで学科やサークルの基盤をがっちりとうち固めることを基礎にして、自治会組織の戦闘的な強化を成し遂げ、革命的学生運動の飛躍を切り開く橋頭堡をがっちりと築きあげたのである。


(以下、見出し)
琉球大 右派学生を活用した自治会破壊策動を粉砕

沖国大 九二%の圧倒的信任で新会長を選出

反戦反安保闘争前進の橋頭堡を築く
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九共闘、日米合同演習阻止に起つ

 1・27大矢野原/1・17国分

  
九共闘 日米合同演習阻止の炎  大矢野原現地闘争に起つ 1・27

 全学連九州地方共闘会議のたたかう学生たちは一月二十七日、大矢野原演習場(熊本県)における、在沖米海兵隊と陸上自衛隊による日米合同軍事演習に反対する現地闘争に決起した。

演習場に「反安保」の声響き渡る
(1月27日、熊本・大矢野原)



  
カリフォルニア派遣 陸自壮行会に弾劾の声   1・17  鹿児島・国分駐屯地

 一月十七日、鹿児島大学共通教育学生自治会のたたかう学生たちは、陸上自衛隊国分駐屯地において日米共同「島嶼(とうしょ)奪還訓練」の強行に反対する抗議闘争に決起した。

1月17日、国分駐屯地ゲート前

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