第1951号(2007年1月15日)の内容

<1〜3面>
世界的戦乱を突き破る反戦の炎を
ネオファシズムの暗黒支配に抗して反安保・改憲阻止の戦列を構築せよ

中央学生組織委員会

<4〜5面>
<米中新対決>の狭間で地盤沈下に見舞われる日本経済

<6〜7面>
年頭の決意
教労/化学/電通/金属/マスコミ
東京地区/交通運輸/電機
空前の大混乱 年末小包・年賀状配達

<8面>
年頭の決意
関西/北海道/東海

週間日誌は2―3面に掲載します
 「解放」最新号
 





  


世界的戦乱を突き破る反戦の炎を
ネオファシズムの暗黒支配に抗して反安保・改憲阻止の戦列を構築せよ

 今年二〇〇七年は、革共同創設五〇周年・ロシア革命九〇周年にあたる。この新年の劈頭にあたって、われわれは、昨二〇〇六年六月二十六日に逝去されたわが革命的共産主義運動の偉大な創始者・同志黒田寛一の遺志をしっかりとうけつぎ、日本反スターリン主義運動の怒濤の前進を切り開く新たな決意をうち固めるのでなければならない。
 時あたかもわれわれのおいてあるこの二十一世紀世界は、<米中新対決>時代の様相をますます色濃くしつつ、新たな戦乱勃発の危機を醸成している。そして、この米中の角逐の狭間において、日本の安倍ウルトラ反動政権は、ブッシュのポチ公=小泉を引き継いで「一超」軍国主義帝国アメリカと心中する道を選びとり、憲法大改悪をはじめとして日本国家を「戦争をやれる国」へと飛躍させるための反動諸攻撃に血道をあげている。
 今こそわれわれは、労働者階級の唯一の前衛党たるの矜持にかけてこのネオ・ファシズム的大反動攻撃をうち砕くために、「連合」労働貴族や転向スターリニスト日共などの既成指導部翼下の「改憲」翼賛運動やインチキ「護憲」運動を根底からのりこえ、反戦反安保・改憲阻止闘争の一大高揚を切り開くのでなければならない。
 わが同盟・マル学同の旗のもとにたたかう全学連の革命的学生は、ネオ・ファシズム支配体制の補完物としてのネオ産業報国会と化している「連合」の脱構築のために労働戦線の深部で奮闘する革命的・戦闘的労働者と連帯し、反戦反安保・憲法改悪阻止闘争の最先頭に立て! すべての学生は、全学連の1・27国会包囲闘争に結集せよ!
中央学生組織委員会


以下、各章の見出し
一 <米中新対決>下で高まる戦乱勃発の危機
二 日本版ネオコン政権の反動攻撃と反対運動の危機
三 反戦反安保・ネオファシズム反動化阻止の闘いの一大高揚をかちとれ


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<米中新対決>の狭間で地盤沈下に見舞われる日本経済

 日本経団連会長・御手洗冨士夫は、今二〇〇七年一月一日付で発表した「希望の国、日本」と題する中長期ビジョンにおいて絶叫した。コンペティティブ・エッジ(競争力格差)を保持するためにイノベーション(技術革新)を推進せよ! 東アジア全域での経済連携協定(EPA)の締結を促進せよ! 愛国心に根ざす公徳心を涵養せよ! 法人税実効税率の一〇%引き下げと二〇〇九年までの消費税税率の二%引き上げを! と。
 こうした叫びは、「いざなぎ景気超え」などと政府が喧伝している日本経済の現況にもかかわらず、その根底に孕まれている基盤的脆弱性への日本独占ブルジョアジーの危機感を表白したものにほかならない。諸独占体が史上空前の企業収益をあげているにもかかわらず、なお飽(あ)き足らずに、この日本経済の基盤的脆弱性を「攻(せ)めの経営への転換」と称する諸施策によって突破し、もって労働者・勤労人民にたいする搾取と収奪をいっそう強化し肥え太ろうと策しているのが独占ブルジョアどもなのである。


以下、各章の見出し
T 中・米との政治的・経済的軋轢の激化
U 生産基盤・技術基盤劣化の独占ブルジョア的突破策
V 「超格差社会」とワーキングプアの増大


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