第1934号(2006年9月11日)の内容


<1面>
全学連9・30闘争に総決起せよ
日米新軍事同盟の強化と憲法改悪・教基法改悪を許すな!


<4〜5面>
追悼 同志黒田寛一
高き遺志を継ぐべく生まれ変わらん!
同志黒田の思想と魂をわれらの内に
「1956年の私」を読んで

<2面>
「防災訓練」反対に決起(9・1、全学連)(写真へ
米軍ヘリ墜落2年沖縄県民集会(8・13)(写真へ
国学院大で学生総会(7・15)(写真へ

<6面>
JPU副委員長が労務担当重役に転身
寒冷地雇用支援制度の大改悪
Topics 自民・中川が「官公労は敵」の蛮声

<7面>
第44回国際反戦集会 海外からのメッセージB
イギリス/ロシア/アメリカ/アルゼンチン
使える戦略ミサイル/恐るべき内部被曝

<8面>
白日下の日銀総裁の汚職(下)
郵政公社幹部が不正ダンピング

<3面>
万華鏡2006――情勢の断層を読む
トサカ切り
もう一つのポチ公
韓流8・15
つぐないは命で

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 「解放」最新号
 





  


全学連9・30闘争に総決起せよ

日米新軍事同盟の強化と憲法改悪・教基法改悪を許すな!

 官房長官・安倍晋三が、九月一日、自民党総裁選への立候補を正式に表明した。父・晋太郎、祖父・岸信介の七光・十四光≠売りものとし、ブッシュ政権の強力なバックアップを支えとして、このネオ・ファシストは、小泉後継政権をうちたてようとしているのだ。この立候補表明会見において彼は、「新憲法の制定と公教育の抜本的改革」「誰もが再チャレンジできる社会」を基本指針とする「政権構想」をうちだした。「日本は『美しい国』、『誇りの持てる国』でなければならない」などという空疎な虚飾的言辞によって飾りたてながら。
 いまや小泉「構造改革」施策による社会的経済的諸矛盾が噴きだしている。新自由主義にもとづく「規制緩和」のもとで、一方ではマネーゲームによって堀江のような一部の者が巨万の富を掌中に収め、他方では「ワーキング・プアー」と呼ばれる勤労人民(ニートを含む)が産みおとされた。この貧富格差・地域間格差の拡大にたいする労働者人民の不満はうっ積している。ブッシュ帝国の意を受けて強行した郵政民営化によって民間に開放される郵貯・簡保資金をめぐって日米の金融独占体間の争奪戦が激化しているがゆえにこそ、日本独占ブルジョアジー主流は「構造改革」のゆきすぎ≠ノ危機感を強めている。この小泉「構造改革」のつけ回しの重圧のもとで、「小泉改革の継承」をバカの一つ覚えのようにくりかえすとともに、「再チャレンジ」などと称するボロのつぎあてに大童になっているのが安倍一派なのである。「小泉改革には情が欠けていた」(自民党政調会長・中川秀直=安倍派)などとおためごかしの言辞を吐きながら。
 すべての労働者・学生諸君!
 米中新対決下の戦乱的危機が高まる現代世界において、対米盲従の安倍がうちたてようとしている新政権は、日米新軍事同盟の強化に突進すると同時に、無責任首相¥ャ泉の残した負債≠フいっさいを労働者人民にたいする犠牲転嫁(増税や公務員首切りなど)によってのりきろうとするにちがいない。
 ネオ・ファシズム的大反動の嵐にたいする危機意識を完全に喪失している既成反対運動指導部の腐敗をのりこえて、われわれは、日米新軍事同盟の強化と憲法・教育基本法の改悪をはじめとするいっさいの反動諸攻撃を断固として粉砕する大衆的闘いを創造するのでなければならない。すべてのたたかう学生は、9・30全学連総決起集会・デモに決意も固く起ちあがれ!
 われわれはまた、わが日本反スターリン主義運動の偉大な創始者である同志黒田寛一の遺志を引き継ぐべく、10・15革共同革マル派政治集会の圧倒的成功をかちとるのでなければならない。

以下、見出し
 「一超」世界支配の動揺にあえぐブッシュ帝国

 小泉の基本政策を引きつぐ対米盲従≠フ安倍晋三

 安保・外交政策、「構造改革」をめぐる対立・抗争の激化

 「反安保」を放棄した日共中央を許さず総決起せよ!


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9・1首相官邸前で弾劾の拳



 九月一日、小泉政府およびその意をうけた東京都などの八都県市当局は、自衛隊に加えて史上初めて在日米軍を投入して「総合防災訓練」なるものを強行しようとしていた。「防災」に名を借りて、ついに、首都・東京の治安出動訓練に米軍が参加しようというのだ。「戦争をやれる国」にふさわしい国家総動員体制を構築するためのこの「防災訓練」を断固として粉砕するために、全学連の学生たちは、訓練の総本部≠なす緊急災害対策本部が設置された首相官邸の前において、緊急抗議闘争に勇躍決起した。


  

「新基地建設・PAC3配備反対!」
沖国大生先頭に労学が決起



米軍ヘリ墜落二年8・13県民集会
米軍普天間基地・真栄原ゲート前を埋めつくす労働者・学生・市民(8月13日)
 沖縄国際大への米軍CH53ヘリ墜落から丸二年の八月十三日に、「米軍ヘリ墜落二年 動かせ普天間! 許すな県内移設 8・13県民集会」(主催 沖縄平和運動センター・中部地区労・普天間基地から爆音をなくす訴訟団)が開催された。
 辺野古への新基地建設や嘉手納基地へのパトリオット配備を何がなんでも成し遂げようとする米日権力者にたいして、労働者・学生の怒りは頂点に達している。またブッシュ政権は、中東においてもイラン主導の反米共同戦線を破壊するためにイスラエル権力者をけしかけてレバノン・パレスチナへの軍事侵略=ジェノサイドを強行させた。沖国大・琉大のたたかう学生たちは、新基地建設阻止、安保強化反対、イスラエルのパレスチナ・レバノン侵略反対を高らかに掲げて決起し、闘いの戦闘的昂揚をかちとるために奮闘した。


  

7・15国学院大定例学生総会 反戦・改憲反対を決議


 七月十五日、たたかう国学院大生の奮闘によって二〇〇六年度定例学生総会が三〇〇余名の参加のもとに実現された。この場で日米共同の戦争遂行体制づくりと憲法改悪に反対し、自治・サークル活動への規制に反対する〇六年度自治会運動方針が参加代議員の圧倒的多数のもとに採択された。
熱気あふれる討論を実現(7月15日、国学院大学)

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