第1926号(2006年7月10日)の内容
<1面>
日米新軍事同盟の強化を粉砕せよ
<米中新対決>下の戦乱的危機を断ち切る革命的反戦闘争の炎を!
<4〜5面>
自治体版産報運動に組合員を駆りたてる自治労本部
イスラエル軍のガザ侵略弾劾!
血に染まる中国の石炭
<2面>
小泉訪米阻止に唯一決起 6・27羽田(写真へ)
<3面>
大阪市街に反戦の雄叫び 6・18(写真へ)
政界七光≠ヌもの血塗られたルーツ A
福田康夫―米・日・韓の反共・汚職人脈=赳夫の嫡子
<6面>
大阪市当局が組合事務室明け渡しを強要
出生率1.25に大あわての小泉政権
Topics 労働法制大改悪を策す政府・厚労省
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
<7面>
夕張市の財政破綻問題
根源は弱者・地方切り捨ての小泉式構造改革だ!
日本版PMCを育成・活用する政府・防衛庁
◎惨めなブクロ派「5・15沖縄決戦」
<8面>
国際反戦集会の海外アピール
米―中・露新対決下で高まる戦乱勃発の危機を突き破れ
ノー・オムネサイド 怒・髪・天
「解放」最新号
日本の、いや全世界の労働者階級・勤労人民をこのうえなく愚弄する儀式が演出された。アメリカ大統領専用機「エアフォースワン」に日本国首相として初めての同乗を許され、テネシー州メンフィスの故プレスリー邸御遊待≠フオマケつきにあずかった小泉の狂騒ぶりに、この儀式の本質が浮き彫りにされた。「アイ・ウォント・ユー、アイ・ニード・ユー、アイ・ラブ・ユー」をうわずり音で奏でる忠犬を、ブッシュはニンマリと、腹の底から湧きでる蔑(さげす)みを眼に浮かべながら、ほくそ笑んだ。まさに五年間の調教≠フ成果だとばかりに。 |
||
Top |
自治体版産報運動に組合員を駆りたてる自治労本部を許すな 公務労働者の大量削減・賃下げ攻撃を粉砕せよ いま、自治体職場では何がおきているのか? 業務上での「ミス」の責任を明らかにすると称して、「犯人探し」を執拗におこなう横浜市長・中田。うつ病で病気休職中の職員の家へ四、五人で乗り込み、退職を強要した自治体当局。埼玉県では「能力、意欲不足」職員に研修をおこない、「改善」しないなら退職を勧告するという。保育園職場では民間委託化がすすんでいるが、直営の職場でも職員の半数が低賃金の非常勤職員で占められ、正規職員には過密、過重な労働が強制されている。都庁では、終電で帰る日が週に三、四日、それでも間に合わなくて休日にも出勤している労働者が多数いる。指定管理者に指名されるために監理団体では、労働者の賃金を三割もカットした。「平成の大合併」といわれる市町村合併により、数多くの正規職員や臨時職員が解雇されている。数多くの公務労働者が病気休職に追いこまれ、痛ましいことにみずから命を絶っている。 許しがたいことに、自治体当局によるこれらの攻撃は自治労中央本部の協力のゆえに、やすやすと貫徹されているのだ。われわれは、本部の裏切りに抗して職場深部から反撃の闘いを創造していこうではないか! |
Top |
イスラエル軍の6・27ガザ侵略弾劾! ハマス政権の軍事的破壊を企む ブッシュ帝国・シオニスト権力を許すな 六月二十七日深夜、イスラエルのオルメルト政権は、数百両の戦車・装甲車と五〇〇〇人の兵士をパレスチナ・ガザ地区に侵攻させた(二十九日にはヨルダン川西岸の諸市にも突入させた)。イスラエル軍は真っ先に発電所と水道施設を爆破したうえで、「拉致された兵士の救出」を口実にしてホテルや民家におし入り、ハマスの幹部九十名余を片っ端から逮捕した。パレスチナの領土≠ノ戦車でおし入り、議員と閣僚を銃剣をもって逮捕しさったこの蛮行は、パレスチナ独立をめざすハマス政権そのものを根幹から破壊しつくすために強行されたのである。 この暴虐を、みずからが金科玉条とする「自由選挙」によって成立した政府の軍事的破壊を、「対テロ戦争」の名のもとにブッシュ政権は容認した。そうすることによって、「自由・民主主義」の欺瞞性を、中洋イスラム民衆のまえに、ふたたび三たび露わにしたのだ。 シオニストどもとブッシュ帝国のこの極悪非道のパレスチナ侵略を、われわれは、満腔の怒りをこめて弾劾する。まさにいま命を賭して侵略軍にたいする闘いに決起しているパレスチナ人民に、プロレタリア・インターナショナリズムに立脚して、心からの連帯を表明する。 シオニスト政権のこの蛮行は、ブッシュ帝国によってお膳立てされた。イラク占領・支配の完全な破綻とイラン核開発にたいする「手詰まり」状態をさらけだし、今年十一月中間選挙での敗北必至の窮地に立たされているがゆえに、ブッシュ政権は、イラクからの米軍撤退に踏みきる意志を固めた。この敗北を糊塗し・なおも「対テロ戦争」の正当性≠取りつくろうためにこそ、ブッシュ帝国は「テロ組織」と烙印したハマスを政権の座から引きずりおろすという「戦果」を、ノドから手が出るほどに欲しているのである。 今年二月のハマス政権の樹立以降、イスラエル・シオニスト政権とブッシュ帝国は、ハマス政権を倒壊に追いこむことを狙って、ハマスとPLOファタハ上層部との対立を激化させる策略をめぐらしてきた。ハニヤ内閣にたいするファタハ系公務員・警官の不満・反発を爆発させるために、パレスチナ政府職員への給料支払いを不能にすることを企んで財政支援を停止しただけではない。ファタハ内にあってハマスとの共闘を主張していた特定の指導者を選別的に暗殺してきた。家族や隣人まるごと虐殺しながら、これを「対テロ戦争」と称して正当化してきたのだ。ブッシュ帝国の意を体して、そのひも付き分子たるアッバスらファタハ上層部は、ハニヤ内閣に「イスラエルの生存権の承認」か政権放棄かの二者択一を迫ってきた。 こうした窮地を突破するためにハマスは、パレスチナ民衆とりわけ難民キャンプの貧困層の支持を固め、イランのアフマディネジャド政権およびロシア・プーチン政権の政治的・経済的・軍事的支援を支えに、ファタハ内反アッバス・グループ(アルアクサ殉教者旅団など)への働きかけを強化してきた。この必死の策が功を奏し、ついにハマス・ファタハ連立政権樹立の合意が交わされる趨勢が生みだされたのだ。 それゆえに、これまでのハマス政権打倒工作の限界露呈を突きつけられたシオニスト政府とブッシュ帝国は、今回の暴挙に打ってでたのだ。「拉致されたイスラエル兵士の救出」などはそのための口実にすぎない。 イスラエルの軍事的圧力に屈服し、米欧政府との外交交渉をつうじて「パレスチナ独立」が可能となるなどという幻想をなおふりまいているアッバス一派にたいして、パレスチナ人民は不信と憤激の火を燃えたたせている。彼らは、「抵抗闘争の継続なくして勝利なし」と主張しているハマスへの支持をますます強めている。中東・イスラム圏の民衆もまた、「対テロ戦争」という名のブッシュの侵略にたいして、宗派・民族の違いを超えて連帯し<反米・反シオニズム>の闘いのうねりを一段と高く巻き起こすにちがいない。ブッシュ帝国はふたたび墓穴を掘ったのである。 われわれは、ブッシュ帝国の「対テロ戦争」という名のパレスチナ解放闘争圧殺・イラク軍事占領継続とこれへの小泉ネオ・ファシスト政権の加担・参戦を断じてゆるさず、反戦・反安保闘争の爆発をかちとるのでなければならない。パレスチナ・イラクの人民をはじめとした中洋ムスリム人民に「反米・反シオニズムの闘いを、イスラミック・インター‐ナショナリズムにもとづいてたたかう」ことを呼びかけつつ・彼らと連帯してたたかうのでなければならない。 (七月一日) |
Top |
|
Top |
ノー・オムネサイド(omnicide 生物絶滅) 怒・髪・天 劣化ウラン(DU)イラク全土に放射能 決して許さぬ オムネサイドを 放射能汚染全くなしと吐く ブッシュに食わせよ劣化ウランを 限りなき洋鬼ブッシュの犯罪に 怒髪天をつく、もろびとこぞりて <今・ここで> 目を覚ませアメリカプロよ いつまで許す ブッシュの暴走 (他は略) |
Top |
6・27 全学連が小泉訪米阻止に唯一決起 反安保の旗高く羽田現地闘争 |
||
「小泉訪米阻止!」「日米首脳会談粉砕!」――学生たちの怒りの声が羽田現地に轟きわたった。 六月二十七日、首相・小泉は、アメリカ大統領ブッシュとの首脳会談をおこなうために、政府専用機で日本をまさに発とうとしていた。日米安保同盟強化の歴史を画するこの会談を、断じて許してなるものか! 全学連は、日共をはじめとする既成指導部などの一切が闘争放棄をきめこむなかで、唯一、小泉の訪米を実力で阻止する現地闘争に勇躍決起し、<反安保>の怒りの火柱をぶちあげたのだ。 「日米新軍事同盟の強化を許すな!」羽田空港に向けてデモ(大田区萩中1丁目) |
||
「小泉訪米阻止!」「リムパック阻止!」 決意を固める学生たち |
||
|
||
六月十八日、全学連関西共闘会議と 反戦青年委員会のたたかう労働者・学生は、 <日米首脳会談粉砕! 「リムパック2006」演習阻止!>を掲げて 大阪市街を席巻する一大デモンストレーションに起ちあがった。 |
||
戦争放火者ブッシュへの怒り爆発 (6月18日、大阪米総領事館前) |
||
Top |