第1904号(2006年2月6日)の内容

<1面>
日米新軍事同盟構築反対の烽火

1・22 東京 憲法改悪阻止! イラク第九次派兵阻止!

全学連が戦闘的デモに起つ

<4〜5面>
労働契約法の制定を絶対に阻止せよ

Topics 就学援助受給児童が四割増!
<2面>
「7・14見解」決定断念に追い込む!―1・19「連合」中執会議
札幌で学生反戦ウォーク(12・18)写真へ
東海の学生が反戦行動(12・13、豊橋)写真へ
サラリーマン増税に怒り(12・3「連合福岡」集会)写真へ
<3面>
大経大生への不当起訴弾劾! 大学当局による退学処分弾劾!
愛大で新歓期間削減反対闘争(12・15)
<6面>
郵政民営化反対闘争の再構築を!

公務員大量削減に合意した自治労本部弾劾!
<8面>
レーニンのパトスをわがものに
『なにをなすべきか?』に学ぶ
▼『新世紀』第221号(最新刊)紹介
<7面>
万華鏡2006――情勢の断層を読む
なんでも開放
今ヒトラーの罪業
老刺客が「刺客」退治
こんな「下流」に誰がした

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 「解放」最新号
 
































  


日米新軍事同盟構築反対の烽火


1・22 東京 憲法改悪阻止! イラク第九次派兵阻止!


全学連が戦闘的デモに起つ


一月二十二日、芝公園二十三号地
全学連の学生がスクラムを組んで
米大使館―首相官邸にむけてデモにうってでる。
全学連が第九次派兵阻止に起つ
(1月28日、練馬駐屯地前、詳報次号)
 全学連の首都圏の学生は一月二十二日、「改憲阻止・反安保・イラク反戦」を掲げて、アメリカ大使館・首相官邸に向けたデモンストレーションに起ちあがった。
 ブッシュ政権と小泉政権による日米軍事同盟の対中国攻守同盟としての強化=日米新軍事同盟の構築や、小泉政権による日本国軍のイラク派遣継続=陸上自衛隊東部方面隊の出兵、改憲手続き法たる国民投票法や米軍再編推進法の制定――これらの攻撃を阻止する闘いの鬨(とき)の声を、たたかう学生たちは高らかにあげたのだ。
 そして、大阪経済大学における大弾圧〔三面参照〕を、ブッシュ帝国の命をうけた小泉政権と警察権力・大阪府警および大経大当局さらには日共が四位一体≠ニなってしかけてきたこのファシズム的弾圧を、煮えたぎる怒りを込めて弾劾し、全国で吹き荒れる学生自治会破壊の攻撃を打ち砕く決意をうち固めたのである。
 全学連のたたかう学生たちは、みずからの闘いが日米両帝国主義権力者を恐怖せしめていることへの自負と誇りに燃え、この日、労学統一行動に決起した関西や沖縄の労働者・学生と連帯し、首都中枢に反戦反安保・改憲阻止の闘いの炎を赤あかと燃えあがらせたのだ。

以下、見出し

米大使館・首相官邸に怒りのシュプレヒコール

ネオ・ファシズム反動攻撃を粉砕するぞ!
――総決起集会で闘争宣言

日共の「反安保」なき「護憲」運動をのりこえ闘おう
Top

   


労働契約法の制定を絶対に阻止せよ

厚労省労働契約法研究会最終報告の反動性


 昨年九月十五日、厚生労働省の「今後の労働契約法制の在り方に関する研究会」(座長・菅野和夫明治大学教授)の最終報告が発表された。今年一月には「今後の労働時間制度に関する研究会」(座長・諏訪康雄法政大学教授)の最終報告の提出も予定されている〔二十五日提出〕。政府・厚労省は、労働契約法および労働時間法(労働基準法改定)を二〇〇七年の通常国会において一挙に成立させるために、厚労省労働政策審議会労働条件分科会において二つの最終報告の審議を今年秋までに終了させることを企んでいる。首相・小泉は、みずからの治政≠フうちに、この反動法制の基本骨格を決めようとしているのだ。すでに労働契約法については昨年十月から審議が開始された。
 政府・厚労省は「労働分野の規制緩和」を強く主張する独占資本家どもの要求に応えて、「(増えつづける)個別労働紛争の円滑な処理」を名分として、労使委員会の常設や解雇の金銭解決制度やホワイトカラー労働者にたいするエグゼンプション〔適用除外〕制などを労働契約法に盛りこもうとしている。この法は、労働基準法とは別個の「民法の特別法」というかたちをとりつつ、「労働契約の成立から終了」までの「包括的なルールの整備・整理を行う」ものとされている。それは、憲法にのっとった「労働者保護」を理念とする現行労基法・労働組合法などを資本家どもの要求に応えて根幹から否定するものにほかならない。とりわけ、労使委員会の常設は、労働組合の存在そのものを事実上否定することを狙うものなのである。
 日本経団連は、早速、分科会審議にあたって労働側委員の要求が若干なりとも反映されることを先制的に阻止するために、「労使自治」や「契約自由の原則」をおしだしつつ「企業に規制や負担を課するものになることを阻止す」ることを表明した。これにたいして「連合」本部および日本労働弁護団は、労働契約法の必要性を積極的に是認したうえで、あるべき労働契約法の代案を積極的に提案し、これを基準として研究会最終報告の内容については「受け入れ難い」と表明している。彼らは労働条件分科会の審議において、労働側委員をつうじてみずからの代案の内容を反映させることをもっぱら追求しようとしているのだ。
 われわれは、政府・厚労省による「労働分野の規制緩和」政策の総仕上げとでもいうべき、労働契約法制定という超弩級の攻撃を粉砕する闘いを創造するのでなければならない。労働条件分科会における代案提起と審議にすべてを解消する「連合」指導部を弾劾し・彼らの抑圧に抗して、また「全労連」本部の「(西欧なみの)働くルール確立要求」運動をのりこえてたたかうのでなければならない。この攻撃は、まさに小泉「構造改革」諸政策の重要環であり、労働組合そのものの破壊を狙うネオ・ファシズム反動攻撃にほかならない。一大暴圧に抗して、職場深部から日本労働運動の存亡をかけた一大闘争を創造するのでなければならない。

以下、見出し

T 労使紛争の「円滑な処理」のためのルールづくり

U 脱法的リストラ手法の合法化

V 「労使自治」の名による労組破壊の正当化
  
A労組破壊のための「労使委員会」の常設
  B「解雇する自由」の付与
  C労働時間規制の撤廃
   ホワイトカラー・エグゼンプション制の導入
    有期雇用ルールの改悪

W 労基法・労組法の新自由主義的否定
Top
 

   

大阪地検による起訴弾劾!

大経大当局による退学処分弾劾!


 革命的学生運動のネオ・ファシズム的破壊攻撃を粉砕せよ

リード
大経大の学生たちは、強権的弾圧に抗してたたかいつづけている
(一月二十七日、正門前)
 すべての学生諸君! 一月二十六日、大阪地検は、不当逮捕・勾留していた九名の仲間のうち六名を、「暴行」「傷害」ならびに新たに「威力業務妨害」なる容疑を捏造して起訴した(三名の仲間を不起訴処分として釈放)。
 これに先立つ二十三日、大阪経済大・松谷当局は、T部自治会委員長ら五名の学生にたいする「退学処分」を決定した。関西における革命的学生運動の不抜の拠点である大経大自治会・学友会を破壊するために、それじたいが完全なフレームアップにほかならない10・26の「傷害・暴行」事件なるものを口実にして、たたかう学生の学籍を剥奪し・大経大から放逐するという前代未聞の暴挙に手を染めたのだ。
 <米・中新角逐>という様相を呈している現代世界において、ブッシュ政権とのハーケンクロイツ同盟の契りにもとづいて「戦争のできる国家」へと日本国家を飛躍させるために小泉ネオ・ファシズム政権は一大反動攻撃をふりおろしている。この政権は、ブッシュ政権とのあいだで日米新軍事同盟を構築することを宣言するとともに、憲法改悪に突進している。一月二十九日には、陸上自衛隊東部方面隊を、イラクに出兵させようとしている。しかも小泉政権は、「戦争のできる国家」にふさわしいネオ・ファシズム的な支配体制の強化を急ピッチでおしすすめているのだ。
 こんにち、関西の地でかけられている反戦・改憲阻止をたたかう大経大自治会・学友会を破壊するための自治会破壊攻撃は、まさにこうした小泉政権の攻撃の一環にほかならない。
 ブッシュ政権の強圧を受けた小泉政権・文部科学省、警察庁=大阪府警、元証券ブルジョア松谷が君臨する大経大当局、当局内一部極悪日共分子、これら四者が結託した悪辣極まりない自治会破壊攻撃に抗して、わがマル学同関西地方委員会を先頭にした闘う学生たちは、<ネオ・ファシズム的自治会破壊粉砕!>の旗を高だかと掲げ、断固とした反撃の闘いを創造している。六名の仲間は、大阪地裁の決定によっていまも「接見禁止」の措置がとられ、大阪拘置所に勾留され続けながらも不屈に獄中闘争をたたかっている。
 すべての諸君! 国家権力・大阪府警と大経大・松谷当局が一体となってしかけている自治会破壊攻撃を徹底的に弾劾せよ! 一大フレームアップにもとづく四位一体のネオ・ファシズム的弾圧をマル学同の総力を結集して粉砕せよ!

 マルクス主義学生同盟 革マル派
 マルクス主義学生同盟革マル派 関西地方委員会


以下見出し
新たに「威力業務妨害」をデッチあげての「起訴」

大経大・松谷当局による「退学処分」攻撃を許すな

自治会のネオ・ファシズム的な破壊攻撃を粉砕せよ!
Top

    


郵政民営化反対闘争の再構築を!

「民営郵政の持続的成長」の名のもとに大リストラを丸呑みするJPU本部弾劾!

 若年過労死や過労自殺が続出する、すさまじい労働強化に怒りを燃やす、すべての郵政労働者のみなさん! 第六十一回臨時全国大会の代議員のみなさん!
 「郵政民営化反対」の旗を投げすてたJPU本部労働貴族どもは、二月九日から東京で開催される臨時全国大会を、新会社づくりへの全面協力―大リストラ・合理化の大なたをふるうであろう西川郵政株式会社社長「ウェルカム」を謳う一大儀式として演出しようとしている。「戦争をやれる国」づくりのための小泉式「構造改革」への反撃の闘いを完全に放棄し、「国家と民営新会社」に奉仕する今日版産業報国会へと純化したJPU本部を弾劾し、分割・民営化を阻止するために、そしてこの闘いをつうじてJPU労働運動を再生するために、すべての仲間は決意も新たに起ちあがろうではないか。
  全逓委員会

以下、見出し

民営化反対闘争の大破産を「大成果」と言いくるめる本部を許すな!

「集配拠点の再編」「貯保外務員の集約」反対!

経営側の要求を呑み込むための「春討」への転落を許さず闘おう!

小泉専制体制への屈従と改憲反対の放棄を許すな



スローガン

◆新会社発足にむけた大リストラ・合理化攻撃を打ち砕け!

■集約拠点の再編反対! 
■2ネット反対! 郵便内務10時間2交代制反対!

■貯保外務の集約反対! 
■いっさいの首切り、強制配転を許すな!

◆弱者切りすて・地方切りすて≠フ小泉式「構造改革」反対!

◆日米新軍事同盟の構築反対! 憲法改悪絶対阻止!
Top
 

   

札幌で学生反戦ウォーク(12・18)


 
 〇五年十二月十八日、北海道大学農学部学生自治会などのよびかけのもとに、北海道のたたかう学生たちは札幌市中心部において「STOP改憲! 学生反戦ウォーク」にたちあがった。


  

東海の学生が反戦行動(12・13、豊橋)


 二〇〇五年十二月十三日、自衛隊のイラク派遣期間の再延長を目前に控え、東海地方のたたかう学生は、再延長を閣議決定した小泉政権に断固たる弾劾の声を突きつけるために、愛知大学において「許すな! 小泉政権による『戦争のできる国』づくり 憲法改悪反対!安保強化反対! イラクから自衛隊は撤退しろ! 反戦行動 in 豊橋」昼休み集会をおこなった。


  

サラリーマン増税に怒り(12・3「連合福岡」集会)


 〇五年十二月三日、福岡市警固公園において、「連合福岡」主催の「サラリーマン大増税阻止総決起集会」が組合員一五〇〇名を結集して開催された。わが革命的・戦闘的労働者たちは、職場深部からこの闘いの高揚をつくりだすために奮闘した。
 わが同盟の情宣部隊は、「サラリーマン増税・消費税税率引き上げ絶対反対!」「公務員の大量削減・大幅賃下げを許すな!」と刷りこんだビラを結集してくる組合員にくまなく手渡した。

Top