第1902号(2006年1月23日)の内容
<1〜2面>
06春闘勝利! 労働運動の再生を
「連合」の脱構築をめざし賃上げ・「構造改革」反対・反改憲の戦列を築け <上>
中央労働者組織委員会
<4〜5面>
ネオ産報運動を突き破り日本労働運動の戦闘的再生を!
九州での日米合同演習を阻止せよ!
<3面>
1・17 関西共闘の学生一名の不当逮捕弾劾!
八名の大量逮捕(1・6)に続くフレームアップを許すな
大経大自治会役員ら八名の不当逮捕弾劾!
四位一体の自治会破壊攻撃を断固粉砕せよ!
12・12大阪平和人権センター集会(写真へ)
<8面>
郵政民営化反対闘争の敗北を導いたJPU本部
<6〜7面>
「もんじゅ」運転再開阻止全国集会(12・10)(写真へ)
イラク派兵延長に抗議(12・8名古屋/12・10福岡)(写真へ)
年頭の決意 (3) 中国地方委/マスコミ/社会事業/中小企業/神奈川
「解放」最新号
06春闘勝利! 労働運動の再生を 「連合」の脱構築をめざし賃上げ・「構造改革」反対・反改憲の戦列を築け <上> 全国のたたかう労働者諸君! 今〇六春闘への取り組みにあたって、「連合」会長・高木は「真水の賃金改善を要求する」と宣言した。各産別指導部もそれぞれ数年ぶりに二〇〇〇円前後の賃上げ要求ならぬ「賃金改善」要求を掲げている。だが、諸独占体の多くがバブル経済期を上回る史上最高水準の経常収益をあげている時に、そして労働者・人民が諸独占体の苛烈なリストラにともなう首切りと賃金大幅切り下げおよび社会保障切り捨ての結果として生活苦にあえいでいる時に、こんな「要求」の何が「改善」なのだ! しかも、経営者然として、この「賃上げ」要求を「従業員への投資」などと意義づけることをタテとして、資本家どもに「ご高配」をお願いしているのが、「連合」労働貴族どもなのである。 われわれは、今〇六春闘を、「連合」中央をはじめとする既成労組指導部による闘いの歪曲と抑圧に抗して、「一律・大幅賃上げ」を獲得するために、それと同時に小泉式「構造改革」に反対し憲法改悪・日米新軍事同盟構築を阻止する強大な戦列をつくりだすために、断固としてたたかおうではないか。反スタ魂に貫かれた「こじあけ精神」を発揮して切り拓いてきたこのかんの闘いの地平にふまえつつ、政府・独占ブルジョアジーにたいする反撃の炎を職場深部から燃え上がらせよう! 中央労働者組織委員会 |
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ネオ産報運動を突き破り日本労働運動の戦闘的再生を! 小泉専制体制のもとで吹きすさぶネオ・ファシズム的反動化攻勢に断固として対決し、日本労働運動の戦闘的再生をかちとるために総力をあげてたたかおう。二〇〇六年の年あけにあたって、わが同盟の旗のもとにたたかうすべての革命的・戦闘的労働者は、この決意をあらためてうち固めようではないか! 以下、見出し 一 公務員大量削減・労組破壊大攻撃の開始 二 「公務員制度改革」に加担する「連合」高木指導部 三 新自由主義的「構造改革」に呼応する「労働を中心とした福祉型社会」論 四 労組破壊攻撃への屈服 |
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「台湾有事」を想定した日米合同演習を阻止せよ マル学同革マル派九州地方委員会 日米両権力者は、この一月から二月にかけて相次いで、九州の地で軍事演習を強行しようとしている。一月二十三日から二月四日まで、熊本・健軍駐屯地で日米共同図上演習「ヤマサクラ」を五七〇〇人の規模で実施し、大分・日出生台では、一月三十日から在沖米海兵隊が、実弾砲撃演習を強行しようとしているのだ。 これに先がけて、一月九日から米カリフォルニア州で、「離島侵攻に備える」と称して陸自西部方面隊の「離島専門部隊」が米海兵隊の指導のもとに敵前上陸訓練を開始した。 これらは、日米両権力者が昨年十月二十九日に日米安保協議委員会で公表した「日米同盟・未来のための変革と再編」において鮮明にしたところの、日米軍事同盟を対中国攻守同盟として強化していく具体策、これにもとづいた一連の軍事演習にほかならない。そのようなものとしてこれは、ロシアや韓国と結託しつつ核軍事力の増強を進め、日米軍事同盟を強化している米日両権力者への対抗を強めている中国・胡錦濤政権、この中国政府による台湾武力侵攻への対処を想定した実戦的な訓練なのである。 いまや「台湾問題」を焦点として米・日と中(露)の軍事的角逐が激化するなかで東アジアでの戦乱勃発の危機が一挙に高まっている。これを阻止する反戦闘争にわれわれは断固として起ちあがろうではないか!「日本のアジア外交の行き詰まり」を吹聴し、米日離間政策の貫徹を策す中国北京官僚の手先としての姿をさらしている日本共産党の犯罪性を暴きだし弾劾せよ! <反安保>の旗高くたたかおう! 改憲阻止! イラク占領の継続反対! を掲げて大分・熊本の現地で反戦の火柱をあげようではないか! |
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1・17 関西共闘の学生一名の不当逮捕弾劾! 八名の大量逮捕(1・6)に続くフレームアップを許すな |
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大経大自治会役員ら八名の不当逮捕弾劾! 四位一体の自治会破壊攻撃を断固粉砕せよ! マル学同革マル派大阪経済大支部 マル学同革マル派関西地方委員会 大阪府警・大学当局の合作による一大フレームアップ 一月六日、大阪府警は「傷害・暴力行為」などという容疑をでっちあげ、大阪経済大T部自治会委員長・U部学友会委員長ら八人を「共同正犯」として逮捕するとともに、八名の住居・T部自治会室・U部学友会室・奈良女子大学自治会室・解放社関西支社など十五ヵ所をいっせいに家宅捜索する一大弾圧を強行した。 大阪府警が大量逮捕の口実とした昨二〇〇五年十月二十六日の「傷害・暴行事件」とは、それじたい正真正銘のフレームアップにほかならない。この日、当局は、学生委員長・徳永を先頭に、約三十名の職員・守衛を動員し、自治会の立て看板を暴力的に破壊し撤去した。そしてこれに抗議した学生たちにたいして、職員の一人が意図的にみずから転んでみせた。この演技が「傷害事件」としてでっちあげられたのだ。それとともに、学生が拡声器で弾劾の大声をあげたことや職員にマイクを突きつけたことが、「暴力行為」などとでっちあげられたのだ。さらに、このとき現場にいた学生のすべてが、現場に居たというだけの理由で「共同正犯」にでっちあげられたのだ。 大阪府警は、このとき校門の外にあらかじめ待機しており、事件の直後にキャンパスに入って現場検証と当局からの事情聴取をおこなった。これにもとづいて、容疑がでっちあげられたのだ。このように10・26の「暴行・傷害」とは、大阪府警と大経大当局が共謀し合作した謀略的一大フレームアップ以外の何ものでもない。 そして実に許しがたいことに、大学当局=松谷極反動理事会の先兵となって先頭で自治会破壊策動に狂奔しているのが、学長・重森や学生委員長・徳永らの当局内日共党員たちなのである。 1・6の大弾圧は、関西の地において憲法改悪阻止・日米軍事同盟強化反対の闘いを牽引している大経大自治会を破壊するために、ブッシュ帝国の命をうけた小泉政権・文部科学省と警察権力・大阪府警および大経大当局、さらには日共が四位一体≠ニなってしかけてきたファシズム的弾圧にほかならない。 こんにち、小泉政権は、米ブッシュ政権との間で日米新軍事同盟の構築(=日米軍事同盟の対中国攻守同盟としての現実的強化)を急ピッチでおしすすめている。日本国家をアメリカ国家と共同して「戦争をやれる国」に飛躍させるために憲法改定をなしとげることをたくらんでいる小泉政権は、一月二十日からの通常国会で改憲手続き法たる国民投票法の制定を策している。この目論見を貫徹するために、労働者・人民にたいする言論弾圧を一挙に強め、一切の反対運動を撲滅する攻撃にのりだしている。この国家意志を体して大阪府警は、大経大自治会役員らの一斉逮捕という暴挙にうってでたのだ。 以下、見出し キャンパスに轟く当局糾弾の声 改憲阻止・反戦反安保を闘う学生への強権的弾圧 警察権力と結託した日共の犯罪を許すな ファシズム的自治会破壊を打ち砕く広範な闘いを |
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郵政民営化反対闘争の敗北を導いたJPU本部を弾劾せよ 小泉専制体制に奉仕する労働運動≠ヨの転換を許すな 昨二〇〇五年九月十一日投票の総選挙における自民党の圧勝と民主党の惨敗によって、自民党郵政族や民主党に淡い期待を寄せていたJPU本部が指導してきた「郵政民営化反対」闘争は、無残な破産を遂げた。JPU内部においてわが革命的戦闘的労働者たちは、本部労働貴族どもの抑圧に抗してJPU労働運動の左翼的戦闘的高揚を切り拓くために奮闘した。にもかかわらず、郵政民営化反対闘争は一敗地にまみれざるをえなかったのだ。 呆然としている組合員も多いであろう。だが、呆然としている暇はない。郵政民営化にとどまらず、いまや小泉専制下の恐怖政治のもとで、憲法改悪をはじめとする反労働者的な攻撃が続々としかけられ、日本の全労働者・人民は、侵略戦争と暗黒支配とどん底の生活を強制されかねない危機にさらされているのだからである。いつまでも敗北感に浸ることなく敗北をのりこえ、ただちに総反撃の体制を構築しなければならない。 そのためには、JPU本部が指導≠オてきた「郵政民営化反対」闘争が総破産したことの根拠を、われわれはまずもって明らかにすることが必要である。このことなしには、日本労働運動とJPU労働運動の再興の道筋は永遠に閉ざされてしまうからである。 そもそもJPU本部労働貴族は、みずからの責任を回避するために、破産の根拠を総括することを回避している。のみならず、ファシスト式恐怖政治の蛮刀をふりかざす小泉の専制体制の確立を眼前にしながら、いけしゃあしゃあと「喜びに胸躍らせて未来へ!」「今後は現実対応をとる!」などと表明している。みずからの指導の破産についての自己批判もなし! 塗炭の苦しみを強要され、リストラ地獄を恨みつつ、みずからこの世を去った労働者(〇四年度だけでも四十一名)にたいする一片のお詫びも痛みもなし!「喜びに胸躍らせ……」などという彼らのこの言葉に含意されているものは、JPU本部労働貴族主導の運動の総破産を隠蔽すると同時に、今後は小泉専制体制に奉仕する労働運動≠ヨと転換することの宣誓以外のなにものでもない。 以下、見出し T 敗北の隠蔽 U 小泉恐怖政治≠ヨの屈服=すりより V 闘いの大破産をいかに総括すべきか? W 「民主党支持」を強要したJPU本部を弾劾せよ |
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12・12大阪平和人権センター集会 |
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「イラク派兵延長反対!」 三千名の労働者が決起 12・12大阪平和人権センター集会 昨〇五年十二月十二日、大阪北区の扇町公園において、平和人権センターが主催する「イラク派兵延長反対! 12・12大阪集会」が開催された。 関西の戦闘的・革命的労働者たちは、日米新軍事同盟を謳いあげた京都での日米首脳会談への怒りと危機感に燃えて、平和人権センター指導部や既成労組指導部の「平和基本法制定」要求運動をのりこえて職場からイラク反戦・反安保・改憲阻止の闘いをつくりだしてきた。こうしたわが仲間たちの奮闘に支えられて、この集会には三〇〇〇名もの労働者が結集した。 わが同盟の情宣部隊は、現下の階級闘争の危機を映しだすかのような吹きすさぶ寒風を衝いて、「イラク派兵延長弾劾! 日米新軍事同盟構築反対! 憲法改悪阻止!」の熱き闘いの炎を燃えあがらせるために奮闘した。 |
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イラク反戦に決起した労働者(12・12、大阪) | |
「もんじゅ」運転再開阻止全国集会(12・10) |
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「もんじゅ運転再開阻止!」 廃炉要求集会に労学住民800が結集 12・10敦賀 二〇〇五年十二月十日、福井県敦賀市において「もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が開催された。「もんじゅ」ナトリウム漏出・炎上事故から十年目の今日、小泉政権は「核燃料サイクル確立」のボロ旗を掲げ直し、〇八年にも「もんじゅ」の運転再開を強行しようとしている。この小泉政権への怒りに燃えて、「許すな原発・核開発! 阻止せよ軍事大国化! 全国学生連帯会議」の北陸・関西・東海・首都圏の学生たちは、結集した八〇〇名の労働者・住民と固く連帯して、この日、最先頭でたたかいぬいた。 |
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敦賀市街に「運転再開阻止!」の声を轟かせる (05年12月10日) |
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「もんじゅ」ゲート前で抗議のシュプレヒコール | |
イラク派兵延長に抗議(12・8名古屋/12・10福岡) |
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自民党愛知県連に怒りのシュプレヒコール(05年12月8日) 〇五年十二月八日、小泉政権が自衛隊のイラク駐留の一年間延長を閣議決定しようとしたその日、名古屋大学と岐阜経済大学のたたかう学生たちは、この閣議決定を阻止するために、自民党愛知県連にたいする追及行動にたちあがった。 |
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派兵延長弾劾の声高く(05年12・10、福岡市冷泉公園) 昨年十二月八日、小泉内閣は自衛隊のイラク派兵を一年間再延長することを閣議決定した。この暴挙にたいして怒りに燃えた福岡県下の労働者約一五〇〇名は、十二月十日、「平和・人権・環境福岡県フォーラム」主催の「自衛隊はイラクから撤退を! 派兵再延長反対! 12・10福岡集会」に結集し、抗議のデモンストレーションを展開した。わが同盟の情宣隊は、日本共産党の「反安保」なき「護憲」運動をのりこえて断固としてたたかうべきことを、結集した労働者に訴えて戦闘的にたたかいぬいた。 |
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