第1881号(2005年8月15日)の内容

<1面>
国際反戦中央集会かちとる 8・7

千二百名の労学が〈反戦・反改憲〉の意気高く結集

いまこそ小泉自民党政権を労働者人民の総力で打倒せよ
<4面>
電子カルテ導入によって職場はどう変わったか
<5面>
「護憲の党」の無残な最期
 社民党の「論点整理」という名の論憲§_(下)
<2面>
全学連大会をかちとる(7・26―28)写真へ
金沢大に反戦・反改憲の息吹(7・20)写真へ
「海自展示訓練反対!」を訴え(7・22名古屋)写真へ
鹿大生が「大学祭規制反対」に決起写真へ
<3面>
反戦集会への海外からのメッセージ
 イギリス レボリューショナリー・マルクシスツ
 ウラジーミル・プローニン(ウクライナ)
ペンタゴンの秘密作戦部隊=「戦略支援部」の創設
<6面>
AFL―CIOが大分裂
Topics 大リストラの爪痕
北教組大会で大情宣
<8面>
うた
 人間の滅び(下)

<7面>
万華鏡2005――情勢の断層を読む
◆猶予は180日
◆ラスベガスの「爆心地劇場」
◆報道の自由?
◆ハラショー!
◆ケイレツ回帰

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

●お知らせ
本紙八月二十二日付は休刊とします。第一八八二号、八月二十九日付から通常どおり発行します。
  「解放」最新号
 








































 


   

国際反戦中央集会かちとる 8・7


千二百名の労学が〈反戦・反改憲〉の意気高く結集

 「小泉政権打倒!」の雄叫びをあげる
(8月7日、なかのZERO)
 「憲法改悪を絶対に阻止する力を創造するために、本集会を成功させましょう!」――司会をつとめる女性労働者の力強いあいさつをもって、第四十三回国際反戦集会中央集会が開始された。
 八月七日午後一時、会場の「なかのZERO大ホール」には一二〇〇名の労働者・学生・市民が結集した。北海道から沖縄まで全国六ヵ所で反戦集会を戦闘的に実現しようとしているたたかう仲間とともに、「米・ソ核実験反対!」の革命的スローガンのもとに開催された一九六三年の第一回集会いらい営々と築きあげられてきた国際反戦集会の歴史に、新たな時代を拓く一ページを付け加えようとしている。
 「二十一世紀世界の暗黒を突き破る革命的反戦闘争に決起せよ!」――集会実行委員会より発せられた国際アピールに呼応して当日までに七ヵ国・十二団体から連帯のメッセージが寄せられた。この海外の諸団体・人士をはじめとする全世界の労働者階級人民と固く連帯して、結集した闘う仲間たちは、ブッシュ帝国によるイラク占領支配とさらなる戦争放火の策動に反対するとともに、ブッシュ政権の盟友たる小泉政権の改憲攻撃を絶対に阻止する烈々たる決意をみなぎらせて集会を成功裡にかちとったのである。

21世紀世界の暗黒を突き破る革命的方向性を提起――基調報告

「日本労働運動の閉塞状況をこじあけよう」――特別報告

教育労働者の闘いに心の底から広がる共感

改憲阻止闘争の大激流を創造せよ!

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いまこそ小泉自民党政権を労働者人民の総力で打倒せよ

郵政民営化反対! 改憲阻止! 小泉の靖国神社参拝反対!

 八月八日の参議院本会議において、郵政民営化法案が自民党議員の雪崩れうつ造反=i反対票二十二、棄権八)によって、賛成一〇八票・反対一二五票の大差で否決された。この造反に逆上した小泉は、「郵政民営化を国民に問う。民営化反対者は(自民党の)公認候補にしない」などと傲然と宣言し、同日、ただちに衆議院解散を決行し、総選挙の政治日程(八月三十日公示、九月十一日投票)を決定した。
 ネオ・ファシスト小泉政権は、みずからの強硬策が招いた造反=自民党内権力抗争によって倒壊の崖っ縁に追いつめられている。いまこそ、総選挙に浮き足だつ社・共既成指導部を許さず、労働者階級・勤労人民の総力をあげて、改憲・安保強化・郵政民営化を策す極反動政権打倒へ邁進せよ。
 己れの予測をも超えた造反議員の大量輩出への焦りに駆られた小泉とそのとりまき℃ゥ民党執行部は、造反議員(衆院で三十七人)の総選挙での党公認外(はず)しを傲然と宣言した。郵政民営化法案をめぐる自民党内の対立は、いまや小泉政権の存亡を問う党内権力抗争へと発展転化した。亀井静香を頭目とする亀井派、郵政族のボス・綿貫をはじめとする橋本派、堀内派内古賀派などの造反議員連中は、小泉・自民党執行部の「強権的手法」にたいして叛旗をひるがえしつつ結束を固め、「無所属」立候補のみならず新党結成の道をも「選択肢」として模索しはじめている。自民党分裂下の総選挙は、漁夫の利≠ニして岡田・小沢の民主党の勝利や、この民主党と自民党造反議員との結託などの可能性をも、浮上させつつある。
 橋本派および参院のドン≠ニして権勢を誇り、かつての金丸気取りで小泉を操縦することに腐心してきた自民党参院会長・青木の力は、もはや地に墜ちた。党分裂を招きかねない変人℃相の強権的手法を諫止(かんし)しながら袖にされた森派(小泉の所属派閥)の頭目・森さえもが、小泉を見限った。政治的孤立におちいった小泉は、それでもなお、「構造改革の本丸」と称する郵政民営化強行を傲慢にもゴリ押しし、総選挙に起死回生をかけている。ブッシュ帝国の後押しのみが、変人≠フ唯一のよすがなのだ。
 造反議員どもは口々に語っている。郵政民営化法制定のごとき小事≠ノうつつをぬかす前に、もっと優先すべき大事≠ェある、と。大事≠ニは、もちろん憲法改悪であり、対米追従一辺倒の小泉の対中国・韓国政策のゆえにもたらされている「躍進」中国との政治的軋轢・経済的関係悪化の是正≠ニいうことである。小泉の自爆テロ解散≠ネどと揶揄(やゆ)されている衆院解散。これを契機として新たな次元におしあげられた自民党内のみならず民主党をもまじえた支配階級内権力闘争は、対米・対中の安保=外交政策や憲法改悪の具体的内容にかかわる日本国家の二十一世紀サバイバル戦略をめぐる対立を根幹としているのであって、その激化を招くこと必定である。
 そもそも、郵政民営化法案をめぐる対立じたいが、対米追従一辺倒の小泉と、これへの反発から対米自立≠多少なりとも志向する部分との対立を根底としている。郵政民営化法案は小泉・竹中式「構造改革」政策の柱であり、アメリカ政府・支配階級の要求を受けて郵貯・保険市場を開放≠キるのみならず、三二万人員を大幅削減することを基本とするものにほかならない。これまた、ブッシュおしつけ≠ニいう政治的性格を刻印されたファッショ的法案なのであり、郵政労働者およびすべての労働者人民の憤激の的となっているのだ。
 この労働者人民の反対をおしきり、あくまでも対米公約≠果たすために、小泉は、総選挙を「郵政民営化解散」と位置づけ、憲法改定や靖国神社参拝にかんしては争点≠ノせず、郵政問題一本≠ナ「信を問う」とおしだしている。
 時あたかも、イラク・サマワでは一〇〇〇人のデモ隊が県庁舎に押しよせ日の丸を焼き捨てるなどの抗議闘争をくりひろげた。このイラクへの派兵を強行しつづけている小泉政権。「独占主義と覇権主義」に反対することを謳う中・露と対抗するブッシュ帝国と心中することを決意しているこの政府は、「戦争のできる国」への飛躍をかけて改憲・安保強化・「構造改革」に突進している。
 この激動する情勢のもとで、たまさかの敵失≠ノよってもたらされた自民党分裂選挙に乗じて、民主党・岡田執行部は、「政権奪取のチャンス」とつま先立ち、「日本刷新解散で民主党単独政権を」と吹きあげている。この民主党の高揚≠ノ比して、不破=志位の日共は、選挙準備も整わず大敗の兆しに脅えている。郵政民営化ではなく@大増税反対A憲法九条改悪反対を争点にするとおしだし、議席確保に汲々となっているにすぎない。とはいえ彼らは、選挙の趨勢しだいでは、「野党共同」の名のもとに民主党の政権奪取に協力≠キる思惑をめぐらせるにちがいない。
 すべての労働者・学生諸君! われわれは今こそ、死に体と化した小泉自民党政権を打倒するのでなければならない。郵政民営化反対! 憲法改悪阻止! 首相・小泉の靖国神社参拝反対! 日米安保同盟の強化反対! 総選挙に浮き足だつ既成指導部を許さずたたかおう!
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電子カルテ導入によって職場はどう変わったか

 電子カルテの導入によって私の職場は根底から何かが崩れていっているという感覚がある。奇妙な違和感に支配されている。電子カルテ導入後の職場実態について、とりわけ医療の質、看護の質がどう変えられ、それによって働く人間がどう変わってきているのかについて明らかにしなければならない。このことは、とりもなおさずこの私がなげこまれている現実と対峙するということだと思う。
 今、私はハードな職場実態に肉体的にはぎりぎりの限界状況にある。当局によるベッド稼働率アップの絶え間ない追求、目標管理方式による業務遂行、業務のマニュアル化による非効率な業務、さらに電子カルテの導入。これらによって八時間労働など完全に吹っ飛んでしまっている。
 十二時間以上の労働時間が月に何日あるだろうか。十時間目になると頭も身体も朦朧(もうろう)としてくる。作業が遅々として進まずいらだってくる。ぼろぼろになって更衣室に向かいながら、また仕事を思い出して病棟に戻ることも多々ある。「何時になっても終わらない感覚に襲われる。」職場の多くの仲間も口をそろえてそういう。
 深夜勤務中も、仮眠はおろか、休憩も取れなくなってきている。退院のサマリー(看護記録の要約)や、日勤で残しておいた業務はこの時間を有効活用しないと、また延々と長時間の労働になってしまうからだ。確実に早死にすることをみずから率先してやらなければならない。本当に毎日が腹立たしく、怒りがふつふつと湧いてくる。
 電子カルテであれ、看護業務であれ、これそのものを機械のようにこなしていけば、少しは早く終わるかもしれない。しかし、このまま流れをこなす≠アとに慣れてしまっては疑問や怒りも湧きあがってこない気がする。また「看護診断」なるものを分析し批判するためには、一定程度はそれを勉強し実践していくことも必要である。しかし、非常に多くの時間をとられ、このことから逆に疲れてしまう現実。自分の疎外労働に苦しみ、苦悩しつつこんちきしょう≠ニ思いながら、この過酷な現実と日夜格闘している。
 電子カルテの導入によって、医療労働過程がどう変わったのか、――このことを早急に技術学的に分析しなければならないと、われわれは促迫されている。また、パソコンの操作に慣れ、楽になったと感じる若い組合員も生みだされているなかで、看護労働の技術学的な分析は、組合員に変革的・教育的にかかわっていくうえでも重要である。
 その第一歩として、現実をみていきたい。

以下、見出し
1 看護師間のチームワークが破壊されている

2 医療労働者の技術性が低下している

3 過酷化する労働と電脳的疎外の深まり

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うた
 人間の滅び(下)

榊いづみ


情意なき電網人の出現は人間の滅びの象徴なむ

うつせみの空しき現実に耐へかねて、幻実(ヴァーチャルリアリティ)にひたるや網人

生きる意味失ひたる網人はげに次々と練炭自殺

電脳操作/無償労働(サービス残業)に疲れはて命を絶つ輩やあはれ

過干渉/過保護の親はつくりたり キレる子/引きこもり/NEETなど

梅雨さなか日照りつづきてひび割れしNEETの心奥雨降るばかり
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全学連大会をかちとる(7・26―28)

  
 全学連は、七月二十六日から二十八日の三日間にわたって、首都・東京において第七十五回定期全国大会を実現した。

今夏・今秋期の闘争を高揚させる決意も固くシュプレヒコールをあげる大会参加者


  

金沢大に反戦・反改憲の息吹(7・20)


 自衛隊法「改正」案の参院採決が強行されようとしていた七月二十日、金沢大学のたたかう学生たちは角間キャンパスにおいて「憲法改悪反対! 安保同盟の強化を許すな! 7・20金大生青空昼休み集会」を開催し学内デモ行進にたちあがった


  

「海自展示訓練反対!」を訴え(7・22名古屋)


 七月二十二日、愛労連傘下の労働組合を中心とする「憲法と平和を守る愛知の会」などの実行委員会が主催して、「海上自衛隊展示訓練反対 7・22名古屋港集会」が開催された。わが同盟の情宣隊は、集会前のデモ出発地点とされた港橋公園に結集する労組員に、そしてガーデン埠頭公園でおこなわれた本集会に参加する名古屋市民に、「海上自衛隊の『展示訓練』を許すな!」「日米軍事同盟の強化反対! 憲法改悪阻止!」とよびかけたビラを配布した。


   

鹿大生が「大学祭規制反対」に決起


 鹿児島大生は、六月十日に、「鹿大祭への規制をやめろ! 対当局抗議行動」をおこなった。一三〇名の鹿大生が、昼休みに中央食堂前での集会を実現し、その後、デモ行進で大学本部前につめかけ抗議の声をあげたのだ。
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