第1878号(2005年7月25日)の内容

<1面>
第43回国際反戦集会に結集せよ

<戦争と暗黒の世紀>を突き破るイラク反戦・反安保・反改憲の炎を
<4〜5面>
大事故の責任を回避し居直るJR西日本当局を弾劾せよ!

<2面>
浜大樹上陸演習阻止に決起(7・7)写真へ
ライス来日に弾劾の嵐(7・11、首都)写真へ
<3面>
全学連第75回定期全国大会に結集せよ
福岡・春日からの第7次イラク出兵阻止に起て!
<6面>
NTT労組本部の「降給」制度受け入れ提案を否決せよ
なぜ!? 急増する「高齢者虐待」
Topics 改定介護保険法のペテン
<7面>
組織実践を生き生きと推進するために
JR西当局を代弁する『文芸春秋』
<8面>
うた 「靖国」の怪 (下)
◆黒田さんと桜

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」最新号
 


























  


第43回国際反戦集会に結集せよ

<戦争と暗黒の世紀>を突き破るイラク反戦・反安保・反改憲の炎を

 G8(ならびに中国・インド・パキスタン・ブラジル・メキシコ・南アフリカなどの新興諸国=jの首脳たちが一堂に会したグレンイーグルズ・サミットが、いままさに開幕されようとしていたそのタイミングを狙って、ロンドン中心部において地下鉄・バスを標的とした同時多発の爆弾テロルが強行された(七月七日)。サミットを吹き飛ばしてしまったこの兇行は、ブッシュ政権がCIAを動員しイギリス情報機関(MI6およびMI5)を抱きこんで仕組んだ謀略にほかならない(本紙前号第一面を見よ)。
 ブッシュ帝国は、アメリカ離れ≠フ政治姿勢をいよいよ顕著にしつつある今サミットの議長=イギリス首相ブレアを再び取りこみ「対テロ戦」のハーケンクロイツ同盟を固め直すためにこそ、この7・7謀略をしかけた。今サミットを「対テロ戦争の継続」を謳いあげる儀式に転化し・もってヤンキー帝国主義の国際的孤立とイラク占領の全破産の危機をのりきることをたくらんだのが、ブッシュ帝国なのである。
 ヤンキー帝国主義が強行したこの蛮行を弾劾せよ! イラクになお占領軍を居すわらせ、ムスリム人民を虐殺しつづけ、宗派間・民族間抗争の泥沼にイラクを引きずりこむことを狙っての謀略を仕組んでもいるブッシュ帝国の暴虐を許すな! ブッシュにつきしたがっているネオ・ファシスト小泉政権を許すな! イラク反戦闘争の国際的うねりを巻き起こし、反戦・反安保・憲法改悪阻止闘争の高揚をかちとるために、労働者・人民は陸続と決起しよう。

以下、見出し

ロンドン謀略に起死回生をかけたブッシュ帝国

「一超」軍国主義帝国の国際的孤立

全破産したイラク占領の弥縫策

「独占主義反対」を旗印とした中・露の結託

小泉ネオ・ファシズム政権打倒へ進撃せよ
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大事故の責任を回避し居直るJR西日本当局を弾劾せよ!

欺瞞に満ちた「安全性向上計画」

T 運行再開のための免罪符

 六月十九日、JR西日本会社は、死者一〇七名・重軽傷者五四〇名以上をだした尼崎の列車脱線・転覆事故(四月二十五日)いらい不通になっていた福知山線の運行を、五十五日ぶりに、再開した。
 午前五時、朝もやのなかを時速三〇キロのゆっくりしたスピードで運転されたこの運行再開の一番列車には、制服・制帽・白手袋に身を包んだ垣内剛社長が、視線の定まらない緊張≠オた面もちで、運転台横に同乗した。そのうしろの一両目には、「緊急労使安全会議」に参加している三労組(JR西労組、国労、建交労)の委員長たちが、ガラス越しに垣内を包みこむようにして、これまた制服・制帽・白手袋を着用して、神妙≠ネ顔をして、陣どった(JR西労は不参加)。事故現場のマンションの脇には、南谷昌二郎会長を先頭にして幹部社員・現場管理者らが整列し、最敬礼で、列車の通過を見守った。
 こうした白々しい儀式がおこなわれたこの日に、JR西日本の労使は、「安全を最優先とする企業風土の構築に全力を注いでまいります」という触れこみを掲げて「私たちの誓い」を発表した。
 しかし、垣内よ、南谷よ、いったい、どのツラさげて「安全最優先」というのか。今回の大事故を引きおこした根拠たる、おまえたちのつくった「企業風土」をどう反省したというのか。具体的には、何を・どのように直そうというのか。
 取締役相談役の井手正敬よ、公式の席には一度もでないで今もなお逃げ回っているおまえは、謝罪をしたのか。謝罪もせず、反省もせず、なんの責任もとろうとはしていない。それどころか、「過密ダイヤは事故の原因ではない」「利益を考え、効率を上げるのは当然」「日勤教育は必要」などと傲然と居直っているのが、井手よ、おまえではないか! JR西日本会社に長きにわたって君臨しつづけてきた井手よ、おまえこそが、運転士と多数の乗客を殺した張本人なのだ!
 井手の居直りが、すべてを語っているではないか。JR西日本当局者どもは、内心では、福知山線の不通が続けば続くほど「損失が膨らむ」と、気が気ではなかったのだ。株主総会を目前にして、なにがなんでも、一刻も早く運行再開にこぎつけることに焦っていただけではないか!

ウソ八百の「制限速度引き下げ」

井手は腹をかっさばいて自決せよ


U 事故の根拠への反省なき居直り

事故を必然化する「企業風土」

危機管理≠ネき無責任体制

「儲け第一」=安全無視の経営施策

超過密・高速の殺人ダイヤ編成

労働者に生き地獄を強いる「日勤教育」

運転保安闘争の伝統を蘇らせよ!


 JRの労働者は、国鉄三河島駅脱線二重衝突事故の尊い教訓のうえに、乗客と乗務員の命と健康を守るために運転保安の旗を高く掲げてたたかいぬいてきたJR=国鉄労働運動の生きた伝統を蘇らせ、労働者魂をみなぎらせて果敢にたたかおう!
 福知山線の運行再開のために、誤魔化しと居直りの「安全性向上計画」書なるものを振りかざす西日本会社当局者と御用組合幹部を弾劾しよう。
(七月一日)

■関連論文
大惨事を引き起こしたJR西当局弾劾(第一八七六号)/うた 脱線転覆(第一八七三号)/安全原則を踏みにじる西日本当局(第一八七一号)/地獄の日勤教育=i第一八七〇号)/一〇七名の生命を奪った西日本会社(第一八六八号)/大惨事の責任は当局に(第一八六七号)
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陸上自衛隊(第四師団 福岡・春日)の第七次イラク出兵を阻止せよ

 小泉政権は、八月にも福岡駐屯地(福岡県春日市)に司令部を置く陸自第四師団をイラクに派遣しようとしている(第七次派兵)。サマワに駐留している陸自部隊にたいする武力攻撃が連続的に敢行されたにもかかわらず、小泉政権はあくまでもブッシュ政権につき従い、自衛隊にイラク占領軍の一角を担わせつづけようとしているのだ。
 改憲と安保強化のための小泉政権による反中国・反韓国の民族排外主義の鼓吹を許すな! 中国政府の対抗的な核軍事力の増強反対! 今こそ日米安保同盟の鎖で締めあげられたブッシュの忠犬=小泉政権の打倒をめざしてたたかおう! 7・30福岡・春日現地闘争に起て!
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うた 「靖国」の怪 (下)

「カルシウム不足」せる胡錦濤に送らるる 反日デモの波

狼狽しもたれたる政治局会議〔四月十五日〕、その翌日に上海暴乱

桜散り若葉萌えいづも戦没者甦らず、戦をやめよ

枯果し紫陽花の花むごたらし 末期の小泉かくあらめやも

兵役を拒否し重営倉になりし
内田英世(トロツキスト)、知るべし若人


(二〇〇五年六月十日)
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浜大樹上陸演習阻止に決起(7・7)


7・7道共闘 「自衛隊の協同転地演習反対!」 浜大樹上陸演習阻止に決起

 全学連北海道地方共闘会議と首都、東海、北陸のたたかう学生たちは、七月七日、自衛隊三軍による史上初の「協同転地演習」の強行に反対し、陸上自衛隊第十師団による十勝・浜大樹での上陸演習を阻止する現地闘争に起ちあがった。たたかう学生たちは、現地に結集した一〇〇〇名の労働者と固く連帯し、最先頭でたたかいぬいたのだ。

「LCAC上陸演習阻止!」闘う北海道の労・学(7月7日、浜大樹)

労・学が「演習反対!」のシュプレヒコール


  

ライス来日に弾劾の嵐(7・11、首都)


闘う学生が日米外相会談粉砕に起つ
 七月十一日、米国務長官ライスが首相・小泉、外相・町村と会談するために来日しようとしていたまさにそのときに、首都圏のたたかう学生たちは、日米外相会談を阻止するために、アメリカ大使館にたいする抗議行動に起ちあがった。

7・11日米外相会談粉砕に決起(アメリカ大使館前)

 「ライス訪日反対!」早大で集会を開く首都圏の学生(7月11日)

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