第1852号(2005年1月24日)の内容
<1〜3面>
05春闘の戦闘的構築を 中央労働者組織委員会
<3面>
解放社前での「強盗逮捕訓練」を弾劾する
<4〜5面>
〈企業・産業・国家に奉仕する労働運動〉を突き破る闘いの炎を!(下)
<6面>
日本国軍の駐留延長に怒りの声
札幌で戦闘的デモ(12・12)/愛知県民集会(11・25)
12・10平和センター集会(沖縄、大阪)
六ヶ所村再処理工場の試運転に抗議(12・21)
<7面>
特定郵便局における「勤務時間の弾力化」を許すな
沖縄県教委が「病休不補充」方針を撤回
全学連委員長・書記長―新春インタビュー
<8面>
2005年―新年の決意(3)
中国地方・マスコミ・社会事業・東京地区
「解放」最新号
イラク反戦・改憲阻止・反リストラの旗高く 05春闘の戦闘的構築を 中央労働者組織委員会 T イラク占領の破産にあえぐブッシュ帝国 A 国民議会選挙粉砕にむけてのムスリム人民の武装総決起 ブッシュとの心中の道をひた走る小泉政権 B 津波被害支援≠ノ名を借りた日本三軍の展開 米軍と呼応した自衛隊三軍派遣 U 大リストラ攻勢と今日版産業報国運動下の労働運動の危機 A 改憲攻撃への下からの呼応 B リストラ・賃金引き下げの丸呑み 資本家どもの「ベア拒否」への屈服 C 既成労組指導部の腐敗と抑圧に抗する革命的労働者の闘い V 「連合」労働貴族の「産業報国」運動に抗して〇五春闘の高揚を切り開け A リストラ促進策に積極的に呼応する「連合」指導部 労働諸法制改悪や改憲攻撃の露払い役 (1)定昇制度廃止・「成果主義賃金」導入・拡大攻撃への積極的協力 (2)首切り・雇用形態の改編・労働法制改悪の攻撃への呼応 (3)「産業報国会」としての変質の深まり 独占資本家に「よりよい資本主義のために社会的責任」をお願いする日共系「全労連」指導部 B 日本労働運動の戦闘的再生をかちとれ 第一に、われわれは、今〇五春闘を左翼的に推進するただなかにおいて同時に、〈アメリカのイラク軍事占領支配反対! これへの小泉日本政府の協力・加担を許すな!〉を掲げてたたかうのでなくてはならない。 燃えあがるイラク人民の反米反占領の武装ゲリラ戦と大衆的レジスタンスに追いつめられてブッシュの「一超」軍国主義帝国は断崖絶壁にたたされている。日米安保同盟にもとづいて、このブッシュと心中する道を選んだ小泉は、米軍と連携し・共同して日本国軍の海外派兵を恒久的に可能とするためにも憲法改悪にいよいよ突き進もうとしている。そればかりか「お国のため」に喜んで戦争にいく臣民≠育成するために、教育基本法の改悪や、「日の丸掲揚・君が代斉唱」を教師や子供に強制し、これに反対するものには弾圧「処分」攻撃をうちおろしてきているのがネオ・ファシストの小泉であり石原なのだ。 われわれは、憲法改悪反対、教基法改悪反対、「日の丸・君が代」強制反対、弾圧「処分」反対、を掲げてたたかおう。改憲攻撃を下支えする「連合」笹森指導部の報国運動を弾劾しのりこえて、イラク反戦・憲法改悪阻止闘争のうねりを労働戦線の深部からつくりだしていこうではないか。それとともに、インド洋大津波被災国の支援に名を借りた日本軍隊の――米軍と連携しての――アジア・太平洋・インド洋地域における軍事行動に反対するのでなければならない。 第二に、われわれは、今〇五春闘において、賃金支払い形態の「成果主義」的改変に反対する闘いを断固として創造するのでなければならない。 いま日本の独占資本家どもは、総額賃金を徹底的に抑制しながら・なおかつ労働者をよりいっそうこき使うために、あらゆる企業において賃金支払い形態を改変・緻密化する攻撃を強化している。 彼らは労働者を分断し相互に競いあわせることによって、労働者に、みずから進んで生産性向上をすすめ労働強化をうけいれさせようとしている。そのために、年功序列型賃金や職務給、職務・職能給およびこれらを組みあわせて編成してきた従来の賃金支払い形態を解体し、「成果主義」にもとづくそれに改変する攻撃をあらゆる企業において強行しているのだ。そのために彼らは、「働きとは無関係な・属人的要素」と見なした定期昇給や家族手当・住宅手当などの諸手当とこれを保証する制度の一切を縮小・廃止する攻撃をうちおろしている。 この攻撃にたいして、「賃金カーブの維持=個別賃金水準の確保」を掲げて、定昇廃止を容認し、「成果主義」賃金の導入・拡大に積極的に呼応し、そのスムーズな実現に腐心しているのが「連合」指導部なのだ。われわれは、この「連合」指導部の反労働者性を徹底的に暴露するのでなければならない。 わが革命的労働者は、賃上げ闘争を抑圧する「連合」労働貴族を弾劾し、〈定昇制度廃止・諸手当の剥奪反対! 賃金支払い形態の「成果主義」的改変反対! 賃金引き下げ反対! 一律・大幅賃上げの実現!〉を掲げてたたかおう! (中略) 第六に、わが革命的・戦闘的労働者は、今春闘を戦闘的に推進することをつうじて、各労組を戦闘的に強化しよう。これを基礎に今日版産業報国会と化した「連合」を、そしてそれを「左」から補完しているにすぎない「全労連」を下から左翼的につくりかえることをめざして奮闘するのでなければならない。 労働者を企業の「ステークホルダー」と見なし、「働く者の様々な生き方・自己実現のプランを支援する」ことが労働組合の任務だとする路線の反労働者性(階級協調主義の今日版)を暴露し弾劾しよう。このような路線にもとづいての、リストラにともなう首切り反対闘争や春闘などの抑圧こそが、「連合」組織率のつるべ落とし的低落を招いている根拠であることを暴きだし、「連合」を下から脱構築すべきことを、すべての労働者に呼びかけよう。 独占体の下請け企業への犠牲転嫁をも条件として、企業の過酷な攻撃にさらされている中小・未組織の戦闘的労働者は、創意を発揮して闘いを創造しよう! おのれが所属する企業資本家の攻撃との闘いのなかで労働者的結束を強化し、同時に、独占体資本家とそれを支えている大企業労組労働貴族どもへの怒りをも組織し、みずから労働組合を結成してたたかおう! この闘いをつうじて、労働戦線の深部に革命的ケルンを拡大・強化するのでなければならない。 すべてのたたかう労働者は、団結固く、〇五春闘の戦闘的高揚のために奮闘しよう! |
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〈企業・産業・国家に奉仕する労働運動〉を突き破る闘いの炎を!〈下〉 中央労働者組織委員会 日本経済の不況の長期化。このもとですすめられている小泉内閣の「三位一体的改革」や郵政民営化攻撃などによって、また、この政府の経済=社会諸政策にバックアップされた諸独占体のリストラ諸施策によって、公務員(地方・国家)職場、郵政公社職場そして民間の諸産別の各職場で、少なからぬ労働者が解雇されたり、事実上の首切りでしかない転籍・配転・出向・研修所送りなどにさらされている。残された労働者は超長時間労働、著しい労働強化そして低賃金に苦しんでいる。 官・民を問わずに拡大的に導入されてきている「成果主義」にもとづく人事=賃金制度によって、労働者たちはお互いに競争を強いられ、労働者的連帯感は日に日に破壊され、労働者的意識は磨滅させられている。職場はまさしく<暗黒の場>と化している。これらの事態は、各産別労組幹部たち――労働貴族、民同系ダラ幹、無気力な転向スターリニスト=日共系幹部――が総じて、当局や資本家どものリストラ諸施策に全面的に協力していることによって、ますます牢固なものとなっている。 過労死者が職場で出てしまっても、労働者たちのあいだでは「またか」という声がニヒルに響くにすぎないような、悲惨な職場が今や日本のあらゆるところで見うけられる。過労死者が出ても、病休者が出ても、欠員は補充されない。それゆえに残された労働者たちの労働の過重・強度は著しく増進し、病休者や過労死者のドミノ倒しという悲劇的事態すら現出する。 既成労組幹部は資本家や当局者の共犯者となっているがゆえに、過労死者の続出という事態については見て見ぬふりをしている。隣りで働く同僚がくも膜下出血で仕事中に倒れても黙々と仕事に精を出す≠謔、に、彼ら労組幹部は労働者に強要している始末なのだ。残念ながら多くの一般労働者もまた仲間が過労で死に至らしめられても、憤激を湧きたたせることがないほどに無気力化させられている。既成の組合幹部どもによる数えきれないほどの裏切りによって、そしてなによりも日々の過酷な労働のなかで、気力も身体的力も奪われ、労働者的感性も麻痺させられ、その空洞に企業意識が強烈に注ぎこまれているのだ。 わが革命的・戦闘的労働者はこのような悲惨な現実にどのようにたちむかっていったのか。たちむかいつつあるのか。 目次 T <連合>労働貴族・日共系幹部の腐敗に抗して A 既成指導部の抑圧を突き破ったイラク反戦闘争の組織化 B 改憲阻止・教基法改悪反対の闘いの推進 C 資本家の手先=既成指導部に対決しリストラ諸施策に反撃 (第一八五一号) U 革命的労働者組織建設上の蹉跌を超克するために A 視野狭窄の打破・こじあけ精神の発揮 B 「フラクションとしての労働運動」的偏向の克服 C 革命的労働者組織の質的強化 (本 号) |
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日本国軍の駐留延長に全国から怒りの声 |
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12・12 労学200が札幌で戦闘的デモ ファルージャ虐殺弾劾! 反安保の火柱 〇四年十二月十二日、全学連北海道地方共闘会議と反戦青年委員会は、<米軍のファルージャ人民大虐殺弾劾! 日本国軍の派兵期間延長弾劾!>を掲げて、全道労働者・学生統一行動に勇躍決起した。札幌駅前通りを力強く前進する北海道の労働者・学生 |
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海兵隊のイラク出撃を弾劾 12・10沖縄平和運動センター集会 〇四年十二月十日、那覇市県民ひろばにおいて「自衛隊のイラク派遣反対! 政府の派遣延長閣議決定に抗議する集会」(主催・沖縄平和運動センター)がおこなわれた。 |
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労・学・市民3500名が決起 12・10大阪平和人権センター集会 〇四年十二月十日、大阪市北区の扇町公園で大阪平和人権センターの主催する「自衛隊はイラクから撤退を! 派兵延長を許さない12・10大阪集会」が三五〇〇名をこえる労働者・市民・学生を結集して開催された。 |
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11・25名古屋 愛知県民集会で大情宣 日共系労働者に共感広がる わが同盟の情宣部隊は、名古屋市の中心街・栄三越前においても、「米軍のファルージャ大虐殺弾劾! 日本国軍はイラクから撤退せよ!」と道行く人びとに呼びかけ、大情宣をくりひろげた。 |
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六ヶ所村再処理工場の試運転に抗議(12・21) |
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12・21 「六ヶ所村再処理工場の試験運転反対!」 全学連が経産省に抗議 「六ヶ所村再処理工場の試験運転阻止!」の横断幕を掲げ、全学連の学生たちは昨〇四年十二月二十一日午前十時五十分、経済産業省前に登場し「再処理工場の運転阻止!」「核燃料サイクルの確立を許さないぞ!」怒りの拳を叩きつけた。 |
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