第1849号(2004年12月20日)の内容

<1面>
「対テロ戦」の名による日本国軍の再編強化を許すな
ブッシュ帝国につき従う小泉政権の派兵継続を粉砕せよ!

<4面>
〈米中新対決〉の舞台と化したAPEC首脳会議
<5面>
瀕死の走狗集団・ブクロ派残党を最後的に一掃せよ
「関西地方委の自己批判」の茶番

<2面〜3面>
「派兵延長の閣議決定阻止!」全学連が首相官邸に抗議 12・9写真へ
12・4首都圏学生反戦マーチ写真へ
愛大でイラク反戦アピール集会 11・24写真へ
11・30日共系イラク集会で大情宣
深地層研建設阻止に決起 11・23幌延
早大 社学自治会破壊策動を粉砕写真へ) 
<6面>
年賀1月2日配達の復活を許すな
労働者に犠牲を強いる生田当局
俺たちは許さない!
「地域給」導入を許すな!
Topics混合診療♂禁の狙い
<7面>
「防犯ボランティア」の組織化を謳う04年版『警察白書』
国学院大学・若木祭/愛大祭
<8面>
2004年 本紙掲載主要論文・記事一覧
<3面>
万華鏡2004――情勢の断層を読む
◆自爆テロvsホメ殺し
◆タッチ・アンド・ゴー
◆DOWN WITH DOGS

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 「解放」最新号
 





































   


「対テロ戦」の名による日本国軍の再編強化を許すな

ブッシュ帝国につき従う小泉政権の派兵継続を粉砕せよ!

 小泉政権は十二月九日、イラクへの自衛隊派遣を一年間延長することを、革命的左翼をはじめとする反対運動をふみにじって閣議決定した。ファルージャにおける人民大殺戮に手を染めたブッシュ政権が、いやましに燃え広がるイラク人民のレジスタンスの炎に焼かれ全身火だるまになっているこのときに、イラク軍事占領支配を続けるブッシュにつき従い地獄の底までついていく道を選んだのが、ネオ・ファシスト小泉なのだ。まことに日米安保同盟の首輪をつけた忠犬ポチ公政権にふさわしい暴挙ではないか!
 それだけではない。翌十日に小泉政権は、米軍と一体となって「対テロ戦争」を遂行する実働部隊にふさわしく日本国軍の組織編成・装備などを抜本的に改編することを柱とする新たな「防衛計画の大綱」および「中期防衛力整備計画」を閣議決定した。同時に、MDシステムの諸兵器の日米共同生産を突破口として「武器輸出三原則」を骨抜きにする意志を明らかにしたのだ。
 すべての労働者・学生諸君! ブッシュ帝国の悪逆無道なイラク占領支配に加担するために日本国軍のイラク出兵をあくまで継続しようとしている小泉政権の策動を断じて許すな! 「対テロ戦」を名分とした日米安保同盟の強化と日本国軍の再編・強化の策動をうち砕け! 米先制攻撃戦略に従属した、日本国軍の米軍への一体化を許すな! 「国連のもとでのイラク復興」への幻想をふりまく日共中央を弾劾し、たたかうムスリム人民と固く連帯しつつ<イラク反戦・反安保・改憲阻止>の闘いを推進しよう!

以下、見出し

イラク全土で燃えさかる反米レジスタンスの炎

「対テロ戦」実働部隊としての日本国軍の増強

改憲にさおさす「連合」指導部を弾劾せよ!

国民議会選挙への幻想を煽る日共中央を弾劾して闘おう!
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〈米中新対決〉の舞台と化したAPEC首脳会議


リード
 再選を果たして以後はじめての外遊であるにもかかわらず、サンティアゴのAPEC(アジア太平洋経済協力機構)首脳会議にのりこんだブッシュは、早々にして冷水を浴びせられた。チリ大統領主催の歓迎晩餐会においてみずからのSPがチリ警備陣に取り押さえられるという珍事を第一弾とすれば、第二弾はその日の夜の記者会見での質問であった。「アメリカが中南米への影響力を喪失してしまうまえに手を打つつもりはあるのか?」――ベネズエラ・ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ……続々と反米・嫌米の政権が誕生し、右の四国のうちブラジル以下の三国などが結成しているメルコスル(南米南部共同市場)諸国と中国が政治的連携と貿易関係を強化している。質問にいらだったブッシュは「中国の繁栄はアメリカにとってマイナスではない」と弱よわしくつぶやくことしかできなかった。
 傲慢にして恥知らずの「一超」軍国主義帝国の権力者は痛感したにちがいない。アメリカ主導のもとに「FTAA(米州自由貿易圏)」という名の排他的経済圏を中南米に構築するという野望が根底から揺らいでいることを。アジア太平洋地域でも盟主であるはずのおのれが、イラク侵略戦争の泥沼にもがき苦しんでいるあいだに、すっかり裸の王様≠ノ転落してしまったということを。
 APECサンティアゴ会議におけるブッシュと胡錦濤との冷たい握手は、「一超」軍国主義帝国と超大国化をめざす中華中国との、二十一世紀の覇権をめぐる、〈新対決〉の時代の幕開きをくっきりと浮き彫りにしたのである

Aサンティアゴの冷たい握手

 無意味な「合意」の数々

 台湾問題をめぐる火花

Bイラク占領の泥沼化に喘ぐ米帝と、中華中国との瞞着

 「途上国の連帯」の衣

 「協調」と軍事的包囲網
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瀕死の走狗集団・ブクロ派残党を最後的に一掃せよ


「関西地方委の自己批判」の茶番



1「日の丸・君が代」処分反対闘争への敵対を粉砕せよ

2「関西地方委員会の自己批判」の猿芝居

 わが同盟はこのかん、国家権力の走狗集団=ブクロ派残党を最後的に解体するための闘いを、あらゆる戦線において断固としておしすすめてきた。とりわけ、「党の革命」の名のもとに、戦闘的労働者学生の血にまみれた「革共同中核派」の看板をこっそりと引きおろし、組合活動家集団≠フようなものへの転身をはかるという、中野一派の虫のいい願望を木端微塵に打ち砕いた。このわれわれの闘いに断崖絶壁まで追いつめられたブクロ派残党は、ついに断末魔の叫びをあげた。
 ブクロ派残党(中野一派)は、ニセ『共産主義者』第一四二号(二〇〇四年冬季号、十一月一日発行)の巻頭に、今夏のブクロ派「関西政治集会」(八月一日)の基調報告を掲載した。この駄文において、「今岡透」を名のる中野一派の官僚は、このかんのわが同盟の走狗解体闘争によって関西を中心にして組織がなだれをうって瓦解し、「新指導路線」なるものの完全なる破綻に直面して、「衰滅の危機」「絶体絶命」という悲鳴をあげた。

3「衰滅の危機」にのたうつ走狗集団

 駄馬防衛路線を正当化するために「外部注入論」を否定

4 走狗集団を解体したわが同盟の闘い
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「派兵延長の閣議決定阻止!」全学連が首相官邸に抗議 12・9


 
十二月九日午前十時二十分、小泉政権が自衛隊のイラク派遣期間の一年延長を午後にも閣議決定しようとしていたまさにそのときに、全学連の学生たちは首相官邸前に登場した。「閣議決定を阻止するぞ!」首相官邸・国会周辺にたたかう学生の力強いシュプレヒコールがこだまする。

「閣議決定阻止!」シュプレヒコールを首相官邸にたたきつける全学連(12月9日)
   


愛大でイラク反戦アピール集会
 11・24



 
十一月二十四日、愛知大学のたたかう学生は「米軍のファルージャ人民虐殺糾弾!」「自衛隊は撤退しろ!」を掲げ、「イラク民衆と連帯する愛大生アピール集会」を実現した。注目を集めたブッシュ批判のパフォーマンス。
  


12・4首都圏学生反戦マーチ


 
十二月四日、首都圏のたたかう学生は首都圏六大学自治会・自治団体代表のよびかけのもとに「ファルージャ大虐殺弾劾! 自衛隊は撤退せよ! 12・4学生マーチ」を実現した。
  


早大 社学自治会破壊策動を粉砕



 
社学教授会が開催される十二月九日昼休み、社会科学部の学生を先頭にした早大生は、教授会会場のある十四号館前に結集し、「自治委員総会のための教室使用をかちとろう! 社学教授会要請行動」に決起した。

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