第1821号2004年5月31日)の内容

<1面>
米軍事占領反対・反安保の高揚を
「対テロ戦・北朝鮮の脅威」を名分とした日米軍事同盟の強化を許すな!

<4面〜5面>
歴然となった「成果主義」の破綻
のりきりに腐心する独占資本家
 
<2面>
有事7法制定阻止・イラク人拷問弾劾
国会・米大使館前に決起(5・20)
全学連新入生歓迎集会(5・9)
4・29沖縄労学統一行動

<6面>
シリーズ 郵政生き地獄(4)
暗雲の職場に怒りの斧を!
吹き荒れる自治体版リストラ(沖縄)
Topics 月88時間残業を強制され過労死
リポート労働戦線 酷使されるパート労働者

<7面>
各地のメーデーに戦闘的檄 大阪/石川/福岡
3・2―11謀略の否定に四苦八苦のブクロ派

<8面>
「中華」中国と「軍国」日本の角逐
尖閣諸島=釣魚島問題をめぐって

<3面>
万華鏡2004――情勢の断層を読む
サマワの空しき日々
ネオ・コントン
「隠れる警備」
「人質」渡辺の正体
非国民狩りの人質「自己責任」論

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」最新号
 




































    












米軍事占領反対・反安保の高揚を


「対テロ戦・北朝鮮の脅威」を名分とした日米軍事同盟の強化を許すな!

シスターニ師の停戦仲介≠ノすがる敗北米軍
対米対抗のEU枢軸強化を策す仏・独権力者
対北朝鮮「対話」を看板に威信回復≠図るポチ公政権
イラク解放をめざすムスリム人民と連帯して闘おう

(第三章)対北朝鮮「対話」を看板に威信回復≠図るポチ公政権
 ブッシュ政権のこの要求に、まさしく日米安保同盟の首輪をつけたポチ公≠謔しく応えているのが、小泉にほかならない。
 ムスリム武装勢力が実行した日本人「人質」作戦に直面して政権発足いらい最大の危機を味わわされた小泉は、まさにそれゆえに、ムスリム人民の蜂起とアメリカ占領軍の敗勢に心底から焦っている。サマワにおいてサドル派が武装蜂起を決行しオランダ軍との戦闘が勃発したことを契機として、国内での労働者・人民の撤兵要求がますます高まっているがゆえにオランダ権力者も動揺している。オランダ軍および地元部族長の庇護下で砂漠の三内丸山遺跡≠ノひたすらにひきこもっている自衛隊が、サドル軍やムジャヒディンの攻撃にさらされることは時間の問題になっているのだ。
 与野党間の年金保険料未納問題の泥仕合的暴露合戦のさなかで、小泉じしんの年金保険料の未納・未加入問題が暴露された。みずからのこのスキャンダルをうち消すという政治的思惑と、対北朝鮮交渉での小泉の独走≠ノ反発し官房長官を辞任した福田との確執のゆえに、小泉は、山崎拓と平沢勝栄を密使とした裏交渉=i四月一日)にもとづく小泉訪朝計画を急きょ前倒しにしたのだ。
 五月二十二日に小泉は、〇二年九月十七日につづく二度目の金正日との首脳会談をおこなった。拉致被害者家族八人のうち、曽我さんの夫である脱走米兵とその子供二人がアメリカ政府による訴追のおそれを理由に訪日を拒否したことのゆえに、小泉は八人全員の「帰国」という政治的得点をあげることに失敗した。ブッシュに忠誠を尽くしてきたにもかかわらず、脱走米兵の訴追免除という見返り≠ウえ引き出せないでいることが暴露された。〔イラクにおいて米兵の戦線逃亡が続出しているがゆえに、ラムズフェルドが脱走米兵の赦免に猛反対している。〕行方不明者十人についての再調査という小泉の要求については、金正日は「白紙に戻して調査する」と応えた。
 六月上旬のサミットと下旬の六ヵ国協議において訪朝の「成果」を提示する、という小泉の思惑は一応はかなえられた。二回もたれた六ヵ国協議において他のすべての国家権力者どもから「アメリカの属国」扱いされ、拉致問題などは「協議」の妨げになるとして無視抹殺されたことへの屈辱感のゆえに、小泉は日本国家の威信回復≠かけて、協議の当事者≠スりうる実をしめすために血道をあげたのだ。
 「拉致問題だけではなく核開発問題、国交正常化問題など包括的に交渉する」と称して、小泉は核問題をも議題にのせた。金正日が「非核の朝鮮半島を望む」と答え五ヵ国との協議を促進する姿勢をしめしたことのゆえに、小泉はアメリカ政府・国務省から会談直後にお褒めの言葉をいただいた。金正日の発言それじたいは中朝会談(四月十九日)での胡錦濤にたいする発言とまったく同じであるにもかかわらず、小泉は「サミット参加国、アメリカとの同盟国が金正日氏からこの発言を引き出した意義は大きい」などと、ことさらに「成果」をおしだしている。
 金正日は、経済危機が一段と深刻化しているがゆえに、日本政府から食糧援助(二五万トン)を引きだすことを狙って、小泉に若干の得点≠与えてやったのだ。これはもちろん、中国・江=胡政権との腹合わせにもとづく。中国政府は韓国・盧武鉉との協調関係にもとづいて破綻国家=北朝鮮の韓国への平和的な併呑(=「一国二制度」方式の適用)という展望を描いており、その実現に向けて北朝鮮にたいする政治的影響力を行使することを策している。「二十一世紀の超大国」にのしあがるために東アジア経済圏を中国のヘゲモニーのもとに構築することを国家戦略としている江=胡政権は、この目的を首尾よく達成するために韓国や東南アジア諸国との経済的・政治的の協力関係を現実的に強化しつつある(昨年十一月のASEANプラス3での、ASEAN諸国とのFTA―自由貿易協定―締結)。
 アジアの盟主≠ヨの道を現実にきりひらきつつある中国。これに対抗するためにこそ小泉政権は、「日朝ピョンヤン宣言」を結んでいる日本国家の六ヵ国協議における政治的当事者能力≠誇示しているのだ。それとともにこのネオ・ファシスト政権は、「北朝鮮の脅威」なるものを口実に、「戦争をやれる国家」への現実的飛躍をなしとげるために、ブッシュ政権とともに対北朝鮮(さらには対中国の)日米共同作戦体制の強化をおしすすめている。「有事」に際して米軍の戦闘行動に日本国家をあげて支援する体制を構築するために、またアメリカ国家とともにグローバルな臨検体制を構築するために、北朝鮮の万景鋒号の危険性なるものを喧伝しつつ、有事関連七法の今国会中の制定に突き進んでいるのだ。次期国会では民主党提案を取りこんでの緊急事態対処法の制定をたくらんでいる。北朝鮮や中国およびロシアの弾道ミサイルに対応するために、「一超」軍国主義アメリカのMDシステムの開発・配備に加担し、軍事的協力をいっそう強化している。まさに「戦争をやれる国」への飛躍のためのこれらの諸攻撃を現実的におしすすめながら、その結節環として憲法改悪の攻撃に拍車をかけているのである。
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歴然となった「成果主義」の破綻

のりきりに腐心する独占資本家



破綻の自認
「能力・成果」評価の限界露呈
「成果主義」とは?
導入の物質的基礎
破綻の弥縫策
技術学的考察の欠如
搾取の極限的強化のための「人事賃金制度」
「出来高払い賃金」の今日版
「成果」をどのように測るのか?
「多立型賃金体系」なるもの


(第T章)破綻の自認
 「能力・成果主義」の「人事賃金制度」といわれているこの賃金支払い形態においては、「能力」や「成果」の「評価基準が不明確」であり、そのゆえに「評価者」の「主観」や「イメージ」によって一方的≠ネ「評価」が下されてしまっている、と独占ブルジョア自身が告白している。この告白には、「成果主義」賃金を導入した(しつつある)各企業の労働現場がいま大混乱に陥っているということが、手にとるように示されているではないか。
 労働者は各人で「業務目標」を立てよ、困難に挑戦せよ∞目標達成のためにみずから努力せよ、他人とも競争せよ∞給料を上げたければ結果を出せ、成果を上げればその分手厚く処遇する≠ネどと、資本家や現場の管理職・職制どもは、わめき散らしてきた。管理職や職制がかけるこうした号令や恫喝に、多くの労働者は従わされ、また資本家どもが振りまく甘い言葉を、多くの労働者は信じこまされてきた。それにもかかわらず、現実の事実は「評価者」=上司の「主観」によって恣意的な「評価」がなされ、不公平≠ネ「処遇」が横行している。こうしたことへの不満・反発が、いま労働者のあいだには渦巻いているのだ。
 みずからが立てた目標が達成できない場合には、労働者には「低評価」が下されることになる。このゆえに、労働者は失敗や「目標未達成」を恐れて、「困難な目標」を掲げなくなる。いきおい「チャレンジ(挑戦)精神が失われ」てしまう。のみならず、自分があげた「成果」を他人のそれよりも少しでも高く「評価」されたいがために、同僚にたいしては競争心をくすぶらせ、また上司にたいしては上目遣いに様子をうかがうようになる。それらの結果として、管理職や職制にたいする卑屈なゴマすり≠ェ横行し「職場のチームワークは崩壊」しはじめる。「職場のモラール(士気)」はどんどん低下するのみならず、いわゆる「現場力」なるものもまた著しく低下してしまう。要するに、職場は全体として萎靡沈滞してしまう(しまった)、というわけなのだ。
 このような労働者の不満・反発の噴出のみならず、いわゆる労働現場の沈滞≠竍荒廃≠ノ直面した独占ブルジョアどもは、「能力・成果主義」にもとづく「人事賃金制度」の弊害≠ネらぬ大パンクを、成果の上がらない「成果主義」≠フ破産を、自認せざるをえなかったのである。
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有事7法制定阻止・イラク人拷問弾劾

有事7法制定阻止の声高く〔自衛隊の即時撤退! STOP! 有事法制5・21集会、明治公園―詳報次号〕


国会・米大使館前に決起(5・20)

 五月二十日、小泉政権が有事関連七法案を衆議院本会議で可決させようとしていたまさにそのときに、「首都圏学生ネット」の学生たちは国会前での阻止闘争に起ちあがった。


4・29沖縄労学統一行動

 沖縄県学連と県反戦の労働者・学生は、四月二十九日に、日本国軍の米占領軍との一体化と、新海兵隊基地建設に断固反対して那覇市内を戦闘的デモンストレーションで席巻した。


全学連新入生歓迎集会(5・9)

新入生をむかえ決意を新たにする全学連の仲間たち(五月九日、東京)


各地のメーデーに戦闘的檄    大阪

 五月一日、「連合大阪」主催の第七十五回大阪地方メーデーが大阪城公園・太陽の広場で開催された。わが同盟の情宣部隊は、最寄りのJR大阪城公園駅頭に大横断幕を掲げて登場し、続々と結集する組合員たちに「連合」指導部の闘争圧殺に抗してともに反戦・反改憲の闘いに決起すべきことを訴えた。

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シリーズ 郵政生き地獄(4)

暗雲の職場に怒りの斧をうちおろせ

 作業上のミスは処分の乱発、
 交通事故は自前、
 配達途中営業ノルマの強要、
 保険契約の強要、
 貯金個人情報の湮滅(いんめつ)、
 超勤の節約、
 郵便―深(ふか)夜勤(10H労働)、
 給料は成果主義、
 宿舎費は増額(一・五倍)、
 三〇年表彰旅券は半額カット。


 職場は寡黙が支配する。労働者に覇気はない。澱んだ空気が漂う。重い空間、局内に外の雑踏が入る。作業の摩擦の音、上には蛍光灯が半分はずされた暗い光が淀む。駆ける足音、キャスターの油の切れたきしむ音が響く。

 『ミーティング』『交通安全放送』『郵便体操』―「仕事じゃーないから勤務時間の前にやる」「なんでなんだよ!」「組合からの要求だよ」「なに考えてるんだよ!」「公社の経営基盤の確立を考えてるんだ」「おまえいつから経営者になったんだ、ふざけるなよ!」―

 「だけど暗いんだよ、誰がこんな職場にしたんだ!」
 「おい! おまえ目に隈ができてるじゃねえか」
 「何だよその顔、黒ずんでるで」
 「疲れがとれないんだよ!」
 「そういわれると返す言葉はないよ」
 「重いなー」
 「どうするんだよ」
 「どうするって、このままでいいのかよ!」
 「よかねえだろう、このままではもっと悪くなるだろう」
 「生き地獄じゃねえかよ!」
 「やめたいよ」
 「やめてどうする」
 「先はないだろ」
 「じゃーこのままじっとしてろと言うのか!」
 「そこがむずかしいんだよ」
 「当局のやっていることは、キチガイじみてないか、やれないってわかっていることを平気でやれっていうんだ、バカじゃーねえか」

 「組合! ダメダメ、両方とも公社のスポンサーになっちゃってんだから、役員みればわかるだろう」
 「ニヒルなら、何もいいことないじゃねえかー」
 「そうだよ、だからどうする」
 「……」
 「こんな状態いつまでつづくんだよ」
 「俺に聞いてもわかんねえよ!」
 「たまんねえなー」

 今年になって八人もの死者(過労死)がでているんだ。痛々しい。つらい、ほんとうに重い。なんの罪なきわが働く仲間が死に追いやられている。
 昨日までそばにいたのに今日はもういない、今日だけではない、ズーとだよ。彼の姿が俺のまえから消えない。なぜだろう、俺にはわからない。俺はやつのことをどれだけ知っていたんだろうか?……いまごろ知った俺とはなんだよ。悔いが残る、自分が恥ずかしい。いまではおそい、俺はボケていたのか? 感覚がおかしいのか、同じ空気を吸っていながら。

 「持病があったから(死んだ)」「バカヤロー! じゃあおまえ、やつは持病で死んだのかよ、そういうウソつくんじゃねーよ、おまえそれでも人間か? 人間じゃねえなー」……「何だよ、明日はゴルフか? それとも、おまえなにかよ!」

 暗く重い空気が俺の体内に入る。(いいのか? このままで)(よかないだろう)(どうにかしなくては)(ますます悪くなる)(わかってるよ!)(何をおどおどしている)(こわいものないだろう)

 殺された仲間に背を向けるな! いまの自分に妥協するな、おのれを奮い起たせろ!
 斧を磨き弓に矢を張れ、闘いの隊列を強くしろ、列を拡げよう。
(五月二十五日)
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非国民狩りの人質「自己責任」論

日本国軍出兵の正当化と居直りを許すな!

 「政府の警告≠無視してみずからの意志でイラクに行き人質になったのだから自己責任だ。本人・家族は国が払った費用を負担せよ」―日本人三名(五名)の「人質事件」の際に、ほうはいと巻き起こった「自衛隊撤退」の声にたいして小泉政権は、傲然と「テロリストの脅しには屈しない。自衛隊は撤退させない」とはねつけた。のみならず、「自己責任」論なるものをふりかざして人質・家族への脅迫・恫喝をくりかえした。まさしく、お上にたてつく者は、「非国民」だといわんばかりに!自民党タカ派議員の柏村は、五人のメンバーに「反日分子」などと悪罵を投げつけたほどであった。
 このヒステリックな非難こそは、問題の核心すなわち米英占領軍のイラク占領支配と自衛隊という名の日本国軍のイラク出兵こそが根因だ、という声をかき消すための世論¢作いがいのなにものでもない。
 四月上旬、ファルージャは米軍の重包囲と空爆の下にあった。これをうち破るためにイラク人民は、ファルージャを救え≠合言葉にして起ちあがった。まさにその闘いの一環として、スンナ派武装勢力は、ファルージャの真実≠全世界に伝え、ブッシュに追随する「友邦同盟」諸国を揺さぶるために、じつに巧みな人質戦術≠駆使し国際世論に訴えた。―中・露・仏の非参戦国民は即時解放する、「友邦同盟」国民にたいしては「撤兵」を交換条件とする、というように。イラク人民がこうしたレジスタンスをも駆使したのは、まさに人民蜂起に焦った米軍がファルージャ人民へのジェノサイド的空爆をも強行したからであって、その逆ではない。このジェノサイド攻撃をはじめとする米軍のイラク占領に加担しているのが日本国軍なのである。スンナ派武装勢力が駆使した人質戦術=Aこれを丸ごと肯定することはできないけれども、イラク人民が決死の覚悟で米軍の撤退や日本国軍の撤退を要求するのはあまりにも当然のことなのである。
 そもそも「テロに屈しない」などと小泉は言うけれども、米軍のジェノサイド攻撃、この重大な「国家テロリズム」の犯罪について知らん顔をして、人質問題のみをとりあげてスンナ派武装勢力を非難するのは盗人猛々しいもいいところではないか。核心問題は、ブッシュ政権につきしたがって日本国軍を送りイラク占領支配に加担していることそのものにある。しかも、「友邦同盟」に参加したものの、スペイン・サパテロ政権はイラク撤兵を開始した。〔その後、米軍の「民主主義」をむきだしにした捕虜拷問も露わになった。〕まさに日本軍がイラクに駐留する大義そのものが崩壊しているのだ。これら一切をおし隠し居直るためにこそ、彼らは、「自己責任」だの「自作自演」だのとわめきたてたのだ。
 しかも権力者は、武装勢力が出した「第二声明」(人質解放の約束)を利用して、「文体が革マル派に似ている。事件に日本の過激派が関与している」などと称して、わが革マル派へのフレームアップ攻撃をたくらんだ。まさに、わが戦闘的労働者・学生の「日本国軍の米占領軍との一体化弾劾! 自衛隊はイラク民衆に銃を向けるな!」の呼びかけが海を越えて世界中に広がっていることに、日米両権力者は、心底恐怖し焦っているのである。
 「自作自演」を裏づけるために、ブッシュ政権から人質の身元を徹底的に洗い出せという指示が事件の直後から出され、これにもとづいて内閣情報調査室が動いた、ということが暴露されている。アメリカしか頼るところがない小泉政権の要請にもとづいて計画されていた米軍特殊部隊による「人質救出作戦」のシナリオは、「反日分子」とみなした三名の人質もろともに武装勢力を皆殺しにするというものだったのではないだろうか。
 すべての労働者・学生諸君。人質や家族にたいするバッシング。それは、イラク派兵の足を引っぱったり敵=イラク武装勢力に与(くみ)するような言動をとる者は、誰であろうとも「反国家分子」「反日分子」であり国家はこうした輩の生命の保障に責任を負う必要はないという国家主義イデオロギーを、マスコミによる世論誘導をつうじて全社会的に貫徹させようとするものである。かつて天皇制ボナパルチズム権力のもとで、戦争に反対したり非協力の態度をとった者は、共産主義者に限らずすべて「反日分子」「非国民」と烙印して社会的に排斥し徹底的な弾圧を加えたのと同じことなのである。
 小泉ネオ・ファシスト政権による戦時下での鉄の六角錐の強化、反戦平和の闘いや組織への弾圧に断固として反撃せよ。
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