「解放」最新号(第1807号 2004年2月23日)の内容
<1面>
陸自本隊第二陣のイラク出撃阻止!
2・21千歳現地闘争に決起せよ
「連合」労働貴族の抑圧をはねのけ職場から反戦闘争の炎を燃やせ
<4〜5面>
「交易立国」への転換に命運を賭ける日本独占資本
04年版『経営労働政策委員会報告』批判
<2面>
2・7 札幌国民大会に戦闘的息吹き
各地で派兵反対のうねり
1・31 十勝総決起集会に1500名結集
1・17―27 愛労連・連合愛知内部で奮闘
1・26 沖縄 海自艦船入港に抗議
<3面>
春闘勝利 2・8労働者集会が大成功
黄色いハンカチ♂^動の別働隊・ブクロ派
<6面>
「不適格教員」のパージ攻撃を許すな
Topics 04年版『連合白書』のゴマカシ
<7面>
NTT労働貴族の「イラク派遣反対」方針の欺瞞性を暴け!
<8面>
『マルクス ルネッサンス』を読んで
感想 『クルディスタンを訪ねて』
万華鏡は休載し週間日誌は3面に掲載します
「解放」最新号
陸自本隊第二陣のイラク出撃阻止! 「連合」労働貴族の抑圧をはねのけ職場から反戦闘争の炎を燃やせ 「日本国軍のイラク出兵阻止!」――二月十五日、怒りのシュプレヒコールが白銀の軍都・旭川に轟きわたった。約一二〇〇名の白ヘル部隊が、イラクに派遣される陸上自衛隊北部方面隊第二師団の旭川駐屯地前を席巻したのだ〔詳報次号〕。
「2・7自衛隊イラク派遣の中止を求める国民大会」(民主党北海道・社民党北海道・「連合北海道」・北海道平和フォーラムなどが呼びかけ、札幌で開催)や「守ろう! 平和といのち2・13大集会」(陸・海・空・港湾労組二十団体などが呼びかけ、東京で開催)をはじめとして全国各地で開催された「イラク派兵反対」の諸集会、これらの戦闘的高揚のために奮闘してきた全国の革命的・戦闘的労働者と全学連のたたかう学生は、旭川の地に結集し、「連合」・民主党や共産党による闘争の抑圧と歪曲を弾劾しつつ、この日の闘いを全力でたたかいぬいた。 すべての諸君! この闘いの地平にふまえて、アメリカ帝国主義のイラク軍事占領支配に反対し日本国軍の出兵を阻止する闘いを職場・学園においてさらにおしすすめようではないか。二月二十日の自衛隊艦船「おおすみ」の北海道・室蘭港からの出撃阻止の闘いに、そして同二十一日の陸自本隊中核部隊の北海道・千歳空港からの出兵阻止の闘いに、勇躍決起せよ! 以下、見出し 「黄色いハンカチ」運動演出下のイラク出兵 反米闘争の激化――窮地に立たされたブッシュ政権 「PKO法にもとづく自衛隊派遣」と「創憲」を主張する民主党を弾劾せよ!
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「交易立国」への転換に命運を賭ける日本独占ブルジョアジー 日本経団連04年版『経営労働政策委員会報告』批判 日本経団連は、〇四春闘にむけた『経営労働政策委員会報告』において、「雇用形態・就労形態の多様化」と「能力・成果・貢献度に応じた賃金制度」の徹底を掲げ、定期昇給制度や退職金制度の廃止・見直しをさらにおしすすめるだけではなく、基本給の「ベースダウン」にも踏み込め、と叫びたてている。「内外情勢」の激変に迫られて追求してきた「構造改革」がようやく成果を見せはじめ、「企業業績回復の兆し」があらわれ「経済の先行きに明るい見通しが開けつつある」と言いつつ、こうした居丈高な態度をとっている。彼らは、日本経済の真の回復のためには「交易立国」への転換とそのための「高付加価値経営と多様性人材立国」の実現こそが必要であると主張し、かかる観点からこれらの諸方策を位置づけおしだしているのだ。(日本経団連の主張は、二〇〇四年版の『経労委報告』およびその副読本≠フ『春季労使交渉の手引き』による。) |
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各地で派兵反対のうねり |
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2・7 札幌国民大会に戦闘的息吹き |
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雪のなか派兵阻止≠フ意気高く決起した労学(二月七日、札幌) | |
1・31 十勝総決起集会に1500名結集 |
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労働者・市民と連帯して闘う帯畜大生(1月31日、帯広) |
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1・26 沖縄 海自艦船入港に抗議 |
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海自艦船の入港阻止の闘いに決起した沖縄の労働者・学生(一月二十六日、中城港西埠頭) | |
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2・8春闘勝利怒りの大集会を実現 2・15旭川現地闘争へ決意固める 一三〇〇名の労働者が結集
中小の職場での労組結成の闘いの教訓――第一基調報告 ついに開始されたイラク派兵にたいする満腔の怒りをこめた弾劾からきりだした報告者は、会場全体に語りかけるような口調で、賃下げ・解雇攻撃をふりおろす独占資本家どもの悪辣さと、これに全面協力して恥じない「連合」労働貴族どもの腐敗ぶりをグイグイと暴きだした。「ベースアップは論外。ベースダウンも労使の話し合いの対象」「定昇制度の見直し・廃止を」などと叫ぶ独占資本家どもをまえにして、尻尾を振っているのが「連合」本部だ!「定昇制度でなくても、昇進、昇格にともなう昇給によって賃金カーブが確保されればよい」という彼らの言辞は、定昇制度の廃止という攻撃への全面的協力を誓う証いがいのなにものであろうか。「そうだ!」会場全体が怒りの声で呼応する。 そして彼は、組合組織率が一%そこそこの中小企業の職場において、労働貴族どもの裏切りのゆえに労働組合にたいする反発やニヒルな感情が蔓延している状況に、わが仲間たちが果敢に切りこみ、労働組合をも新たにつくりだしていくという、地を這うような闘いを推進していることを報告した。資本家による血も涙もない解雇通告、この攻撃への怒りをバネに「こじあけ精神」を発揮して、新たに労働組合をも結成して反撃の闘いにたちあがり、ぶちあたった困難をひとつひとつのりこえてきたという報告に、参加した仲間たちは腹の底から「ヨシ!」と声をあげる。「この苦闘こそ労働運動の原点ではないか!」「俺たちも負けられねぇ!」。 報告者はさらに、これらの闘いをつうじてつかみとってきた数々の教訓を明らかにした。それらは、苦い失敗を含む実践のたゆまぬ積み重ねのなかでこそ、つかみとられたものにほかならない。とりわけ彼は、組織的討論を不断に重ねることの重要性を、力を込めて強調した。「たとえささいと思えるようなことでもズレや対立を自覚し、それがうみだされる根拠をつきとめ、解決していく努力こそが、闘いを前進させる糧となる」「お互いに苦闘を共有し、職場の分析を深め、具体的に指針を練りあげていくということの成否が、もっとも重要なのだ」と。会場の仲間たちはみな、この提起を深い共感をもって受けとめ決意を新たにしたのであった。 |
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